生 理
<気血> Ⅰ、生成
飲食物は口から入り胃に受け入れられる。飲食物は胃腸で消化吸収され糟粕・宗気・津液に分けられる。
Ⅱ、循環
気血は呼吸によって全身を循環する。
a、衛気(気)
衛気は朝、上焦の肺から上にのぼり眼に出、頭に上り膀胱経に沿って足の第5趾に行く。また眼の外側から分かれた陽気(衛気)は小腸経に沿って手の小指に行くものと胆経に沿って足の第4趾に行き更に上行して手の三焦経に沿い環指に至る。
b、栄気(血)
生成された栄気(血)は肺から全身に送られる。肺経、大腸経、胃経、脾経、心経、小腸経、膀胱経、腎経、心包経、三焦経、胆経、肝経、肺経の順に循る。
Ⅲ、働き
a、衛気は脉外を循る。昼間は陽経の通る部位、夜間は陰経の通る部位を循る。
b、栄気は脉中を循る。
<流注>
手の太陰肺経と手の陽明大腸経の流注概略図
注)これらの流注図はそれぞれの経絡が経穴の分布する体表面以外ではどのようなところを循っているかを図示することを主な目的としています。
参考文献 黄帝内経霊枢
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