記事タイトル:朝日小学生新聞記事:鳥インフルエンザへの対応事例 


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お名前: レモン   
牛につずき鳥・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・肉は豚だけに・・・ショックです。
残る豚も怪しい!?
[2005/01/06 22:41:27]

お名前: 中川美穂子   
鳥インフルエンザへの対応記事が掲載されたのでおしらせします。

 担当した記者からの手紙です。
 「保谷第2小に伺い子どもたちに話をきくと、驚くほどよく理解していて感心してしま
いました。また本当にニワトリを可愛がっていることがよくわかり「インフルエンザだ
から、ニワトリだからって、差別したらかわいそう」という子どももいました。

 今回は飼育上の注意を中心とした記事ですので、そこまではふれられませんでしたが、
飼育体験の大きさを感じました。この記事でみんなが正しい知識を身につけて、適
正な対応をしてくれればと願っています。」

(1面に子ども達の掃除風景写真と、可愛く書かれた鶏への対応法のイラストが掲載され
ています)
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(記事)

朝日小学生新聞 2004年2月11日

*学校のニワトリここに注意「鳥インフルエンザが心配」

 学校でニワトリを飼っているけど、世話をしてだいじょうぶかな・・。鳥インフルエ
ンザのニュースを聞いて、こんな不安を感じている子も多いのでは。学校の鳥が感染す
る可能性はとても低いけれど、念のため手袋やマスクをし、鳥の状態に気をつけるよう
にと、専門家は話しています。 

*感染の確率は低いけれど

 「飼育小屋はきれいに」「必ずうがいと手洗いを」「マスクと手ぶくろを」
 「野鳥と接触させない」「観察し獣医師と相談」
 

 東京都西と東京市保谷第2小は、ニワトリを5羽かっています。世話をするのは、4年
生94人全員、班ごとに1週間交代で、掃除やエサやりをします。

 昼休み、当番の子たちがとりこやにやってきました。みんなマスクとゴム手袋をつけ
て、小屋に入るときは長くつにはきかえます。

 大入さんは、テレビのニュースを見た家族に「だいじょうぶ?」とき聞かれました。
「マスクとかしているっていったら、納得してくれたみたい」。大島くんは「こんなに
エサを食べているから、ここの鳥は感染していないのでだいじょうぶ」といいます。

 山口県で鳥インフルエンザが見つかったというニュースが出た1月なかば、校長の池田
日佐子先生は、学校医の獣医師、中川美穂子さんに連絡、学校の鳥が感染していないこ
とを確認してもらい、4年生に病気や世話の注意点を説明してもらいました。

 日本獣医師会の学校飼育動物対策委員会の副委員長をつとめる中川さんは、次のよう
な注意点をあげています。

 ?くつで病気を持ち込まないように、飼育小屋に入る前に底のどろをよく落とす。ま
た長ぐつにはきかえるか、逆性せっけんの入ったバットで消毒する
 ?かわいたふんが舞わないようにそうじする。念のためマスクと手ぶくろをする
 ?飼育小屋には入ったあとは、手洗いとうがいをする
 ?ニワトリが野鳥と接触しないようにする
 ?かわった点があったら、獣医師や家畜保健所などに相談する。

 「鳥が病気にならなければ、人にもうつらない。まずはニワトリを病気からも守らな
いと。正しい知識をもって冷静な対応を」と話しています。

 東京都農業振興課には、相談窓口をもうけた1月14日から今月6日までに、学校飼育動
物について40件の電話がありました。保護者からの問い合わせも目立つといいます。
 「もし感染した場合は、複数の鳥がバタバタ死ぬので、すぐにわかる。鳥のようすを
よく観察し、小屋は清潔に」

 厚生労働省結核感染症課は「いまの時点で学校の鳥が感染する可能性はとても低い」
といいます。ウイルスを持った渡り鳥が日本にくる確率、その渡り鳥が学校の鳥と接触
する確率、そこから人に感染する確率。これらをかけ合わせると、かぎりなく低い確率
になるといいます。

 「手あらいやうがいをするのは、鳥インフルエンザ以前のこと。飼っている動物から
病気がうつってかなしいことにならないよう、ふだんから気をつけて」と担当者は話し
ています。
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(中川)
 現在の日本では、動物からきた病気で死ぬ人はないと言っても良いほどだそうです
が、管理が及ばない輸入動物と野生動物には注意が必要です。

 また人に病気をうつす原因は、人が一番多いのです。
一般的な衛生上の注意は、相手が動物であろうと人間であろうと同じことです。
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お茶の水女子大学 子供発達研究センター 客員研究員 
日本小動物獣医師会 学校飼育動物対策委員会 (動物介在教育支援)副委員長
社)日本獣医師会 学校飼育動物対策委員会 副委員長 
                          
   CAS主宰        中 川 美 穂 子

   電話 0422−53−7099  m-nakagawa@vet.ne.jp
       「学校飼育動物を考えるページ」
      http://www.vets.ne.jp/~school/pets/
         全国学校飼育動物獣医師連絡協議会(CAS)
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[2004/02/12 19:07:09]

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