初めての海外旅行(inThailand)97年3月 その2


3/24日

この日はバンコック市内でくつろいだ(笑)
朝はゆっくり起床して、朝食はそこそこに。とはいえ、さすが南国、果物がおいしかった♪

お昼はおばさんの家にいるお手伝いさん達が作ってくれたタイ料理を食べる。
辛さを抑えたトムヤムクンとか、タイ風薩摩あげとかを食べる。
いやー、辛い、酸っぱい、甘い。うーん、凄いな、タイ料理って。アジアンテイストっ。

トムヤムクンは、この後も何度も何度も食べることになるけど
あまり僕の好みとは合わなかった・・・世界三大スープらしいんだけどねえ。
タイ風さつまあげと春雨サラダは美味しかった〜。

この日はおばさんと一緒にロビンソン百貨店(日本資本だよ(笑))に買い物に行ったりしました。
しかし、びっくりしたのが店内の「タマリンド」の山!山!山!

最近でこそ日本でもダイエット食品とかで知名度が上がっている(ガルシニア)が
僕にとってはタマリンドは「ゲテ物ジュース」でしかイメージが無いため(笑)
タマリンドが国民的に浸透しているというこのタイにカルチャーショック(^^;;;
マカームって呼び方がこっちではメジャーみたい。

町並みを見ているだけで飽きないっていうのは、海外旅行ならではの楽しみなのかもしれない。
見る物見る物が全て日本とは違うのだ「・・・に似てる」っていうのはあっても。

バンコクの町並みは日本のそれに似ている。
しかし、発展したビジネス街のすぐ裏にはスラムがあったりなど、発展途上のアジアの現実も見える。
治安は意外と安全なようだ。おじちゃんと一緒にお酒を買いに夜の道を歩いたけど
怖かったけど、誰も手を出してこなかったし、悪そうな連中は居なかった。
うーん、むしろ東京の方があぶないんじゃないか?(苦笑)

とはいえ、当時は好景気、今はどうなんだろう・・・
当時から裏のスラム街とかに入り込むと身ぐるみ引っ剥がされるっていうから
この辺はアジアの現実と言うべきなんだろうか。

そして夕食はスクンビット通りにあるハンプトン・インにあるレストラン「スカイプール」へ。
ここは昼間はビュッフェスタイル、夜は生演奏がBGMのしゃれたレストラン。

こっちのホテルは明治時代の日本のように「外国人専用ホテル」というものがいくつもある。
ハンプトンインはどうだか解らないが、パタヤやライオンといったリゾートへ行くと
そう言うホテルが多くあるらしい、往々にしてそういう所の冷房はキツい(^^;;
暑いお国柄、涼しくもてなすのが最大のもてなしらしいが・・・・。

僕はここでもロブスターのテルミドール風を食べる。
パタヤのとはまた違って美味しかった♪

さて、翌日からは三日間、タイ国内の観光に行くことになっている。
さあ、明日は早いぞ。ということは早めに寝ることにしました(笑)

3/25日。

この日はバンコック市内のツアーに参加。
タイには、長期滞在者等のために、現地の日本人の法人が、タイ人のガイド(日本語はなせる)を使って
小さなツアーを企画しておいてくれる物があるのだ。他の国にも有ると思うけど。
俗に言う「オプショナル・ツアー」と一緒のようなもの。

このツアーでは、タイの王宮前(国会議事堂が側にある)や旧王宮であるウイメマーク宮殿。
他に涅槃寺、エメラルド寺院。大理石寺院等のタイの有名な寺院を見て回った。

寺院を見に行くときに水上バスを使った。凄いとばすので波がはじけて凄い凄い(^^;;
で、暁の寺院についてみると・・・・工事中の仏塔が(涙)

  

(上写真、暁の寺院の数々(笑)、左側は工事中の仏塔、本当は登れます)

数ある寺院の中で、一番気に入ったのは大理石寺院でした。けばけばしくなく、大理石って所が。
他の仏閣は非常に金箔とかが多用されていてキンキラキン(笑)
これが、タイ人の描く理想の来世なんだろうか、それともタイの金の産出量が凄かったのか。

 

ウイメマーク宮殿には、日本の昭和天皇・皇后両陛下から送られたという日本の着物とかが展示してあり
更にその部屋には昭和天皇・皇后両陛下の写真も飾ってあって
日本とタイの見えないつながりっていうものを見ることが出来てなんか嬉しかった(笑)

 

(上、ウイメマーク宮殿、ようは旧、王宮ということですね)

この日のツアーは、名古屋から来ているという親子のグループと一緒になり
昼食のホテルバイキングの時は色々と話しが出来て楽しかったです(食事はいまいちだったけど)
やはり、一人旅もいいが話し相手がいないと寂しいね。
日本国内では、結構いるものの、海外では自分以外とは言葉が通じにくいから・・・(^^;;

あと、この日に印象に残ったことと言えば、町中には今にも死にそうな犬やネコが多いこと。
宗教上の理由で、日本で言う保健所のような設備もなければ、どうこうすることができないからだとか。
でも、疫病の原因とかにもあるし、対策は立てなきゃいけないとおもうんだけどね。

帰りにはそのツアーのバスは宝石の加工工場の見学兼宝石の即売会の所を通ったが
僕は当然何も買いませんでしたー(笑)

帰宅して、夕食を食べに行くことに。

この日の夕食はスクンビットsoi24にある「ニューグレイト上海」なる中華屋」ここで
何を食べたかというと・・・北京ダックです!いやぁ、うまかった、異常にうまかった。
昨今日本で食べ放題レストランなんかで出てくる物はまがいものですぜ。旦那(汗)
後にも先にも現在ここまでうまい店には巡り会えておりません。

おなかいっぱい食べて、家について、お酒をちょっと飲んで寝ました。

3/26日。ツアー二日目。

この日も自宅前までガイドさんがお出迎え。
今日は水上マーケットの見学である。ダムナンサドワックというエリアの水上マーケット。
現状では観光客向けの趣が強くなってしまっているマーケットだが
現在でもこの地域に暮らしている人々はボートで移動して、高床の家に住んでいた。
現在ではどうなっているのか・・・。ちょっと心配だけど。

(左写真、運河沿いの家)

でも、もうこの時期からこの辺は庶民の利用率はほとんどなくなっているといわれていた。

 

(上写真右左:水上マーケットの賑わい。今はどうなんだろう、当時から外人率高し。)

僕はここでコットンTシャツとタペストリーを購入。
もちろん、半額以下に値切りましたっ(笑)それくらい値切れる価格に向こうも設定してるんだし。
「how much?」「***バーツだよ(日本語でここは返して来るんだなあ(笑)」
「Really?very expensive!!discount please!!」スペルは妖しいが
こんな調子で値切りまくる(^^;;

なにしろタペストリーは最初一枚300b、二枚で500bだという。
これを値切って二枚で200bまで値切ったからねえ。。。。。これでも高いかも?

ちなみに今日の同行者、親子連れの1グループのみ一緒。
娘さんは凄い人見知りで僕を避けているようだったが親御さんは結構親切だった。
僕もまあ、一人に慣れてたので、観光時間とかはちょっと距離を置いていた。
まぁ、寂しいけどね(笑)

マーケットを見た後は巨大な仏教建築である「大仏塔」←正式名称はどうなんだろう(汗)
世界で一番大きい仏塔だとのこと・・・。

 
(上写真大仏塔前での記念写真&はすの花祈願のやっている仏塔中央部の仏像)

タイの仏教施設ではよくある物なんだけど、蓮の花を頭に三回たたいて幸福を祈願するらしい。
当然僕もそれに習う(笑)・・・幸せになったかな?

その後、ワゴンツアーはヤシ園を見学して、膨大なヤシの実とカマド、変な魚をみて(笑)

(左写真、目を合わせると妊娠するらしい魚(笑))
(上写真続き、それゆえに間を紙で仕切って、目を合わせないようにしてるんだそうな、ホンマかいな(笑))

その後ワニショーと象のショーを見学。(確かローズガーデンだったような気がするけど・・・覚えてない)
ここで昼食だったんだけど、あまりにお粗末だったので失念。
象には乗せて貰うこともできたので、記念に乗せて貰う。

 
(上左写真、ゾウさんみんな集まりハイポーズ(笑))  (上右写真:ゾウのサッカー、なかなか面白い(笑))

(写真:ゾウの背中に乗ってます、思った以上にゆれます(笑))

思ったより象の背中はごつごつしていた。
歩いて貰ったんだけど、歩くときの振動がズンズン伝わってくる・・・・
想像より衝撃が強かったという印象が強く残っている。

ワニのショーはあんまり・・・・な物だったが
象のショーは凄かった、いつぞやにポカリスエットのcmでも出ていたんだが
本当に象がサッカーボールを操って試合してるし。

昔のビルマとシャムの戦争劇の時は
ホントに火薬で大砲ぶっぱなすような勢いで火を噴くし(熱風がこっちまでくる(驚))
壮絶なスタントにびっくりしました。

(あ、その前に変なマジックショーが間に入ってたことを付け足しておきます(笑))

そして帰宅。

今回の夕食は「タイすき」タイ式魚介類をスープでしゃぶしゃぶする料理です。
魚介類が新鮮だから、めちゃくちゃうまいっ!!
最後のおじやがまた最高っ!!なんか、美味しいもの続きで嬉しいっ^^;;;

お店はスリオンロードの「コカレストラン」でした・・・・日本で最近よく食べてるタイ料理の店
が実はここの支店だったってことに最近気づきました(笑)

家に帰って、ちょこっと飲んで、速攻で寝ました〜。

3/27、ツアー参加三日目。

この日はちょっと遠出。「戦場に架ける橋」の舞台ともなっている
カンチャナブリのクワイ川の鉄橋まで行くという物。そこで実際鉄道に乗っていけるというのだから
なかなかおもしろそう。

参加者はこの日は私だけ(笑)妙に陽気なタイ人のガイド(男性)とドライバーの三名で移動
ワゴンはキンキンの冷房(笑)、スコールが降った中を快調にカンチャナブリへととばしていく。

カンチャナブリでは(道中途中も入るかもしれない)
外国人墓地、日本人墓地。JEATH戦争記念館と見学していく。
外国人墓地は広い敷地に綺麗な芝生が敷き詰められ。外国風(当然か)のお墓が整然と一人づつ
並んでいたのに対し、日本人墓地は大きな慰霊塔が一本立っているだけというのは寂しかった。

やはり、勝者と敗者、なのだろうか・・・・。お寺も無く、外国人墓地は手入れされているのに
日本人墓地は手入れが入っていなかった・・・。(掃除はされているんだけどね)
当然、日本人慰霊塔には真剣に祈りを捧げました。

JEATHというのは確かJapan England Amerika Thailandの四カ国の頭文字に
DEATH(死)を引っかけて作った造語で、日本人がどれだけ悪事を働いたか・・・
というような事を宣伝している施設である。例によって僕的には嫌いな系統、いつでも日本が悪役である。

 
(上左写真:JEATHミュージアムの入り口)  (上右写真:泰麺鉄道で使われた機関車)

まぁ、タイは比較的親日国家なので、あまりひどくは書かれていないが
やっぱり、日本陸軍は相当極端なことをしたんだねえ。。。クワイ川の工事とかは
異常だったしね。

さて、今日はここからワン・プーと呼ばれる駅まで鉄道に乗るはずなんだが・・・・列車がこない(笑)
ガイド曰く「30〜40分遅れるのはあたりまえー♪」とのこと。なにやら列車の運転中昼食にすると
いうことで突然電車を長時間停車でお昼食べに運転手が行ってしまったりとかよくあるらしい。
・・・・定時運転の日本のJRと比べると偉い違いだ(汗)

 
(左写真、駅前にて記念写真、かなり待ちました(笑))  (上右写真:クワイ川鉄橋。歩いてわたれます(笑))

 
(上写真左:右:泰麺鉄道の路線図。左は最近の、右は銅版に作られているもの)

結局30分ほど遅れて列車は到着。一等車に乗せて貰う。一等と行っても木製客車だが。
お菓子とコーヒー、ついでにドリンクウォーター一本とおしぼり付き。

おしぼりは運んでくるときパフォーマンスで袋をパーンと音をたててつぶして空けて
渡してくれる(笑)お菓子はナッツ(?)のマフィンとプレーンマフィン(甘い(笑))のセットで
けっこーボリュームがあった。

対面式ボックスシートに真ん中にテーブルをつけてそこにお菓子等をのっける。
ボックスシートの間隔はそういうテーブル設置等のこともあって足がぶつからない程度の広さ。

僕以外三名はニュージーランドから休暇で来ているという家族三名だった(笑)
ええ、頑張って英語で話したよっ(汗)だって話し相手少ないし(^^;;
・・・っていうより、振り返るとこのころが一番英語話してたよーな気がする(汗)

なにやらニュージーランドから、シンガポールを経てタイへ来て今までで5日間たってて
それから三日後に日本まで行って来るとのこと。京都と東京という定番コースみたい。
「ずいぶんたくさんお休みが取れるんですねー」と聞くと「我々にとって年に一、二回は
これくらいお休みが取れて当たり前だよ」とのこと・・・日本人からするとえらいうらやましい。

・・・今の会社、やすめねーもんなぁ(苦笑)

列車はかなり怖い谷間を通り抜け、(木製の橋が崖にひっかけられるように作られた所を
ゆっくり、ゆっくり走っていく、左手の真下は谷だからなあ・・・怖いよ。)

そののちにワン・プーへたどり着いた。この駅の隣にレストランがあって、ここでビュッフェスタイルの
昼食、あいかわらずの内容だったがローズガーデンのものよりははるかに良かった。
ここまではニュージーランドの方々も一緒だったがツアー会社が違うためここでお別れ。

僕はこの後一気にバンコク市内へと帰るのだが、ガイドさんが「寄り道していい?」というので
寄り道(笑)なにやらお店で何か買っている・・・・持ってきたのはバナナの唐揚げ。
僕も一人前買って貰った。なにげにこれが凄くおいしかった。。。。。

実は、ツアーの昼食よりもずっとずっとこのバナナの唐揚げの味の方が鮮明に覚えてる。
うまかったんだもん(笑)

帰ってきてから、今夜の夕食へ。
今回はアジアホテルのブラジル料理屋「リオ」というところへ。
豆料理とかはイマイチだったけど、シュラスコはうまかった。。。。。

さて、次の日は最終日(バンコクで遊べる最終日)
この日はコンタクトレンズをしっかりと作って、あとは家でのんびりしていました。
夕食はひろこさんにちょっと離れたところのベトナム料理の店で生春巻やら
から〜い蟹とか食べました。あとは、この日記の元になる日記書いたり♪

翌日は朝9:45のフライトに乗って成田空港へもどりました。

初めての海外で見るもの触るものすべてが新鮮なタイ旅行。
ただ、その後あまりに怖かった飛行機になかなか乗ることができず、次の渡航は
社会人になってからでありましたとさ・・・・

最後まで読んでくれた皆様、ありがとうございました

Copyright 1997-2003 Kazumitsu Sakurai All RIghts Reserved

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