記事タイトル:下野新聞記事・学校のウサギホームスティ 


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お名前: 中川美穂子   
栃木県獣医師会の担当者が記事を送ってくれました

栃木県の下野新聞(8月18日)から
 
 学校のウサギホームスティ
    ー宇都宮峰小 増えすぎて小屋は満員ー

 情操教育の一環としてウサギを飼育している宇都宮市の峰小(521人)は、
児童が自宅で面倒をみる”ウサギのホームスティ”を始めた。
 夏休みから実施しているが、2学期以降も続けるという。背景には増えすぎに
よる飼育環境の悪化などがあり、県獣医師会は「学校飼育のあり方が問題視され
る中、県内ではきわめて珍しい取り組み」としている。

 同校の飼育小屋は小さく5,6匹が限度とされていたが、今年に入って27匹
と急激に増加。このため、小屋にふんがたまり、悪臭が出るほか、多頭飼いによ
るストレスで、かみ殺される子ウサギが相次いだ。
 命の大切さを教えるために飼っているが、「動物の死が日常的になっては逆効
果」として6月中旬、教師とPTAが獣医師を招き、対策を協議。飼育小屋とホー
ムスティ、教室の3箇所で分散飼育することを決めた。夏休み前にホームスティ
の協力を児童に呼びかけたところ、約20人が申し出た。

 現在は13匹がホームスティしている。各家庭は、それぞれの都合に合わせ、
受け入れ時期のローテーションを組むなど連携を図っている。
 怪我をしたウサギを育てている2年生の吉田雄飛君(九つ)は、「大変だが、
僕が守ってあげないといけない。毎日早起きして餌をやる前に薬を飲ませていま
す」と、筋肉のリハビリもしながら回復を願っている。

 同校は、2学期以降は1ヶ月や土日だけなど受け入れ先に合わせたホームステ
イを続ける。また、地域にも協力を求め活動の輪を広げる計画だ。

 深沢節子校長は「教育に重要な要素と知りながらも、世話がうまくできていな
かったのが事実。今後は子どもとウサギの両方に、良い影響を与えるように努力
したい」とし話ている。
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(中川)栃木県は、平成11年以来、毎年文部科学省の方がたと中川や群馬県獣医師会
の桑原先生を招いて、教育委員会とともにシンポジウムを開催しています。

 その結果、現在、佐野市 氏家町 茂木町 河内町 真岡市 大田原市 馬
頭町 鹿沼市 小山市 足利市 高根沢町 で獣医師会は連携していますが、宇
都宮市は これ以外です。県獣の方々のご努力で、だんだんに飼育の重要性が認
識され、また獣医師に相談することが当たり前になってきていると思われます。
[2003/08/20 20:29:54]

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