記事タイトル:学校での飼育に際して 


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お名前: 松本光治   
中川先生、早速にご回答をいただき、ありがとうございます。
獣医師のみなさんが、社会貢献として、学校教育と動物とのかかわりに、
一生懸命取り組まれてるのを、このHPで知り、感激しております。
これからもがんばってください。
[2003/07/30 10:05:31]

お名前: 中川美穂子   
松本さま
 投稿ありがとうございます

 そのような病原をご心配なら、近くの獣医師に相談なさると良いでしょう。
 その獣医師会が采配してくれるでしょう。
  ただ、検査の必要性があるかどうかも考えてください。

 今まで学校の動物からこどもにそのような細菌による健康被害がでた事例はないそうです。

 もしもこれらの菌を動物がもっていたら、これらの菌は糞便にでます。
サルモネラについて言えば
 糞便を触った手で食べ物をつくり、時間が経過してその食品で
菌が増えたとき、その食べ物を食べたらサルモネラ食中毒が起きます、
また、サルモネラの食中毒の原因物質としては卵がもっとも多いです。
 最近の卵にはこれがあると考えたほうがよく、卵は産卵後すぐに冷蔵して(常温で
1週間は大丈夫だといわれています・その間に台所に届きます)また料理後すぐに
食べることが鉄則です、(昔からの常識ですね)


 O-157は、食中毒というより、ごく微量な菌量で発病するのですが、この菌は
土に関係するところに普通にあると考えたほうがいいでしょう。
 アメリカでの発病原因食品はスイカが多いそうです。スイカを包丁で切ったときスイ
カを洗わないなどで、表面の土が包丁について、切るときにそれがスイカの断面につく
わけです。それでスイカの栄養と水分で菌が増えて、人はそれを食べて食中毒起こ
すそうです。

 これらの菌を動物が特に持っているわけではありません。生活している中にどこにでも
あるとかんがえてください。
 いつでも 基本的なことに注意して、病気にならないようにすべきです。

なお、食中毒予防の鉄則は、うろ覚えですが
 新鮮な材料を選ぶ
 菌をつけない、(食品材料の扱いとまな板の扱い、手洗いの励行)
 菌をふやさない (食品材料の冷蔵、十分な加熱、料理後の冷蔵)
    すぐに食べる (菌が増えないうちに食べる) です

食事の前の手洗いや、
動物の世話をしたり、糞便や土に触ったら手を洗うのは常識でしょう。

このどちらの菌も、普通の手洗いの励行で予防できます。また子供の手洗いも大事
ですが,食事を作る人のほうがよほど 手洗いに気をつけるべきです。

サルモネラの事例では、爬虫類を100頭くらい飼っていた人が、動物の世話とご自分の
赤ちゃんの世話をごっちゃにして、きっと手を洗うのがおろそかになったのか赤ちゃんに
症状がでたというのを聞いています。
 水ものを扱うときは、もっと厳しく手洗いしてください。細菌は水分と養分があると
たくさんに増えて、悪さをします。

その意味で、動物をたくさん飼わないことと、飼育舎を乾燥するように保つことは大事ですが、
 よほどのことがない限り(糞をたくさん食べるとか)、飼育舎の動物から食中毒が
おこるとは、考えづらいです。

ある地域で、細菌性食中毒が飼育委員の子にでて、新聞が動物が原因だと報道したこと
があります。
 しかし、獣医師会の手当てで、動物たちの細菌検査をしたところ、
動物たちはまったく病原菌を持っていなかったそうです。残念ながら「持っていなかっ
た」との報道はなされませんでしたが、結局、どこからきたか、
そのままになったとのことです。明らかにしたら、もっと問題が大きくなるのかと思い
ますが、とりあえず動物を原因にしておく という風潮がありますが
今まで書いたように、動物を恐れることはありません。

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私は良く話しますが、
 人にとって、病気をうつす一番危険な動物は「人」そのものです。
 同じ種類ですから、病菌のやり取りが簡単です、
 H12年ころ、インフルエンザでなくなった方は1000人を超えました。
またタバコで死ぬ方は毎年10万人を超えています。
(余談ですが、自殺者は毎年3万人位らしいです。)

 厚生労働省によれば、動物由来感染症で死ぬ方は、今の日本にはほとんどいない
とのことです。それもエイズなどで最後にトキソプラズマを発病するなどの例だそう
です。エイズは普通のカビによっても亡くなります。だから死因は動物由来感染症で
はないといってます。(しかし、外国にはエボラ出血熱などの怖いのがありますので、
みだりに輸入動物を飼わないで、また野生動物には手を出さないことが大事です)

 学校では、動物をたくさん飼うと 掃除もままなりませんので、良く世話がで
きる程度の飼育数にとどめ、飼育舎が乾燥するように保ち、子ども達も清潔な手で動物
にさわり、また、掃除や触り終わったら、手を洗うように指導してください、
 
  本来、動物はきれい好きですから、動物が喜ぶように、世話をしてあげてほしい
と思います。
[2003/07/30 06:13:01]

お名前: 松本光治   
興味深くHP拝見しました。で、ひとつ教えて下さい。
学校で動物を飼育するに際して、サルモネラやO−157が子供たちに感染しないように
するには、飼育場所を清潔に保つとか、世話をしたらよく手を洗うとかの励行のほか
に、サルモネラやO−157の検査をどのようにしたらよろしいのでしょうか?
[2003/07/29 21:17:56]

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