映画関連本
|
『欧米映画にみる日本』(社会評論社) 門間貴志:著 1995年9月1日 初版発行 外国人俳優が日本人役をした洋画や、日本人俳優が出演した洋画を通じて、外国からみた日本人感を論じた本。これまでに、いろいろな本で言われてきた事項ばかりで、目からウロコが落ちるような新しい意見はありませんでした。 日本人あるいは日本人俳優が出演している西部劇ついて、何か情報がないかと期待しましたが、全く記載なし。だけど、マカロニおよびヨーロッパ・ウエスタンについては、『レッド・サン』、『5人の軍隊』、『野獣、暁に死す』、『サムライ 荒野の珍道中』が紹介されています。 『サムライ 荒野の珍道中』では、トーマス・ミリアンとイーライ・ウォーラックの役名を取り違えていたけどね。『荒野のドラゴン』や『サイレント・ストレンジャー』が漏れていたのは仕方ないか。 |
|
『ビデオカレンダー』(小学館文庫) 田沼雄一:著 2000年1月1日 初版発行 1年365日、その日に関連した映画を紹介した軽い読み物ですが、雑学のネタになります。 この中で西部劇と関連する日が27日もあるうえ、一般的に知られていないB級西部劇まで紹介していたのには驚きました。 だけど、問題がひとつあり。『六番目の男』のようにネタバラシの内容があるんですよ。未見の人が見た時に、ミステリータッチの面白さが半減してしまいます。誰もが知っているような映画なら許されますが、知らない人が多い映画なので、気をつけてほしいなァ。 |