12.地域調査の極意 実践編@

 

電話のかけ方

  聞き取り調査をするには、こちらにも都合があるように当然相手にも都合があります。いきなり行っても留守だったり忙しい時間帯でゆっくりインタビューに答えてくれないことも充分考えられます。そこで事前に電話をして会う約束(アポイントメント)をとると調査がスムースにいきます。特に役所や公共施設はできるだけアポをとるようにします。また電話番号がわからない時は、電話帳で調べたり番号案内(104)に問い合わせたりします。どうしても電話番号がわからない時は、直接会いに行って調査の日時だけを約束したりする場合もあります。その時に日時だけでなく、どんなことを質問するのか予め話しておくとさらにスムースに調査がすすみます。

●質問のポイント

電話は相手の顔が見えないので、言葉だけでコミュニケーションをとらなければなりません。ですから言葉使いには最大の注意を払うようにします。

もしもし、○○市役所でしょうか?  私、○○中学校○年の○○と申します。実は社会科の学習で△△のことについて調べているのですが、△△のことについて教えて下さる課に電話をつないでほしいのですが…

もしもし、お忙しいところすみません。私、○○中学校の○年の○○と申します。実は社会科の学習で△△のことについて調べているのですが、直接会ってお話をうかがいたいと思い、お電話しました。私の方は○日が都合が良いのですが、ご都合はいかがでしょうか。


@用件をきちんとまとめておく。(ダラダラ話さない)

A笑わないようにする。(特に友だちが側にいる場合など)

B公衆電話からの電話はできるだけ避ける(うるさい、途中で切れる)