記事タイトル:福井県での学校獣医師の飼育支援活動 


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お名前: 中川美穂子   
@福井県の担当獣医師からの報告(11月初旬)をお知らせします

 委託事業が鯖江市で始まりましたが、その事業である4校への訪問も一回目が
無事に終了しました。
獣医師が私を含めて7名集まってくださり、壮観でした。
 問題は多少ありますが、とりあえず、うまく飼育されています。熱心な教師先
生が頑張っておられます。


今週は、べつの町の小学校のウサギを捕獲去勢大作戦を展開します。

中庭におよそ数十羽のウサギが生きています。土とテント状の小屋のようなも
の、穴が掘られていて、時折、子ウサギの死体を早朝に先生が片付けるという、
悲惨な状況です。
 獣医師会にようやく相談がはいり、有志を募って去勢(これくらいしか出来な
いと思って)をすることにしました。先生方の喜びは大きく、関わる事それ自体
が重要なのだと思っています。
しかし、すべてのオスを捕獲できないであろうこと、♂の数が激減すると、子ウ
サギがかえって多く生まれるように感じられること、など説明し、少しずつ数が
減るように(これ以上、増えないように)することからはじめます。

里親探しをしても戻ってくるんだそうです。教頭先生が「私がここに4年前に赴
任して以来、ずっと懸案事項でした。」と本当に困っておられる様子でした。先
生と中庭を歩くと、14〜5羽のウサギ達が後を付いてきます。なんだか、すご
いことです。お腹がすいているのか・・・。餌入れの中のほうれん草の根の方を
切った奴は、食べてありません。あくが強いからなあ。雨に濡れ、泥に汚れてい
ます。庭園だった中庭に今は草一本生えていない、糞が散らばったぬるぬるの土
でした。

実は、捕獲大作戦のその日、私は残って6年生に「動物を飼う意味」を話すよう
先生方に頼まれました。
 場所が中庭ですので、周りの校舎から子ども達が作業を見ています。先生
方は、先月この話が決まってから、職員会議で相談し、子ども達に対する説明を
少しずつしておられるそうです。

 そうか、そういう事もやっているんだ、と先生がたのご努力に感心しました。
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@お願い

27日の講習会に教育関係者からの申し込みがなく、困っています。お知り合いの先生
がいらしたら、ご案内をしてくださるようお願い致します。

平成15年11月27日(木)福井県福井市
 時間:午後2時から5時30分まで
 場所:ユー・アイふくい多目的ホール
及び講師:
    「生命尊重と学校教育」
      鳩貝太郎 先生(国立教育政策研究所 総括研究官)
    「飼育動物が子どもに与える深い影響」中川美穂子

問合せ先:0776-28-1244(社団法人 福井県獣医師会)
[2003/11/21 14:44:18]

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