最低映画


『アローン・イン・ザ・ダーク』(2005年/監督:ウーベ・ボル)

孤児院で育ったカンビー(クリスチャン・スレーター)は、20年前の記憶が断片的にしかなかった。記憶を戻すために超常現象の事件を調べているうちに、1万年前に高度な文明を築いていた先住民族を滅ぼした古代生物の存在を知るが……

先住民族の遺跡から古代の地底生物が発見されるんですな。でもって、アメリカの秘密研究所が孤児にその生物の一部を移植するんですが、一人だけ逃げ出した少年がいるんです。秘密が漏れることを恐れた政府は研究所を閉鎖するんですが、キチガイ博士が研究を続けていて、20年後に封印されていた扉を開いたために獰猛な古代生物が地表に現れます。後は、古代生物との戦いに終始。はっきりいって、中身のない映画です。

クリスチャン・スレーターもこんな映画に出るようじゃ落ち目だねェ。人気ゲームが原作らしいのですが、シューティングは好きじゃないので興味ありませ〜ん。

 

『ウルトラヴァイオレット』(2006年/監督:カート・ウィマー)

新型のウイルスによって超人的な能力を持った新人類は、“ファージ”と呼ばれ、そのパワーを恐れて抹殺しようとする政府に対抗して地下組織を作っていた。ファージ抹殺兵器を破壊するために、バイオレット(ミラ・ジョボビッチ)は組織に命令されるが、その兵器は少年(キャメロン・ブライト)だった。秘密を探るためにバイオレットは少年を連れて……

テレビゲーム感覚の作品で、すぐに忘れてしまう映画です。似たような内容の映画が多いですからねェ。

主演のミラ・ジョボビッチは、『ジャンヌ・ダルク』や『めぐり逢う大地』を観た時には演技派女優として成長していくと思っていたのですが、『バイオハザード』からアクション女優になってしまいましたね。それもB級映画のね。普通は逆なんだけどなァ。

 

『DOOM ドゥーム』(2005年/監督:アンジェイ・バートコウィアク)

火星の遺伝子研究所で突然変異したクリーチャーが脱走し、科学者たちを襲いはじめる。サージ(ザ・ロック)率いる海兵隊のRRTS(緊急対応戦略部隊)が研究所に向かう。隊員のジョン(カール・アーバン)は、科学者として研究所で働いていた姉のサマンサ(ロザムンド・バイク)を救出し、極秘研究の内容を知るが……

“一人称シューティングゲーム”の元祖として知られている人気ゲームが原作とのことで、主人公の目から見たシューティングシーンを映像化したりして画面に工夫がみられますが内容は如何ともしがたいです。“何が、どうして、どうなった”というドラマ部分を省略してアクションばかり見せられてもね。

はっきり言って駄作で〜す。

 

『バタリアン4』(2005年/監督:エロリー・エルカイェム)

全て廃棄されたはずの化学兵器トライオキシン5がチェルノブイリで見つかり、巨大企業ハイブラテック社の科学者ギャリソン(ピーター・コヨーテ)が秘密裏に入手し、人体実験を開始する。高校生のジュリアン(ジョン・キース)は、バイク事故を起こした友人がハイブラテック社に連れ去られたことを知り、仲間と救出に向かうが……

最初から真面目に観ようとは考えていなかったのですが、予想以上にひどい映画でした。とにかく、なんじゃコリャの連続でツッ込む気にもならない、近年まれにみるトホホ映画といってよいでしょう。

これじゃ屁も出ないや。

 

 

 

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