（１９６１年･東映）
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（スタッフ） 監 督：河野寿一 原 作：野村胡堂（「万五郎青春記」より） 脚 本：棚田吾郎 撮 影：伊藤武夫 音 楽：鈴木静一 （キャスト） 徳川万五郎……大友柳太郎 徳川継友 ……黒川弥太郎 深雪 ……丘さとみ お夏 ……青山京子 乙女之助 ……山城新伍 徳川吉宗 ……若山富三郎 加納遠江守……月形龍之介 藪田助八 ……原健策 松平攝津守……北竜二 庄蔵 ……目方誠 青春の夢と希望に燃えて…… 豪快・大友の次男坊若殿行状記！ |
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（感 想） 御禁制の城修復工事の証拠となる絵図面を幕府の隠密に奪われた尾張藩は、江戸下屋敷にいる藩主の弟・万五郎が探索に乗り出す。 将軍・吉宗の側近・加納遠江守は、尾張藩主・継友と万五郎を失脚させるために、隠密元締の藪田助八を使って陰謀をめぐらすが…… ワッハッハと笑う大友はんの能天気な豪傑ぶりだけが目立つ凡作。監督が河野寿一だから多くは望めないが、それにしてもねェ。 丘さとみが死ぬラストは後味が良くない（死ぬんだったら、親父の北竜二の方だろう）し、月形は役不足で悪の本領が発揮できていない（原健策の方が存在感がある）し、目方誠は小生意気なだけで少年らしさがなく共感がもてない。 娯楽映画なら多少なりとも感心する見せ場を作ってくれよォ。 |