2008年6月度MCTツーリングレポート

2008年06月20日 第1版公開

日時

6月15日(日)

目的地

渋川伊香保〜草津〜万座〜須坂〜菅平〜佐久〜清里〜須玉
※高速を使わないとなかなか行けないルート

天候

晴れ のち ところにより曇り

  

梅雨のまっただ中だというのに、天気予報ではどこもかしこも「晴れ!」の予報。これならレインウェアを持って行かなくても大丈夫そうだ。その方が荷物も減って助かるし。(^^;

AM3:10、ケータイ目覚ましの音で目が覚めた。今回は集合時間はいつもと同じだけど、集合場所がいつもと違い関越道の三芳PA。なので30分早いのと同じ感覚で起きないと。(^^; 昨日は娘の学童の運動会があり、特に足が筋肉痛。疲労もあったので起きられるか心配だったけど、やっぱりツーリングとなると起きられるみたいだ。(笑

いつものように早速外に出て天候チェック。まだ曇っているが、予報を見る限り大丈夫だろう。またあとでチェックしておこう。

暖気中の KATANA

朝食はいつものようにトースト一枚とモーニングコーヒー。これだけにしておけば、最初の朝食休憩の時にはまたお腹が空くのでちょうどいい。AM4:30頃になると空も明るくなり、雲も少しずつ切れてきた。これならレインウェアは不要だな。

AM5:00、ちょっと早いけど早めに行こう、と外に出る。暖気中は静かな住宅街に響く音がご近所さんに迷惑を掛けてしまっているが、クルマと違ってきっちり暖機をしないとちゃんと走ってくれないし、エンジンにもよくないので致し方ない。暖気を終え、AM5:10に家を後にする。

  
都道15号【小金井街道】を清瀬方面に走って行く。昼間なら混む清瀬の踏切付近も早朝だととってもスムーズに通過できるので、朝はちょこまかした裏道行くよりも、大通りを走った方が速い。【柳瀬川通り】から下水道清瀬処理場の脇を通っていくと、所沢 ICのすぐ裏に出られる。

ETCの“威力”で、所沢 ICはノンストップで高速本線に合流。三芳PAはすぐにあるのですぐ着いてしまう。A^^;
  

集合場所の関越道・三芳PAにはAM5:30に到着。速く走ったわけでもないのに20分で着いてしまった。集合時間までまだ30分もあるので私が一番乗りかと思いきや、もう既に何名かが集まっていて驚いた。

集合時間のAM6:00までにほぼ集まった。

私より先に、AM5:30には来ていた人たち 総勢23名で朝のミーティングを

参加メンバー紹介

 

参加者

愛車

備考

K宮社長 FORESIGHT EX  
O川氏 Freeway 自分のバイク・RZ250 はまだ動かせる状況にならず、友人のバイクを借りて参加
U海氏 YZF-R1  
  T島氏 RZ250  
  H詰氏 FZS1000 FAZER  
  M尾氏 ZZR1400 2004年11月以来の参加
ZZ-R1100(D型)改から乗換
  M山氏 Ninja ZX-10R 2004年11月以来の参加
ZX-10改から乗換
  T野氏 NSR250R SE VFR400Rはお休み
  N.T中氏 CB400SB  
  N野氏 ZRX1200R  
  K谷氏 ZZ-R1200  
  S沼氏 SKYWAVE650 LX  
  H本氏 SR400 GSX1100S KATANAはお休み
  K藤氏 Hornet  
  T山氏 CB750 M山氏のお知り合い・初参加
  S沼Jr.氏 GSX1100S KATANA S沼氏の息子さん・初参加
  H.I 藤氏 GSX-R1100  
  I 村氏 CBR600F4i  
  W林氏 GSX-R1000 SHADOW SLASHER 400から乗換・昨日納車されたばかり!
  S木氏 Bandit1200S  
  K山氏 DragStar1100 (DS11)  
  I 上氏 CB1300SF 初参加
S枝 GSX1100S KATANA

以上の23名だ(*印はMCTクラブ員)。一泊ツーリングを除いた日帰りツーリングとしては、過去最高の参加人数となった。

 

今回のルートは次のように予定している。
  
行き




関越自動車道・三芳PA関越自動車道利用 → 渋川伊香保 IC → R17 →〔鯉沢〕交差点左折 → R353長野街道 →〔大津〕交差点右折 → R292草津道路 →(草津温泉街)→ 群馬県道466号上信スカイライン → 長野県道112号大前須坂線 → 長野県道54号 → R406大笹街道 →〔菅平口〕交差点右折 → R144上州街道 →(上田市)→ 上田市街あたりで昼食予定
  
帰り





昼食処 → R18北国街道 →〔平原〕交差点右折 → R141佐久甲州街道 →(清里)→ 中央自動車道・須玉 IC 又は 韮崎 IC → 中央自動車道利用 → 八王子 IC → R16東京環状R16八王子バイパス → 都道169号 → 都道59号 →〔多摩大橋〕→都道29号新奥多摩街道 → 都道256号(旧・R20)甲州街道R20甲州街道 →〔本宿交番前〕交差点左折 → 都道17号 → 都道14号東八道路池の上通り → 都道248号新小金井街道 →(裏道)→ 都道15号小金井街道 →(裏道)→ Kiyomiya

そういえば集合場所まで来る時もそうだったが、この時季でも早朝は結構冷える。昼間の暑さを見越してTシャツ1枚&フルメッシュジャケットというウェアで集合場所まで来る時、ウェアを通り抜ける空気がかなーーり冷たかった。なので念のため、と持ってきておいたジャケットのインナーを出発までの間に着ておこうと思っていたけど、集まって雑談している間はすっかり忘れていた。A^^;

全員が集合した所で朝ミーティング。高速区間はフリーとし、渋川伊香保 ICで集まることとした。フリーなので各人それぞれバラバラに出発し、AM6:15に三芳PAをあとにする。

  

空が青く広がっている中、関越道を新潟方面に走って行く。う・・・・・涼しい・・・・つか、寒いかも。(笑) やっぱりウェアのインナーを着ておけばよかった、と走り出してすぐ後悔。A^^; 途中のPAで停まって着込んでもよかったが、え〜いままよ!とそのまま走り続けていった。すると程なくして、空が厚い雲で覆われ始めた。あれ?今日ってどこもかしこも「晴れ!」じゃなかったっけ??それと同時に空気もさらに冷え、後悔の念がさらに増した。

群馬県に入って少ししたあたりから雲が切れ、再び青空が空を支配してきた。ウン、やっぱり今日は青空がよく似合う。天気がいいだけで、同じ走りでも気分がよくなるものだ。

覆面とかもいなさそうだったのでちょっとばかりスピードを出させてもらい快調に走っていると、何台かの参加メンバーのバイクを追い抜いたりしていく。追い越し車線での走りが疲れると走行車線に戻ってノンビリしたり。その繰り返しで走って行く。そんな中、S木氏とK山氏が連れ立って走っているところに遭遇した。走行車線に戻ってノンビリ走行していると、2台一緒にブォ〜〜〜ッとスピードを増して走り去っていく。S木氏はカウル付バイクだから楽ちんだろうけど、K山氏は空気の抵抗をまともに体に受けるバイク。結構辛かったんじゃないだろうか?(^^;

前橋 ICの手前あたりだっただろうか、後ろからとても眩しいヘッドライトを点けたバイクが迫ってくる。その眩しさと二つ目ライトから、すぐにH.I 藤氏だと分かった。H.I 藤氏的には「だら〜〜っと走って 200km/h 」らしいので、それ以下の速度ではノンビリ走行の部類なのだろう。(^^; 抜かされたあとはそんなにすっ飛んでいかなかったので、H.I 藤氏の真後ろについて風除けにさせてもらった。A^^;

H.I 藤氏についていく形で渋川伊香保 ICへ。ETCなのでスムーズに出て、広くなっているスペースにバイクを駐める。ここで全車が揃うのを待つ形になる。AM7:00、渋川伊香保 IC着。

渋川伊香保 ICで再集合 親子で参加のS沼氏 三芳PAから 100 km 弱の距離があるので、ほぼ同時に出発してもメンバーが到着するのはバラバラ。一番速く到着した人から一番遅かった人までは30分くらい間が空いていた。

と、ここでトラブル発生!O川氏のバイクのフロントタイヤがパンクしてしまい、寄居PAで立ち往生している、という。O川氏はパンク修理材を持ってなく、

加えて寄居PAにはGSが無いのでパンク修理不可能。約 5 km 先に本庄児玉 ICがあるが、そこまで自走もできないくらいらしい。さて、どうしたものか・・・・

K宮社長の到着後、O川氏の状況を伝え対応を検討した結果、K宮社長が戻って「対応します」とのこと。他のメンバーに迷惑は掛けられないので、本隊はそのまま先に進むことにした。ここで、K宮社長とO川氏の2名が離脱となった。AM7:35、本隊はK宮社長をその場に残し、渋川伊香保 ICをあとにした。

  

R17に出て北上し、2つに分かれるR17のバイパスの方に進む。このバイパスはまだ建設中で、まだ途中までしか開通していなく、まだ道幅の半分しか供用できていない。それでもR353に抜ける道として、利用するクルマは多いみたいだ。そしてそのR353へと道が曲がる直前にあるコンビニに入ることにする。AM7:45、セーブオン【子持鯉沢店】に到着する。

早朝にトーストを1枚食べてきたとはいえ、やっぱりお腹が空いた。いつものようにおにぎり2個と缶コーヒーという組み合わせの朝食をとる。おにぎりなのにお茶じゃなくナゼに缶コーヒー?と思われるかもしれないが、昔っからこの組み合わせが私のスタンダード。ごく当たり前になってしまっているので違和感はもはや感じない。A^^; ノンビリ休憩中 青空が気持ちいい
〔右側写真提供:S木氏〕

ここでも空気がまだ冷えているので、思い出したようにウェアのインナーを着ようかどうしようか迷うが、結局はそのまま。きっと、この先は日差しで暑くなってくる、と信じて。(^^;

ところで2台が離脱したとはいえ、現段階ででも参加台数は21台。これを一人で引っ張るのは無理がある。なのでU海氏に真ん中くらいに入ってもらい、寸断されても大丈夫な形にしておく。全体の先頭は私が引っ張っていくことに。

また給油のタイミングだけど、集合場所の三芳PAからここまでで約 100 km。おおむね 200 km 以内ごとに給油していくつもりなのであと 100 km は大丈夫な計算だけど、草津を超えた先にはどのあたりに開いているGSがあるかわからないので、H本氏の進言もあり、中之条町のあたりで早めの給油をしておこう、となった。

30分ほど休憩し、AM8:15にコンビニをあとにする。

  

R353【長野街道】の街並み R353【長野街道】が吾妻川に沿って走る部分の景色 〔鯉沢〕交差点を左折してR353【長野街道】に入っていく。片側1車線のごく普通の道で、決して飛ばせる道ではないが、前を行くクルマがそこそこ飛ばしてくれるのでストレスなく走っていける。

街中でも青空が綺麗だったが、吾妻川沿いを走っている時も気持ちがいい。

〔走行写真提供:S木氏〕

中之条町に入ると、市街地の手前で道が二手に分かれる。左に行くとバイパスで、中之条町の中心街を避けてR145に抜けられる。R145に入ってから、最初にあったセルフのGSで給油とした。だが混雑して時間が掛かるのを避けるため、U海氏以下の後半の人たちは別のGSに向かって走り去っていった。セルフのスタンドはもうかなり浸透したようで、まごつく人はいなかった。前半の全車が給油したのを確認し、約10分後に再スタートした。

R145を西に向かって走って行くと、それまでよりも道がどんどん細くなっていく。街は全く無くなり、森林の中を走って行く感じだ。その途中にあるGSはみな小さい上に軒並みお休みばかり。先に行った後半組は、いったいどこで給油するんだろう???と心配になった。

〔大津〕交差点の角にようやく営業しているGSがあったが、そこに後半組の姿は無し。あれ?ホントにどこまで行ったんだろう???ツーリングマップルには、その先では〔草津〕交差点の手前のGSまで無いみたいだ。もしそこまで行っていなかったら、連絡を取ってみることにしよう。(^^;

R292【草津道路】では、道の角度によっては草津白根山が眼前に見え、広い空と相まって気持ちがいい。前をクルマに塞がれたままの走行だったが、それが苦にならないくらいのペースで流れているのでありがたい。

ふとミラーを見ると、いつの間にかバイクの列が長〜〜く続いている。後半の人たちが合流できたの

R292【草津道路】で草津に向かう。広い青空が気持ちいい 〔草津〕交差点で信号待ち。この時、後半組が後ろについていることが確認できた
かな?と思いよく見ると、なんかそれよりも長く感じる。もしかしたら別のグループ

〔走行写真提供:S木氏〕

も混じっているのかもしれないな。それくらい長〜〜〜い隊列になっていた。

〔草津〕交差点で信号待ち停車した際、ようやく後半組の人たちが無事に隊列に戻っていることを確認できた。交差点のすぐ脇にあるコンビニで休憩したい衝動に駆られたけど、今回はいかんせん距離のあるツーリングなので先を急ぐことにする。

  

R292【志賀草津道路】はどんどん高度を増していく このあたりでは草津温泉特有の“硫黄のニオイ”が強烈 〔草津〕交差点を左折した後のR292は【志賀草津道路】となり、道の様相も一変する。草津白根山に向かって上っていくワインディングだ。さぁクネクネ道が楽しめるかな?と期待していたけど、ワインディングになると前を走るクルマの速度が途端に落ちる。中には安全な所で左に寄ってバイクを先に行かせてくれるクルマもいたが、数台前に観光バスがいるのを見て諦めた。
〔走行写真提供:S木氏〕 それより、高度が上がっているので空気が薄い上、気温が低い。Tシャツ&フルメッ
シュジャケットの身にはかなーーり辛かった。ハッキリ言って、寒い!A^^;
湯釜のそばにあるレストラン白根の大駐車場に入るクルマで少々混んだ。時間的に休憩してもいい頃かな?と思っていたので入ろうかな、と思ったけど、入口にある「有料駐車場」の表示を見てやめた。そこが目的地なら仕方ないが、ただ休憩するだけでお金が必要なのはちょっと違うと思うので。(^^; 駐車場が無料だったらおそらく立ち寄っていたと思う。

けれどそろそろ休憩してもいい頃合いなのは間違いない。どこか適当な所で停まりたいなぁ、と思うが、こんな山間の中ではコンビニもないし、さてどうしたものか。

湯釜そばのレストラン白根の大駐車場に入るクルマ待ちで少々渋滞。ここで一休みできるとよかったのだが、駐車場が有料との表記を見て断念した
  

〔走行写真提供:S木氏〕

ようやく駐車場渋滞を抜けたと思ったら、その駐車場から出てきた観光バスにまた前を塞がれた。ありゃりゃ、またスローペースで走って行かなくちゃいけないのかなぁ?と思ったら、程なくして「300m先・群馬県道466号【上信スカイライン】左折」の標示板が見えた。観光バスがそのまま直進して行ってくれることを祈っていたら、観光バスはそのまま志賀方面に直進して行ってくれた。ただバスのすぐ後ろ、私らの直前を走っていた軽トラが私らと同じ方に曲がっていく。今度は軽トラの後ろか・・・・と落胆しかけた時、軽トラが左に寄って私らを先に行かせてくれた。手を上げ礼をして先に行かせてもらった。

群馬県道466号【上信スカイライン】は細くくねった道が続く。道が二手に分かれていた所で標識が出ていたが一瞬のことでどっち方面に行けば正しい道かがわからないまま、道幅が同じ太さのまま左に緩やかに曲がっていく道の方に進んで行ったら、少しして【万座ハイウェー】の表示が。あれ?これは有料道路だ。こっちの道に行ってはいけないことだけ覚えていたので即座に停車。Uターンした。Uターンした所にちょうどトイレの建物があり、後ろの方の人がそっちに乗り入れてメットを脱いでしまったので、そこで強制的に?休憩となった。A^^;

万座ハイウェー入口にある有料トイレ 他のグループもいっぱいいてバイクだらけ。後ろに見えるのが万座ハイウェーに続く道 メットを脱いで時計を見るとAM10:15。朝休憩のコンビニからちょうど2時間走ってきたことになる。時間的には休憩して丁度いい頃合いではあった。

そしてここで衝撃的ニュースが!なんと、朝にトラブルで離脱したO川氏と救助に向かったK宮社長が、二人乗りして菅平の方に向かっている、というではないか。てっきり二人ともあのまま離脱するも

〔右側写真提供:S木氏〕

の、と思っていたので、驚くとともに再合流できることを素直に喜んだ。と同時に、パン
クしたバイクはどうしたんだろう?と素朴な疑問が。もちろん、先回りしてではあるが追いついてくる以上、パンクしたバイクはどこかに置いてくるのだろうけど。(^^;

とりあえず、ここの有料トイレにはトイレしか無く喉も潤せないので、コンビニを求めて先に進むことにする。AM10:25、万座ハイウェー入口の有料トイレをあとに。

  

来た道を戻り、先ほど曲がり損ねた細い道に入っていく。曲がると同時にかなりの上り坂になっていく。道はさらに細くなり、車同士ではすれ違いがスムーズに行かないくらいの道幅になっていく。対向車には細心の注意が必要だ。“スカイライン”と名が付いてはいるが伸びやかな道ではなく、バイク乗りが好むような峠道だ。ただ道幅が狭いのでスピードはあまり出せないけど。(^^;

県境を越え長野県道112号となった後はさらにクネクネ度が増していく。道は細いが結構楽しい。時折ミラーで後ろを見るけど、ちょっとペースが速かったかな?と思うくらい離れてしまう時があったのでペースダウン。いかんいかん、一人で走っているんじゃないんだ。A^^;

山道を抜けた長野県道112号は途端に道幅も広がり、フツーの道になる。少しして長野県道54号に入ったので、もうそろそろ休憩をしようとあたりを見ながら走って行き、現れた最初のコンビニで停まることにした。AM11:05、セブンイレブン【信州高山高井店】に到着した。

 

ここでケータイを見ると3分前にK宮社長から着信があった。すぐさま電話するとすぐに出てくれた。

K宮社長とO川氏の二人は現在、R144【上州街道】を上ってきて〔菅平口〕交差点を左折しR406【大笹街道】に入った所らしい。なので、その先〔菅平〕交差点を過ぎたあたりにコンビニがあるので、そこで待っていてもらう旨お願いした。

須坂市内のコンビニに到着 まだまだ疲れ知らず?(^^;

ここでは水分補給だけとし、AM11:25にコンビニをあとにする。

  

長野県道54号からR406【大笹街道】に入る。ツーリングマップルで見ると菅平までそんなに距離が無さそうに見えたが、実際走ると違った。あまりペースが上がらないので意外と時間が掛かり、待たせちゃ悪いと思って気ばかり焦ってしまった。なだらかな道だけでなく途中にはちょっとしたクネクネ道もあったこともあって、二人と合流できたのはPM0:00ちょうどだった。

一旦停まるが、O川氏がここに来るまでに道すがらにあった昼食処の目星をつけておいてくれたのですぐさま移動することに。休憩だと思ってメットを脱いでいた人もいたがすぐに被ってもらいすぐ出発。O川氏に先導してもらい、1km も進まないところにあるお店に入った。PM0:05、【レストランむく】に到着した。

23名もの人がお昼時に入れるのかなぁ?と心配になったが、幸か不幸か?お店はガラガラ。先客が一組いたのみで、私らでほぼ貸し切り状態になった。ただ席自体は私らと同数のグループがもう一組来ても大丈夫なくらいあったので、単に今日は空いていただけなのだろう。メニューはいろいろある中、私はカツカレーを頼んだ。半分以上食べてから写真撮るのを忘れていたのに気が付いたが後の祭り。味はまぁ普通だったが、ボリュームはそれなりにあってお腹いっぱいになった。他のメニューもボリュームはそこそこあったようだ。

食後は外に出て今回の記念写真を。とりあえずバックに高原の一部が写っているのでヨシとして欲しい。A^^;

【レストランむく】の駐車場にて。バックには菅平高原の一部が写っている

この後は、K宮社長/O川氏コンビが先頭を引っ張ってくれることになったので、私はU海氏の前、隊列の中程に入った。これでとりあえず、私とU海氏との間で寸断されても道が分かっている人がいる安心度が増した形になった。PM1:10、【レストランむく】をあとにする。

  

R406【大笹街道】を南下し、〔菅平口〕交差点を右折してR144【上州街道】へ。このあたりは森林の中を抜けていく感じで、「あ〜、自然の中を走っているなぁ」と感じられるところだ。少しして〔横沢〕交差点からは長野県道4号へ。事前にO川氏からこの道を行きましょう、と提案を受けていた道だ。地図を見るとクネクネ道もありそうで、R144をそのまま上田に行くよりは楽しめそうだ。とはいえ、ホントの峠道ほどクネクネしているわけではないので、過度の期待はしない方が良さそうだ。(^^;

上信越自動車道に沿って進む区間を過ぎるとR18【北国街道】に出る。このあたりになると薄い雲が少し広がり始めたが、まだ日差しは強い。フルメッシュジャケットのおかげで、走っていれば汗をかかずに済む程度の気温で推移している。隊列は特に寸断されることもなく、〔平原〕交差点を右折してR141に入っていく。

R141は片側2車線なので、そこそこスムーズに流れていく。けれど今頃、食後の睡魔が忍び寄ってきた。いつもほど眠くはならないけど、そろそろお休みしたいなーー、と思っていたら気持ちが通じたのか、O川氏がコンビニに入っていってくれる。PM2:20、ローソン【佐久中込原店】に到着した。

佐久のコンビニで休憩 私らのバイクで駐車場を“占拠”しつつあったA^^: 薄い雲が広がりだしたとはいえ、まだ十分日差しがあって、走っていないと結構暑い。少ない日陰を求めてそこで休む人も・・・・(^^;

ここで、今日はこれまで家に電話を入れていないことに気が付いた。きっと娘が首を長〜〜くして電話を待っていることだろう。

電話をすると、すぐに「テレビ電話にして!」(^^;
ハイハイ、と切り替え、お互いの顔を見ながら通話できる幸せをかみしめている。この機能のおかげで、娘が寝ている間にツーリングに出かけてしまっても、娘はあまりぐずることはないようだ。テレビ電話ができない頃は、声を聞いたら逆に「早く帰ってきて〜〜!」が娘の口癖だったので。A^^;

今回のような高速を使ったツーリングにはうってつけのバイク達 疲れた・・・・暑いのでわずかな日陰に待避する

娘との電話を終えると、なにやら慌ただしい雰囲気。ガソリンを入れに行く、という人たちが先にスタートしていく。家と電話している間にどんな話になったのか知らないまま、私もそろそろガソリンを入れておかねば、と思っていたので慌てて支度し、PM2:35スタートする。

  

R141をGSを求めて南下していく。すぐにあるかと思ったら意外とスタンドが無く、コンビニから約5〜6km 走ってようやくGSストップ。ここで約10台が給油した。給油中にK宮社長/O川氏を先頭に残りのメンバーが走り去っていった。

私と同じGSで給油したメンバーは、全車が給油し終わったところでみんなでまとまって再スタート・・・・と思ったら、T島氏が一人で先に走っていってしまった。それを見て、M山氏も信号待ちの際にクルマ達も抜いて前の方に行ってしまった。二人は、先に行ったK宮社長/O川氏らの隊列に追いつこうとしたのだろう。だけどこのままバラバラに走っていったらツーリングじゃなくなっちゃうなぁ、と心配していたが、他のメンバーはそのまま私の後について隊列走行をしていてくれた。

けれど隊列走行をしていたおかげで?長きに渡って遅いクルマを抜けずにモヤモヤしたり、コンパクトパトカーに前を塞がれて 40 〜 50 km/h 走行を余儀なくされてしまった。ようやくスピードアップできたのはGSから約 20 km くらい走ってからだった。

しばらく走って、ようやくGSストップしているK宮社長/O川氏らの前走車達に追いついた。前走車達は既に給油を終えていた上、ここまでの間に一旦停車して私ら後続を待っていたらしい。「ずいぶん(時間が)掛かったね〜」「いや〜、パトに前を塞がれて・・・・(^^;」 ここからようやく、本来の全車隊列走行に戻れることに。「じゃ、(中央道の)須玉 ICまで行きま〜す」とのK宮社長の号令で、須玉 ICに向けて再スタートした。

  

野辺山〜清里〜須玉と走って行くが、日曜だというのにほとんど混んでいない。清里ですらあっという間に通過していけた。天気のいい日曜なのにこのあたりで渋滞がないのはちょっと異様な光景に思えてしまった。(^^;

だんだんと空がドンヨリしてきた。雲が厚くなり、日差しはほとんど無い。地図で見ているよりR141【佐久甲州街道】は距離がある。そんなに速度の上がらない一定速度で走り続けたおかげで、右のステップを中心に発生している振動が右足の裏を襲い、かなり痺れてしまった。

右足の裏の痺れを我慢しつつ走り、ようやくのことで中央道・須玉 ICに到達。左に寄って全車が一旦停まる。O川氏から「集合場所は談合坂SA、それまでフリーで」と連絡があった。フリーなので、みなそれぞれでスタートしていく。

K藤氏 (左から)S沼Jr. 氏、N.T中氏、S木氏 (左から)M山氏、I 上氏、K山氏 (左から)K山氏、N野氏
(左から)K谷氏、N野氏 (左から)T山氏、W林氏 U海氏 (左から)M尾氏、H.I 藤氏、H詰氏

須玉 ICから中央道本線に入って間もなく、左側車線にU海氏がゆっくり走っている。その横を少しだけ速めのスピードで抜いていこうとした時、U海氏が右手で合図しているのが見えた。おそらくそれはスピード取り締まりの何かがあるかいるかしたためだろうと察知できたので、それ以上スピードは上げずに前に行った後走行車線に戻った。あとからU海氏に聞いた話では、U海氏のすぐ後ろに覆面がいたらしい。それで合図してくれていたのだ。危ない、アブナイ。。。A^^;

けれど、その脇を凄いスピードで追い抜いていくバイクやクルマがいてもその覆面は追いかけようとしなかったらしい。どういう“基準”で取り締まる覆面だったのか、ちょっとナゾだ。

電光標示板では渋滞情報が表示されている。それによると、勝沼 ICのあたりで3〜5km 程度の渋滞があるようだ。まぁ、そのくらいならたいした渋滞じゃないのであまり心配はいらない。確かにちょっと混んだものの、〔笹子トンネル〕を越えれば渋滞は解消されていた。ただし、その先にはまた渋滞があるようで、電光標示板によれば談合坂SAあたりからその先で「渋滞 19 km」と出ていた。休憩後はまた渋滞すり抜けが必要そうだ。

イメージ的には須玉 IC〜談合坂SAは近いイメージがあったが、やっぱり結構距離がある。久しぶりに走って距離があるのを実感した。全線 80 km/h 規制となるくらい高速道路としてはくねっている道なので、行きの関越道のようなスピードは出しにくい。いや、出そうと思えばもちろん出るんだけど、関越道よりくねっていてクルマも多い状況の中、直進性の強いバイクである KATANA で右に左にクルマをかわしながらの走行は苦手な部類。それが160 km/h 以上ともなると、単なる車線変更でも一苦労だ。以前に相模湖〜大月の区間を 180〜200 km/h 程度で走った際、道も曲がっていたこともあるけど、そのあまりの直進性の強さに前のクルマに突っ込みやしないかと恐怖を覚えながら走ったものだ。なのでそれ以来、他の道ならともかく中央道で飛ばすのは KATANA ではムリ、と自分でブレーキを掛けることにしている。まぁ、もちろんその方が安全に走れるのは間違いないけど。A^^;

談合坂SAまであと2km、の表示が出てきた。ちょうどそのあたりからまわりのクルマ達もスピードを落とし始め、談合坂SAへのランプ入口あたりから本線で渋滞が始まっていた。SA内もクルマは大渋滞でなかなか停められないようだったが、バイク達はその間をすり抜け、バイク専用に設けてくれている臨時駐輪場に停めた。PM5:10、無事談合坂SAに到着した。フリーで走ってきているので、メンバーの到着には差が出てバラバラだった。

談合坂SAの中は大渋滞。クルマは入ってくるのも出ていくのも動けず、バイクですら、通常の駐車スペースでは足りずに臨時駐輪場が設けられていた みんなまだ意外と疲れた様子は見えなかった まったりちぅ・・・・(^^; 談合坂SA内は大渋滞。本線が渋滞している影響だろう、クルマはSAから出ようとしても全く動けず、かなり大変そうだった。

メンバーが揃ったところで、今回はここで一応解散することになった。時間も遅いし、高速は渋滞しているし、下りる ICもみんなバラバラなためだ。PM5:40、みんなの家路までの安全を祈りつつ解散。

私はとりあえずゴールまで行かないと気が済まない?タチなので、K宮社長/O川氏、菅沼氏親子、K藤氏と共に国立府中 ICで下りる組とした。ただこのメンバーではETC搭載車が私だけなのと、本線料金所や国立府中 IC出口には停まっていられるスペースが皆無なため、料金所を越えた先にある石川PAで待ち合わせすることにした。なのでとりあえず石川PAまではフリー走行だ。(^^; PM5:45、談合坂SAをあとにする。

  

談合坂SA内のクルマの渋滞の間を縫って本線に合流。本線ももちろん渋滞しているので早速すり抜け開始。しばらく単独ですり抜けしていくと、前方にK山氏が。その前にはS沼氏やK宮社長/O川氏らもいる。高速ですり抜けていく際は、誰かの後ろについて走ると楽ちんだ。すり抜けられるクルマ達も、バイクが何台も来れば注意していてくれるし。そのかわり“バイクすり抜け隊”の先頭になった人はタイヘンだ。いつクルマが急に車線変更して進路を塞がれるか気が気でない。なのでO川氏などは「先頭になったらヘッドライトをハイビームにするんです」と言っていた。ハイビームにしても昼間ならそんなに眩しすぎないし、ロービーム点灯より格段にクルマ達に気付いてもらえる。クルマ達にちょっと眩しい思いをしてもらうだけで事故を未然に防げるのなら、その方がいいに決まっている。

この渋滞は渋滞のメッカ、〔小仏トンネル〕まできっちり続いていた。トンネル内でようやく渋滞解消し、その後はようやくスピードをアップできた。

本線料金所をETCでノンストップで通過した際、表示された料金を見てガックシ。PM5:00前に高速に乗ってPM5:00以降に下りるのでETCの時間帯割引が適用されるかと思いきや、よくよく考えたら須玉 ICから八王子 ICまでは走行距離 100 km を超えてしまうんだった!!! 須玉 ICの一つ先にある韮崎 ICから乗れば 100km 以内だったようだ。うーーむ、、、、、でもまぁ、ツーリングだからそれは仕方のないこと。現金支払いの人については割引が皆無なので、文句は言えないよなぁ。。。。(^^;

ETCレーンではS木氏が私の後について通過してきた。そのまましばらく並走していたが、私が石川PAに寄るために左車線で速度を落としたらS木氏はそのまま走り去っていった。

石川PAの出口付近で国立府中 IC組を待つ。空を見ると厚い雲が広がり、だんだん暗くなってきていた。急がないと、スモークシールド装着者には前が見えなくなって厳しい暗さになってくる。

(左から)K藤氏、S沼Jr. 氏 (左から)K宮社長/O川氏、S沼氏
4台5名が揃ったところで、すぐに石川PAをあとにした。

  

国立府中 ICで下り、R20【日野バイパス】〜同【甲州街道】に出る。【甲州街道】は少し混んでいたけど、まぁ日曜のこの時間帯としてはごく普通の光景だ。いつものように〔本宿交番前〕交差点を左折して都道17号〜都道14号【東八道路】へ。【池の上通り】を経由して都道248号【新小金井街道】へ。中央線のガード下をくぐってから裏道を経由して都道15号【小金井街道】に出るが、S沼氏親子は裏道に入らずに【新小金井街道】をそのまま直進して行ってしまった。S沼氏の家はゴールである Motor Cycle Shop Kiyomiya に近いらしいが、それなら多分私らと一緒の方が速かったと思う。【新小金井街道】は結構信号で停められるので、以外と時間が掛かるのだ。

私らはそのまま【小金井街道】から裏道を進み、多摩六都科学館脇を通過して、Motor Cycle Shop Kiyomiya にはPM7:20に到着した。時間的にもう遅いが、10分ほど雑談した後にそれぞれ家路についた。

ところでO川氏は、これから軽トラで関越道・寄居PAまでパンクしたバイクを引き上げに行く、と言う。

最後まで残ったメンバー・その1  K藤氏とO川氏。写っていないけどK宮社長ももちろん最後まで残ったメンバーだ 最後まで残ったメンバー・その2  私とK藤氏
今からそのまま行くか、一旦家に帰ってからかはわからないけど、今日中には行くようだ。疲れているだろうからムリはして欲しくないが、あまり長いことバイクを置きっぱなしにはできないし、なにより借りているバイクだから万一イタズラとかされたりしたらタイヘンだからだろう。ご苦労様。(^^;

 

PM7:30に解散後、私はいつものように行きつけのGSで給油し、PM8:00に家に帰り着いた。

  

今回は朝にO川氏のバイクがパンクするというトラブルがあったものの、それ以外の部分ではだいたい順調に走れた。峠道の区間でフリー走行の区間が設けられなかったが、草津のあたりではフリーにできるペースになかったし、上信スカイラインでは先頭の私が間違えたように、誤って万座ハイウェーに入ってしまう人がいたかもしれない、と思うと、結果的にフリー走行にしなくてよかったような気がする。

企画の段階から距離があるのは想定できてはいたが、菅平から中央道に至るまでは思っていた以上に距離があり時間が掛かった。渋滞の影響もあるけど、もう少し早く帰ってこられると思っていたんだけど・・・・A^^;

今回の走行は私のカタナで490.8km、使用したガソリンは27.26L、なので燃費は18.00km/Lだった。
朝の高速では結構なスピードを出していて最初のGS給油の際では走行約130km 給油9.47L だったので、それまでの燃費は約13.73km/L だった。なので単純計算で、1回目の給油後は走行360.8km、給油17.79Lだから、1回目の給油以降の燃費は20.28km/L だ。その後の燃費がかなり良かったことがわかる。朝にすっ飛ばさなかったら、ひょっとしたら全行程トータルで“夢の20km/L”に届いていたのかもしれないなぁ。(^^;

(終)