記事タイトル:下野新聞:獣医師と連携 9割望む 県獣医師会がアンケート 


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お名前: 中川美穂子   
@栃木県獣医師会の活動に関する新聞記事をご紹介いたします

新聞記事 下野新聞2004/11/22付

「獣医師と連携 9割望む 県獣医師会がアンケート」

 獣医師と協力して動物と触れ合う授業を行った県内小学校のうち、9割以上が
継続を望んでいることが、県獣医師会の調査で分かった。15日に開かれた「学
校飼育委動物に係るシンポジウム」で同会が報告した。心の教育の一環として重
視される学校での動物飼育。調査では飼い方や授業方法に迷いを抱える教師の姿
も浮き彫りになり、獣医師との連携を求める声が多かった。

ー小学校・動物触れ合い授業 飼育では認識の違いもー

 県教委は1999年度から2003年度までの5年間、県獣医師会と協力し、県内全
427校中、173校で飼育を指導したほか、動物との触れ合い授業を行った。

 同会学校飼育対策委員会は、03年度に飼育や授業をサポートした72校を対象
にアンケート調査を実施。全校から回答を得て、9月までに結果をまとめた。
 その結果、71校が「飼育指導を受けて良かった」、66校が「触れ合い授業
を実施して良かった」と回答。96%に当たる69校が、双方の継続を望んでいた。
 理由として「子どもにとって、とても良い経験」が最も多く15校。次いで
「動物の飼い方、生態が良く分かった」が13校、「専門家による質も高い充実
した授業ができた」は13校、「命の大切さを学べた」9校などが寄せられた。
 また、29校が「困った時に相談できるようになった」と回答。これまで正し
い飼い方が分からず、動物のけがなどの問題が起きた時も、相談できずに放置し
てきた実態を裏付けた。
 「飼育舎は動物にとって住み心地が良いか」との問いには、7割が肯定した。
これに対し、同委員会は「実際には2割ぐらいしかない」と分析し、教師と獣医
師の認識のずれも明らかとなった。

 シンポでは、調査結果をもとに同委員会の伏見浩子獣医師が講演。「本県は、
いじめ件数が全国ワーストワン。思いやりの心を育てるために、動物を通した教
育に積極的に取り組んでほしい」と訴えた。
[2004/11/29 22:38:18]

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