ポルノ西部劇


グラマー西部を荒す(1961年/監督:フランシス・フォード・コッポラ)

フランシス・フォード・コッポラの迷作西部劇だヨーン。

ヌードが世間に害毒を与えると説く男と、相棒のカウボーイの物語ザンス。 砂漠で裸の女に出会って以来、ヌード女性の幻覚に襲われるカウボーイが面白いジョー。射ち合いで引金をひこうとすると、敵が裸の女になっちゃうんだ、ニャロメ。

中学2年の時、オッパイ丸だしでガンベルトを着けただけの立て看板を見た時は、股グラが痛くなったものです。R指定のため、観ることはできず(紅顔の美少年だったので、どこからみても18歳以上にはみえず、チケットを買う勇気はなかった)、闇に隠れて立て看板を見ていました。早く大人になりた〜いと、思ったものですよ。大学に入って、『グラマー大行進』と2本立てで再映された時は、うれしかったですねェ。

主人公がストリップ劇場(ナイトクラブ?)に押しかけた時に、踊り子嬢のヌードが拝める程度のポルノというより女性の裸を見せるだけのヌード映画。現在だったらR指定の対象にならないような気がしますね。

 

Rowdy Gires(1999年/監督:スティーブ・ネビウス)

色仕掛けで男を騙して大金を奪ったベルベット(シャノン・トゥイード)が、乗合馬車(駅馬車というより幌馬車)で逃走中、強盗団に襲われる。カリフォルニアに行くことを夢みている女サラ(デナ・ブルックス)と、ベルベット以外の乗客は全て殺され、二人は強盗団に拉致される。強盗団のボスの情婦ミック(ジュリー・ストレイン)に殺された保安官の弟が強盗団を追ってきて、捕らえられていたベルベットを救出する。ベルベットと保安官の弟が愛しあうようになり、強盗団のボスとサラも愛しあうようになるが……

10分おきにオッパイ(それも巨乳)を眺めることができるポルノというより、ピンナップ西部劇。主役の三人は雑誌“プレイボーイ”のモデル出身(プレイ・メイトね)ですからね。同じプレイメイト出身でもシンディ・クロフォード、パメラ・アンダーソン、エリカ・エレニアックと比べると、かなり見劣りがします。

射ち合いなんて二の次。演技も期待できません。中身のない映画(この手の映画に内容を期待するほうがムリ)ですけど、退屈せずに観ましたよ。(根がスケベーだから)

 

荒野のエロガンマン アウトローズ(1999年/監督:ジョー・ダマト)

メキシコ山賊のペドロ一味は一仕事を終えると、女を強姦しに必ず町にやってくる。無力な女たちは絶望的な状況に嘆いていたが、用心棒を雇うことに決め、二人の女が名うてのガンマン・ロッキーに依頼する。ロッキーは仲間を集め、7人のガンマンが女たちを守るために町にやってくる。ロッキーたちの報酬は、お金+セックス。依頼にきた二人の女と、早速ロッキーは二輪車で楽しみます。ロッキーの仲間もスキモノ揃いで、訪ねる相手は、誰も彼もアレの最中。

拳銃の射ち合いはなく、股ぐらの射ち合いばっかり。結局、メキシコ山賊との対決はなく、町にきたところでエンド。監督のジョー・ダマトは、この続編を製作中に心臓発作で帰らぬ人になったとか……

続編は完成したのかなあ。ジョー・ダマトという監督さん、エロ映画専門なんですが、ジュリアーノ・ジェンマが主演した『新・さすらいの用心棒』(未公開)の撮影を担当しているんですよ。

洋物ポルノは、女優よりも巨砲自慢の男優の方が有名らしいですね。だけど、モザイクばかりで、それも画面全部にモザイクがかかるので、眼がチラチラしましたよ。(笑)

 

※ダマト監督の遺作となった『カラミティ・ジェーン』(ボカシなし)を観ましたが、続編ではありませ〜ん。セットは西部劇でしたが、西部劇の要素が全然ないのです。特大ソーセージと赤貝ばかり見せられてもねェ……

 

 

 

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