2002年3月度MCTツーリングレポート

2002年03月19日 第1版公開
2003年01月14日 第2版公開

日時

3月17日(日)

目的地

山梨県北都留郡丹波山村【丹波山温泉のめこい湯】

天候

曇りのち晴れ

AM4:30、携帯のアラームと目覚まし時計が鳴って一旦は目が覚めるが、次の瞬間気が付くとAM5:05。
「いけね!起きなきゃ!!」幸いこの日は通常より集合時間が30分遅いので、これから準備しても間に合うが。トースト1枚の軽めの食事を取り出発準備をする。

この日は雨の心配がまずない。なのでレインウェアを置いていくことにする。持って行ってもたぶんお荷物になるだけだろうし。大丈夫でしょ?きっと........

前日までの陽気の感じから冬用装備の着用を出発ぎりぎりまで迷っていた(それだけ暖かい日々が続いていたのだ)が、「暑かったら脱ぎゃいいんだ!」とオーバーパンツを着用することにする。ジャケットも冬用で、中にはあまり着込まないことにはしたが。結果的にはこの判断は正しかった....v(^^)

ウェアの着用で迷ったこともあり、AM6:20ギリギリでエンジンスタート。キュルルッ、ズボボォン!暖かい陽気のせいかあまりスターター(チョーク)を引かなくても一発でかかる KATANA のエンジン。「さぁ今日も元気に行こう!」と私に話しかけているようだ。暖気をサクッと終わらせ、AM6:25、家を後に。

  

集合場所の Motor Cycle Shop Kiyomiya には集合時間ギリギリのAM6:30に到着。この日はお店に集まる人の中では私が最後だった。f^^;

参加メンバー紹介

 

参加者

愛車

備考

O川氏 GSX1400 Kiyomiya スタッフ
今回の幹事1
A川氏 CB400SF-S  
K本氏 ZEPHYR1100  
U海氏 CBR1100XX  SB 今回の幹事2
  M.I 原氏 TRANSALP400 途中合流
  M尾氏 ZZ-R1100(D型)改  
  H.I 藤氏 GSX-R1100 清宮社長の友人ショップである
Tオートの社員さん・途中合流
  M.I 藤氏 GSX-R1100 Tオートのお客さんで2000年4
月以来の参加・途中合流
S枝 GSX1100S KATANA

以上の9名だ(*印はMCTクラブ員)。まだ3月ということもありちょっと少なめか?今回はいつもの常連さんも少な目だ。

途中合流のM.I 原氏、H.I 藤氏、M.I 藤氏の3名を除く6名が Kiyomiya に集合したので早速出発することにする。清宮社長のお見送りを受けながらAM6:35イザ出発!

  

裏道から都道5号【新青梅街道】に出て、〔花小金井四丁目〕交差点を左折し都道15号【小金井街道】へ。さらに【北大通り】と都道248号【新小金井街道】を経由して都道14号【東八道路】へ。ここまでは遅めのクルマがいただけで特に渋滞もなくスムーズに進む。M.I 原氏のアパート前を通過してR20【甲州街道】に到達する。

右折して【甲州街道】に入ったすぐのところでM.I 原氏、H.I 藤氏、M.I 藤氏の3名がまとまって合流を待っていた。甲州街道は車線幅が狭く長くは停まっていれないのでそそくさと出発する。AM7:00、3名が合流。

R20【甲州街道】は日曜の朝といえども結構交通量が多い。しかしストレスを感じるほどでもなく淡々と流していく。〔日野橋〕交差点を左折するとR20も片側一車線になるものの車線幅は広くなり、万一渋滞してもスリ抜けは楽勝だ。しかしこの日の先頭のO川氏は違った。“超”安全運転なのだ。ちょっと混んだかな?と思い、普通ならすり抜けていくところでもクルマの後ろにビタッとくっついて停まってスリ抜けしていく素振りが見えない。
お〜い、二輪の機動性を生かした走りをしようよ〜!そんな私の思いも知らずスリ抜けしようとしなかったO川氏であった。

R20【甲州街道】も八王子市に入りだいぶクルマが多くなってきた。〔大和田橋〕を越えたところでR20に別れを告げ、【北大通り(前出の北大通りとは全く関係ない通り)】に入る。追分町で右折し、いよいよここから都道521号【陣馬街道】に進んでいく。

  

陣馬街道は、最初は普通の片側一車線の道で淡々と進んでいける道だったが、進むに従って徐々に道幅が狭くなっていく。〔川原宿〕交差点を過ぎると周りにはな〜んにもなくなってきて、道幅もいっそう狭くなり、ついにはクルマ1台がようやく通れるくらいの道幅になってしまった。

そんな中、道が分岐している。直進よりも左折の方が明らかに道幅が狭いのだが、標識によれば左折が【陣馬街道】だという。不安になった?O川氏が一旦停まる。でもそれは不安だったわけではなく、先ほど最後に見たコンビニが峠までの最後の休憩処だったということが、この先の風景(狭〜い道)を見ると一目瞭然だからだ。でも引き返して休憩するにはまだ早すぎる感じもあり、そのまま先に進むことにする。

その先の都道521号【陣馬街道】は「ホントにここが都道?」というくらい細い峠道となる。加えて木が覆い繁っていることもあって空気が冷たい。ことここの道に関しては冬用装備で良かったと胸をなで下ろす。峠道と言うには細すぎる、快適に走れないくねった道を進んでいくと、AM8:00【和田峠】に到着した。ここで少々休憩するようで、先頭のO川氏が土の駐車場にバイクを乗り入れて、ふと方向転換をしようとしたのだろうか、........

あ、ああぁ〜、ガッシャン!

珍しいこともあるもので、O川氏が立ちゴケを!今のバイクにしてからの初立ちゴケだそうだ。下が土で柔らかいためバイクにも人にもダメージはなく、不幸中の幸いだ。しかしまさか立ちゴケするなどとは思ってもいなかったのだろう、O川氏はそれなりにショックだったようだ。ま、気を落とさないで、ね....(^^;

な〜んにもない和田峠駐車場にて さっ、寒い!おかしいなぁ、暖かくなるハズなんだけど........ ちょっと傷ついた GSX1400 のクランクケースカバー
ただ駐車場があるだけのようにも見えるが、左手の方には茶屋もある。しかし時間が早いためまだ準備中........ 「おっかしいなあ、暖かくなるはずじゃないの?」冬用装備でない人は寒さでちょっと震えていた。 銀色に輝くクランクケースカバーに立ちゴケの傷が刻まれてしまった。他には傷が付かなかったようで一安心。

ここにはちっちゃなトイレ(しかも臭い!)があるだけで喉も潤せやしない。15分ほど休憩し、コンビニを求めて早々に立ち去ることにする。「次にコンビニを見つけたら小さくても入ります」とはO川氏。そろそろみんなお腹もすいてきているのだ。AM8:15、【和田峠】を後に。なおこの【和田峠】が都県境となっており、ここから先は山梨県道521号【陣馬街道】となる。

  

峠を上ってきていたので今度は下りだ。相変わらず道幅は狭いままで急坂の下りへ。途中から道が山梨県道522号に変わるがそのまま直進で上野原を目指す。ようやく道幅が広くなったな、と思ったらもうそこはR20に出るところだ。これを右折して再びR20【甲州街道】に復帰する。

R20に合流してわりとすぐにコンビニが姿を現したので迷わずすべり込んでいく。AM8:35、デイリーヤマザキ【上野原新町店】に到着。

R20沿いの普通のコンビニ ちょっとお疲れ目?のバイク達
甲州街道沿いということもあって立ち寄るクルマ達がやむことがない。 細い峠道を通ってきたバイク達。大きいバイクにはちと辛い道だったかな?

ここでMCTとしてはちょっと遅めの朝食タイムだ。ここにきて太陽の日差しが強くなってきて冬用装備のままでは暑くなってきたので、思い切ってオーバーパンツを脱いでしまうことにする。脱いだ瞬間は涼しく感じるがすぐに慣れ、暖かさとちょうどバランスするくらいになる。

比較的ゆっくり目に休憩をとり、AM9:00コンビニを後にする。ここからはまた楽しい峠道?を走っていくぞ!

  

R20を西進し「小菅は右に!」と標示板が出てきた。当然右に行くもの、と思っていたら、そのまま斜め左に直進していくではないか!あれ?いいのかなぁ?とも思ったが誰も指摘する人がいない。さっきの道以外で小菅の方に行く道ってあったっけ?などと考えながらもどんどん進んでいく隊列。そのまま行ったら大月に行っちゃうよ?........しばらくしてO川氏も気づいたのだろう、右手に停まれるスペースを見つけたので乗り入れて現在位置を確認し、おもむろにUターンする。先ほど通ってきた道を〔本町〕交差点まで戻り、今度こそ山梨県道33号に入っていく。

しばらく平坦な道が続くが山梨県道18号へと左折するとまたしても峠道へと変化していく。今回は特に“自由走行”区間を設けなかったが、自由に走れるほど寛容な道ではなかった。適度なコーナーを抜けたと思うと急にタイトなコーナーが現れたり、また道幅も決して広くないので注意深く 50〜70 km/h くらいで(←どこが注意深く?)流していく。

ここではミラー越しに見る後続のU海氏のライディングが気になった。上りコーナーではあまり目立たないけれど、下りコーナーになると途端に脹らみ出すのだ。極低速まで速度が落ち込むタイトコーナーでも出口で外に思いっきり脹らんでいるので、おそらくはインに早く着きすぎているか、下りの恐怖心からバイクをあまり倒せないで曲がっていてコーナーの後半で脹らんでしまうのだろう。“カッ飛び”U海氏にも弱点があったのか??

  

この間も日差しが照ってきて、山あいだというのに寒くはなくなってきている。バイク乗りにとっては嬉しい季節がやってくるわけで喜ばしい限りなのだが。

小菅村に入りR139となる。今日は行かない【小菅の湯】を横目に見ながら先を進んでいく。再び山梨県道18号に変わると峠道も平凡な感じになってきた。“平凡な”とは、それまでの峠道に比べてのことであって、決して退屈な、という意味ではないので念のため。この日のまともな峠道としては最後のルートを楽しんで走っていくとR411【青梅街道】が見えてきた。それはこの日の峠道の終わりを意味すると同時に、目的地がもうすぐであることを教えてくれているのだ。

こうしてAM10:25、丹波山温泉【のめこい湯】の駐車場に到着。

ここは駐車場の売店のようなところ 峠だらけでお疲れのバイク達 吊り橋を渡らないと温泉に到着しない
駐車場から階段を下ってさらに先に進む ようやく温泉の建物が見えてきた

駐車場からはまた2段階ほど階段で下りた上に吊り橋を渡らないと温泉の建物にはたどり着かないが、普段歩いていない私にはいい運動だ。

AM10:00開館だとのことで、この時間だとまだあまり混んでいない。休憩所も余裕で場所取りができた。早速温泉を楽しむ。内風呂と露天風呂があり、どちらもゆっくり入ることができる。特に露天風呂は長湯できる湯温で、ず〜っと入っていたら体の中からポカポカして、しばらく衣服が着れないほど熱くなってしまった。着たら着たで今度は大汗が。休憩所に戻っても一人で大汗かいていたっけ....f^^;

何はともあれ、お風呂上がりにはやっぱりあの飲み物がおいしいはずだ。自販機で 500 ml 缶のおいしい黄色の炭酸入り飲み物を買いいっただっきま〜す!
んぐ
んぐんぐプハ〜ッ!んまい!
お風呂上がりにはこれだ!

食事も取り少しするとだんだんと睡魔が。狭いところをみんなで体勢を工夫しながらしばし夢の中へ。標準3時間休憩のところを1時間延長したとのことなので心おきなく眠れるゾ!?

  

ハタと気が付くとPM2:00になろうとしていた。出発予定時間はPM2:20なのでまだもうちょっとあるのだが、気の早いメンバーはもう出る支度を始めていた。さっさと身支度して出て行こうとするので「出た玄関先で待っててね」とお願いする。ここではバイクと一緒の写真が撮れないので、玄関先で集合写真を撮ろうと思ったからだ。

全員が出てきたところで今回の集合写真を撮っておく。

K本氏が隠れてしまった!
ここにはちゃんと9名写っているのだが、K本氏がO川氏(右から2人目)の陰に隠れてしまって顔の一部だけが写っている。もう一枚撮影したのだがほぼ同じで、今回K本氏にはお気の毒な写真になってしまった....m(_ _)m

ここからはまた先ほどの吊り橋を渡り階段を上って駐車場に戻らなくてはならない。来るときと違って帰るときは駐車場までの距離を感じていたのは私だけだろうか?

PM2:20【のめこい湯】をあとにする。

  

R411【青梅街道】を青梅方面に向けて進んでいく。いつもとは逆方向でのR411走行だ。知っている道だけどなんか新鮮な感じがする。たまにはいつもの道の逆方向走行もいいかも?ほどなくして都県境を迎え、東京都に入っていく。いつも奥多摩に来ると必ず寄る大駐車場をこの日は横目に見ながら通過していく。

そのまま奥多摩駅前も通過していく。いつもなら全て逆方向を走っている道だ。「あぁ、逆だとこんな風に見える風景のところなんだなぁ」などと思いながら走っているが、このあたりから前を走る遅いクルマが気になり出す。サンデードライバーなのか、とにかく遅い。かといって4〜5台先のクルマが遅いのでむやみに抜いていくわけにも行かない。そうこうしているときに赤信号で車列が停まった。「それっ、一気に前へ!!」........ところがここでもO川氏は“超”安全運転で、遅いクルマの後ろに付いて停まって前に行こうとしない。おいおい、ホントかよ........全車が前に出られる時間があったにもかかわらず、O川氏は動かない。それがこの後も延々と遅いクルマのペースで走らざるをえなくなってしまい、結構イライラが募ってしまった。

青梅市に入り二俣尾のあたりで右手にコンビニが。先頭も右にウィンカーを出している。ここで休憩するようだ。PM3:20、【のめこい湯】からジャスト1時間の走行の後、セブンイレブン【青梅二俣尾店】に到着。

今まで通ってはいたが立ち寄ったことがないコンビニ 奥多摩への一本道なので交通量は多い
奥多摩に行くときにしょっちゅう前を通ってはいるのだが寄るのは初めてのコンビニ。

ここでは暑さからか、アイスでエネルギー補給するメンバーが多数を占めた。かくいう私もその一人だが。この後喉が渇くとわかっていても食べたくなってしまうんだな、これが。....(^^;

ここからは青梅市内からM尾氏が別れて直接帰るという。飯能市に住むM尾氏は青梅市からならすぐなので今回はそうすることに。ひとしきり休んだ後、PM3:40セブンイレブンを出発する。

  

R411をさらに青梅市街に向かって走っていく。少しすると渋滞が始まっていた。ここではさすがにスリ抜けを始めてくれるO川氏。熊野神社脇を抜け〔青梅坂下〕交差点からM尾氏は左折して都道53号【小曽木街道】へと別れていく。ホーンを鳴らし合い手を挙げて合図する。帰り着くまで気をつけて!

本隊はそのまま都道5号となる【青梅街道】を東進していく。天気がいい日曜だからか、あちこちで渋滞が始まっている。もう近いからとでも思っているのだろうか、ここでもO川氏は“超”安全運転だ。スリ抜けできるスペースがあるところでも全然スリ抜けしようとしない。なにもあともうちょっとだからって、クルマに同調して走らなくても、と思うのだが。せっかくの二輪車の機動性を全く生かしていない。逆にフラストレーションが溜まるだけで、ぜんっぜん安全運転じゃないよ。

それでもようやく【新青梅街道】となった都道5号の〔野口橋〕交差点までやって来た。ここではM.I 原氏、H.I 藤氏、M.I 藤氏の3名が別れて都道16号【府中街道】へと曲がっていった。その次の交差点〔栄町一丁目〕ではK本氏が左折して別れていった。本隊はO川氏、A川氏、U海氏、私の4名になった。

本隊はそのまま【新青梅街道】を進んでいくが、K本氏と別れた次の交差点からまた渋滞が始まっていた。例によってスリ抜けもせずクルマの後ろに着いて走るが一向に進まない。いかに天気のいい日曜日とはいえちょっと異常な渋滞だった。さすがにしびれを切らしたのか、O川氏は裏道から帰る道を選んだ。ちょこちょことした道を進み都道129号【滝山中央通り】に出れば、ゴールはもうすぐそこだ。

  

PM5:10、本隊は無事 Motor Cycle Shop Kiyomiya に帰還した。予想外の渋滞のせいで20〜30分は帰り着くのが遅くなったと思うが、それでもまだ夕方5時過ぎだ。早い方だと思う。最終的に Kiyomiya まで戻ってきたのはO川氏、A川氏、U海氏、私の4名だ。

最後まで帰り着いたのはこの3名と私 午後5時過ぎに帰り着いたがまだこんなに明るい。でも距離のわりには渋滞で疲れたかも........?

店内で相撲観戦していると清宮夫人が愛犬の散歩から帰ってきた。飲み物とお菓子でもてなしてくれる。PM6:00、相撲放送が終わるのを合図に解散とし、私はGS給油後、PM6:10無事家に到着した。

  

今回は参加人数が少なく距離も短かったが、温泉は良かったし峠もそこそこ走れたのでまぁ良しとできるツーリングだった。でも本音を言えば、もうちょっと参加者がいてくれた方が賑やかでいいなぁと思う。

なお、今回の走行は私のカタナで181.1km、燃費は15.39km/Lだった。ちょこちょことした峠道や渋滞も結構あったので覚悟はしていたが、やっぱり16km/L切るくらいだとちょっと悲しいな....(__;)

(終)