（１９５５年･東映）
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（スタッフ） 監 督：内出好吉 原 作：高垣眸 脚 本：西条照太郎 撮 影：三木滋人 音 楽：小澤秀雄 （キャスト） 黒頭巾 ……大友柳太朗 美津次 ……喜多川千鶴 小染 ……千原しのぶ 桂小五郎……加賀邦男 近藤勇 ……神田隆 土方歳三……清川荘司 大屋惣介……沢村国太郎 半四郎 ……片岡栄二郎 お照 ……丘さとみ 痛快、極楽院の乱刃！ 息をのむ地雷の爆発！ |
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（感 想） 大阪から京に運ばれる薩長の倒幕資金を奪うために新選組が大阪に派遣される。その頃、黒頭巾は見世物小屋で、林珍々（リンチンチン）という中国人に変装して、拳銃の妙技を見せていた。 リンチンチンという名を聞いた時、『名犬リンチンチン』が一瞬脳裏をよぎりましたが、『名犬リンチンチン』がテレビ放映されたのは１９５６年からなので、それとは関係ないようですね。 西郷隆盛は、黒頭巾に軍用金の搬送を頼み、桂小五郎が黒頭巾に協力するためにやって来る。新選組は山伏の一団があやしいと睨み、追跡するが黒頭巾に行く手を阻まれる。 大屋惣介と４人の浪人が黒頭巾と偽って天満屋へ強盗に入り、主人の吉兵衛と客人の妻木靱負を殺し、京に向けて逃走する。靱負の一子・半四郎は、吉兵衛の子・お照と吉太郎を伴って黒頭巾を追うが…… 黒頭巾を巡って、曲射ちの相方である小染と、座長の美津次との恋の鞘当て。桂小五郎が率いる山伏と、新選組の追跡劇。それに、半四郎の仇討騒動が絡んでと、話がバラバラな展開の上に、内出好吉の演出がカッタルイので、クライマックスに向けていっこうに盛り上ってきません。 笑いをとろうとして、偽黒頭巾の浪人たちにコミカルな演技をさせていますが、ただシラケルだけ。 それでも、最後まで鑑賞に耐えたのは、大友はんのチャンバラがあったからで〜す。 |
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