阪神電鉄武庫川線

2001年1月訪問

阪神武庫川線付近の地図

阪神電鉄武庫川線は阪神本線の武庫川から南方向へ武庫川西岸を走る支線ですが、かつては北側にも国鉄(現在はJR)の西ノ宮まで延びていて、貨物列車が通ったこともありました。

旅客列車は武庫大橋以南のみ走っていたようで、武庫大橋ではこれも廃止になった阪神電鉄国道線と連絡していました。旅客列車は阪神国道線の車両だったようで、武庫大橋以南は3線軌道となっていました。第二次世界大戦の終了とともに旅客営業は休止になり、その後、武庫川以南のみ旅客営業が復活しました。貨物営業は戦後も続きましたが、昭和33年に営業休止となりました。武庫川以北の旅客営業はついに復活することなく、昭和60年に正式に廃止となっています。

注:駅はもっとあったかもしれません。

○ 武庫川

○ 武庫大橋

○ 甲子園口(国鉄:現JR)

○西ノ宮(同上)

オレンジ色の太線が廃線跡、黒線が現存の鉄道、赤線は国道、緑線は一般道です。道路に関しては関係のある道路以外は省略しています。


A地点 武庫川駅北側(A)武庫川駅の北寄りは、武庫川線に車両を出し入れするための引き込み線(電車の留置線と兼用)として使われています。3線軌道はだいぶ前に撤去されたようで、現在は標準軌のレールのみが敷かれています。直進奥が武庫川線の武庫川駅、右カーブが本線への引き込み線です。手前は2両分の長さを残して切れています。



B地点 武庫川駅のちょっと北側の廃線跡(B)線路がとぎれてしばらくの区間は放置されているようで、レールも埋もれた状態で残っていました。武庫川橋のそばの跨線橋も残っています。



C地点 駐車場(C)しかし、武庫川橋の向こうは駐車場になっていました。駐車場の微妙なカーブが辛うじて廃線跡らしさをとどめています。



D地点 小松町付近の線路敷に建つ福祉施設(D)小松町付近は空き地になっていますが、レール関係は既に撤去されていて、大部分は福祉施設や住宅が建ち並んでいます。写真付近は少し線路敷が広くなっているので駅があったのかもしれませんが、その広くなった線路敷を利用して福祉施設が建てられています。



E地点 武庫大橋駅(E)国道2号線の築堤の手前に少し広くなった線路敷があり、ここが武庫大橋駅だったのでしょう。レールが埋もれて残っていました。国鉄西ノ宮駅へ通じる貨物線が国道2号線をくぐっていたはずなのですが、それらしき痕跡は残っていません。



F地点 武庫大橋駅跡の北(F)武庫大橋駅の北側も線路敷が空き地として残っています。これより先も堤防と一体化して公園として整備されている程度で、武庫大橋以南よりもむしろ面影が残っています。



G地点 JR甲子園口駅の合流点(G)国鉄(現JR)東海道線の手前で大きく左にカーブして甲子園口駅に進入していました。左側に見える建物の切れ目がなんとなく緩いカーブになっているのがそれっぽいのかなという感じです。この先は甲子園口駅を抜けて西ノ宮駅まで国鉄と並行していたようです。