過去日記はこちら:〜2010 2011


■2012.1.8 昔も取ってない杵柄

 帰国後に英語を使おうとしたところ、たどたどしく(元からそうなのだが、それ以上に)、言葉にならなかった。10日間近く英語から離れていたせいかもしれないが、やはり、常にそれを「使用して」慣れていなければ、モノは使いこなすことができないだろう。
 それは日本語でも同様で、駄文であれなんであれ、それを著し続けなければ、それを使いこなす手段は徐々に廃れていく。日々練習しなければ、過去のレベルすら維持できない。

 旅行記は、鋭意作成中です。しばらくお待ちください。
 紛失したため、デジカメを新しくしました。ネットで検索して適当に買いました(Optio RZ18)が、思えばPENTAXを使用するのは、中学生時代に一眼レフを使っていた時以来かもしれません。


■2012.1.4 無事

 戻りました。詳細は後日鐡旅にアップします(写真がなくても無理矢理に)。
 下記の1日の日記はウルムチからアップしようと思ったのですが、ご存じのように中国ではネット規制が激しいため、できませんでした。たとえば検索エンジンも、一悶着あったグーグルは検索不可、ヤフーの場合でも、見られるページは限られていました。それに関係してか、ファイル転送ソフトのFFFTPが使用できませんでした。きっと、人民にあれこれ情報をアップされてはたまらないので、アクセス等を制限しているのでしょう。
 今日は8日ぶりの日本なので、心置きなくアップします。


■2012.1.1 いきなりがっかり

 そういうわけで、誰が何と言おうと新年です(そりゃそうだ)。過去、年跨ぎには様々なイベントをしてきましたが(日本最北端で・本州最北端で・湯治をしながらetc)、今年は中国のウルムチにいます。
 何故にウルムチかの理由は、当然ながら「鐡」ですので、そのうち旅行記をアップします。
 ・・・というのがこれまでの流れなのですが。。。

 実は昨日、ウルムチ市内で、大切な大切なデジカメを紛失してしまいました。無くした理由は簡単で、コートのポケットから落ちてしまったのです。
 私は日ごろから用心深い方で、旅行中もどのポケットに何を入れるか決めておき、必ずチェックし続けていました。しかし今回は、朝晩はマイナス20度近くになるという気候のせいで、いつもどおりのパターンにできなかったのです(デジカメの本来の定位置はズボン右ポケットですが、重ね着をした関係でコートに入れていたのです)。
 それでも十分に注意していたのですが、ホテルの近くの露店で買い物をし、「近いから」という感覚で手袋をしないで、その手袋とデジカメを同じポケットに入れて150メートルほど歩いたのが運の尽きでした。
 運が悪かったのは手袋だけではなく、1.コート自体が旅行出発前に買ったもので慣れていなかった、2.慣れない帽子を耳を覆うようにかぶっていたため落とした音に気付かなかった、なども重なりました。
 シャワーを浴び、あれっと思った時点では時すでに遅し。慌てて服を着て必死の形相で露店までの道を戻りましたが、人が多く、しかも「あの」中国ですから、落としたものが戻ってくるはずがありません。

 デジカメ自体は大したことないですし、また買えばいいのですが、問題はデータです。人間の記憶なんて頼りないもので、やはり思い出をきちんと残しておくのに重要なのは、私にとっては写真なのです。幸い、30日までのデータはパソコンに移していましたが、31日の分がすべてパー。しかも、はっきり言って30日まではどうでもいい「前座」で、31日こそが、上海からウルムチへ行く列車の最高に感動する部分(広がる荒野や砂漠などが果てしなく続くところ)なのです。恐らく、今回の旅行記でもメインとなる画像たちでした。
 「旅行に行けたんだから、その程度どうでもいいじゃん」と指摘される方もいるかもしれません。しかし私にとって旅行とは、趣味というよりはほぼ生活の中心にあり、数年前からは「実用的ではないお土産は買わない」というスタンスで、「持ち帰るものは写真のみ」(国内旅行の場合はスタンプも)としていたため、今回の事故は計り知れないショックでした。人と通信する手段としての旅行記も、これでは載せられません(といいつつ、なんとか方策を考えて載せるようにしますが)。
 年末の31日の夜、久々の絶望感で悔しく、眠れぬ夜を過ごしました(最初、ヤケ酒でもと思ったのですが、ビール1缶と肉串1本だけでお腹いっぱいで空しくなり、そのまま横になりました)。眠れぬ、といっても何度か起きつつ、5時間くらいは睡眠をとれましたが。

 年も明けた1月1日、あとで旅行記には書きますが、筆舌しがたいほどの初日の出でした(もちろん、写す手段はありません)。しかし、それはそれ、私の本来の目標は「写真なしでその時分の気持ちを伝えられる旅行記」を著すことだったじゃないか、と自分に言い聞かせています。写真がなくても、きちんと著せるのが本当の実力であり、それこそ今回のことは良い機会ではないか、と。
 しかし、そんな言い回しでそうそう納得できるはずもありません。部屋にいると鬱が酷くなりそうだったので、今日はウルムチ市内をあちらこちら、都合6時間以上も歩いて、かなり乱暴な方法ですが気分転換をしました。

 さて、まだ気は晴れませんが、旅行はあと3日間あります。鬱なまま続けても「つまらない旅行」になってしまうので、これからなんとかして気分転換していきたいと思っています。いずれにせよ、日記をウルムチから更新できるとは、世の中も変わりましたね。詳細は後日報告します。
 では。
 

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