ストーリーについてはさんざ語り尽くされた感があるこのゲームですが、私自身はあまり考えたことがありませんでした。 第一章におけるデニムの目的とは?と疑問に思った発端は、フィダック上での選択に迷ったことです。 「敵と手を組めるはずがない…」という言葉は、数少ない彼の発言から読みとれるイメージ…優しくて謙虚で冷静で意志の強い正義漢…にはそぐわないものでした。 そこで、本来のデニム像というものがあるとしたら、何と言ったのだろうかと。 デニムの、目的、彼を取り巻く状況、会話中の選択肢、各アラインメントの定義から、そこらへんについて考えてみました。 キーワードはやはり、「ランスロット」と「ウォルスタ人」。 (1)ランスロットデニムたちの故郷と親の仇。 (2)ウォルスタ人多数派民族のガルガスタン人と紛争中で、弾圧を受けている。 ゲーム開始時点では、紛争はガルガスタン優勢なまま膠着状態で、デニムたちにとってはいつ終わるとも知れない迫害が続く毎日のはず。そんな状況に終止符をうつべく、ランスロット暗殺を企てます。 つづく