ひろりんのなんでも相談室
 実際に地域調査を始めると、いろいろな問題にぶつかります。
その問題に対しての自分なりに解決方法を考えて行動することは、とても大切なことです。
 しかし、「考えてもどうしたらよいかわからない」「考えて行動したけれどうまくいかなかった」なんてことになったらひろりんに相談してみましょう。
全国中学生の地域調査の悩みに対してアドバイスをします。
(もちろん自分の中学校の社会科の先生に相談するのが一番ですが・・・)

事前にアポをとった方がよいのでしょうか? 
 ひろりんの経験ですと、できるだけ事前に生徒がアポをとった方が調査がうまくいきました。
 特に、市役所などの公共施設に行く時は、事前に日時を打ち合わせしておくと、
その相談内容に対しての資料をたくさん用意して下さることが多いようです。
 市役所のどこの課に質問したらいいのかわからない場合は、市役所には教育委員会という部署がありますので、まずはそこに電話をかけて相談してみましょう。
教育委員会の方々は、中学生に対してとても親切に対応して下さります。
「このことについて調べているのですが・・・」ということを電話で相談すると、その質問に対して一番適切な課を紹介してくださります。
 「担当の課の方にこのような質問で○○中学校の○○さんがきますので対応お願いします」ということを事前に連絡がいく場合が多いので、調査活動がとてもスムーズにいきます。

インタビューに断られたらどうしたらいいのですか?
 こちら側の態度や服装、言葉遣いがとても大切です。「感謝の気持ちを忘れずに」調査にのぞむようにしましょう。
 通行人や公園などのインタビューは、忙しいひともたくさんいるので状況をよく判断して声をかけるようにしましょう。


生徒:「お忙しいところすみません。○○中学校の生徒ですが、社会科の学習で○○について調査しています。簡単なアンケートに答えていただけませんか?」

人物:「今、忙しいから・・・」(いやな顔をして立ち去ろうとする)

生徒:「お忙しいところすみませんでした。また、今度お願いします。」(笑顔で)


調査をしに行ったら「学校からの正式な依頼がほしい」と言われました。どうすればいいのでしょうか?
インタビュー先によっては、「学校からの正式な書類がほしい」と言われる場合があります。ひろりんの経験では、警察署、消防署、福祉施設などでした。地域によってもちがうと思いますが、もし相手からこのような話があったら、自分の学校の社会科の先生に相談してみましょう。


地域調査をするのに、2500分の1の地図を購入しようと思うのですが、中学生でもうまく買うことができるのでしょうか?
 地域調査を行うには、2500分の1の地図をぜひ使いたいものです。しかし2500分の1の地図は、大きな書店にもおいてありません。(大きな書店には25000分の1、50000分の1はおいてあります) 東京では「「ぶよう堂さん」で購入できます。それでは、実際に電話をして「ぶよう堂さん」で2500分の1の地図を購入した様子をドキュメントで紹介しましょう。

@電話をかける 03−3271−2451

私:「もしもし《ぶよう堂》さんですか? 東京都が発行している2500分の1の地図がほしいのですが?」

ぶよう堂さん:「はい、ぶよう堂です。2500分の1の地図は1枚648円(税込み)になります。
購入する方法は、2通りあります。直接、こちらのお店まで来ていただいて購入する方法と郵送で購入する方法があります」

私:「それでは、郵送で購入したいのですが・・・」

ぶよう堂さん:「郵送の注文は、送料が705円です。それに手数料の300円を足して合計で、1085円になります。 (2015年5月時点)

ぶよう堂さん:「2500分の1は、かなりピンポイントの地図になります。間違いのないよう

に区分地図を送りましょうか?」

私:「ぜひ、お願いします。おいくらですか?」

ぶよう堂さん:「この区分地図は無料です」

私:「ありがとうございました。(住所を知らせるとすぐに区分地図が送られてきました)」


ぶよう堂さんに電話して詳しい地図番号をつたえると
、これもすぐに希望の地区の地図が送られてきました。(地図は折地図になります)

私:「他県の2500分の1の地図はありますか?」

ぶよう堂さん:「
他県の地図は扱っていません。その県の役所に電話をすれば、売っているお店をおしえてくれます

私:「どうも、ありがとうございました」



ぶよう堂さんは、とっても優しい地域調査の強い見方になるお店です。

 





ひろりんの地域調査入門では、インタビューをするとよいと書いてありますが、私は恥ずかしくて声をかけることができません。どうしたらいいでしょうか?
(北海道のくまさんより中2男子)
人に声をかけるのは、とても勇気がいることですね。しかし勇気を出して声をかけてみてください。きちんとした服装で一生懸命調査しているという姿勢が相手に伝われば、95%以上の確立で、大人の人は誠実に対応してくださいます。
残りの5%は、断られる場合もあります。忙しい時間帯であったり、答えるのが嫌な性格の人もいるようです。
後は、「なれ」も大切です。たくさんの人に声をかけていると、どのように声をかけて、どのような時間に聞けばいいのかわかってきます。
とりあえず、失敗をおそれずに声をかけてみてください。


 最近、不審者が増えています。人がいないところで、調査したり、話しかけたりするのは、大変危険です。
また、繁華街などのたまり場にも、よくない考えを持っている人がいる場合があります。とても、残念な世の中ですが、トラブルに巻き込まれないように十分注意してください。





 テレビを見ていて、「地域調査」にとても役に立つなとおもったのが、ドローンです。ドローンとはラジコンヘリコプターですよね。まさに「鳥の目になろう」にピッタリな機械です。
 でも、あのドローンを使って悪いことをする人もいます。道具は道具であって、よい道具にするのも、悪い道具にするにも、使う人次第だなと思います。

声をかける時に、相手の様子と場所を見極めて、行うようにしましょう。

私の住んでいる村は、田ばかりです。都会の街ならいろいろなものがあるので調査しやすいかもしれませんが・・・・・
(岐阜県の村人さんより中2女子)

田ばかりの村に住んでいるということで、とても自然がたくさん残っているようですね。とてもうらやましいです。
さて、田ばかりなら、その田は村のどこにあるのか、まず調査して分布図を作ってみましょう。
地理の学習では、「どこに、どのようなものが、どのように広がっているのか?」という地理的な見方がとても重要です。
次に、田んぼには水が必要です。どのように水を田に引いているのか?川や用水などを分布図に書き入れてみましょう。
当たり前のことですが水は、高いところから低いところにしか流れません。この高低差を分布図に書き入れることで農家の人は、どのようにして水を手に入れるために工夫しているのかが見えてきます。
これを、まとめれば、もうりっぱな「地域調査の研究」になります。
ぜひ、調査してみてください。調査がまとまったらまた、連絡くださいね。

シルクロードについて教えてください
(?より)

社会科の宿題か?、それとも総合の学習なのか?わかりませんが、「シルクロードについて教えてください」というメールをもらいました。
これは、たくさん本もありますし、メールをくれる環境があるわけですから、インターネットもつながっているかと思います。
ヤフーやGoogleなどの検索エンジンで「シルクロード」と入れて調べてみましょう。
このような質問は、自分で調べることも勉強です。がんばって調べてみてくださいね。

もうすぐ、定期テストがあります。ぼくは暗記が得意ではないので、いつも点数がとれません。どのような勉強したらよいのですか? 教えてください
(東京くんより、中一男子)

こんなことを言ったら先生としては、あまりよくないことかも知れませんが・・・・

暗記問題ばかり出題する先生の問題で、よい点がとれないことは、あまり気にしなくてかまいません。
実は、暗記する内容には質があります。

国の名前や位置、都道府県の名前や位置、また世界地図や日本地図の略図などは、何度も書いたり、問題集をくりかえししたりして、必ず覚えなくてはならないものです

この基本的なことは、徹底的にくりかえし学習して、暗記する必要があります。
もし、テストでこのような問題で間違ってしまってよい点数が取れないないなら、これは大問題です。(ちょっと大げさ)
でも、このような問題ではなくて、教科書の下の欄に小さな文字で書かれている用語や問題集の隅に書いてあるような問題ができないようなら、これはまったく心配はありません。

テストの点数だけで悪い成績がついて「あーぼくは社会科ができないんだ」なんて落ち込む必要はまったくありません。

それよりも地域調査などの自分で調査研究して、考えて発表できる力が、今、社会科では必要とされています。

みんなの学校の社会科の先生は、どんな先生でしょうか? 今度メールで教えてくださいね。

暗記社会科にさようなら〜    でも、基礎的・基本的な知識は反復して暗記しよう〜