「今日-生く」 エッセイ06 Jリーグ 浦和レッズのサポーター 2017.04.16 |
とことん応援することの大切さ | ||
赤いかたまりが浦和レッズのサポーター |
今日、Jリーグの試合を観戦しました。 FC東京VS浦和レッズです。味の素スタジアムで行われました。 やはり、スタジアムで観戦すると、プロ野球と同じようにテレビでは分らない独特の雰囲気があります。 これを臨場感というのですね。 さて、サッカーでは、応援団のことをサポーターといいます。サポーターは12人目の選手として、実際にピッチに立つ選手と同じ気持ちで 応援し戦います。 Jリーグの中でも、ひときわ元気の良いサポーターが浦和レッズのサポーターです。 味の素スタジアムは、FC東京の本拠地なので、浦和レッズはアウェイになります。 観客もFC東京を応援するサポーターの方が多いのですが、浦和レッズのサポーターは声の大きさでは負けていませんでした。 統一感のとれた浦和レッズのサポーターの応援は、それは迫力が ありました。 どんなにピンチの時も、チャンスの時も太鼓のリズムにあわせて、体全体で唄をうたいながら、元気に声を出していました。 味の素スタジアムが揺れていました。 もちろんFC東京のサポーターも負けていませんでしたが、何がなんでも勝つという気迫のようなものはレッズの応援から滲みでていました。 何がなんでも・・・そうです。何が何でもです。 FC東京が静かな唄をうたう場面では、大きな声をだして唄を邪魔します。 また、FC東京の選手がファールをすると大ブーイングをするのがレッズのサポーターでした。 ●さて、ここから「ひろりん」の意見です。 浦和レッズのサポーターから「ひろりん」が確認したことは 「とことん応援することの大切さ」 です。 これから5月6月に運動会がある学校が多いことと思います。皆さんの学校は何月に運動会がありますか? 自分の席から、クラスメイトに向かって応援していますか? あの声援。聞こえていないのかな? と思いますが、けっこう走っていると聞こえているものです。 応援があると、自分のもっている力以上のものが発揮できることが多々あります。 座席の後ろで遊んでばかりいないで、応援してみましょう。 名前を呼ぶのが恥ずかしいなら 「がんばれA組」「がんばれ黄色」と呼ぶのもいいかもしれません。 ここで、言いたいことはレッズの応援のように「とことん」応援することです。 クラス全体で「とことん」応援することによって、優勝できなくても、クラスは大切なものを得ることができます。 ぜひ、応援に力をいれてみてください。 運動会後のクラスの雰囲気がとてもよくなりますよ。 ただし、Jリーグはプロサッカーチームの戦いですから、勝ち負けにこだわることは大切ですが、 運動会は、プロの戦いではありません。 相手をけなすような応援やガラの悪い応援は、やめましょう。(レッズのサポーターのことではありません) ちなみに、「ひろりん」も教員リレーなどで走ることもありますが、けっこう生徒さんや保護者の応援は聞こえてきます。いつもコーナーで転んでしまいますが・・・ |
「今日-生く」 エッセイ05 モアナと伝説の海 2017.04.05 |
目標をもって生活することの大切さ | ||
先日、またまた映画を調査に行ってきました。 今回の映画は、ディズニーの最新作 モアナと伝説の海 海に選ばれた少女モアナが、伝説の英雄マウイと出会い、世界を救う冒険に挑む映画です。 まるでミュージカルのように歌いながら、会話をするので、それは素敵なのですが、現実の世界ではありえない やりとりなので、思わず笑ってしまいます。 その辺は、ディズニーも分っているようで、ストーリの中で、 「歌わないのか?」 というつっこみがあり、さすがでした。 南の海のシーンが多いので、とてもきれいで、その映像をみるだけでも価値がある作品です。 これから、この映画を観ようと思う人に一つだけアドバイスをします。 それは、最初の約10分間のおばあさんの話(伝説)をしっかり聞いていないと、あとの展開の意味が分らなくなり ます。 何を隠そう「ひろりん」は、この10分間だけを観る為に、2回観てしまいまいした。www ●さて、ここから「ひろりん」の意見です。 この映画のワンシーンで 「目標にたどりつくには、現在、自分がどこにいるかを知らなければならない。 現在、自分がどこにいるかを知るには、今、来た道をふりかえればいい。」 なるほど・・・・ ディズニーも「ひろりん」が日ごろ大切にしていることと同じ事を考えているんだなと思いました。www つまり 目標をもって生活をすることの大切さ です。 中学校3年間は、あっという間に過ぎてしまいますね。 どんなことでもいいから、目標をもって生活していきましょう。 「夢」をもって生活しましょう。とよく学校の先生は言うけれど、そんなに簡単に「夢」をみつけることはできません。 「夢」の実現のために努力して生活している生徒さんの方が少ないのではないでしょうか。 だから、「夢」ではなく小さな「目標」なのです。 小さな「目標」なら設定することができるし、達成することもできます。 この映画から「ひろりん」が確認したことは 「目標をもって生活することの大切さ」 「目標を達成するには、今の自分を知ること」 「今の自分を知るには、今まで歩んだ道をふりかえること」 ちなみに、あの、にわとりのキャラみたいな生徒さんが「ひろりん」は大好きです。 |
「今日-生く」 エッセイ04 チア★ダン 2017.03.25 |
勝負にこだわる部活動 | ||
先日、またまた映画を調査に行ってきました。 今回の映画は チア★ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃった本当の話 これは、このタイトルのままのお話です。 あらすじは、普通の女子高生チアリーダー部が、本場アメリカのチアダンス選手権大会で優勝を果たした福井県立福井商業高等学校がの実 話を映画したものです。 この映画は安心して見ることができます。 なぜか? この手のサクセス映画は、最後に全米制覇するか?制覇しないか? 発表までハラハラ・ドキドキするものですが・・・ なんと 最初から「全米制覇する本当の話」とタイトルで自らがネタばれをしています。 それでも、大変おもしろく、時には笑い、時に泣き、とても感動した120分でした。 なぜか? 1.テンポがよい→ダラダラしたカットがない。どんどん話が展開されていく。細かいところに小さなギャグがたくさんある。 2.ダンスがGOOD→役者さんのダンス練習は大変だった気がします。ダンスシーンや練習シーンがたくさんあるので、すぐに時間が過ぎる 3.生徒一人ひとりのキャラがしっかりしている。 先生役の天海祐希さんの演技はオーラが出ていました。さすがです。 広瀬すずさんの笑顔も最高でした。 他にも紹介したいことがありますが、 ネタばれになるとつまらないので、 中学生のみなさん ぜひ、映画館で鑑賞してください。 春休みにオススメです。 ネットで「チア・ダン」と検索すれば、たくさんの情報を得ることが出来ますよ。 ●さて、ここから「ひろりん」の意見です。 「ひろりん」は中学校の先生の経験しかないので、分らない世界があります。 それは、部活動で勝ち抜きトップに立つことです。「ひろりん」はこの経験がありません。 厳しい練習を重ねて、次々と相手を倒し、又、勝ち上がる、予選→本選 そしてトップ、優勝、制覇、金メダル 等々 トップに立たなければ、見えない景色があるそうです。 中学校では体育系の部活動や吹奏楽部、合唱部などがそれにあたりますね。 この映画で、能力のない生徒はチームから外されていきます。 とても厳しくキツイ言葉で。仲間、生徒同士から、先生から・・・・ 多くの生徒が部活をやめていきます。 「ひろりん」が大切にしている「学級」では、このような言動は許されません。 学級をやめていくことはできないからです。 好きなスポーツや趣味を生かす → 「部活動」 4月に学校生活、授業、学習、行事を一緒に行う集団 → 「学級」 この映画は、実話をもとに制作されたものです。しかし、この高校の練習、いやこれ以上の練習をしても トップに立つことができない部活もたくさんあると思います。 その部活の生徒の心には何が残るのでしょうか? トップをめざす「部活動」も日々の学校生活をしていく「学級」も共通していることが一つありました。 それは 「日々の積み重ねが大切」 ということです。 この映画から「ひろりん」が学んだ最高の言葉です。 「日々の積み重ねが大切」 |
「今日-生く」 エッセイ03 幻のホームラン 2017.03.11 |
誰かのせいにする学級 | ||
3月7日に行われたWBC東京1次ラウンド「日本VSキューバ」戦でのできごとです。「侍J」の山田選手が放ったレフトへの大飛球を、外野席最前列で応援していた中学生がグランド内にグローブ出して、キャッチしてしまいました。ビデオ判定の結果は2塁打に。この少年の行動にネットでは、少年をせめるコメントや擁護するコメントなど、大変な話題になりました。 ここでは、そのことではなく、誰かをせめるということについて考えたいと思います。 「おまえのせいで、負けたんだぞ」 「おまえは、足が遅いから明日は休めよ」 これは、残念ながら実際に「ひろりん」がもった学級で聞いた言葉です。 ●「おまえのせいで、負けんだぞ」 は球技大会のできごとです。 ソフトボールの試合で、Aくんが、エラーをして逆転負けしてしまいました。Aくんは運動が得意ではなく、球技大会は元気がありませんでした。 運命の神様はこういう時に限ってAくんのところにボールが飛んできます。エラーをしてしまい負けました。 「おまえのせいで、負けたんだぞ」という声に「そうだ、そうだ」と続いて声が次々とあがります。負けた悔しさをぶつけるところがなく、Aくんのせいにすることによって、学級のバランスを取ろうとしていることが分りました。 ●「おまえは、足が遅いから明日は休めよ」 これも、残念ながら実際に「ひろりん」がもった学級で聞いた言葉です。 こちらは、体育祭の「全員リレー」でのできごとです。「ひろりん」が若い時には、足が速い生徒が勝負する「選抜リレー」はありましたが、いつごろか、また誰が考えたのか全員リレーという種目が行われるようになりました。これは、文字通り学級全員が走るリレーです。駅伝のようにバトンをクラスの全員で渡してゴールするという一体感が味わえる種目です。 しかし、極端に足が遅い生徒が数名いると、これは勝負にならない種目です。バトンの受け渡しや走る距離を調整するなど作戦を考えることはできるのですが、足が遅いということは本人の努力では、短期間で改善することは不可能です。 こうなると足の遅い生徒は、みんなのためにどうしたらいいのか考えます。 前日に足の遅いB子から相談されたことがあります。 「先生、明日の体育祭、学級のみんなに迷惑をかけるから、休もうと思うんだけど・・・」 AくんのクラスもBくんのクラスも、球技大会や体育祭で「勝つ」ことにこだわっています。もちろん勝負ごとですから「勝つ」ことにこだわることは大切なことですが、「勝つ」ことだけではないことに気づいていないのです。 このような誰かのせいのためにする発言が平気で飛び交う学級は、成熟した学級とは言えません。これは、担任の学級づくりに課題があったと思います。 そう未熟な「ひろりん」の姿です。 この「球技大会」「体育祭」、そしてめざす学級とは、どんなクラスかは、また別の機会に紹介しますね。 さて 最後にWBCの幻のホームラン(実際は2塁打)を打った山田哲人選手の少年に対するコメントを紹介します。 「僕は全然気にしていない。だから野球を嫌いにならず、またグラブを持って応援に来てほしい」 「これも何かの縁だし、将来プロ野球選手になって、一緒に『あんなことがあったね』と懐かしい話ができるように頑張ってほしい。僕も完璧な本塁打が打てるように頑張ります」 |