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今週はプロ野球ヴァレリアシリーズ、ライムオクトパス対ハイムドラゴンズの放送の為…
カチュア「ちょっと~何言ってるのよ~!」
だってさ、ついこの間まで本描いてて何もできなかったし久々@みパもやりたいし、何よりネタ無いんだよね。
カチュア「愚民のくせに生意気言わないの!ここのみんながこのヴァレリアの美しき支配者たる私の活躍を今か遅しと待ってるのが解らないの?」
暴走の間違いだと思うんだけど…ま、いいか。
デニム 「ひぃ、ひぃ…姉さん、どこまで潜るつもりなの?」
カチュア「もうすぐ~もうすぐ伝説の秘宝が私の手に~~♪」
死者Q地下100階
カチュア「遂に着いたわ、ここに私の求める伝説の秘宝が…(じゅるっ)」
デニム 「こんな溶岩だらけの所に宝なんてあるの?それにこの看板『Drニバス屍術研究所』って書いてあるんだけど…」
??? 「デーービーール!!」
ドライアイスの煙とスポットライトに照らされ謎の怪(変)人登場
??? 「フハハハハーーー汝右の頬を打たれる前に、打つべし、打つべし!!」
デニム 「(絶句)…お、お前…ニバスだろ?…い、一体何やってるんだ?」
ニバス 「クックックッ…お久しぶりですねぇ、デニムくん。私が世界一の屍術師、マッドサイエンティストDrニバーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーース!!!!!!!です」
デニム 「だから何やってるんだよ?」
ニバス 「よくぞ聞いてくれましたねぇ」
カチュア「ちょっと…」
ニバス 「ここは私のマイスイートな研究所でしてね…」
カチュア「ねえ、ねえ、聞いてるの?」
ニバス 「ここで私のトロピカ~ルな研究を進めていったンですよ」
カチュア「ちょっと~!私を無視して話を進めないでよ!!」
ニバス 「おや、あなたはどちら様でしたかねぇ?」
カチュア「なによ~ヴェルサリアを知らないですって~?この非国民!!」
ニバス 「ああ、あのドルガリア王の落胤でしたか。あなたのお父上にはお世話になりましたねぇ」
カチュア「?」
ニバス 「この内戦は元はといえばあなたのお父上の浮気が全ての原因のようなものです。内戦で実に豊富な実験材料を供給する事ができましてねぇ、私の研究に大きく貢献したンですよ。全てはお父上の浮気性のお陰です、礼を言わせて頂きますよ、クックックッ…」
カチュア「だから?」
ニバス 「これは、これは、噂どおりですねぇ。傲慢で自己中心的、私の実験材料としては極めて不適格ですねぇ」
カチュア「口だけは達者なようね、キ@ガイ屍術師」
ニバス 「クックックッ…いいでしょう。どのみちあなた方とお会いするのはこれで最後なのですからねぇ…さあ、お遊びはここまでです!死して我が実験材料となって下さい!我が研究成果よ今ここに、サモンダークネス!!」
ゾンビの大群登場
カチュア「フッ、アンデットなんていくら来ても無駄よ!この美しき女王様にひざまつかない愚かな死体を浄化したまえ~スターティアラ!」
ゾンビ、数体を残し消滅
カチュア「残ってしまったわね。まあいいわ、それぐらい次で簡単に一掃してみせるわ!」
デニム 「何故か何体か残ってしまうんだよね」
ニバス 「あれを御覧なさい」
デニム 「!!」
(2に続く)
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溶岩の海の対岸にはゾンビの大群
ニバス 「いかがですか?私の研究成果です。ゾンビ大量生産に成功したンです、10万は下らないでしょうかねぇ。スターティアラは目標数量が多くなると撃ち漏らしが出るンですよ(マジ)これだけのゾンビならば例えスターティアラを行使したとしても数であなた方を圧倒できるでしょう。しかも極秘にゾンビ格納庫としてこの死者Qをもう1000階ぐらい増設してるンですよ」
デニム 「うっ!な、なんてことだ!」
ニバス 「さあ、あなた方はもうお終いです、諦めてください。もがくだけ無駄というものです。早く彼等と同じ道に堕ち楽になって下さい!」
デニム 「くっそーこれだけのゾンビにいつのまにかスパークガードを用意したのかぁー!」
ニバス 「そのようなものはありませンよ」
デニム 「えっ、だってゾンビは溶岩渡れないし、向こうの溶岩から渡ってくるのにはそれが必要じゃあ…」
ニバス 「し、しまったアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!私としたことが何たる不覚!」
デニム 「…バカか、こいつ。まあいいや…」
げしっ!!
ニバス「ううっ、私にはまだ、まだやる事が…ガクッ」
デニムに殴られ崩れるニバス
デニム 「隊長、これでいい?で、ニバスどうするの?」
(3に続く)
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ニバス 「う…ん、私は…?」
カチュア「お目覚めかしら、屍術師さん(はあと)」
黒のきわどいレオタードに身を包み羽仮面をつけブラッドウィップを手にした、かなり怪しいカチュア登場~
ギルダス「いいぞ~ね~ちゃん」
ミルディン「オウガ的ダークプリーストといったところでしょうか」
カチュア「さて、ちょっとあなたに聞きたいことがあるんだけどぉ~」
ニバス 「王女ともあろう者がそのような下卑な格好をするとは…王家の威厳も地に堕ちたもので…あうっ!」
ムチを打つカチュア
カチュア「言ってくれるじゃないのよ~この生ミイラが」
ニバス 「私は別にハゲてませんし緑の服は着てませンよ。それよりもあなた、紫の服はどうなさったのですかねぇ」
カチュア「おだまりっ!」
ムチを連打するカチュア
カチュア「そ・れ・よ・り・も、秘宝ファイアクレストはど・こ・に・る・の・か・し・ら(はあと)」
ニバス 「何ですかそれは?知りませんねぇ」
ムチを激しく連打するカチュア
カチュア「とぼけてもム・ダ・よ☆で、一体ファイアクレストはどこかしら?」
ニバス 「うう…し、知りませんねぇ」
ムチを楽しそうに連打するカチュア
カチュア「もぉ、お・ち・ゃ・め・さ・ん☆お・ね・が・い・お・し・え・て(はあと)」
ニバス 「…………(絶命)」
カチュア「あらぁ~やだぁ~しんじゃった~☆だらしないわね、神よりも偉い女王様の命令によりこのゴミを復活させたまえ~りザレクション!」
ニバス復活
ニバス 「……?!な、何故だ」
カチュア「勝手に死んでもらっても困るのよね~在り処をゲロるまでは死なせないわよ!」
ニバス 「ううっ…殺してくださ…」
カチュア「ついさっきまで不死を求めておいて皮肉ね。どうかしら?念願の不死の心地は。さあ~てお楽しみはこ・れ・か・ら・よ(はあと)」
嬉々としてニバスを拷問するカチュア
(4へ続く)
---4---
デニム 「長くなりそうだね」
オリビア「うん、でも急がないし、いいんじゃない?」
デニム 「うん、ちょっと休もうか」
カチュア「お~ほほほほほ~どう、苦しい?苦しいかしら?もっと苦しめてあ・げ・る(はあと)」
オリビア「あ、私お弁当作ってきたの。ほら、食べる?」
デニム 「本当?わぁ、ありがとう。いただきまーす」
カチュア「ほ~ら、蝋よ、蝋!熱い?熱い?熱いかしら~そうよぉ~私が熱くしてるんですもの~~~~」
オリビア「どう、おいしい?」
デニム 「うんっ、最高だよ」
オリビア「よかった~いっぱいあるからどんどん食べてね」
デニム 「ありがとう」
カチュア「どう、苦しいかしら?助けて欲しいかしら?許して欲しいかしら?ならこの私に跪きなさい!泣きなさい!泣き叫んで許しを請いなさい!ほら、跪きなさい!」
デニム 「ごちそうさま。おいしかったよ、ありがとう」
オリビア「クスッ…」
デニム 「どうしたんだい?」
オリビア「あのね、こうやってると私達、夫婦みたいだなって…そう思っちゃって」
デニム 「…あ、あのさ」
オリビア「なあに?」
デニム 「あ…あの、さっきの事だけど…あ…そ、そうなったら…い、いい…かな…って(赤面)」
オリビア「私もよ…」
オリビアの手がデニムの手をそっと握る
カチュア「はぁ、はぁ…しぶといわね~さっきは爪やら皮やらををちょ~っとだけ剥いでやったけど今度は指や腕を…」
ウォーレン「これ以上は番組に不適切な場面が出ますので削除させて頂きます」
オリビア「まだ続いてるね」
デニム 「そりゃあ姉さんだもの。あ、あのさ」
オリビア「なあに、デニム」
デニム 「昔、父さんがハイムを離れることになってオリビアと別れた最後の日の事、覚えてる?」
オリビア「うん、覚えてる。あの時はとっても悲しかった。デニムなんか、クスクス…泣いてたわね」
デニム 「そうだったね。泣いてる僕にこう言ってたっけ『お父様が言ってたわ、神様は私たち人にとっても難しい宿題を出すんだって。それが出来たら幸せになれるって。きっと神様が二人とも会うのを我慢しなさいって宿題よ、だから泣かないで』ってね。そう言って、夕焼けで真っ赤になってたいつも遊んでたあの丘で絶対に会おうって指切りしたんだよね」
オリビア「そう、そう、よく覚えてるわね。それで私、早くデニムに会えるようにずっと神様にお願いたわ。何時の間にかそんな事も忘れて気付いた時には僧侶になってて…それからずっと教団のお仕事をしてたけど、何か物足りなかったの、それが何か解らない、解らないままお仕事に夢中になってたわ。そして戦争が始まって、噂の英雄が実はデニムだって知って、やっと思い出したわ。それで、こうやってまた会えて…私、嬉しかった。デニム、これからも…」
デニム 「すぅ…すぅ…(寝息)」
オリビア「クスッ…これからも一緒にいようね、デニム」
カチュア「私ね、あなたの不老不死の研究に興味あるのよねぇ~どうかしら?本当の事を話してくれたら逃がしてあげるわ。研究のために生きていたいでしょ?」
ニバス 「クックック…それは良い提案ですねぇ、いいでしょう。ファイアクレストはこの死者Qをもう一度100階まで降りれば手に入りますよ」
カチュア「そうなのね。貴重な情報をありがとう。あなたには感謝してるわ!!」
カチュアの一撃で絶命するニバス
デニム 「終わったようだね。で、隊長、どうするの?」
カチュア「絶対命令!もう一回死者Qを降りるわよ~」
デニム 「え~っあんなに苦労したのに~」
カチュア「ニバスみたいになりたい?」
デニム 「ちぇっ、わかったよ…」
カチュア「それじゃまた頑張って死者Q探検にいくわよ~(お宝も集められる、小娘も始末できるしまさに好都合~☆それにあのインチキ屍術師の不老不死の秘技など使わなくっても…)」
ようやく居り返し地点を越えたはいいが作者までも完全に展開が読めなくなってしまった我等がカチュアは果たして伝説の秘宝を手に入れる事が出来るのだろうか?次回川口デニム探検体シリーズ 戦慄!死者の宮殿にガラス細工のカボチャを見た?!をお送りします。お楽しみに。
カノープス「なあ、デニム。カマンダスガンって知ってるか?」