カチュア「あなたの本心がよ〜く解ったわ」
デニム 「ね、姉さん、誤解だよ〜」
カチュア「言い訳は聞きたくないわ!あなたは私なんかよりも戦いの方がいいのよ!!」
走り去るカチュア
デニム 「待ってよ〜姉さ〜ん!……………………(ぼそっ)ラッキー」
本心はやっぱりそれかい?
コリタニ城
デニム 「さ〜て、みんな〜張り切ってガルガスタン・ボンクラーズを倒そ〜☆」
カノープス「バルバトス派だってば。しっかし、デニムの奴張り切ってるなぁ。よっぽどカチュアを嫌ってたんだろ」
デニム 「ねえ、あの城門前の巨大なオブジェ…かな?あれ何だろ?」
城を覆い隠さんばかりの鳥らしき巨大なオブジェ。その中央には人の姿が!
ジルドア「♪ハァ〜トリこそ一番美しいィ〜」
カノープス「お前…出てくるのにはまだ早いんじゃないか?」
ジルドア「♪ハァ〜そこに見えるはァ〜まさにトリィ〜♪トリこそ最大の芸術品にしてェ〜私が最も愛する存在ィ〜♪だけどォ〜その赤毛はシュミ悪いのよォ〜」
カノープス「何か思いっきりムカつく」
デニム 「あのさ…お前、一体何者なんだ?」
鳥形オブジェの羽が開く
ジルドア「♪ハァ〜私はァ〜ガルガスタン歌合戦のアイドルにしてェ〜猊下の忠実な臣にしてェ〜トリ愛好家のォ〜ジルドアァ〜」
デニム 「…帰っていい?」
ジルドア「♪ハァ〜デニムよォ〜猊下の敵ィ〜取らせてもらうぞォ〜」
デニム 「………」
無言でオブジェの根元にバルダーアックスを振り下ろすデニム
ジルドア「♪ハァ〜何をやってるのォ〜止めるのだァ〜」
大音響とともに崩れ落ちるオブジェ!
ジルドア「♪ハァ〜猊下ァ〜申し訳ェ〜ありません〜♪ハァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ジルドア遂にコリタニ城前にて散る
デニム 「……行こう」
後編へと続く
--- 後編 ---
コリタニ城内
ザエボス「貴様はゴリアテのデニム!そうか、ジルドアは殺られたのか。まあいい、あんなバカなどどうでもいい。貴様ほどではないがな」
デニム 「人聞きの悪い事を言うなっ!お前には言われたくない!」
ザエボス「フッ…俺のチームの編成を見よ。ヒーリングプラスを装備したクレリック2人を後方に配備している。これで貴様達がいくら攻撃してもすぐに回復でき〜る!これぞ我等が猊下の定説なり!万が一にも貴様に勝ち目はな〜い!行くぞ!!」
突進するザエボス
ザエボス「オラオラオラァ〜〜〜〜〜!!」
更に突進するザエボス
ザエボス「ガルガスタン万歳〜〜〜〜〜!!」
中央通路をひたすら突進するザエボス
ザエボス「デニム、覚悟しろ!」
デニム 「あれ?他の残りはどうしたんだ?」
ザエボス「えっ?!」
味方を遥か彼方に残して果敢に突撃したザエボスであった
カノープス「この距離じゃヒーリングは届かないよな〜」
デニム 「…じゃ、とりあえずタコ殴りね」
デニム一行にボコボコにされるザエボス
ザエボス「くっ…貴様ごときクソガキに!コリタニ城は貴様にくれてやる!この代償は高くつくぞ!!」
転移石で逃げるザエボス
デニム 「自分でやられて何言ってるんだろ?あのバカ」
かくしてガルガスタンの残党からコリタニ城を解放したデニムであった。しかし奴等は新たな秘策をもってデニムの行く手に立ち塞がるに違いない!行け、デニム!人々が君を待っている!次回川口デニム探検隊シリーズも年末スペシャル「真の恐怖!コリタニの大地にガルガスタンの残党を見た?!後編」をお送りします。お楽しみに。