2006年4月度“有志”ツーリングレポート

2006年04月19日 第1版公開

日時

4月16日(日)

目的地

栃木県茂木町【ツインリンクもてぎ】

天候

曇り 所により 一時 小雨

  

実はこのレポートは正規ツーリングのものではない。正規ツーリングはAM4:30の時点で天候状況が悪かったのと、その後の予報が良くなかったため、O川氏と相談して中止にしてしまった。なので本レポートは“有志ツーレポ”となってしまった。

AM4:10、5分ごとに5回分セットしてある携帯アラームの3回目で目が覚めた。いつものように新聞を取りがてら外の様子をうかがうと、停めてあるクルマ達に大きな雨粒が!慌てて外に出ると、ごくフツーーに雨が降っている。クルマやバイクはもちろん、路面も完全ウエットだ。落胆しながらもとりあえずもう少し様子を見る。

でも諦められずAM4:30まで待ってもう一度外を確認するも、雨がやむ気配はない。DoCoMoやYAHOO!などで天気チェックするが好転の兆しはなかった。 

O川氏に電話をして相談したが、この時点での天候状況では中止になって仕方がないくらいの状態だった。苦渋の決断で今回は雨天中止として、参加予定者に電話で連絡した。なぜAM4:30もの早朝に判断したかというと、横浜など少々離れたところから参加してくれる人がいて、早めに決断しないと迷惑がかかると思ったからだ。決行するかどうか分からない状態で Kiyomiya まで来てもらって結局中止、というんじゃ申し訳ないし。

  

しかし、この判断は今回に関しては早すぎた。

時間が経つにつれ雨がどんどんやんでいく。一応中止の連絡はしたが、とりあえず Kiyomiya まで来る人がいるかもしれない、と思い、クルマで集合場所の Motor Cycle Shop Kiyomiya にAM5:45に行っておく。AM6:15までいたが幸い誰も来ず、一旦帰宅した。待っている間、決行時の集合時間AM6:00になると雨はほぼ完全にやんでしまい、AM7:00頃では陽が差してきた。

もうこうなると、早々に中止を決定したのは完全に判断ミスだ。天候の変化を読み切るのは難しいが、少なくともとりあえず集合場所に集まるだけ集まってから決断しても遅くはなかった。いつもなら少々の雨予報があっても「行っちゃおうよ!」と進言している私らしからぬ?中止決定だった。

  

とにかく正規ツーリングは中止となった。というより、中止にしてしまった。そうは言ってもどんどん回復していきそうな天気を横目に、家でジッとしていられるほど私もオトナじゃないのかもしれない。

参加予定者たちに電話し、早すぎた決断を詫びると共に、あらためて今から目的地に行くと言ったら行くか?と聞いて回る。もちろん当初予定の下道での道程では遅いので、行きは目的地付近まで高速を利用することで少しでも時間を稼ぐつもりだ。 ほとんどの人は「中止」の連絡網が回ってきた時点で気持ちが切れていたが、私の他に3人ほどが「行きます!」と申し出てくれた。

........というわけで、急遽有志のみとなったツインリンクもてぎへのツーリング。参加者は下記の通り。

参加メンバー紹介

 

参加者

愛車

備考

U海氏 YZF-R1  
  H.I 藤氏 GSX-R1100 Tオートの社員さん
  I 倉嬢 ST250 Etype Tオートのお客さん
S枝 GSX1100S KATANA 私。今回の幹事

本来参加予定だったが、中止で来れなかった人たち

O川氏 RF900R  
M.I 原氏 SV400S  
  K谷氏 SKYWAVE400  
  O智氏 CB400SF-HVS II  
  T島氏 RZ250  

集合場所を東京外環自動車道の新倉PAに、集合時間をAM10:00頃とする。それまで朝食をとっていなかったので、急いで食べて家をあとにする。

  

新座経由で東京外環自動車道の和光 ICに向かうが、大泉に差し掛かったあたりで小雨が降ってきた。空は明るいのに。でももう行くしかない。今度は決行という決断を下したのだ。

和光 ICから東京外環自動車道に乗れば新倉PAはすぐにある。しかし何を勘違いしたのか、新倉PAへの入口ランプを通り過ぎてしまった! ハッと気がついた時には既に遅く、新倉PAからの出口ランプのあたりだった。仕方ない、次の出口で出て戻るしかない。かくして余計なお金(外環道利用料金)を使うハメになった。これは私に課せられた判断ミスの罰なのか??(^^; 一つ先の戸田西 ICで下りて反対側にすぐ入り直し、新倉PAに到着したのはAM10:10になっていた。

私が新倉PAに着いた途端、それまで小雨だったのが普通に降り出してきた。ありゃ?結局今日は雨から逃れられないのか? 留まっていても時間が経つだけだし、目的地方向の空は明るそうだ。なので意を決してバイクを始動させると、いつの間にか雨はやんでいた。

川口JCTで東京外環自動車道から東北道に乗り入れる。料金所で通行券を受け取った後、佐野SAまでをフリー走行とした。U海氏とH.I 藤氏のバイクじゃ、100 km/h でまったりと走るのは苦痛だろう、との配慮からだ。U海氏はすぐにすっ飛んでいったが、H.I 藤氏は料金所脇で一服してからスタートするようだ。H.I 藤氏を置いて、私と I 倉嬢が先に出る。

あまりスピードを出せない I 倉嬢を先導する形で、ひたすら 90〜100 km/h を維持して走って行く。走行前に聞いたら、100 km/h を越えると振動がかなり来るらしい。なので追い越しなど必要な時以外はひたすら左車線で“まったり走行”だ。

ミラーで後を確認しながら走っていると、遥か後方でやたらと眩しいライトの光が。H.I 藤氏だ。見えたと思ったらグングン迫ってきて、片手を挙げながらあっという間に前方に消えていった。その様子を目を点にしながら見つめている私と I 倉嬢。とてもあんなスピードは、二人のバイクじゃ出せないっての!!(^^;

  

佐野SAのバイク専用駐輪スペースにて しばらくの“まったり走行”の後、佐野SAに到着。バイク置場ではU海氏とH.I 藤氏が休憩していた。

「どのくらい待った?」と聞いてみるが、思ったほど遅れなかったらしい。H.I 藤氏のタバコ1本分の時間差だとのことだ。

暫し休憩後、すぐに出る。ここでもうAM11:00をまわっている。

東北道をさらに北上し、栃木都賀JCTから北関東自動車道に入る。私はこの道は初体験だ。U海氏から「なんにもいないから最高速チャレンジできるよ」と聞いていただけだ。さて、どんな道だ?

ずーーーっと前が見通せるほぼ直線の道路。確かになんにも無い。お巡りさんもいそうな気配が無い。それまで後ろについていたU海氏がズババァーー!!っとすっ飛んでいった。少し間をおいてH.I 藤氏もブォボボォーー!っと私ら2台の横をカッ飛んでいく。2台ともすぐに見えなくなってしまった。たしかに飛ばして気持ちよさそうな道だ。

現在の終点である宇都宮上三川 ICで下りる。U海氏は 250 km/h、H.I 藤氏は 270 km/h までは出したらしい。私のバイクじゃどう転んでも出せない速度だ。いったいどんな景色が見えるんだろう??(^^;

ここからは隊列を組んで下道を走って行く。R4【新4号バイパス】、R123、栃木県道51号を使ってツインリンクもてぎに到着。PM1:00になっていた。

  

ロードコースではツーリンクカーが練習走行?をしている。そこそこのスピードで走るクルマもあればゆっくりと慣らしている風なクルマもいる。このあとレースするのかな?

ふとあたりを見渡すと、日曜だというのに閑散としている。空いている、というレベルではない。
人がいない!(^^;
こんなんで経営の方は大丈夫なんだろうか?といらぬ心配をしてしまった。

お腹が空いていたのでとりあえず食事を先にする。サーキットの中央エントランス付近にはたいした食事処がない。露天で食べるピザ屋&ラーメン屋、屋内で食べられるハンバーガーショップ。そして外では小雨。なので多少迷ったが、屋内で食べられるハンバーガーショップにした。

  

食後に外に出て、まだ小雨が降る中カートの申込所に行くと、「コースコンディション不良のため営業を見合わせています」の表示が。ガーーン! 小雨が降っているので仕方がないが、もしこのままカートで遊べないままだと、せっかくここまで来た甲斐がなくなってしまう!

とりあえずカートのコースを眺めていると、雨がやんでくると共に一台のカートがコースに。どうやらコースの安全を確認しているようだ。少しして先ほどの「コースコンディション不良のため........」の表示が消え、「受付中」に変わった。私ら以外にもこれを待っていた人たちがドッと受付へ。良かった、とりあえず今日ここに来た主目的は達成できそうだ。

もてぎでのカートは初めてだったので簡単な座学を受けた後コースへ。用意されているレーシングカートに乗り込むが、まがりなりにもレーシングカートだ。バケットシートがすっぽりと尻を包み、腰までガシッとホールドされる。これは結構楽しめそうだ。

ここでは全長560mのコースを5周できる。そのうち1周目はコースに慣れる意味もあるオープニングラップで、2〜4周目でタイムアタック。最後の5周目はクールダウンでピットに戻ってワンセット。

前の人から順に間隔を空けてスタートしていく。コーナー手前でブレーキングして進入し先が見えてアクセルオン!で走って行くが、思ったような加速が得られない。ブレーキングが強すぎたか?と周回を重ねるごとに修正を加えて走ってみるが、レース後に出たリザルトではベストラップが58.099秒。規定タイムの52.500秒には遠く及ばない。......ってことは、ブレーキングするなってことかぁ?....(^^;

実際、私らの後に走った人は51.9秒台を出していたが、その人はほとんどノーブレーキだった。
そうか、そういう走りをしないと基準タイムクリアは難しいのか!....(^^;

闘志が湧いてきたので「もう一度チャレンジする人〜!」と仲間を募ったけど、みんな重たいハンドルに腕が疲れてしまい手が挙がらない。「一人で走ってくれば?」「写真撮ってあげるよ」と言われたけど、一人で遅い走りを披露するのは恥ずかしいので今回はこれにてカート終了、とした。次回また遊べる時には、今回の教訓を思い出すようにしよう。....(^^;

  

オーバルコースの左側 オーバルコースの右側 今一度サーキットコースの方に行くと、ロードコースの東コースで今度はツーリングカーのレースをやっていた。先ほど聞いていた音とは明らかに違う甲高い音で、レーシングスピードで走っていた。暫く見ているとそれも終わり、辺りは静かに。

ツーリングカーレベルでも、やっぱりレーシングマシンの音は凄い!

おっと、そういえばみんなで写る写真を撮っていないな。よし、ここで一枚。

オーバル&ロードコースをバックに

時計を見るとPM3:00を既にまわっている。これ以上ここにいると帰り着くのが遅くなりそうなので、そろそろ帰路に就くとしよう。

  

栃木県道51号、R123、栃木県道69号〜64号を使ってR4【新4号バイパス】に出る。途中、昨年11月に来た道の駅はがを横目に通り過ぎていく。

R4【新4号バイパス】に出てからは淡々と進んでいく。途中GSで給油後、小山市内のコンビニで小休止。再スタート後は茨城県道56号、R4【日光街道】、R125を経由して東北道・加須 ICへ。ここからは東北道と外環道を使って帰ることにする。次の休憩を外環道の新倉PAとして高速を走り出す。

行きと違って帰りの高速は混んでいる。なのでカッ跳びのお二人も思うようにスピードを乗せられないようだ。私は再び I 倉嬢を伴っての走行だ。この日は安全運転に徹した。....(^^;

新倉PAで最後の休憩とし、それぞれの帰路へ。U海氏は大泉 ICまで行き、その他3人は手前の和光 ICで下りる。その後H.I 藤氏と I 倉嬢はR254へと曲がっていき、私は裏道から家路を急ぐ。

  

私が家に帰り着いたのはPM7:30。行きは全行程、帰りも一部の行程で高速を使ったが、高速を使ってもそれなりに時間がかかった。近いと思っていたツインリンクもてぎも、終わってみれば全行程331.5 km。意外と距離があったな。

  
とりあえず、次回からはもっとギリギリまで粘ってから決断しようと心に決めた、今日一日の出来事だった。

今回の走行は私のカタナで31.5kmだ。最後に給油しなかったのでトータルの使用ガソリン量が分からないのだが、途中で給油した際のデータでは、給油時走行221.5km、その時の給油量は12.13L、なので燃費は18.26km/Lだ。全行程での燃費もおそらくはほぼ一緒だろう。

(終)