1月
いちがつ


1月2日(木) 初春

初春
あけましておめでとうございます
みなさまにとっていい一年でありますように
ヒャッハー!

年末の夜、井上陽水の50周年記念ライヴツアー(東京公演)の番組を観て、その声と言葉と旋律にあらためて少なからず胸を震わせる。そして、昼間はモーツァルトのレイクエム、ブラームスのシンフォニー1番、バルトークの弦楽四重奏曲、ジャニス・ジョップリン、大橋純子、smapを聴きながら掃除をする。うんむう、我ながらヘンな選曲だ。

大晦日。紅白歌合戦を観ながら、時代とともに「うた」が変わっていくことをしみじみ思い、世の中がオリンピック一色に染まっていくベクトルを否応なく感じる。その後、指揮・山田和樹さんのカウントダウンを観て、Eテレの『ねほりんぱほりん』を観てしまったので、寝たのは明け方になってしまった。この番組は自分があまり知らない世界のことや今の時代を教えてくれる。以前から家にいるときは観ているのだけれど、今年もEテレにはがんばって欲しいと思う。

元日。神社にお詣りに行き、母に会いに行き、夜は昨年天に召された人たちのことを想いながら、画家・堀文子さんのお別れの会に出席した際にいただいた“八海山”を飲む。家でお酒を飲むなんて、私にしては超珍しい。

以下は、今年の年賀状の文章です。(年賀状を出す人はもはや3人に1人、100枚以上書く人は6%程度らしいです。by朝日新聞社 2019年12月調べ ちなみに、私は結局180枚書きました。)

私が生まれ育った東京の西にある府中市。昨年は伊勢丹が閉館し、ラグビーで盛り上がった町ですが、私はオルト・ミュージックによるコンサートを4回行い、シンフォニー・プロジェクトも立ち上げ、若者たちの講演と対談を企画しました。こうした地元での企画制作は今年も続けていこうと思っています。

また、その音楽と演奏を担当したドキュメンタリー映画『作兵衛さんと日本を掘る』が一般公開され、エッセイ『日日是好日』や物語『水はみどろの宮』を原作とする朗読公演にも携わりました。夏にはおおたか静流さんの沖縄ツアー、坂田明トリオの北海道ツアー。秋には喜多直毅さんとの3枚目となるデュオ・アルバム『残された空』を発表しました。

身体と心の声を聴きながら、今年もやりたいこと、やるべきことを見据えて、ぼちぼちがむばりたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い致します。

ということで、“ORT Music Fuchu”による府中での5回目のコンサートは1月18日(土)午後、鬼怒無月さんと鈴木大介さん、2人のギタリストによるデュオをお楽しみいただきます。まだお席に余裕がございます。新しい年の初めにギターの波長と音色、2人のすばらしい演奏に包まれてみませんか?みなさまのご予約をお待ちしています!
http://www.ortopera.com/ortmusic/2020/miminogochisou2020.html






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