記事タイトル:帽子に魚をいれて、家に持ち帰る? 


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お名前: 中川美穂子   
1月6日、日本生物教育学会があり 
 21世紀の生物教育というシンポジウムがありました。 

 私は つねづね今の日本には 生き物教育が欠損していると 
思っていますが。大方のシンポジストも同じで、幼少時期に 
生き物や自然体験を与えて 
 生物への感性をそだてなければならない、と話しておられました、 

中でも長谷川真理子さんという偉い先生が、
 
 放流しようとおもっていた魚を持っていたら
 欲しいと言う小学校3年生くらいの子がいたので あげると言ったら、 
帽子を脱いで「これにいれて家まで持っていく」と言われて驚いたと
 話しておられました。 

 「死んじゃうでしょ?」 と言ったら、 
 「え、しんじゃうの?」 と子どもが驚いていたそうです。 

 彼女は、一般の人の生物リテラシーの低さは危機的状態 
だと、言ってました。 
 私たちも同じ想いで、だから学校の動物を適切に活用してもらいた
いと思っています。 

 生物教育の目的は 自分(人)を理解すること、だと世界は考えていますが
 日本では、その観点が薄いそうです。
 
人も動物、動物を理解することは 人への理解に通じますが、
人と同じほ乳類に関する教育は 小学校ではおこなわれなく、
  
 殆どの子が、人と同じ体をもつほ乳類の飼育体験もないまま 
 大人になってしまう ということが、
 今の、幼児を暑い夏に自動車に置いたまま殺してしまう、
 ご飯もろくに食べさせない 
 何時間も幼児を家において遊びにいく、などの 
 「信じられない」ことが起こるのに繋がっている と、思っています
[2007/01/07 02:51:36]

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