まず最初に断っておきますが、私は修羅の門の原作(講談社コミックス、1〜31巻まで好評発売中)が大好きです。(とりあえずこの文章を書くために、全巻読み返す) …グスッ、いやぁ、やっぱりイイですわコレ。それぞれの「戦う理由」。自分の強さを試すために戦う者や師の願いを果たすために戦う者、それぞれの「負けられない」想いを全力でぶつけあって生まれるドラマ。もぅタマランです。特に5巻の羽山戦や21巻のアリオス戦など、感動して泣いてしまいました。物語に感動して涙を流すなんて、幼稚園の時に「一休さん」の最終回を見た時以来です。まだ読んだ事が無いのなら、是非持ってる人から借りてみてください。保証します。これからこの文章の中で色々と言うと思いますが、それも「原作が好き」だからこそ、という事を覚えておいてください。 やや脱線しましたが、プレイステーション用ソフト「修羅の門」。事の発端は、週刊ファミ通にこのソフトのレビューが載った時の事。
普通、雑誌のレビューではどんなにツマラなくても販売する会社への考慮からか、3〜4点どまりなのですが、こんな前人未到の点数がついてしまったからさぁ大変。それまでは原作のファン(私含む)が注目していた程度だったのが、一気に全国のクソゲーマニアのターゲットとなってしまいました。 そんな中、私の会社の先輩(格闘技ファン)がこのソフトを定価で買ってしまいました。私は心中「やってもうたか」と思っていたのですが、翌日その先輩から「これ、2000円で引き取ってくれない?」などと泣きつく様な内容のメールが届きました。 とりあえず興味だけはあった私。当然即答で「OK」と返事を出します。
ソフトを手に入れた私は早速家に戻ってゲーム起動。まず現れる社名ロゴ。もちろんスキップ不可。このスキップ不可というのはクソゲーソフトの伝統芸みたいです。 …もういいや。はいスキップ。
さてさて、いよいよ本編。使用キャラの選択。とりあえず主人公・「陸奥 九十九(むつ つくもと読む)」を選択。第一戦目は「海堂 晃」。う〜ん、あの原作の激戦が再現されるんかぁ…。期待は高まります。
…やけに緊迫感の無い効果音が鳴りやがります。…ま、まぁいいでしょう。次は奥義・「虎砲」を出してみましょう。これもR1ボタン一つで出せる親切設計。原作同様に力を込めた拳を突き出して…
虎砲を食らって大きく吹っ飛ぶ海堂。…出て来い製作者。もうちょっとふさわしい効果音ってのがあるだろ。原作でも「ガシィッッッ!!」とか音出てたぞ。 吹っ飛んだ海堂は、起き上がってこちらに向かって突進してきます。そこにタイミングを合わせて旋をHit!またも吹っ飛ぶ海堂、起き上がってまたこちらに突進してくる海堂。…どうやら何も考えてないようです。 まぁ、こうして繰り返し「旋」を出してるだけで難なく勝ててしまった海堂戦。 こうして、「旋」を出してるだけで、っていうか○ボタンを押してるだけでどんどん勝ち進める親切(?)設計。そうして何戦か戦ってるうち…。
何か敵の関節技を受けたら、小枝を折る様な音がしました。腕がダラリとさがってます。どうやら腕の骨を折られた様です。私はまだ人の骨を折った事が無いので、この音がリアルなのかどうかはわからんです。どうやら、これが説明書に書いてある「肢体破壊技」というヤツらしいです。つうか、こんなに人の骨は簡単に折れちゃうんでしょうか?
気を取り直して、次は陸奥 九十九と激戦を繰り広げ、ついに「神の領域」に踏み込んでしまった「片山 右京」でプレイ。代名詞とも言える「菩薩掌」を出してみます。この技は、両手の間に相手の頭を挟み、脳に直接打撃を加えて相手に超絶なダメージを与えるスンゴイ技なのです。
「クッ…。」込み上げてくる笑いの衝動。つうか、なんかハエが飛んでる様な音がしてます。「プププッ…」あぁ、苦しい…。たぶん明日は腹筋が筋肉痛でしょう。 なんだかんだいってもこのソフト、結構楽しめるんじゃないか、って思い始めてます。つうか、菩薩掌に惚れました。
…断られました。全員に。ひでぇっす。こうなったら、私も修行して、「修羅の門マスター」になりますから、誰か対戦してください。切望。 |
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Writen By Dai.Kazami