記事タイトル:予防注射必要ですか 


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お名前: 2年担任 専門国語   
読ませて頂きました。ありがとうございます。
再度,回答をもとに熟考して,動きます。
[2004/06/21 15:26:57]

お名前: シリカ   
ハムスターを飼育していて、保健所からのポスターというと、もしかして「レプトスピラ
病」の心配をされているのでしょうか?

この疾病については、200を越える血清型に分けられると言われていますが、実際に犬
のワクチンに応用されているのは、2〜3種類に過ぎません。
それでも、接種してるかぎり、かなりの予防効果があって、犬達守ってくれています。
ただ、残念ながら、これはあくまでも犬のためのワクチンであって、ハムスターを対象と
しては製造されていません。

レプトスピラ病については、「子供が咬まれてショックを起こした」というような事件が
報道され、注意を促すポスターやリーフレットもあるかと思いますが、その時の件に関し
ては、中川先生が、当時こちらの掲示板で解説されていたように記憶しています。
過去のスレッドを遡ってみて下さい!
やみくもに恐れる必要はありませんし、私もハムスターが原因だっとは思えません。

猫には、現在、3種(伝染性鼻気管炎、カリシウイルス感染症、猫パルボウイルス感染症
)、4種(前述3種に猫白血病を追加)、5種(さらにクラミジア感染症を追加)、7種
(カリシウイルスを1種類だけでなく3種類に増やしたもの)の4とおりのワクチンが存
在します。

鶏には、ニューカッスル病と伝世性気管炎の単独もしくは混合ワクチンがあります。また
鶏痘のワクチンもあります。痘瘡については、鶏だけでなく、鳩にもカナリアにも同様の
疾病がある事が知られています。
カモやアヒルについて、これらのワクチンを接種される場合は、飼い主と獣医師の双方の
了解のうえであることが求められます。

ウサギ、アライグマ、ハツカネズミ、モルモットにつきましては、これたの動物のために
製造されているワクチンは、私の知る範囲ではありません。中川先生のお書きになられて
いるのと同じです。
ただ、アライグマはアメリカでは、狂犬病の主要な感染源の1つであるところから、狂犬
病ワクチンを接種したいと御考えになるのであれば、やはりこの場合も飼い主と獣医師の
双方の合意の上で犬用のワクチンを接種することになります。
これは余計なことかもしれませんが、ついでに付記すれば、国内で製造されている犬の狂
犬病ワクチンは、猫への接種は認可されていますので、猫へ接種することは問題とはなり
ません。
[2004/06/20 11:28:08]

お名前: 中川美穂子   
追伸:犬や猫のためには、彼らのためのワクチンが用意されています。
治療費に比べれば、よほどすくない費用ですみ、後悔もしないで済みますから、
ワクチンを打ってあげて下さい。

   なお、ウイルスは狂犬病のような特殊なものを除いて、犬なら犬にしか移りま
せん。それを種の壁といいます。だから基本として猫のエイズは猫にしかかからない、
と言うことが言えます。
[2004/06/20 10:07:48]

お名前: 中川美穂子   
日本では、幸い動物からくる病気で死ぬ人は、毎年5人もいないそうです。
その5人もエイズなどの免疫不全になった方だそうです。免疫不全になると
ビール酵母にでも感染して亡くなることがあるとのことですので、この場合の死因は
エイズになるわけです、だから動物からくる病気で亡くなった人は居ないといえる
そうです。
 現在の日本は、マスコミがいうほど動物の病気は危険ではありません、

しかし海外にはエボラ出血熱や狂犬病など怖い病気があります、そのために
感染症予防法が改正され、保健所も神経質になっています。

狂犬病は人を含めたすべてのほ乳類と鳥類がかかり、海外では3万から
5万人くらいが毎年亡くなっているほどの怖い病気です。
 この病気がないのは、日本、イギリス、スカンジナビア3国、ニュージーランドなど
ごく少数の島国や気温の低い地域です。アメリカやヨーロッパでも時々発病して、発病
したらすべての患者が死にます、コウモリの死体を拾ったとか、原因もよく分からない
くらいに時間がたってから発病します。
 歴史上、100年間この病気が無くても、海外からきて再燃したと言うことは
よく見られることです、現在の日本でもコウモリや狐などが、船に紛れて
あるいは氷の海を渡ってくるかもしれません。ロシアでも毎年死者が出ています、

実際に 南からついた貨物船の船室にコウモリがいて、薫蒸して殺して検査したら
ウイルスを持っていたと言うこともあるようです。またロシア船がマスコットに
犬を同乗させているので、それがビザなし渡航で裏日本に降りてくるなどしています、
 それで、今我が国は狂犬病予防のキャンペーンをしているようです。
  必ずご自分の犬にはワクチンを打っておいてください。これは人のために行う「犬
のワクチン接種」で厚生労働省の扱いです。
 
それで、日本では海外からの動物の輸入を規制しています、
だから、私達は 学校では、輸入動物を飼わないこと、また野生動物も
健康管理が難しいので飼わないことと、ご指導しております、
 厚生労働省の担当のかたも、家庭でも飼わないでくれといってます。
 取引額が20万円以下だと、国の規制も届かないそうで、海外の野生の動物
を捕まえて、それを輸入することもありますから、規制外だと日本についた
次の日に動物商の店頭に並ぶことも見られています。

 なお、狂犬病の予防のため、今は犬の他、猫、アライグマ、狐、スカンクに
輸入時検疫があります。

アライグマをかっておられるのでしょうか?
一時大変なブームとなり沢山輸入されましたが、これは野生動物で人になつくのは
難しい動物です。繁殖したくなる大人になるとかみつくようになり、とても飼い切れず
に山に捨てた人が沢山あり、今日本で野生化しています、特に北海道では
毎年生息範囲が広がり、作物を荒らすため害獣指定になり捕獲殺処分されて
いますが、作物の被害は収まっていません。

 物珍しさや、テレビに惑わされて動物を飼い始めないでいただきたいと、思っており
ます、

チャボ、家かも、アヒルは家畜として昔から大事にされています、
それで、動物のためというか、肉や卵の生産率を落とさないためのワクチンが沢山あ
ります、鳥のためを思うなら打っておいた方が良いでしょうが、いろいろな種類が
あり、先生の学校の近くに養鶏場があったら、そこが自分の鳥に打つときに、少し
分けてもらったらいかがでしょう。もちろん獣医師の専門分野ですので、他の人
には無理なことです、つまりその地域での予防する病気が分かります。毎年打つよう
になります、動物園も、特に大事な鳥に打つようです。
 
 ウサギには、今のところ、幸いに人にくるウイルスの病気は無いそうです、
 モルモットやネズミ類、ハムスターは、齧歯類といい(ウサギは齧歯類ではあり
ません)、齧歯類はネズミの仲間です。野生のネズミは人にくる病気を持っている
と心配されています。それで、齧歯類については、学校に入れる場合は、信用できる
ルートや実験動物業者からいれることをおすすめしています。そして野生のネズミと
デートできないように飼育してもらっています。
  これらの動物にはワクチンはありません。

なお、ハムスターの毛があれてきたそうですが、年齢はいくつでしょうか?
また餌はなんでしょうか?
 ジャンガリアンのような小さなハムスターは1歳を超えると高齢といえます。
だんだんに病気がちになり、2歳までに死ぬかもしれません。また腫瘍がとても
多い種類です、餌にもよります。
 つまり、ワクチンを心配するより、毛のあれてきたハムスターを心配して、
獣医師に籠ごと持ち込んで見てもらってください、世話が不適切で病気に
なっているかもしれません。

なお、すべてに言えますが、
動物の生活をきれいに維持して、温度、湿気、餌、新鮮な水(水のみの容器をこすって
洗って、カビの発生を予防する)などに気をつけてください。人と動物は同じ生き物
で、健康維持には同じ注意が必要です。
 また、人を含めて自分の糞といっしょに生活したい動物はいません。動物は
狭いところに入れられて、自分で掃除できないために、我慢しているだけです。
鳥だって、糞をしたらどこかに飛んで行きます、飼い鳥は籠にいるから、飛んで行け
ないだけです。

また、ニワトリのように糞が乾燥して粉になって舞い上がるような時は
その糞にわいたカビも舞い上がります、人にも悪いけどニワトリにも悪さをします。
もしもそうなら、まずマスクをしてよく掃除します、そして毎日の掃除をきちんと
すれば その時はマスクも必要ないでしょう。
また 手洗いうがいは、すべての種類の作業を終えたときや、家にはいるときの常識に
してください、

学校では、沢山の動物を飼うのではなく、丁寧に飼える種類と飼育数を考えて
共に楽しく過ごしていただけたらと、思います。
 
[2004/06/20 01:08:57]

お名前: 2年担任 専門国語   
小学校2年生の担任をしています。子ども達がハムスターを
教室で飼っていますが,毛の汚れが目立つようになりました。
何か病気にかかっていると,人間にもそれはかかるものだと
いうことを,保健所あから来たポスターで読みました。
犬のように予防注射が必要なのではと心配しています。
猫,チャボ,鶏,イエガモ,アヒル,ウサギ,アライグマ,
ハツカネズミ,モルモットなどなどについても,伺えれば幸いです。
お尋ねします。                    以   上
[2004/06/18 20:45:44]

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