華子さま
糞はそれ自体 汚いものではありませんが、
糞にカビが生えます。そのカビが舞い上がって吸い込まれた場合に
人も鶏たちにも悪さをします。
また どんな動物も(人を含めて)自分の糞と一緒に生活したいものは
ありません。
糞の堆積した小屋を掃除したら、おとなしかったウコッケイが 鳥らしく
動き出した、という報告もあります。
またなによりくさいのは 動物も人も嫌だと思います。
そんな理由で、是非、小屋が汚れないように飼育なさるのが良いと
思います。
また、水鳥と鶏は一緒に飼わないよう、同じ飲み水を使わないように
して、鳥の間でウイルスをやりとりしないように なさると良いと思います。
なお、寿命を保たなくても良い養鶏場でしたら過密に鳥を飼いますが、
子どもの愛情をかけさせる動物でしたら、5M四方ですの一家族にしてあげるのが
良いと思います。掃除も楽になります、
どうしたらそうなるかは、そちらの事情をみながらみんなで工夫する必要があると
思います。
メールでは無理だと思います。
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なお、私のみている学校は、チャボを7羽かっていましたが、
その群れのお母さんがだんだん老齢になり 寿命というか、胸に腫瘍ができて
弱ってきたとき、外は寒いし目が届かないのでケージにいれて教員室でほぼ
3ヶ月近く世話をしてもらいました。
昼間の温かい時は数時間飼育舎の家族の所に置き、3時頃からは教員室でした、
すべて飼育学年の当番が 朝と夕方にケージをきれいに新聞紙も取り替えて、
掃除し、世話をしました、
先生方に見守られ 教員室で死にましたが、
こどもたちは「苦しかったのに3ヶ月も頑張ってくれてありがとう」「勇気をもらった」
「はじめは怖かったけど、強く見えても病気になるのだと分かった。でも
その内怖くなくなった。残ったこどもたちのチャボは大事にするから」
「楽しい思い出をありがとう。かなしみを隠せない」「2年間可愛がって
きたのに 荒れ果てた姿を見て、残念だ。せめてぼくが医者だったらすぐ
に治してやったのに」
などと、それはものすごい財産をこどもたちに残して逝きました。
私は、先生の希望をいれて、こどもたちに 腫瘍の写真や肝臓、肺臓、心臓
などの写真も見せて説明し、死を受け入れるように、また科学的な刺激となれる
ように話します
なお、職員室がくさいということは、ありませんでした、
こどもたちが本当に心配して 面倒をみました、ケージにいると淋しいだろうと
そのお母さん鳥にみせるため 飼育舎の鶏達の写真をとって、ケージの外に写真
を内側にむけてはったりしていました。
汚れると鳥が可哀想、だからきれいに掃除します。
[2005/08/29 23:16:39]