フィダック城城内

デニム「…もぬけのからか。……ん？」

カチュア登場

デニム　「姉さん！どうしてここに？！」

カチュア「助けに来てきれたのね。ありがとう、デニム！」

デニム　「無事でよかった…会いたかったよ、姉さ〜ん！」

カチュア「……………！」

デニム　「……………」

互いに突き出した短剣を見てしまい気まずくなる姉弟

カチュア「……（うかつだったわ…でも、この私の命を狙おうなんて、いつからそんな悪い子になったのかしら？）」

デニム　「……（チッ、やっぱりバレたか。今度こそ楽になると思ったのに）」　

？？？　「ここいたのか、カチュア」

デニム　「お、おまえは…」

黒ランス「ふむ、ゴリアテの英雄殿にわが名を覚えてもらうとは光栄というものだな」

デニム　「天ぷらのタルタルソース添え！！」

キレイにずっこける黒ランス

黒ランス「さ…作者め、このような笑いの取り方が許されると思うのか！」

だってネタ苦しいんだもん


そのころ、フィダック城地下

オズマ「いいこと、オズ。グラシャス家の名誉に賭け奴らを屠るのよ！」

オズ　「わかってるよ、姉さん」

オズマ「まず、お前の隊が解放軍の注意を引く。そして私が密かに主力を率いて側面を衝き壊滅させる。この作戦でいくわよ、いいわね」

オズ　「了解。奴らを皆殺しにしようぜ、姉さん」


またまたフィダック城城内

黒ランス「カチュア、ここは危険だ、撤退するぞ。こっちへ来るんだ」

デニム　「姉さんっ！」

黒ランスら退場

デニム　「……（ぼそっ）ラッキー☆」

オズ　　「小僧っ！貴様の相手はこのオレだ！」

オズ登場

オズ　「まさか貴様のような小僧に手こずるとはな」

デニム「セリエさんにボコボコにされたくせに」

オズ　「だ、黙れ！しかしだ、それもここで終わりだ！死ね、小僧っ！！」


フィダック城城内裏

オズマ　「上手くやってるようね。そろそろ私も行こうかし……」

暗黒騎士「オズマ様、どうなさいましたか？」

オズマ　「あら、いやだ。化粧が崩れてるわ。こうはしていられない、早く直さないと」

いきなり化粧を始めるオズマ


デニム　「敵は少ないぞ、一気に押せ！」

アロセール「雷神の弓があれば私は無敵。えいっ！」

暗黒騎士「ぐはっ！！」

暗黒騎士に１５２ダメージ！暗黒騎士死亡

オズ　「もう少しだ、もう少しで本隊が来る。野郎共！持ちこたえろっ！！」


暗黒騎士「オズマ様、そろそろオズ様と合流なさらないと…」

オズマ「待て、しばし待て！」

化粧を続けるオズマ


暗黒騎士「オズ様、オズマ様はまだですかっ！もう持ちません！！」

オズ　「もう少しだ、もう少しで奴らを殲滅できる！今こそロスローリアンの意地を見せろっ！！」


暗黒騎士「オズマ様、オズ様が危険です。そのくらいになさった方が…」

オズマ　「黙れ！身だしなみは騎士の嗜みであるぞ！！」

まだまだ化粧を続けるオズマ


セリエ　　　「セリ吉〜〜」

システィーナ「（赤面）…シス美の」

フォリナー’Ｓ「おまけ〜コぉ〜〜ナぁ〜〜〜〜」

システィーナ「何これ、姉さん？十代の読者は完全に置いてけぼりよ」

デニム　　　「だん吉の相方って森山ゆう子じゃなかったっけ？」

カノープス　「その前が川島なお美だ」

セリエ　　　「今日はお手紙が来てるぞ。コリタニにお住まいのセリエさん大好き（１７）からのお便りだ。『いつも楽しく拝見させて頂いてます』若いのに礼儀正しいな。感心、感心『僕はセリエさんの大ファンです』ありがとう☆『なのでＬルートでのセリエさんの扱いには我慢できません。そこで、ヴァレリア一億二千万人のセリエさんファンの敵であるオズの野郎をセリエさんの手で殺って欲しいのです。お願いします』だそうだ」

オズの首根っこを引っ張るセリエ

セリエ　　　「それじゃあ、君のリクエストに応えて奴の虐殺ショーをやってみようじゃないか☆さあ、来いっ！！」

システィーナ「え〜っと…（台本棒読み）お手紙を頂いたセリエさん大好きさんには、
セリエ姉さんのサイン入りグラムロックをプレゼントします。番組ではお便りをお待ちしています。あて先はこちら（下を指差す）まで。たくさんのおたよりお待ちしています」

オズ　　　　「ね、姉さん…た、助けてくれ…」

かくして乱戦の末、オズを倒したデニムであった。しかしまだ強敵オズマが控えている！果たしてデニム一行は勝利できるのであろうか？！次回川口デニム探検隊は「戦慄！フィダック城に謎の姉弟を見た？！〜後編」をお送りします。お楽しみに。


カチュア「だん吉の相方ってエバじゃなかったかしら？」

黒ランス「……君は本当に１８か？」