記事タイトル:子供の視点 


書き込み欄へ  ヘルプ

お名前: 中川美穂子   
校長先生とお話しましたら、
数年前に赴任した時 鳩に驚いたそうです

もともとは動物好きな先生のようですが、
この鳩達については
どうしたら分からず、困っておられたとのことで
地域の獣医師さんを紹介しました。
 喜んでおられました。

 専門家を交えて、相談しながら良い方法をさぐり、
 一年をめどに飼育を正常化できるように がんばる事になりました

なお、先日来、数件同じような事例に対応しましたが、
 昔 白い鳩を何かのご褒美にもらったとのことで、
その後の繁殖のすごさと、鳩用にはできていない狭い小屋の中を飛び交う
ことからくる不潔さ、などに、難儀しているようでした。
鳩も決して健康ではいられません。

 鳩はチャボと違って良く飛びますから、それを計算して飼うことが必要です。
 難しいのなら、くれると言われても、無理とお答えになった方が良いと思います

私の方の学校は、動物を下さる、あるいは引き取ってという申し出にたいし
       「うちの学校獣医師が今の群にとって、問題を生じるから
         新しい動物は入れてはだめというから
        頂くわけにはいきません。」と断ります。
 現在いる動物を可愛がって、丁寧に飼ってもらっています。
 ちなみに、チャボが5羽(メス3,オス2)
      ウサギ、オス(去勢)、メス(老齢1,中年1)です。
 ウサギのオスがメスをいじめますので、
 親父の会の方が、飼育舎を区切って下さり
 怪我をしないように飼っています。寒くないように木製巣箱もいれてあります。

子供達は、動物が健康かどうかを、いつも気にしてみています。
そして、良い丸い糞か どうかを一番に見るそうです。
良い糞だとほっとして嬉しいとのことです。

 
[2004/11/02 18:40:28]

お名前: 中川美穂子   
黒羽さんの地域は長野県だそうです、
 対応してみます

 
[2004/11/01 15:12:30]

お名前: 中川美穂子   
黒羽さん、
 昨日もはじめて伺った地方で講演してきましたが
教育委員会の方がはじめて私の話をきいて、
昼食を食べるのを忘れるほど 考え込んでおられました、

 飼育の在り方について、全く考えてこなかったと言ってました。
 普通の教育関係者にとっては、動物を活用して子どもの教育に役に立てる
事について「新しい視点である。」と言うことです。

 私たちは、今その新しい視点も教育関係者におしらせする作業をしていますが、
 なにが問題なのか認識できない時もあるのですから、  
まず問題があるということを、おしらせしなくてはなりません。

この掲示板に掲載された事例、あるいは直接メールや電話を頂いた事例について
地域の獣医師と一緒になんとか学校に働きかけています。
 学校に必要なのは、「酷い」と非難することではなくて、
「こうすればよい」と助言することです。

 それには学校の事情や 飼育舎の構造、動物の数、種類など
様々な因子がありますので、まずはその学校はどこの県のなんという学校か
を、メールで教えて下さい。

 子供さんや、親御さんだけでは解決できません。

なお、子供達への動物の紹介と付き合い方の指導について
11月1日のNHK教育テレビみんな生きている(午前11時から15分間)
という番組で少し出てきます。その授業があるとないでは大違いです。


なげいてないで、学校に働きかけますから
 学校名を教えて下さい、(県名くらいは、この掲示板に入れて下さい
でも学校名はメールで直接にお願いします)
[2004/10/31 15:47:35]

お名前: シリカ   
黒羽さん、こんにちわ。

今、中学3年生といえば、ちょうど学校飼育動物について動物雑誌等でとりあげられた頃
のことかもしれませんね。
そこに掲載されていた内容は、黒羽さんがお書きになられているのと勝るとも劣らないよ
うなものばかりでした。それらの記事のきっかけとなったのが埼玉県内の某小学校で、増
え過ぎて困るからという理由で生まれた子ウサギを教員が生き埋めにしてしまった事件で
した。
命の大切さ、かけがえのなさをおしえなくてはならない教育の場において、教員が命を粗
略に扱い、あまつさえ、子供達に向かって嘘と欺瞞にみちた言い訳をしている姿でした。
学校で動物を飼育することが、子供達の心をどれだけ傷つけているのか、そして、そうい
う事態に陥ってまで、飼育をする理由はなんであるのか?

地域に犬や猫を飼育している家があって、そこで目にあまることがあれば、それは話題に
なって非難をあびることになります。それが、学校ということになると、「聖域」となっ
て非難の声が届きません。
私は現場で働く教員が、その点に甘えていると考えます。

黒羽さんは、「私はあの時、何もできなかった無力な自分が嫌で嫌で仕方ありませんでし
た。」と述べておりますが、子供に責はありません。一方、教員はどうなのでしょうか?
誰も、黒羽さん達の言葉に耳を貸してくれなかったのでしょうか?
教員も無力だったのでしょうか? まあ、御本人に言わせれば無力だったのでしょうが。

私は、学校飼育動物の置かれている問題というのは、社会の世相を反影したものであって
日本人の無責任な動物観、そのもののように思えます。
動物は命ある存在であり、心をもっています、嬉しい悲しいの感情はあります。一時の気
紛れや興味本位で飼育するものではありません。その一生に対して飼育者は、責任を負う必要があります。

その覚悟をもっていない者、飼育を望んでいない者に動物の世話をさせようとしたことが
すでに出発点を誤っていたように思います。責任の所在は大人達にあります。
誰か1人でも、子供達の悲痛な声に耳を貸す事ができる大人がいれくれたらと思います。
[2004/10/31 11:35:05]

お名前: 黒羽 影月   
はじめまして、私は中学3年の女で黒羽と申します。
飼育動物を世話してきた子供の気持ちを知っていただきたく、
掲示板に書き込ませていただきました。

私の卒業した小学校では学校飼育動物として鳩やうさぎ、チャボ等を
飼育していました。
しかし、飼育環境は劣悪なものでした。(尤も当時の私はそこが劣悪な環境だとは思ってもいませんでしたが)
動物の飼育には十分なえさと水、そしてその動物にあったスペースが必要です。
しかしどの動物をみても明らかに狭い小屋に入れられその小屋でさえ針金が
飛び出していたりして危険この上ない状況でした。
えさとして入れられた野菜が腐敗し始め悪臭が漂い、水も2日〜3日おきくらいに換えられるだけでした。
酷いときには一週間だれも世話をしにこないときがありました。
それでも生徒は何の疑問も持たずに世話(といっていいのかわかりませんが)をしていたのです。
スキンシップについてもおかしな点が多々ありました。
食事中のうさぎをいきなり抱き上げる、逃げ回る鳩をほうきで追い詰める、などです。
子供は純粋に動物と遊びたいだけですが”遊び方”を知らないばかりに動物を
いじめるような方法でしかスキンシップができないのです。
動物について多少なりとも知識のあったクラスメイトが「やめてよ」と抑止のことばをかけても一向に止めません。
こうすることが動物とのふれあいで、動物とはこの程度の扱いでいいと思っているからです。
動物のことが好きで、ふれあいたいと思っていても正しい知識がなければ良好な関係を
築くことはできません。そして子供にとって”正しい知識”を得るための情報源は
先生や家庭なのです。

飼育動物の中で一番ひどい扱いを受けていたのは鳩でした。
そして私が一番ショックを受けたのも鳩に関してでした。
私たちの学校では学年ごとに世話をする動物が違います。
4年生から担当の動物が決められ、学年が上がるごとに別の動物の担当になるのです。
鳩は6年生の担当でした。
動物が劣悪な環境で飼育されることに慣れてしまっていたクラスメイトは何の疑問も
持ちませんでした。それどころか「臭い」「汚い」といって当番をさぼっていました。

私と数名の友人は鳩が好きで休み時間によく小屋を見に行きました。
給食の後にはパンをお土産に。休みの日にも様子を見に来ることがありました。
その時、私たちはふと思ったのです。「この環境はおかしくないか?」と。
まず気になったのはえさでした。
お土産のパンを取り出すとそれだけで鳩が尋常でない騒ぎ方をするのです。
羽をばたつかせ我先にとパンを持った友人のほうへよって行きます。
お腹が空いている、というよりはもう餓えているといったほうが正しいような状況。
その日の当番に聞いてみると「何もしてない」との返答がかえってきました。
つまり掃除も、えさやりも、水かえも。
今思い返してみると鳩小屋に通った日々の8割は鳩が餓えていたように思います。
そして段々に水や小屋の清掃状況にも疑問を持ち始めました。
鳩の糞で埋まった水入れは当然手付かず、止まり板には糞がこびり付いて板の厚さが
増していました。自分の糞を踏んで歩くので鳩の中には足に丸い糞の塊をつけて
歩いている鳩もいました。
掃除が嫌な作業であることはわかります。
臭い、汚い、誰もがもつ感情です。
しかし鳩を追い回して遊ぶだけで(これも問題です!)、掃除はしない、
えさもあげない、これは立派な動物虐待です。
私を含めた数名で先生に「ちゃんと世話をするようにいってください」とお願いを
したことがあります。先生は、わかりました。と答え実際にそういってくれました。
「鳩の世話ブック」を作って学年にまわしたこともありました。
しかしそれで状況が改善されたかといえばそうではありませんでした。
そして先生も注意以上の行動を起こしてはくれない・・
私たちはそんな先生とクラスメイトに対して不信感と怒りを抱き始めました。

問題は飼育環境だけではありませんでした。
鳩はオスもメスも同じ小屋にいました。繁殖期になれば卵を産むのは必然です。
生徒にとっても飼育している動物が卵を産む、というのはとても興味を引くことです。
連日卵を見に鳩小屋にくる生徒が大勢いました。
しかし中には、卵を暖めている鳩を無理やりどかして卵を覗き込む生徒もいました。
子育て中の動物は神経質でデリケートです。案の定、子育てを放棄する親が出てきました。
卵のまま捨てる親、卵から孵ったばかりで捨てられた雛の無残な死骸もありました。
とても冷たい体でした。遠くから見えた卵はあんなに暖かそうな色をしていたのに。
ある程度成長してから捨てられる子もいました。
親に見離され別の鳩たちにつつかれ血を流しながら目を瞑って耐えている。
そんな子が2匹もいました。(2匹とも私と友人で無理やり引き取り育てました。)

そんな中、最もショッキングな出来事が起こったのです。
私は今でもあの出来事を忘れることができません。
ある時卵を抱えていた鳩が出歩いていたので巣の方を見てみると卵がありませんでした。
勿論床にもありません。他の鳩は?と思い覗いてみると暖めようとしていましたが卵がありませんでした。
どうしたのだろう?私と友人は探しました。
卵はみつかりました。冷たい土の中に、花壇の中に埋められていました。
私はそれを見たときものすごいショックを受けました。
何故?親鳩があんなにも大事にしていたるのに。誰が?
人も動物も同じ命なのに。
誰がやったかはすぐに特定できました。教頭先生です。
先生曰く、「鳩が増えて困るから」

悲劇は終わりませんでした。
鳩が卵を産むとその卵をみんな殺されました。先生だけでなく、生徒にまで。
それも今度は埋めるだけではありませんでした。コンクリートに叩きつけて割ってあったのです。
灰色っぽい白に黄色い液体が流れ出しているのをみたとき、私はしばらく動けませんでした。
先生は、クラスメイトは、動物の命を叩きつけて割るモノとしか思っていないのだろうか。
犬は大事にして鳩は大事にしないのか。
人には思いやりをもって接しても動物には思いやりを持たなくていいのか。
私たちは卵を埋めて泣きました。
本当に、たくさん泣きました。

鳩が増えて困るのであればオスメス別にして飼育すればいいじゃないか!
そう訴えても担任の先生は曖昧な答えしか返してくれません。
さらには「鳩の卵は無精卵が多いから、今まで潰したのもそうなんだよ」
と話題を打ち切ろうともしました。
その後、ハトに詳しい人に有精卵と無精卵の見分け方を教わり調べてみたところ、
大半が有精卵と思われるものでした。(尤も素人のやったことなので信頼性は低いのですが・・)

私はあの時、何もできなかった無力な自分が嫌で嫌で仕方ありませんでした。
そしてしょうがない、とあきらめて何もしてくれない大人に強い嫌悪を持ちました。
平気で卵を潰していたクラスの人を大嫌いになりました。
今でもその小学校は鳩を飼育しています。
運動会など行事の折に見に行けば相変わらず汚い小屋。
えさはそこそこ貰っているようですが・・

何もできずに卒業してしまった私ですが、これからは少しでもあの状況を
改善してくれるよう訴えていきたいです。
その際にこのサイトを頼ることもあるかと思います。
ぜひ、ご協力いただければと思います。

乱文、長文失礼いたしました。
またここまで読んでくださりありがとうございました。
[2004/10/30 20:12:29]

このテーマについての発言をどうぞ。
氏名
E-mail URL



記事一覧に戻る