記事タイトル:東京新聞の2日の夕刊、鳥インフルエンザ警戒解除の記事内容 


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お名前: 中川美穂子   
 
「鶏インフルエンザで学校の過剰反応目立つ」

 今年、鳥インフルエンザが国内で発生し、各地の学校では飼育しているチャボや
ニワトリが子供達から隔離されたり、場合によっては処分された。事態が沈静化した今、
全国学校飼育動物獣医師連絡協議会主宰の中川美穂子獣医師は、あらためて今後の教訓
とするよう呼びかけている。
 中川獣医師は、首都圏の学校でも鶏を処分しているところがあると報告をうけてたと
いう。「子供たちがかわいがってきたチャボを科学的な根拠もなしに処分するのは、教育
的見地を忘れた行為」と厳しく指摘する。
 また、チャボを隔離している学校から「いつになったら世話を再会していいのか」
という質問も寄せられているが、「もともと子供から隔離する必要はなく、えさやりと掃
除、手洗いをていねいに行っていれば問題ない」と説明している。
 農水省「家禽疾病小委員会」委員長で北海道大学大学院獣医学研究科長の喜田宏教授
は、「学校飼育の鳥は、はじめから感染の危険が少ない。今回国内で見つかった鳥イン
フルエンザウイルスは既になくなっており、その後も新たなウイルスは見つかっていな
いので、安心していい」と話ている。
[2004/06/03 21:08:08]

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