川口デニム探検隊特別編

〜1〜

 
 

デニム 「わぁ、出口だぁ」

カノープス「久々の太陽か」

カチュア「それじゃあもう一度…」

デニム 「わっ!ま、待ってよ〜」

カチュア「冗談よ。どうせMP回復アイテムも補充するし、この大金をゼノビア銀行の私の口座に振りこまなきゃね〜☆」

ブリガンデス城

オリビア「屋根のあるところで休むのは久し振りね」

デニム 「うん。でも、時間が流れるのって早いね。そう、僕がバルマムッサから逃げて、アシュトンに隠れてから…」


数ヶ月前、港町アシュトン

カチュア「何よ!この手配書。全然似てないじゃない!実物はもっと美しいのに!公爵の腹黒ジジイは何考えてるのよ、もぉ!」

デニム 「姉さん…」

カチュア「それより、これからどうするかよね。そこで私は考えたんだけど」

デニム 「姉さん、その黒い馬車…『ウォルスタ憂国党』って書いてるけど、これは何?」

カチュア「これに乗って回って虐殺の真相を言って回るの。店の前でしつこくやれば軍資金も調達できて一石二鳥よ」

デニム 「…他に方法はないの?」

カチュア「なら、これよ」

デニム 「ビーストテイマー変身セットなんて何に使うの?」

カチュア「これを装着して『虐殺は公爵の差し金である!なぜならそれが定説なのだから』ってね」

デニム 「…タインマウスへ行こう」

町を出ようとするデニム一行。しかし謎の一団が行く手を阻む。

アロセール「待って(中略)…おい、何で省略する!」

だってセリフ覚えてないんだもん

デニム 「何独り言を言ってるんだ?」

アロセール「と、とにかく敵はとらせてもらうぞ!」

カチュア「何よ、赤ずくし?趣味悪いわね。これでファッションセンスあるつもりなのかしら?」

アロセール「だ、黙れ!私の自慢のファッションコーディネイトをバカにするな!まずはそこの女から死ね!!」

カチュア「きゃあ!」

2軍ソルジャー(LV5)を前に出すカチュア

ソルジャー「ぎゃっ!」

ダメージ96(!)2軍ソルジャー即死

カチュア「ひ、酷い…こんな事って…」

アロセール「お前がやったんだろうが!」

カノープス「いつもの事だ、気にするな」

デニム 「とにかく、ここで殺られるわけにはいかない。みんな、行くぞ!」

そんなこんなで戦闘開始!

アロセール「兄さん、見ててね。絶対に敵は私がとる!」

ネギマ「(注、ホークマン)うわっ!」

ダメージ63(!)

ツクネ「(注、これもホークマン)クレリック!」

味方アーチャー1「こっちも急いで!」

味方アーチャー2「キュアシードはもう品切れよ!」

味方アーチャー2「もうダメ!持ちこたえられない!撤退を要請する!!」

デニム 「化け物か?あいつ強過ぎる!仕方ない。みんな……!?」

デニム達アタックチームの背後にはカチュアと弓を持った2軍メンバーが並ぶ。

カチュア「アタックチーム総員に告ぐ。前進しなさい!さもなくば死よ!」

デニム 「姉さん…(涙)」

カノープス「やれやれ、また始まった」

デニム 「みんな…姉さんはやると言ったら絶対にやる。攻撃だ!!敵クレリックを速攻で排除、後にあの化け物を集中攻撃。ここで負けたら後が無いぞ!頑張ってくれ!!」

デニム達の必死の攻撃でアロセールを捕らえる事に成功する。

アロセール「私の負けよ。さあ、殺しなさい!」

デニム 「殺しはしない。君の命は僕が預かる」

アロセール「…わかったわ、好きにするといいわ」

いきなり脱ぎ出すアロセール

アロセール「30前のジジイよりも若いこっのほうが良いかもね〜彼って見かけよりも『装備』はお粗末だし〜最近相手してくれないし〜もう年なんだろうね〜」

デニム 「…な、なにか勘違いしてないか?僕はただ、君に虐殺の真相を知ってもらおうと…」

アロセール「えっ?」

 かくしてアシュトンから脱出したデニム一行。果たしてこれからどのような道を歩むのだろうか?

 

 

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