1月
1月1日(火) 迎春

迎春 2013年

本年もどうぞよろしくお願いいたします

今年は平成25年、なんですね。平成になってから25年もの月日が流れていることに、一瞬、たちどまってしまいました。

昭和天皇が逝く前、いわゆる自粛の嵐が吹きまくっていた時、当時自らが率いていた“ORT”で、東大(駒場)の野外ステージで演奏したことを、ふと思い出しました。あの頃、君は〜若かった・・・。

そういえば、大晦日のカウントダウン・コンサートもやりましたっけ。1990年。パルテノン多摩・大ホール。池田篤(as)、村田陽一(tb)、島田康雄(b)、貴田薫(ds)、大友良英(tt,g)、篠田昌巳(sax)、広瀬淳二(sax,etc)、ゲストに梅津和時(sax)という特別編成のメンバーで演奏しました。このコンサートをもって、“ORT”は解散しましたが。

カウントダウン・ライヴに参加しなくなって、ここ何年かは、紅白歌合戦鑑賞。今回は、かつては放送禁止歌だった歌を、圧倒的な存在感で歌った77歳の美輪明宏。カラオケではなく、生バンドの演奏で、シャウトしていた63歳の矢沢永吉。アフリカの砂の大地と風に吹かれながら、ソウルフルに歌っていた34歳のMISIA。が、もっとも印象に残りました。

今年は、春に、ソロCDを出す予定です。約20年ぶりのソロということになりますが、残りの人生、新たな気持ちで、音楽に、そして、自分に、向き合いたいと思っています。

最後になりましたが、みなさまがおだやかな新年を迎えられますよう。そして、いい一年でありますように。



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元旦の夕刻。近くの大国魂神社へ初詣にでかける。

神社への参道になっている道路は、午後6時まで歩行者天国になっている。お参りの人たちが長い列をなして並ぶということもあるのだろう。でも夕方は道路にはほとんど人はいない。

時刻は午後5時頃だっただろうか。歩行者天国が解かれるまでまだ1時間あるから、道路のど真ん中を歩いて神社まで行こうとしたら、警備員のおじさんから「まもなく自動車が入ってきます。道路を歩かないでください」と言われる。

「なぜ?」と思いながら、蛇行して歩いていると、「聞こえないんですか?」と強い口調で言われたので、頭にきて「聞こえません」と応えてしまった。

警備会社の人たちはおそらく午後5時頃からこの道路の上に人を歩かせるな、と言われているのだろうと思った。万一、混乱が起きたり、車が入ってきたら危ないからだろう。でも、なにも1時間も前から立ち入り規制をすることもないだろうと思う。

情況を見て臨機応変に対応する柔軟性に欠け、上から言われた通り、マニュアル通りに、事を運ぼうとする感じに、なんとなく、年末に変わった政権とこの国の行く末を想ってしまった。




1月4日(金) 従軍慰問

少しずつ読み続けていた『従軍歌謡慰問団』(馬場マコト 著/白水社)読了。



1月6日(日) 結婚祝い

大泉学園・inF、佐藤さんのご結婚をお祝いするパーティーに参加する。
一噌幸弘(笛など)さんもいらして、「高砂」を謡い、一噌さんが笛であしらってくださる。謡曲をうたえるピアニストなんて聞いたことがないと一噌さんからは言われたが、私としてはこのうえない幸せ。



1月8日(火) 名もなきものの力

画家・堀文子さんの画文集『命といふもの 第3集 名もなきものの力』(小学館)読了。










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