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 「本など」の関連記事を一括表示 本など  2003-10-31 10:51  アキラ
      夏目漱石は?  2003-10-31 15:57  hellつっち
       サンキュウです  2003-10-31 19:14  アキラ
        少女地獄  2003-11-02 07:30  テク
         ダイバー・ダウン!  2003-11-02 09:40  アキラ
          嵌りすぎ・・・。  2003-11-02 16:37  hellつっち
           奇書  2003-11-02 18:34  テク
            訂正  2003-11-06 05:25  テク
             買いましたよ、読んでます  2003-11-06 16:23  アキラ

 

tera-naito 本など  2003-10-31 10:51  アキラ      

最近、図書館に行くように心がけています。
『お薦めの本』などありますか?
できれば純文学(変な日本語!?)が良いんですが。
自分の好みは解かっているし、ってことで、つまんないので。
お薦めしていただいたのを無視するようなスタンスでもないので。
もちろん、全部は無理ですけど。

そんな感じで、
では。では。



kirusurusuto 夏目漱石は?  2003-10-31 15:57  hellつっち      

 「坊ちゃん」とか『猫』あたりが入っていきやすいと思います。
でも、読破済みでしょうか・・・。

 変わったところでは、夢野久作の「ドグラ・マグラ」がかなりイッテます。真面目に嵌るとアブナイかも・・・。彼の著書は全体に深層心理をえぐっておりますので。
 僕は、彼の全作は踏破しておりませぬ。


tera-naito サンキュウです  2003-10-31 19:14  アキラ      

『ドグラ・マグラ』僕も読みました。
僕としてはいまいちな感じで・・・

漱石ですか。なるほど。
十年以上前に『こころ』を読んで。
それと教科書に載ってたやつと・・・

村上春樹が、漱石の“日本の近代自我形成”について語っていて・・・
まあ、歴史として読むって感じがいいんでしょうね。
読んでみます。薦められなかったら、読みませんでした、たぶん。

v(・∀・)v サンキュウです。


panpukinheddo 少女地獄  2003-11-02 07:30  テク      

夢野久作はこのスレッドを見た瞬間思いついたのですが、
アキラさんはイマイチとのことなので、路線変更。

ここで、ちょっと講釈を垂れますと、夢野久作さんのような
理詰めではあっても、クセのある文体は読みにくいと感じる
人もいるかもしれません。
こうした一種異様な雰囲気を持った作家さんは意外と多いです。
僕はこうした人々を「異界の住人」と形容します。
有名なところでは宮沢賢治などはその筆頭でしょう。
彼はまさに現世に存在する人間ではないからこそ描ける世界を
文学として形にし、それによって多くの人を異界へと連れ去る
のでしょう。

そんなところで、僕がオススメしたいのは泉鏡花です。
『外科室』『高野聖』などが有名ですね。
ですが、この人の文章非常にクセがあり、正直読みにくいです。

さらにオススメするとすれば、その鏡花をライバルとみなした
三島由紀夫です。三島さんは神経質な人ですから、鏡花の描く
変質的な世界に魅せられながらも、非常に整理された文体で
「鏡花的」な世界を描こうとしています。
こちらはそういう意味で非常に読みやすいでしょう。
『豊饒の海』なんかが有名ですね。長いですが。

さて、僕のレスも長くなってきましたのでこれくらいに。
趣向を凝らしてみましたが、いかがだったでしょうか。


tera-naito ダイバー・ダウン!  2003-11-02 09:40  アキラ      

レス、サンキュウです!

三島は『仮面の告白』を、十年以上前に読みました。
・・・あんまり憶えてない・・・大げさなおっさんだなあ、
なんて想った記憶が・・・それより、
右翼に脅されて右翼になったとか、腹切りとかの情報が・・・

泉鏡花は『高野聖』を、マンガ版で読みました。
面白かったです。
そう、そうっすね!
鏡花、面白いかもっすね!
読んでみます。 V(・∀・)V

しばらく潜伏します、ダイバー・ダウン!リード・ザ・ノヴェル!
では。では。




kirusurusuto 嵌りすぎ・・・。  2003-11-02 16:37  hellつっち      

 「異界の住人」・・・どんぴしゃ!
 同じ格付けなら、「谷崎潤一郎」などはどうですか?尤も、“耽美派”の人ですが。割と読みやすくて艶かしいですね(生々しいともいう)。
 「屋根裏の散歩者」とか・・・。


panpukinheddo 奇書  2003-11-02 18:34  テク      

アキラさんが潜行中ではありますが、さらにオススメを。

一般的に夢野久作といえば歴史に残る「最大の奇書」と
言っても過言ではないでしょう。
そういうわけで、そういう奇書を紹介してみます。

折口信夫『死者の書』
民俗学の権威柳田國男の弟子である折口信夫ですが、こんな
小説を書いてたりするんですね。僕はまだ読んでないので
大手を振ってオススメはできないのですが、柳田民俗学も
ある種の異界的な魅力を持っているため、期待できると思います。
古書店で探しているんですがなかなか見つかりません。

小栗虫太郎
この人は推理小説作家なのですが、そのボリュームと登場する
文献の多さは凄まじいです。『黒死館殺人事件』などが有名ですが
この人のシリーズものは読んで飽きないでしょう。
最近の安易な推理小説に偏見を持っていると打ちのめされますよ。

沼正三『家畜人ヤプー』
最近江川達也が漫画化してちょっと有名になりましたが、
このエロティックさ、グロテスクさは凄まじい。
そういうのがダメな方は避けたほうが良いでしょう。
ただ、変態性というのは突き詰めると知性に昇華する、とは
タモさんの言ですが、それは三島由紀夫さんなどが実証済みでしょう。
膨大な設定とSF的な世界を楽しめればオススメですね。

僕は最近江戸川乱歩などを読んでみたりしています。
少年小説に転向した後期はともかく、初期の作品は非常に陳腐な
言葉ですが純文学といった趣き。
変態性インテリジェンスの代表はやはりこの人ではないでしょうか。


panpukinheddo 訂正  2003-11-06 05:25  テク      

>一般的に夢野久作といえば歴史に残る「最大の奇書」と
>言っても過言ではないでしょう。

夢野久作の『ドグラマグラ』といえば
ですね。失礼。


sisukao-bu 買いましたよ、読んでます  2003-11-06 16:23  アキラ      

『草枕』、『高野聖』、買いました。
スローペースですけど読んでます。
現状報告などなど。

ではでは。


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