デニム 「わぁ、出口だぁ」
カノープス「久々の太陽か」
カチュア「それじゃあもう一度…」
デニム 「わっ!ま、待ってよ~」
カチュア「冗談よ。どうせMP回復アイテムも補充するし、この大金をゼノビア銀行の私の口座に振りこまなきゃね~☆」
ブリガンデス城
オリビア「屋根のあるところで休むのは久し振りね」
デニム 「うん。でも、時間が流れるのって早いね。そう、僕がバルマムッサから逃げて、アシュトンに隠れてから…」
数ヶ月前、港町アシュトン
カチュア「何よ!この手配書。全然似てないじゃない!実物はもっと美しいのに!公爵の腹黒ジジイは何考えてるのよ、もぉ!」
デニム 「姉さん…」
カチュア「それより、これからどうするかよね。そこで私は考えたんだけど」
デニム 「姉さん、その黒い馬車…『ウォルスタ憂国党』って書いてるけど、これは何?」
カチュア「これに乗って回って虐殺の真相を言って回るの。店の前でしつこくやれば軍資金も調達できて一石二鳥よ」
デニム 「…他に方法はないの?」
カチュア「なら、これよ」
デニム 「ビーストテイマー変身セットなんて何に使うの?」
カチュア「これを装着して『虐殺は公爵の差し金である!なぜならそれが定説なのだから』ってね」
デニム 「…タインマウスへ行こう」
町を出ようとするデニム一行。しかし謎の一団が行く手を阻む。
アロセール「待って(中略)…おい、何で省略する!」
だってセリフ覚えてないんだもん
デニム 「何独り言を言ってるんだ?」
アロセール「と、とにかく敵はとらせてもらうぞ!」
カチュア「何よ、赤ずくし?趣味悪いわね。これでファッションセンスあるつもりなのかしら?」
アロセール「だ、黙れ!私の自慢のファッションコーディネイトをバカにするな!まずはそこの女から死ね!!」
カチュア「きゃあ!」
2軍ソルジャー(LV5)を前に出すカチュア
ソルジャー「ぎゃっ!」
ダメージ96(!)2軍ソルジャー即死
カチュア「ひ、酷い…こんな事って…」
アロセール「お前がやったんだろうが!」
カノープス「いつもの事だ、気にするな」
デニム 「とにかく、ここで殺られるわけにはいかない。みんな、行くぞ!」
そんなこんなで戦闘開始!
アロセール「兄さん、見ててね。絶対に敵は私がとる!」
ネギマ「(注、ホークマン)うわっ!」
ダメージ63(!)
ツクネ「(注、これもホークマン)クレリック!」
味方アーチャー1「こっちも急いで!」
味方アーチャー2「キュアシードはもう品切れよ!」
味方アーチャー2「もうダメ!持ちこたえられない!撤退を要請する!!」
デニム 「化け物か?あいつ強過ぎる!仕方ない。みんな……!?」
デニム達アタックチームの背後にはカチュアと弓を持った2軍メンバーが並ぶ。
カチュア「アタックチーム総員に告ぐ。前進しなさい!さもなくば死よ!」
デニム 「姉さん…(涙)」
カノープス「やれやれ、また始まった」
デニム 「みんな…姉さんはやると言ったら絶対にやる。攻撃だ!!敵クレリックを速攻で排除、後にあの化け物を集中攻撃。ここで負けたら後が無いぞ!頑張ってくれ!!」
デニム達の必死の攻撃でアロセールを捕らえる事に成功する。
アロセール「私の負けよ。さあ、殺しなさい!」
デニム 「殺しはしない。君の命は僕が預かる」
アロセール「…わかったわ、好きにするといいわ」
いきなり脱ぎ出すアロセール
アロセール「30前のジジイよりも若いこっのほうが良いかもね~彼って見かけよりも『装備』はお粗末だし~最近相手してくれないし~もう年なんだろうね~」
デニム 「…な、なにか勘違いしてないか?僕はただ、君に虐殺の真相を知ってもらおうと…」
アロセール「えっ?」
かくしてアシュトンから脱出したデニム一行。果たしてこれからどのような道を歩むのだろうか?