記事タイトル:アレルギーについての資料 


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お名前: 中川美穂子   
2002年9月に神戸で開催された りぶ・らぶ・あにまるず国際シンポジウム
 「子ども達へ与える動物の影響」パート1 9月19日(木)13時から17時 神戸ポート
ピアホテル本館  入場無料でも事前申し込み必要、神戸市主催 NPO法人ノッツ企画遂
行  http://www.knots.or.jp/
で、下の呼吸器に対するあれるぎーの研究報告したスウェーデンの小児科医が
発表なさいましたので ほんのさわりだけをお知らせします。

・アレルギー:8月29日の当方からの情報でお知らせしたようなの内容でした。

 以前からアレルギーになりにくい例として、
   牧場で育った子、兄弟の多い子、発展途上国の子、が知られている。
   0歳児に犬や猫のペットを飼っていた子は、4歳から6歳時と12歳く
らいの時の調査で、呼吸器症状をあらわすアレルギー症状が少なかった。
   0歳時に犬や猫を複数匹飼っていた子は、明らかにアレルギーを引き起こ
す率が少なかった。

 以上から考えられることは、
 清潔すぎる環境には、アレルギーを抑える効果はない、却って雑菌などが多い環境の
ほうが(腸内細菌相を整えてなどのことがあって)アレルギーに耐性にするのではないか。

ーーーーーーーーーーーーーー
(中川)
これは幼児期での影響についてですので、
大きくなるまで動物を飼わない環境で、しかもアトピーの傾向がある人は、

冷静にかゆいなどの症状を見極め、前もって医師と相談して、検査を受けることをおす
すめします。自分のアレルゲンと程度を知っておくことは 重要でしょう。
[2003/08/25 18:57:24]

お名前: 中川美穂子   
アレルギー増加は寄生虫が減ったせいーオランダから発表(02‘06/06)
日経ニュースによれば

気管支喘息やアレルギー性鼻炎、ジンマシンなどアレルギー性の病気が増えている理由
として、「衛生状態がよくなり過ぎて、体に寄生虫がいなくなったから」という説がオ
ランダの研究グループから米科学誌「サイエンス」に発表された。
 ライデン大学医学センターのマリア・ヤズダンバフス博士の研究。回虫、蟯虫などの
扁形動物が人間に寄生すると、特殊なタンパク質をすこしづつ出す。これがアレルギー
発症を防ぐ役割をすると言う。
 ヤスダンバフス博士によると、
このタンパク質は人間にとってアレルゲン(抗原)になるが、長期間にわたって出るの
で、通常は体の免疫システムは反応しなくなる。子どもの頃に寄生虫アレルゲンにさら
されている人は、他の長期間さらされるアレルゲンにたいしても、やがてアレルギー反
応がとまる。ところが、この寄生虫アレルゲンにさらされていないと免疫システムはア
レルギー反応を続け、ぜん息や鼻炎などを慢性に引き起こすと言う
 ヤズダンバフス博士は、現在、寄生虫アレルゲンと同様のタンパク質を探索してい
る。このタンパク質を子どもに与えることで、アレルギー体質になる予防治療を行なう
ことを検討中だという。
[2003/08/25 18:33:36]

お名前: 中川美穂子   
@動物飼育と子どものアレルギーについて
2002年8月の資料です、
 昨年スウェーデンで乳幼児の時期にペットを飼っていた子は後に喘息になる率が飼っ
ていない子より少なかった、と発表されました。


ところで、今度はアメリカの研究が発表になりました。記事をお知らせします。
 <ペット効果>乳児期に複数飼うとアレルギーが減少 米研究所
 毎日新聞社  8月28日10時44分
 【ワシントン斗ケ沢秀俊】乳児期に複数のペットを飼っていた家庭の子供は各種のア
レルギーになる確率が減少することを、米国立アレルギー感染症研究所が確かめた。
ペットに付着した細菌がアレルギー反応を抑制するためとみられる。28日発行の米医
師会誌「JAMA」に掲載される。
 同研究所の研究グループは米ミシガン州デトロイト郊外で87〜89年に生まれた
474人の新生児を追跡調査した。生後1年の時点でペットの有無と数を調べ、2歳時
に寝室のダニの量を測った。6〜7歳になった時、皮膚検査などでアレルギー抗原(ア
レルゲン)に対する抗体を調べた。
 2匹以上の犬や猫を飼っていた家庭の子供がペットやダニ、ブタクサ、芝などのアレ
ルゲンに抗体陽性反応を示した割合は皮膚検査で15%、血液検査で18%だった。
ペットを飼っていない子供はそれぞれ34%、39%、1匹だけ飼っている子供は34
%、41%と、アレルギー発生率が高かった。
 ダニの量や家族の喫煙などの条件をそろえて比較したところ、2匹以上のペットを飼
うことで、アレルギー発生率は66〜77%も減っていた。

 同グループは、ペットにより運ばれた細菌が死ぬ時に放出される毒素エンドトキシン
が、アレルギーに関連する免疫細胞「Th2」の増殖を抑えるためと推定している。


 同研究所のマーシャル・プロート博士は「生後間もない時点でペットを飼うとペット
アレルギーになりにくいとの研究報告はあったが、ペットを飼うことがダニなどほかの
アレルギーも減少させることが分かったのは初めてだ」と話している。
(毎日新聞社)
http://www.excite.co.jp/News/society/story/?nc=20020828E40.020&nd=20020828104400&s
[2003/08/25 18:28:26]

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