別のスレッドに書きましたけれども、 外伝は各クラスのHPが倍加したこと、STRが攻撃力と防御力の大半を司っていること(VIT、DEXは存在しない) で壮快感が落ちていると思います。弓が弱体化しているといっても、外伝のナイトがもっと打たれ弱ければ、打たれ弱い弱点をかいくぐって鋭い攻撃力の一撃を食らわしてやる、こういう快感が得られたはずなんですよね。 ゲームというのは、快感原則によって遊び手をつくっています。遊び手が「遊んでいる」快感を得ることは、基礎的な意味ではとても大切なことですから。 そういう意味では、外伝はタクティクスの原則を模倣しきれませんでした。増水や重量による移動力の補正、多彩なクラスの存在、という点では、タクティクス外伝は本家よりすぐれていると思うのですけど。 あと、グラフィックのドット数は本家に比べて少ないですが、色彩の明るさや色調という点では、外伝の色つかいはとても「快」で、気持ちがとても満たされます。本家の常に暗い感じの色調も決して悪くはないのですが、外伝は「ゼテギネアのまだ穏やかな時代」を扱っているので、明るい色彩にも理がかよっていると思います。 とくに夏の風景が綺麗です。湖とか湿地とか海岸とか。夏、秋、冬の三季節が用意されている点は、タクティクスオウガで実現できなかった点ですね。本家のヴァレリア諸島は季節風の貿易風が吹いている文明の中継地なので、季節設定にやや乏しかったのは、惜しい点だと思います。 そういう観点からは、外伝というゲームも非常に秀逸なスタッフを抱えているんですよね。只、とても残念なところがあるだけで。