シナリオのバックボーンがしっかりしている点に尽きますね。 松野氏オリジナルの構想は、おそらく歴史の史実をモデルに練られたのだと思われます。サーガの第一章から八章までの一大叙事詩が完成しているならば、超大作シリーズになり得るでしょう! このシリーズが出た当初はもしや原作の文献が存在するのではと浅慮しましたよ。『ゼテギネア新生記』なんてネ。(^^; 当初のCMも含め、しっかりしたストーリー構成がなにより虜にします。 システムは二の次です。こちらが慣れれば好いだけのことですから。でも、最初は敷居が高いと痛感したのも事実ですが。 今作では、より現実的(あるいは生々しい)展開が世界観を膨らませていますね。前作に増して、立体的に重々しく描かれている。音楽もそれに併せて全体的に厳かな雰囲気を醸し出している・・・。キャラの顔グラもアダルトタッチでグッときます! 前作の斬新なシステムや壮大なマップ、割とポップなBGMもかなり好きなのですが、今作では局地的なバトルシステムへと思い切った発想転換には頭がさがります。 そういった開発スタッフの功績をも鑑みて、他のSRPGとは一線を画すゲームと心得ます・・・。
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