2001年9月度MCTツーリングレポート(一泊) |
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2001年09月23日 第1版公開 |
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日時 |
9月15日(土)~16日(日) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
目的地 |
山梨県増穂町・旅の宿【ほたる】 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
天候 |
1日目:曇り時々晴れ\(^o^)/ 2日目:晴れ時々曇り\(^o^)/ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
AM3:50、「パンが焼けるよ!」との My Wife の声で目が覚めた。アラームはことごとく撃沈していたがやっぱりMy Wife の声には反応する?私であった....f^^; 直前までクルマ同乗参加予定だった My Wife は体調がすぐれないために今回は泣く泣く参加を諦めていた。それでも起きて私の朝食を用意してくれる。感謝感謝。m(_ _)m 昨日まで雨が降っており、本当はこの日も雨の予報が出ていた。前日のラジオの予報では明け方にかけて雷を伴った強い雨が降るおそれがある、とのことだったが、いざ起きて外を見てみるときれいな星空が広がっているではないか!この調子で雨なんかどこかに行ってほしいものだ。 今回は集合場所がいつもと違う。青梅街道を走っていった奥多摩・小河内ダム横の駐車場にAM6:30集合となっているのだ。そんなわけでAM5:00に発進する予定にしてはいたが、バイクのカバーを外しにかかったのがAM5:00。f^^; もうこれで15分ばかりずれてしまったが、まぁなんとか間に合うだろう。 カバーを外しバイクを道路に出してエンジンスタート。キュルルッ、ズボボォン!いつもながら一発でかかる
KATANA
のエンジン。暖機をしながら荷物をくくりつけるが、この時点でもう汗をかいている。あ、暑い......
裏道から通りに出る前あたりで携帯が鳴った。この日一番の電話だ。誰だろう? 私 「もしもし?」 いったいどうしたものか!?しばらく(5秒くらい?)考えて、 私
「そしたらですねぇ、6時半に奥多摩に集合しますよね。そこでO川氏(Kiyomiya
スタッフ)に報告する とりあえず私一人では判断できない事態だったので、みんなが集合した時に話をすることにした。
電話で話しているうちに滝山の団地街を抜け、都道5号【新青梅街道】へとバイクを進めていく。朝のこの時間は制限速度(50 km/h)の倍くらいのスピードで走っていける。東村山市から東大和市へと入っていく頃、前方が霞んでいるのが見えてきた。それは紛れもなく霧で、次第に濃くなっていき前が見えなくなっていく!メットのシールドに付いた水滴を拭うが視界は悪いままだ。それでもクルマが 70~80 km/h くらいで流れているので下手に減速できない。結構コワい。 霧攻撃は武蔵村山市を通過するまで続いたが、瑞穂町に入る頃にはようやく視界がクリアになった。さぁ、ここからまたペースを上げていくか! R16を渡り街道名が【青梅街道】に変わる頃からバックミラーにバイクのライトが映っているのが確認できていた。見る見る近づいてくるその主はU海氏だった。やっぱり速いなぁ、スーパーブラックバード。カタナじゃすぐ追いつかれてしまう....(^^; ここから奥多摩までU海氏とランデブー走行となった。 青梅市内から【青梅街道】はR411となる。R411に入ってからも速度はゆるめず遅いクルマを次々と抜いていく。ちゃんとわかっているドライバーは安全なところで道を譲ってくれるので、譲られた時はこちらも左手でお礼を示す。ちょっとしたことだがこういうコミュニケーションが二輪と四輪をうまく共存させられるのではないか、と思う。 いつも奥多摩の駐車場に行く時より時間が早いせいか、道は全然混んでいなく、結構な走りができてしまうほど空いていた。別にここでリキ入れたわけではないのだが、これが後々ふくらはぎに響いてしまうとは........誰が予想できたであろうか!....(^^; 奥多摩にさしかかると、道が急に濡れていたりトンネルの中が水浸しだったりでバイクが汚れてしまった。せっかくキレイにしてきたのに、そして雨も降っていないのに汚れてしまうなんて!!か、悲しい....(T_T)
集合場所の奥多摩の駐車場にはAM6:20に到着。集合時間までまだ10分もある。よし、よし。もう先に到着していたのはA川氏、M野氏、M徳氏の3人だった。
しばらくするとトンネルを抜けてO川氏とY田氏がやって来るのが見えた。この二人はAM6:25の到着だ。みな開口一番「(武蔵村山あたりの)霧が凄かったねーーー」。それほど凄い霧だったのだ。 ここでO川氏にM.I 原氏のことを伝える。私が「M.I 原氏さえよければ、後から来る清宮社長のクルマに拾ってもらったら?」と提案すると、O川氏も社長さえよければ、と賛成してくれた。早速M.I 原氏に電話を入れその旨を話し、続いて清宮社長にも電話を入れる。しかし9時出発予定の清宮社長はまだ寝ているのか、電話に出ない。仕方がないのでもう少し経ってから電話しようとしていると、O川氏の携帯が鳴った。清宮社長だ。コトのいきさつを話し、社長がちょうどクルマで中央高速に乗るインターの手前にM.I 原氏のアパートがあることから快諾してもらえた。もう一度M.I 原氏に電話を入れ、後は直接M.I 原氏と清宮社長とで連絡を取り合って合流してもらうことに。これで心配事が一つ減った。 それにしてもまだK本氏とT田氏が来ない。遅いなーー、と思っていたら私の携帯が鳴った。AM6:30だ。 私 「もしもし?」 R16から奥多摩までは40分~50分くらいかかるぞぉ!それまで待ってなくちゃならないのかぁ? 私
「もーーぅ、またかよーー!!なにやってんだよーーー!!」 お寝坊さん常習犯だな。 またまたやってしまったT田氏。遅刻常習犯?の本領発揮でこの日もお寝坊サンしてしまった。「ま~たT田氏かぁ」「またかよーー」とみんなに呆れられてしまっていた。 T田氏もそうだが、K本氏も一向に現れる気配がない。心配してO川氏が電話をすると、何でも急に片付けなければならない仕事が入ってしまい、それを終えて後から行くとのこと。仕事じゃ仕方ないな。でもそれならそれでその旨連絡を入れてほしいなぁ。みんなK本氏が到着しない、と心配してしまうので。
それにしてもどうしよう?このままT田氏をみんなで待っていても仕方がないので、A川氏、M野氏、Y田氏の3人が先に行って朝食処を探していくことに。私はT田氏が来るのを待つことにした。待つだけの時間はとても長く感じ、加えてこの時間の駐車場はジュースの一本も売っていない(売店が開くのは8時頃)。ただひたすら突っ立ってT田氏を待つ。 AM7:20、再び携帯が鳴った。T田氏だ。聞くと、駐車場の手前にあるもう一つの駐車場の方にバイクを停めたみたいで、誰もいないので電話してきたようだった。「そこじゃないよ、トンネルを抜けたもう一つの駐車場だよ」
先行した3台ともずいぶん離れてしまっているのですぐに出発する。メットを被りカタナに跨ろうとした時、ふくらはぎが両足とも痛いことに気がついた。あれ?どうしたんだろう??なんか足の感じがおかしいゾ?まだ筋肉痛になるには早すぎると思うのだが........この後この違和感はツーリング終了後も残ってしまった....(__;) まぁいい、とにかく急いで走って行かねば。R411からR139へと左折していき、小菅村から山梨県に入っていく。ここから峠道が本格的に始まる。急な上り坂&下り坂とあまり広くない道のコーナーの連続で、カタナには結構辛い道がひたすら続く。ふくらはぎが痛いままの足でガシッとくるぶしグリップ決めているものだから、足の状態はどんどん悪化していくように感じた。それでもくるぶしグリップは外すわけにいかないのが辛いところ。 ちなみに、くるぶしグリップさえちゃんと決めていれば、カタナはニーグリップが甘くてもちゃんと曲がってくれる。逆に言えば、くるぶしグリップが決まっていないと素直に曲がってくれないのだ。くるぶしグリップを決め、腰から上体を捻るように行きたい方向を向けばカタナは意外なほど素直に向きを変えてくれる。このあたりは最新のバイクにはない、カタナ独自の個性的な乗り味として楽しめる要素になっている。
〔松姫峠〕にさしかかると展望が開けてきれいなスポットがあった。停まって写真を撮りたかったが道幅が狭いことと先を急いでいること等であえなく通過。なんせ遅れている1時間分急がなきゃならないんだから、ゆっくりしているわけにはいかないのだ! 峠らしい道を楽しんではいたが、そろそろお腹が空いてきた。そりゃそうだ、もう8時を回っている。でも峠道の中ではコンビニらしいものが全然無い。なので先行している3台も当然いない。いったいどこまで行っているんだろう?と思った矢先にヤマザキパン屋さんの看板が目に入った。見るとA川氏ら3人が休んでいる。やっと休めるーーー!!AM8:30、ヤマザキショップ【橋本屋】に到着した。
停まるとすぐにジャケットを脱ぐ私。暑かったのでクールダウンできたが、他のメンバーは走行中冷えてしまった人もいたようだ。え?汗かいているのl私だけ?おかしいなぁ....A^^; 軽い朝食を終え、AM8:50出発。まだ足の状態が良くならずバイクの押し引きも辛いが走り出してしまえばなんとか大丈夫だ。
もうだいぶR20に近いところにいたようだ。走り出して程なくしてR20【甲州街道】にぶつかる。これを右折して1km ほどで左折しR139【富士みち】へと進んでいく。天気がいいと正面に富士山が雄大に望める気持ちのいい道だが、この日は生憎ガスっているのか富士山が見えない。残念だ。この道は今回数少ない緩やかな道だ。 都留市街から山梨県道24号へと左折し道志村に向かう。今回峠道を求めて峠~峠と進んでいくので、ここでわざわざR413に行くことにしたのだ。山梨県道24号自体もハイペースなワインディングで、特にR413側の数キロは楽しめる道だ。しばらくしてR413【道志みち】にぶつかるのでこれを右折し山中湖を目指す。 R413【道志みち】も適度なワインディングで、〔山伏峠〕まではハイペースな峠道を楽しめる。それを越えるとなだらかな直線で楽しい部分はない。続いてきた峠が終わってホッとはするが。 〔関口〕交差点を左折し 10 m ほどでまたすぐ左折して山梨県道147号に入っていく。入って 500 m くらいの所で車列が停まる。AM9:55のことだ。朝で1時間ずれているのでこのまま予定通りに進んでいいものか、それともどこかでショートカットした方がいいものかO川氏が悩んだためだ。みんなの意見を聞き、当初の予定通りこのまま先に進むことにした。そうと決まればすぐさま出発。AM10:05だ。またここから先峠道が待っている。私の足は大丈夫かな?痛いけど........ 山梨県道147号で〔三国峠〕、〔明神峠〕と抜けていく。〔三国峠〕では神奈川県に、〔明神峠〕では静岡県にと入っていく。小山町に入ったところで車列が一旦停まる。T字路っぽくなっている部分でO川氏がどちらに曲がったらいいのか迷っているようだ。なんか左が正解なような気もするが、後から追い抜いていくクルマ達がこぞって右折していくのを見たO川氏は決断し右に進路をとった。すると........ それでもなんとかR246までたどり着き、右折して速い流れにバイクを投じる。スピードが出ている方が風がジャケットの中を通過して涼しくしてくれるので、汗っかきの私としてはとても助かる。その快感もつかの間、〔川島田〕交差点を右折しR469に向かうとまた速度は低下していく。クルマも比較的多くてそんなにはスピードを上げていけない。裾野市に入るとそれもだいぶ解消され、スムーズに流れていくようになる。予定ではもう少ししたらお昼ご飯を食べよう、ということになってはいたが、裾野市~富士市にかけてのR469は全くと言っていいほどお店がない。コンビニすらない。ただひたすら前を目指して走るしかないのだ。目印らしいものもないので、地図で追っても今自分がどの辺りにいるのかハッキリとはわからなかった。 静岡県道72号との分岐の所で一旦停まる。曲がる位置確認のようだ。ここで「どこかで休憩しないの?」とO川氏に尋ねると特には考えていなかった様子。しかし時間的にもまだお昼には早い(AM11:00)と思った私は、一旦どこかで休憩してほしい旨お願いすると、M野氏が地図にコンビニを発見してくれた。とりあえずそのコンビニまで行くことにして再スタートを切る。 途中、R469のわかりにくい交差点に遭遇し少々迷うもなんとか切り抜け、AM11:30、ファミリーマート【赤池粟倉店】に到着。
ここではホントにちょっと時間つぶしをした感じの休憩だったが、少しでも休めば休んだなりに疲れはとれるものだ。だがふくらはぎの痛みは相変わらずだ。何とかなんないものだろうか?....(T_T) 私はここで水分補給だけさせてもらい、AM11:45早々にファミリーマートを後にする。 本来ならR469に戻って富士宮を目指す予定だったが、ここで静岡県道178号へとバイクを進める。1km ほどで市道経由で静岡県道180号へと進路を変更する。R139を渡った角に【ココス】があるのを発見し、みんなで駐車場になだれ込んでいく。AM11:50、ここで本日の昼食だ。
1時間ほどのゆっくりとした昼食をとり、【ココス】を後にしたのはPM0:55。この後R139へと出てGSでバイクにもごはんをあげる。GSを出るとR139はバイパスのようになっていき、調子に乗って走っていったらR469に降りるべき北山 ICを通り過ぎて上井出 ICまで進んでしまった。Uターンするのもなんなんで、静岡県道72号に降り同75号へと進んでいく。これで間違わなければR469に“復帰”できるはずだ。 無事復帰したR469は、そこから先はちょっとした峠道になっている。もういいよーー、今日は峠道は!私のふくらはぎは疲れの極致に達していた。 そして知らぬ間に、走る道路は静岡県道190号から同10号になっていた。あれ?R52を走る予定で、県道10号とかは予定にないよ?と思っていたら、どうやらR469が右に曲がる交差点の標識を見落としていたようだ。どっちに進んでいいかわからずにUターンを2~3回ほどしてから〔内房橋〕の辺りで富士川を渡りなんとかR52【富士川街道】に出ることができた。 それにしてもこの日は珍しくUターンが多い。まぁUターン苦手な人にとってはいい練習になるのだが........ 昼食時、白糸の滝に寄るような話が出ていたので、食後にM.I 原氏に電話した時にその旨伝えるが、結局寄らずに先に進むことに。私の足が痛いことを考慮してくれたのだと思うが、寄ってもよかったんだよ。 この辺りからメットの内装が当たって頭が痛くなってきてしまった。なんか最近ツーリングの度にメットで頭が痛くなってしまうなぁ。以前はこんなこと無かったのだが。前方に【道の駅とみざわ】の案内標識が見えてきた。入ってくれないかなぁ?2番手を走るM野氏が標識に向かって指を指していたのでてっきり停まってくれると思ったがO川氏は入る素振りも見せずそのまま直進していく。残念、頭は痛いままだ。 このまま目的地まで行ってしまうのかと思われた矢先、南部町に入ったところでコンビニに向けてウインカーを出すO川氏。やった、やっと止まれる!嬉しいな.....(^^; PM2:25、ヤマザキデイリーストア【南部バイパス店】に到着。
「さっきの【道の駅】で停まると思ったのに」と誰かがO川氏に言った。するとO川氏、ちょっとボーーっとしていたらしい。気づいたら通り過ぎていた、とのこと。どこかに停まるつもりではいたらしい。おそらく睡魔と闘っていたのだろう。 水分補給を終えてPM2:40、コンビニを後にする。あとはR52【富士川街道】を北上していけば鰍沢町、そして増穂町に到達できるはずだ。
この後の道程はなぜかあまり記憶がない。足が痛いのと体の疲れからか淡々と走っていたような気がする。ま~だ(目的地は)当分先だ、と思っていたら、不意に目の前に「増穂町」の標識が現れた。確か増穂町のすぐ手前の道を左に入ると目的地に到達するはずなのだが、手前で一旦停まったもののその標識を通り越してから左折していく車列。あれ?なんか違うような気がするが........案の定、道を間違えた。またしてもここでUターン。ホント、この日はUターンの練習が多いツーリングだ....(^^; 改めてR52まで引き返し、右折して 100 m ほど戻ったら右折し山梨県道406号へと入っていく。この道も県道の割には結構細く、「ホントにこの道でいいのかな?」と不安になったO川氏が他のメンバーを途中に待たせて偵察に走っていく。程なくして戻ってきたO川氏、「やっぱりこの道で大丈夫。この先に宿の看板がありました」と嬉しそうだった。 走っていくと、県道からさらに細い道に入っていく。クルマなら1台がやっと、バイクでもすれ違いが難しいくらい細い道で、対向車がきたら立ち往生してしまうような道を上っていく。途中、高さも半径もとってもきついカーブがあり、もし My Wife が参加していたら通過できなかったんじゃないか?と思えるようなところが2~3カ所あった。 それでもなんとかPM3:45、旅の宿【ほたる】に到着。
一息ついて、晴れていれば富士山が見える窓を眺める。生憎この日はとうとう富士山は顔を見せてはくれなかった。 ←←← 晴れている時にもう一度おいで!っていうことなのかなぁ?
明るいうちにお風呂に入り、食事が出てきはじめたのがPM6:00くらいだ。まだあたりが明るいうちから食べ始め飲み始めたものだから、PM8:00くらいにはみんなもうすっかりできあがっていた。
PM9:00には宴会も終わり早々と布団に潜り込む人も。でも多数のメンバーはまだ眠れず、二次会と称して酒を酌み交わしていた。ここはテレビもラジオも無いので夜はとても静かだ。メンバーの声だけが響き渡っている。T田氏が用意していたトランプゲームに興じた後、PM11:30就寝。お休みなさい.....zzZZ...... ◇◇◇ 1日目の走行距離:298.2km ◇◇◇
AM8:00頃に目が覚めた。あ~ぁ、よく寝たぁ~!今日も天気はいいようだ。青空が広がっている。それでも富士山はその姿を私たちの前にはついに現してくれなかった。富士山の雄大な景色がウリの宿だけにちょっぴり残念。 それにしても前日からの両足ふくらはぎの筋肉痛がいまだに痛い。少しの段差もエイヤッ!と足を持ち上げないと段を越えられない。こりゃちょっと重傷だ。でも何でこんなになったんだろう?今までそんなこと一度もなかったのになぁ。特に変わったコトしてないよ!? 間もなく朝食の時間だ。朝からいっぱい食べるメンバーもいる中、私は普段の朝がトースト1枚+果物ということもあり、おかわりまではしなかった。それでも量は結構多かったと思うのだが。
朝食後、前日に汚れたバイクを雑巾でできる限り拭いてあげることにする。せっかく天気がいいのに、汚れたまんまで走るのは私のバイク美学に反するので....f^^; それにしてもこの日はゆっくりできている。帰りが近い宿っていうのは朝がのんびりできることがメリットだ。AM9:00を回ってからみなおもむろに出発の準備をしだす。それも慌てなくていいのが嬉しい。 みんなが外に出てきたところで集合写真を撮っておくことにする。
写真も撮り終え、AM10:00旅の宿【ほたる】をあとにする。たまにはこういう趣の宿に泊まるのもいいものだ、と感じさせてくれた宿に感謝しつつバイクをスタートさせる。なお、M徳氏は午後から仕事が入っているとかで、甲府のあたりから高速に乗って先に帰るという。K本氏も仕事がらみで途中から先に帰るという。
急で細い道を今度は下っていく。そろり、そろりと降りなければならない箇所もあるが何とか県道に出る。2台のクルマ(清宮社長&K本氏)が降りてくるのを待ってバイク発進。R52に出る。 R52を1km ほど北進したところで先頭が右にウインカーを出すが間違いに気づいてウインカーを消し直進していく。その時後方で「プッ!」とホーンの鳴る音がした。ミラーを見るとM徳氏が右折していくのが映っていた。あれ?甲府のあたりまで一緒に行くんじゃないのかなぁ?その交差点だと........あぁ!その交差点でもいいんだ!地図を見るとそっちから行ってもR140には出れるんだ。でも別れて走り出すにはちょっと早くない? R52に別れを告げR140に入っていく。しかし渡るべき橋に向けて右折していかなければならないところで直進してしまい、この日最初Uターンを余儀なくされてしまった。 〔三郡西橋〕を渡ったあとのR140は快適な道だ。ほぼまっすぐな道で流れも速いのでカタナのエンジンも快調に回っている。ここを走っている間はくるぶしグリップも特に必要ないので痛んでいるふくらはぎも少しは休める格好だ笛吹川を渡って少しするとR20【甲州街道】にぶつかるのでこれを右折する。 R20【甲州街道】を直進していくと、道端にいくつも看板が出ている。なになに、どれどれ........「国道20号通行止め」なにーーーー!!どういうことだぁ!「勝沼と大月の間で土砂崩れにより国道20号全面通行止め」「中央自動車道・勝沼と大月の間だけ利用の方のみ無料」........どうやら、先の台風15号の影響で勝沼と大月の間のR20で土砂崩れがあり、中央高速の勝沼~大月間が迂回路として無料化されているらしかった。今回は高速を利用する予定が全くなかったが、これで勝沼~大月間に限って利用せざるを得なくなった。 走っている間に電光の気温表示板がある。見ると「34℃」!暑いわけだ、さすが甲府盆地。 さて車列は勝沼のぶどう郷を目指している。勝沼 ICの手前で山梨県道38号へと左折していき、程なくして【ぶどうの丘】に到着するが、駐車場への渋滞の列が続いている。なかなか動かないことを見てとったK本氏、タイムアップとなってしまったのか、先頭のO川氏らに別れを告げ隊列から離れていく。K本氏、クルマとはいえお気を付けて! 程なくしてクルマもバイクも同じ駐車場に止めることができ、ここから【ぶどうの丘】の建物まで歩いていくことに。AM11:15、【勝沼町営ぶどうの丘】に到着。
ここではまだ昼食には早い。朝が遅かったこともあってまだ誰もお腹が空いていない。加えて建物内のレストランは思いっきり混み合っていてしばらく席が空きそうもない。なので、地下のワイナリーにおりてワインのニオイを嗅いだだけで早々に立ち去ることに。おみやげもワインばっかりで、ワインに興味のない人には買うものがなかった。 駐車場まで戻ってきた。さてこれからどうしよう?とりあえず、ここからはクルマの清宮社長達とは別行動することにし、大月を超えてから適当なところでお昼にしよう、ということになった。PM0:05、【ぶどうの丘】を出発。なお、勝沼 ICから大月 ICまではせっかくなので自由走行することにした。
R20まで戻り東進するとすぐに勝沼 ICが姿を現す。料金所で通行権を受け取り、さぁ本日の予定していなかったお楽しみ?自由走行の始まりだ!例によってU海氏が誰よりも先に加速していく。私も珍しく?他のメンバーに先駆けてカタナをスタートさせる。本線に合流後、さらにスロットルオープン!ズボボボォーーー!マフラーがカタナサウンドを奏でて「もっと(スロットルを)開けろ!」と言っているようだ。 笹子トンネルの手前でU海氏が珍しくスローダウンしている。U海氏をパスしてそのまま笹子トンネルに突入していく。トンネルの中はちょっと蒸し暑く、早くトンネルを出ないと私は汗だくになってしまう....(^^; ホントにこの日は珍しくU海氏をはじめとして誰も追いついてこない。目の前には〔初狩PA〕の案内標識が出てきた。すると途端に喉が渇きだし、どうしても〔初狩PA〕に停まりたくなってしまった。なに、大丈夫だろう、結構みんなを引き離してきたと思うし。左にウインカーを出し、〔初狩PA〕に滑り込んでいく。 〔初狩PA〕ではトイレとペットボトル飲料で水分補給。水分補給中にM野氏やY田氏らが初狩PAを通過していくのが見えた。よし、そろそろ行こう。大月 ICはもうすぐそこだ。
大月 ICでは既に私以外の人たちが到着していた。みんなからすると、先に行ったはずの私がいないのでどうしたのか、と思っていたそうだ。大丈夫、ちょっと水分補給していただけだよ。 ここからR20【甲州街道】に復帰する。ここからはまた山道となり、右に左にコーナーがやってきて楽しめる道なのだが、遅いクルマが前にいてちっとも楽しくない!先頭のO川氏は遅いクルマを抜く気配も見せずゆっくりと走っている。う~ん、ストレス溜まっちゃうよ!ちょうどこの速度域(3速 50~60 km/h あたり)はカタナの振動スポットということもあり、とても苦痛だ。そのうち後ろから追いついてきた別のバイクが車列と前のクルマを抜いていく。O川氏も早く追い抜き開始してくれないかなぁーーー。 道端から明らかな“族車”が車列の前に入ってきた。ハンドルかち上げて尖ったシート付けて、股おっぴろげでやかましい騒音をまき散らしている。カッコ悪いなぁーー。こんな輩と同類に見られたくないためか、先頭のO川氏はその輩を抜くどころか間隔を空けてゆっくりついて行く。ハタ目には族車のバイクについていくバイク達(私ら)に映ったことだろう。迷惑なことこの上ない! 数キロ併走したところで族車は左にそれていった。途端に辺りが静かになる。ああいうバイクがいるから、いつまで経ってもバイク乗りが色メガネで見られることが無くならないのだ。
ようやく上野原の市街地に到達する。だがお昼を食べられるようなお店が見あたらず、仕方なくそのまま通過していく。この調子だと八王子に入らないとお昼にできないかな?と思い始めた時、先頭が左手のどこかの駐車場にバイクを滑り込ませていく。一旦停まり、お昼処を決定するためだ。O川氏とM野氏の相談で、少し戻ってR412に入ったところにファミレスらしきものがあるらしい。即決し、戻ってR412に入り、相模湖畔に沿って走るとファミレス【ジョナサン】が現れた。ここで昼食にしよう。PM1:35到着。
ここでも1時間ほどゆっくりし、【ジョナサン】を出発したのはPM2:45。ここからならあと1回休憩するかしないかで帰れてしまうと思うので、1時間ほど走ったところでO川氏が判断することにする。
R412から再びR20に戻して東京を目指す。すぐに峠道が現れ、かつての走り屋のメッカ、大垂水峠にさしかかる。昔はスムーズに走れていた峠も今はローリング族対策のため路面が凸凹しており、グリップを失いやすい。確かにローリング族はいなくなったが、一般ライダー達には危ない上、迷惑千万この上ない。何とかならないものだろうか? 本日最後の峠も終わり、平坦な道になってくる。高尾、八王子、日野と抜けていくと立川だ。ところが前方を見るとなにやら黒い雲が広がっている。いやだなぁ、まさか降るんじゃないだろうな?と〔日野橋〕交差点を右折していくとヘルメットのシールドになにやら水滴が。路面は乾いていたが1km もしないうちに濡れてきた。ありゃ?と思った瞬間、雨がついに降り出してきてしまった。なんだよー!ここまで来て降らなくてもいいじゃないかーー! それでもそのまま走っているとどんどん雨が強くなってくる。〔本宿交番前〕交差点を左折し都道14号【東八道路】の木陰で一旦停まる。レインウェアを着ようか?とO川氏が聞いてくるが、進行方向の空が明るかったので「そのまま行っちゃおうよ」と促す私。この決断が吉と出るか、凶と出るか........ ちなみに停まったところは社長のクルマに同乗したM.I 原氏のアパートのすぐ真ん前だった。後で聞いたら、この時既にM.I 原氏はアパートに帰り着いていたそうな。ここまでM.I 原氏送った社長によると、1時間前に通った時には雨は降っていなかったそうだ。悔しいなぁ!たった1時間の差が雨の明暗を分けた格好だ。 レインウェアを着ないまま走り続けていくが、すぐに降りが強くなってしまう。やっぱり着ておいた方が良かったかなぁ?と後悔しかかるが、【池の上通り】に入ったあたりでやんでしまった。あとはもう、降られることなく進んで行けそうだ。でもせっかく朝拭いたバイクがまたしても汚れてしまった....(__;) 都道248号【新小金井街道】に出るが渋滞している。でもそこはバイクのいいところ。スリ抜けを交えて進んでいき、中央線のガードをくぐって2つ目の信号を右折。裏道モードに入っていく。しかし先頭のO川氏はそのまま都道15号【小金井街道】に出るルート取りをしてしまい、あえなく細い【小金井街道】の渋滞にもはまってしまう。1本西の【鈴木中通り】を行った方が早く抜けれたと思うよ。 【五日市街道】を横断したあとの【小金井街道】は路側帯が広いこともあってバイクならすいすいだが、花小金井の踏切からの渋滞は半端じゃなかった。〔鈴木町〕交差点を右折し裏道モードにようやく入れば、ゴールのお店はもう間もなくだ。
PM4:30、バイク組は無事 Motor Cycle Shop Kiyomiya に帰還した。既に社長は1時間前に帰り着いており、ランニング姿でリラックスしていた。
思えば、昼食処からお店まで一度も休憩せずにきてしまった。休憩を入れようかと思ったあたりで雨が降ってきてしまったためもあるが、時間にして2時間弱だ。休まなくても何とか過ごせる時間だ。 PM5:10ツーリング談義はお開きに。私はGS給油して帰るため行きつけのGSに向かう。途中、ガスが無くなりかけたような感じになり、GSにバイクを滑り込ませて停まると同時にエンジンが止まった。ちょうどリザーブになるところだったのだ。ここで15Lを給油。カタナのタンク容量は20L、リザーブ量は5Lなのでピッタリだ。給油後PM5:25、無事家に到着した。 ◇◇◇ 2日目の走行距離:151.4km ◇◇◇ ◇◇◇ トータル走行距離:449.6km ◇◇◇
今回は事前情報では雨が予想されたツーリングだったのが、いざ当日になると雨の雲はどこへやらで、とても快適であった。しかし行きで路面だけ濡れていたところがあったことと最後の最後での雨に降られたことが悲しい。また私のふくらはぎの痛みは終始治らず、これだけが今回不満だった点だ。 |
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なお、今回の走行は私のカタナで449.6km、燃費は16.05km/Lだった。1日目に峠をいっぱい走ったせいもあり燃費は伸びなかった.......まぁ16 km/L割らなかっただけ良しとしよう。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(終) |