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小型齧歯類の病気・怪我の予防
| 食事 | |
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◆正しい餌を食べさせよう 一般にお店に売られている、特定の動物用の餌でも、大半の物は餌として最適ではない事の方が多いようです。 自分で十分な情報を仕入れ、それぞれの動物に合った、より良い食事をさせてあげる事をお願いします。 まれに、食べやすいように柔らかくした物などを与える方も居ますが、健康な個体の場合、歯が伸び続けますので硬い物を食べつづけないと歯に不具合が出ますのでご注意を。 ◆ダイエットの薦め 太りすぎは様々な病気の元となります。 不必要な栄養の過剰な摂取は様々な病気を引き起こす可能性が高くなるそうです。 おやつ、種子類を日常的に与える事や過剰な栄養素を多く含んだ餌を主食にする事は控えるようにお勧めします。 ⇒ げっ歯類における飼料と疾患について＜リンク＞ ◆与えてはいけない食べ物 タマネギ、ナガネギ、ニラ、ニンニク、アボガド、ショウガ、リンゴなどのバラ科の植物の種、チョコレートやケーキお菓子類のなど人間用の味のついた食べ物、多くの観葉植物、牛乳など乳糖の含まれる物、他たくさん 基本的には不安な物は与えない方がよろしいかと思います。 | |
| 環境管理 | |
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◆衛生管理 週一の大掃除と毎日のトイレ掃除が目安。 多すぎるとストレスに、少ないと病気やストレスになります。 ジリス、モモンガなどでは、コクシジウム等の寄生虫が多いようです。 購入直後に糞の検査をして頂く事をお勧めします。 特に同種の仔を多数飼育している場合は感染の危険性もありますのでお気をつけください。 ◆温度管理 あまり気温が下がると、ジリス、ヤマネ、ハムスター等では冬眠に、スナネズミやレミングなどは死んでしまいます。 寒い季節は、様々な暖房器具や巣材の工夫などで寒く無いように環境を整えてあげてください。 若い仔やお年寄りは特にしっかりした温度管理を行い、適温を維持する必要があります。 モモンガは暑さに弱いので注意が必要です。 だからと言って、寒すぎたりするのも良くないです。 ◆ケージ齧り ジリスやスナネズミ、レミング、トゲマウスなどは、齧歯類の中でも積極的に物を齧る傾向が強いようです。 金網ケージなどを積極的に齧ると接触部がハゲるのは当然として、歯自体にも致命的なダメージを与える事が多いそうです。 齧歯類にとっては歯は重要ですから、不正咬合などが元で食欲が落ち亡くなる事も多々ありますので注意が必要です。 |
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| 事故の防止 | |
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◆落下 地面を移動するようにしか出来ていない齧歯類の体は落下には弱く骨折などが多いようです。 高齢や太った個体、ジリス類全般は、特に落下による怪我が多いので細心の注意が必要です。 ◆コード齧り 部屋を散歩させたりしますと、電源コードなどを齧る個体がいます。 その仔が感電し亡くなってしまう事や火災が発生してしまうと言う事例もありますので注意しましょう。 ◆踏む 放し飼いなどにしている場合、人間が踏むと言う事故は当人が思っている以上に発生します。 人間が生活する部屋と分けるぐらいの思い切った事をしないと、残念ながらいつか悲しい日が訪れてしまうでしょう。 |
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| 健康管理の薦め | |
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日々、健康チェックをする事は病気の早期発見などにつながり、最悪の事態を回避出来る事が多々あります。 特にお年よりの仔は重点的にチェックしましょう。 ◆食欲 食事量の低下は要注意です。 季節や年齢などでの変化はありますが、急激に食事量が減った場合は、内疾患、歯の不具合などを調べましょう。 ◆歯 見て明らかに異常(伸びすぎ、折れ等)がある場合は、即刻対処が必要です。 口の中を確認できなくても、食べる速度の低下などがおきている場合、歯に不具合のある事が多いです。 緊急避難的な対処として柔らかい食べ物で体力を戻すのは良いのですが、続けるとより歯が伸びすぎてしまい、更なる食欲低下や食餌拒否が起きる場合が多いので要注意です。 ◆糞 硬さや色、量などを、いつもと変わらないかチェックしましょう。 下痢などは、発見が１時間ぐらいの差で生死が決まってしまう事もありますので、要注意です。 ◆体温 冬眠しない生き物での低体温は即刻死につながります、直ちに保温が必要です。 冬眠する生き物でも、十分な準備がない場合や、弱っているこの場合は死につながりますのでご注意を。 ◆局部 出血などの異常が無いか確認しましょう。 メスの場合、子宮系の疾患は多いそうです。 確認が難しい場合も多いですが、尿の排泄が全く行われないと、１〜２日で亡くなってしまうので要注意です。 ◆臭腺 動物種によって場所が異なりますが、炎症や腫瘍が出来やすいので、注意が必要です。 ◆全体 毛づややその他異常はありませんか？ 亡くなった後になってから、ちょっと毛づやが悪かったとか、元気が無かったなどと思い返すものです。 | |
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