注文住宅と建売住宅。建物を取得しようとするとき、あなたならどちらで検討されますか?「どっちもたいして変わらないんじゃない?」と思われました?それとも「注文住宅は土地持ちの人が、建売は土地を持っていない人が」と思われましたか?実はどちらも正解でもあり不正解でもあります。 ここでは、注文住宅・建売住宅それぞれのメリット・デメリットを考えてみることにします。突き詰めて考えていくと今まで意識しなかった事柄が見えてくるかもしれませんよ。 |
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○いざ比較!注文住宅 vs 建売住宅!!(順不同) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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○やっぱり理想は注文住宅か? | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
上記のように比べていくと、やはりというか、ごく一部の項目を除いては注文住宅の方がよりよい住宅を取得できるように思います。最近話題の「欠陥住宅」についても、問題になるような建物はそのほとんどが建売住宅であることを考えると、最初に多少費用がかかったとしても注文住宅にしておいた方がベターなのではないでしょうか? | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
テレビでもたびたび「欠陥住宅」について取り上げているように、後から補修することが可能なレベルの欠陥だったとしても、その度合いによっては小さな新築住宅がまるまる一軒建ってしまうのではないか、というくらいの費用を用意しないと欠陥を撲滅できないケースもあります。そうなると「安物買いの銭失い」に近い形にもなってしまうと思われるのです。 |
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モチロン、建売住宅全てが欠陥住宅だとは思ってはいません。良心的に建築し販売されている会社もいっぱいあります。ただ欠陥住宅と呼ばれる建物の発生物件としては、やはり建売住宅が多い傾向にあることも、上記の比較を見ていく中でおわかりいただけるのではないでしょうか? 「ウチだけは大丈夫」「ウチに限って欠陥なんて........」と思っておられる方、今からその認識は改めた方がいいですよ。欠陥があることを指摘されるのは怖いことですし、できれば聞かずに済ませたい心理もよくわかります。ですが、もし欠陥があった場合、そのまま放っておいて治るものでは絶対にありません。小さな欠陥も、放っておくことで大きな欠陥になることもあります。早めの点検を受けて、早めに処置することで掛かる費用にも差が出てきますので、何事も早め早めが肝心です。 |
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○建売住宅なら一度は受けてみよう欠陥検診 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
注文住宅なら建築途中でチェックできるためあまり神経質にならなくても大丈夫ですが、既にできあがってしまっていて後から確認することが困難な建売住宅を購入された方は、できれば一度は欠陥検診を受けてみた方がいいと思います。欠陥をチェックすることを仕事としているプロの会社や集団もありますが、簡単なチェックなら普通の設計事務所でも鑑定することはできますよ。 全ての欠陥を指摘してその補修費用の見積までとなるとプロの会社に頼んだ方がいいのですが、「とりあえずどんなものか.......」というレベルのチェックであれば設計事務所を活用してみましょう。そんなにお高くない値段(日当程度?)でとりあえずレベルは見てもらえると思います。 |
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とりあえずレベルのチェックをしてもらうにしても、ただ見るだけではわからないケースが多々あります。そこで依頼する側としても、最低でも下記のもの程度は準備しておきましょう。 |
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1.売買契約書 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
拝見しないかもしれませんが、建売住宅の場合どんな条件で売買されたのかによって見方が変わる場合があります。ですので一応準備しておきましょう。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2.建物の設計図一式 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
図面が全く無いということはないと思います。売買される際に添付書類として添えられていたりするのでわかりにくいかもしれませんが、図面らしきものは全て用意しておいた方がいいですね。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3.建物の確認申請書並びに確認済証、検査済証 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
販売される際に最低限確認申請書&確認済証は引き渡されるはずです。場合によっては検査済証は無いかもしれませんが、あれば用意しておいて下さい。 |