2000年6月度MCTツーリングレポート

2000年06月22日 第1版公開
2003年01月14日 第2版公開

日時

6月18日(日)

目的地

栃木県・黒羽温泉【五峰の湯】

天候

雨のち晴れ\(^o^)/
梅雨の中休みも前日の昼間までで終わり、前日までの予報では夜から降り続いている雨が18日も降り続いて「傘の手放せない一日になるでしょう」とのことだった。だが DoCoMo の i モードで逐次チェックしていると、若干ずつではあるが雨の降る確率が下がっていっていたので密かに期待はしていたのだ。

AM3:00、目覚まし3個を鳴らしてムクッと起きる。早速外のチェックだ。う〜ん、降っていない。よし、よし。改めてDoCoMo の i モードでチェックすると、雨の降る確率は次の通りだった。

東京(出発地)

6時〜12時

 50%
12時〜18時  30%
18時〜24時  20%
浦和(通過地)

6時〜12時

 20%
12時〜18時  10%
18時〜24時  10%

栃木北部
(目的地)

6時〜12時

 10%
12時〜18時  20%
18時〜24時  20%

今回は朝4時の時点で決行か中止かを幹事同士で連絡を取り合い最終決定することになっている。この様子なら決行だな、と一人ほくそ笑んでいた。なんたって今降っていないし....f^^;

AM4:00、そろそろ幹事同士で連絡を取り合う時間だ。念のためもう一回外に出て天気の確認を......
あれ?また少し降ってきている!でも本降りではなく、天気予報の確率も先ほどと変化がなかったためあまり心配はしていなかったのだが。

まずは幹事の一人のK本氏に電話を入れる。どうもK本氏は“雨で中止”を予想していたらしく、「どうしましょっかねーー」と言ったきりで、なかなか結論が出ない。そこでもう一人の幹事のY田氏に電話を入れてみることに。
Y田氏も「どうしよっかーー」と悩んだきり結論が出ないでいた。集合時間がAM5:00なため、他のメンバーに連絡する時間があるためもう決断しなくてはならない。そこで幹事代行(3人いる幹事の最後の一人は My Wife)の私が「決行しましょう!大丈夫ですよ、たぶん.......」と決断した。さぁ、この決断が吉とでるか凶とでるか....(^^;
Kiyomiya スタッフのO川氏と手分けして参加メンバーに連絡し、これで正式に決行が決定した。

  

電話連絡で時間を食ったものの、早くに起きていたため後はバイクを起こして集合するだけだ。いつもよりも余裕を持って KATANA のセルを押す.........

キュル、キュル......あれ?キュル、キュル......ルッ......あれれ?

ヤバイ!バッテリーが死んだーー!!
うそだろーーこんな時にーー!

かくして KATANA にして初めての押しがけをするハメになった。一週間前に一通り点検してもらってはいたのだが、バッテリーの寿命までは予測できない。3年2ヶ月経っているので、確かにいつ寿命が来てもおかしくはないのだが、何もこんな時に寿命が来なくても....(__;)

しかし何回やってもエンジンが掛かってくれる気配がない。家の前でもう既に汗びっしょりになっていた。ここに来てまた雨も降り出してきて、汗だか雨だかわからなくなってきた。時計を見るとAM4:50だ。今エンジンが掛かっても集合時間に間に合わない。とにかくメンバーに連絡しておかないと。O川氏の携帯に電話しコトのいきさつを話すが、ブースターケーブルでクルマと繋ごうにも KATANA のバッテリーはエアクリーナーボックスまで外さないとたどり着くことができない。再び押しがけにトライするが、一向に掛かる気配がない....(__;)

もうこの日のツーリング参加を諦めかけたその時、清宮社長が軽トラで駆けつけてきてくれた。社長は「軽トラでロープで引っ張ろうか?」と言っていたが、さすがにちょっと怖い気がする。そこでダメモトで社長に後ろを押してもらってもう一度トライ。するとどうだ!「ズッボボボボーーー!!」おぉ、社長に押してもらったら一発で掛かった!シャチョーー、ありがとーーー!!これで何とかツーリングに行けるよーー!
やっぱり押すときの勢いが足りなかったようだ。こういうとき坂があると比較的楽なのだが、あいにく住んでいるところは坂がない。表道路に行けば坂はあるのだが、ちょうど谷の一番低いところなので押して上がっていけないのだ。何はともあれ、すぐメットをかぶって Kiyomiya に急いだ。

  

集合場所の Motor Cycle Shop Kiyomiya 前に着いたのはAM5:20。20分の遅刻だが、事情が事情なのでみんな待っていてくれた。みなさん、ご迷惑をおかけしました!この間もエンジンは止めず、ずっとかけっぱなしにしておいた。また止まったら困るし....(^^;

参加メンバー紹介

 

参加者

愛車

備考

O川氏 RZ250(350改) 初期型・Kiyomiya スタッフ
Y田氏 Bandit1200S DJEBEL250 GPS ver. から乗換後の初ツーリング・今回の幹事1 
K本氏 ZEPHYR1100 今回の幹事2 
U海氏 CBR1100XX  SB  
T田氏 XELVIS 寝坊して追いかけてくるも現地で合流 
  M川氏 GPZ1100 古い方のGPZ(空冷)。 
  M川夫人 ZRX1100  
  M.I 原氏 bimota TESI 1D400 久々登場のビモータ! 
  M徳氏 XJR1300  
  H詰氏 CB1000SF  
  M尾氏 XJR1200改  
  T柳氏 GPZ1100 新しい方のGPZ(水冷)。途中合流
  K松嬢 SRV250 途中合流 
  Y中嬢 CB400SF H詰氏のお友達で今回初参加
  M木氏 VULCAN400  
S枝夫人 ZEPHYR My Wife
S枝 GSX1100S KATANA

以上の17名だ(*印はMCTクラブ員)。う〜ん、こうして見ると大型バイクばっかりになったモンだなぁ....(^^;

この時間になってもまだ来ていないメンバーがいた。T田氏だ。しかしこれ以上待てないので、ミーティングの後出発することに。雨はやんでいたがまだわからないし路面も濡れていたので一応レインウェアを着込んでいくことにするが、朝から大汗をかいてしまった私には拷問以外の何物でもなかった....f^^; AM5:30、予定より30分遅れで出発!

  

都道4号【所沢街道】から都道15号【小金井街道】に出て清瀬方面に向かって走り出す。もう少しで埼玉県に突入!というあたりで右折し、いつも所沢方面から帰ってくる際に使う裏道を逆に走る形で進んでいく。と、ここで携帯が鳴った。AM5:45のことだ。

 私     「もしもし?」
 清宮社長「清宮です。今T田クンから電話があってねぇ、今起きたんでこれから出て追いかけていくそうだよ」
 私     「え?これからですか?」
 清宮社長「うん、浦所(浦和所沢バイパスのこと)を追いかけていくそうだ」

う〜ん、やっぱり寝坊であったか、T田氏。でも追いつくかなぁ?

すぐまた携帯が鳴った。AM5:50、今度は誰だ?

 私   「もしもーし?」
 K松嬢「おはようございますーー!K松で〜す」
 私   「おはよーー。」
 K松嬢「今合流場所に着きましたーー。」
 私   「え?もう着いたの?早いねぇ......」
 K松嬢「R16とR4が交差したところのコンビニに寄っています」
 私   「実はねぇ、朝トラブルがあって出発が遅れちゃっているんだ。まだ走り出して30分も経っていないんだ
      よ。ゴメンね」
 K松嬢「ゲ!じゃあ1時間くらい待つようですかね?」
 私   「ゴメンね〜」

う〜ん、待ちぼうけ食らわしちゃいそうだな....f^^;

〔本郷〕交差点で右折し埼玉県道179号に入り、関越道所沢 ICをよける形でR463【浦和所沢バイパス】に出る。浦所の流れは速い。ここで早くも 100 km/h くらいで走れてしまう。

少しすると埼玉大学が見えてきて、二股の手前あたりでT柳氏と合流する。この頃はもう青空が見え始めていてT柳氏もレインウェアを着ていなかった。しかし時間がおしていることもあり合流後すぐに走り出す。浦和市街を抜け埼玉県道64号を進んでいくが、先頭が右手にある駐車スペースに入っていく。あれ?何かな?と思っているとエンジンを止めた。AM6:30のことだ。どうやら暑さに耐えきれなくなったのでレインウェアを脱ぐために止めたそうだ。ん〜、助かったぁ。朝の大汗のせいもありレインウェアの中が蒸れてしまっていたのだ。脱ぐと外気が冷たく心地よい。実際には気温は結構あったのだが、それ以上にレインウェア内の温度が上がっていたのでまさに“クールダウン”状態だったのだ。ふぅ〜、サッパリ。

それにしても決行してよかった。まさかこんなにいい天気になるとは誰も予想していなかった。いや、いい天気というよりもまんま夏日で、もしこれで中止していたら参加者のブーイングを浴びていたことだろう。

5分ほどでみんな脱ぎ終えて仕度ができたのですぐに出発。K松嬢が待つ合流場所に向けて走り出した。

東北自動車道岩槻 ICの手前でR16へと車列を進めていく。ここからはまた少々スピードの出せる道だ。クルマらもビュンビュン飛ばしている。しばらくしてR4【日光街道】との交差点に到達。曲がってすぐにK松嬢がいるはずだ。が......先頭が止まらない!K松嬢もいない。あれぇ?このあたりじゃないのかなぁ?先頭が止まる気配がなかったので私は先頭まで行き、左に寄せて車列を止めさせた。先頭のY田氏曰く、「バイクは見えたけど人がいなかったのでそのまま止まらなかった」とのこと。たぶんそれ、K松嬢のバイクだよ。

K松嬢の携帯に電話をかけると「今合流しました〜!」とのこと。ん?どういうことだ?聞くと最後尾のO川氏が見つけて拾ってくれたそうだ。ふぅ、やれやれ。AM7:10、K松嬢を先頭から2台目に組み込み再び出発!

R4【日光街道】を北上し【利根川橋】を渡ると茨城県古川市に入る。左手にコンビニが見えてきた。そういえばそろそろ朝食休憩だな......などと思っていると案の定先頭がコンビニに向けてウィンカーを出すのが見えた。AM7:30、【ローソン古河大山店】に到着。

朝食処のローソン古河大山店 朝食処の【ローソン】古河大山店。写真の右手写っていないところも駐車場で広〜い。さすが茨城....(^^;
まだ新車なのに....(__;) まだ新車なのに雨で汚れてしまいお気の毒......

ここで意を決して?KATANA のエンジンを止める。出発時に掛からなかったらいやだなーー、と思いながらだが、このまま休憩の間エンジン掛けっぱなしというわけにもいかず、「えいっ!」とばかりにスイッチオフ。ここまで  60 km くらい走ってきたからたぶん大丈夫だろう......

朝に一応トースト1枚は食べてきたのだが、この頃になるとお腹も空きだしてきていたのでおにぎりを2個食べることにする。My Wife はこの時期になっても「体が温まるから」とカップラーメンを食べていたが、私ゃ暑くてとても食べられないよ。

地べたに座れるのはバイク乗りの特権? みんな地べたに座り込んで朝食&バイク談義。バイク乗りはところ構わず座れるのが利点か?(^^;

休憩中、O川氏からの提案で車列を2班に分けることになった。さすがに17台もいりゃ信号等で寸断されることが多く、そのたびに前が止まって待っていたのでは時間がかかって仕方がないからだ。ここで次のように班分けをした。

第1班 Y田氏 K松嬢 My Wife Y中嬢 M木氏
M徳氏 M.I 原氏 U海氏 私
第2班 K本氏 M川夫人 M川氏 M尾氏
H詰氏 T柳氏 O川氏

※順番はおおむね車列順

私は第1班のケツ持ちとなった。これで私は後続が寸断されても後ろを特に気にする必要がなくなった。一通り朝食を終えエンジンも無事始動し、AM7:50出発することに。

  

R4【日光街道】を北上していくと、今度はすぐ栃木県となる。R50で右折しR4はR4でも【新4号バイパス】を目指して走る。【新4号バイパス】に出るとスピードレンジもグンと上がり、100 km/h レベルは当たり前?タンクバックに入れた地図もページをめくる暇もなくあっ!という間に過ぎていってしまう。

AM8:30、また携帯が鳴った。

 私     「もしもーし?」
 Y.S藤氏「おはようございま〜す!岩手のS藤です!」おぉ、元?MCTメンバーのY.S藤氏だ。
 私     「おーー、おはよう!」
 Y.S藤氏「どうですか〜?今日は何台くらいですか?」
 私     「17台だね」
 Y.S藤氏「それってバイクだけでですか?多いですね〜」

この後電波の状態(正確には私のイヤホンマイクの調子)が悪く、加えて 100 km/h 前後で走っていたこともあり聞き取りづらくなってきた。相手の声が「ガガ、ガガ......」となってしまいよく聞こえないのだ。とりあえず「100 km/h で走っててゴメン、聞こえないんだ」と相手に向かって怒鳴っておいたが、後で聞いた話ではY.S藤氏側ではハッキリクッキリと聞こえていたそうだ。程なくして電話が切れたようだ。するとすぐまた電話が。

 私   「もしもーし?」
 ??氏「○×△です。」ん?誰だ?よく聞き取りづらいゾ。
 ??氏「今ですねぇ、そっちに向かっているところなんです」

ここで私は大いなる勘違いをしてしまった。聞き取りづらいながらも声の調子や話の内容から、先ほどのY.S藤氏が続きの話をしていると思い込んでしまったのだ。

 私   「え?Y.S藤クン、今日来るの?」
 ??氏「ええ、向かっています。」
 私   「今日は来れないんじゃなかったの?」
 ??氏「いえ、今向かっています」

実はY.S藤氏、つい数日前までホントにこのツーリングに来るつもりだったのだ。4日前にメールで「行けなくなった」と連絡してきたので諦めてはいたのだが、まさか、という思いと聞き取りづらい状況がこの大いなる勘違いを引き起こしてしまったのだ。その“勘違い”が判明したのはずっと後になってからのことだった......

AM8:35、またまた電話が。この時は信号待ちで止まりかけているときだったのでハッキリわかった。

 私     「もしもーし?」
 清宮社長「清宮です。」社長だ。しかしここでまたも走り出し、聞き取りづらくなっていく。
 清宮社長「(ザザ、ザザ......)○×△クンがね、(ザザ、ザザ......)向かっているようだよ」
 私     「わかりました!」

ここで先ほどの電話がY.S藤氏だと勘違いしていた私は、もうこれで確実にY.S藤氏が目的地に向かっていると更に勘違いの確信を深めてしまった.......

  

R4【新4号バイパス】ではほとんど信号にも引っかからず宇都宮市に入り、R4の旧道と合流を迎える。さらに進み氏家町からR293に入っていく。当初の予定ではR293はR294にぶつかるまで進むことになっていたのだが、今年の3月まで那須の方に単身赴任していたY田氏が知っている、より早いルートへと変更したようだ。栃木県道74号、同114号、同25号、同114号、同48号と細かく経由し、大田原市に入った。ここでM徳氏のガソリンがあまり無いとのことでGSにピットイン。すると他の12〜3人が「どうせなら」と給油しだしピットインタイムになった。

ここでまた携帯が。

 私   「もしもし?」メットを取らずに応対したためイヤホンマイクでの会話だ。
 ??氏「今R293を走っているんですが、どう行ったらいいんでしょう?」
 私   「R293に入ったの?え?R293って北の方からも来ているの?」
 ??氏「いえ、南から北上しています」

本来はここで勘違いに気付くべきだったのだ。だが携帯をポケットにしまったままイヤホンマイクでの応対だったので、表示を確認していなかった。

 私   「そうか〜、じゃ(南下して)わざわざ氏家まで来たんだ?」
 ??氏「どう行ったらいいんでしょう?」

ここで地図を見ながら説明するが、相手は地図を持っているのかいないのか、とんと理解してくれていない。そうこうしているうちにみな給油を終え、出発するだけになっていた。K本氏が「もうあと 20 km くらいだけど、席が取れなくなっちゃうよ!」とせかしてきた。時計を見るともうAM9:45だ。10時開館なのでもう時間がない。仕方がないので、とにかくそのまま進んでR294にぶつかったら左折し、R461にぶつかったら今度は右折してとにかく黒羽温泉【五峰の湯】を目指して来てくれ、と言って電話を切った。うまくすればR461とR294がぶつかるところで合流できるかも、との目論見もあった。

  

本隊は出発し、栃木県道48号から同170号を経由しR461に出る。ここからR294にぶつかるまで 3 km くらいしかない。ほどなくしてR294とぶつかるがY.S藤氏の姿はない。それに道幅が狭く、とても17台が止まって待っていることはできなかった。仕方がないので【五峰の湯】に着いてから電話して誘導することにした。

R461から栃木県道27号を経由し同179号へ。このあたりは初めての人にはちょっとわかりづらそうだ。程なくして右手に広い駐車場が見えてきた。その駐車場を横切る形で一段高いところにバイクを乗り入れるとそこが黒羽温泉【五峰の湯】だった。駐車場もまだ空いており、17台がまとまって置くことができた。AM10:15、無事【五峰の湯】到着。

黒羽温泉【五峰の湯】建物のエントランス 黒羽温泉【五峰の湯】の建物のエントランス。形状は古風に、しかし使用材料は今風な建物であった。

まだ新しいのか、汚れたところがないように見えた。

早速中に入り休憩所の席を確保するが、休憩所内は禁煙で、たばこ吸いの面々はロビーの喫煙所に集まっている。するともうガマンしきれなくなったのだろう、喫煙所で缶のおいしい黄色の炭酸入り飲み物を買ってきて飲み始める面々が....(^^;

喫煙所で「かんぱ〜い!」 既にここで盛り上がっておりますデス....f^^; う〜ん、うまい!

風呂上がりまでガマンできず飲みだす面々....f^^;

早い人は先にお風呂に行っていて、席取りした席はガランとしたものだ。“お風呂先発隊”が戻ってくるまで荷物番をしてくれている人も。

ここで、後から来るハズのY.S藤氏の携帯に電話をしてみる。が、何回何度鳴らしても出る気配がない。いつも留守番メッセージになってしまう。きっと走っていて出ることができないのだろうと15分おきくらいに3度ずつ電話をしてみるが同じだった。先ほどでR293にいたのならもうそろそろ到着してもいい頃だ。

AM11:00になった。またY.S藤氏に電話してみようと思っていたとき、寝坊して後から追いかけていたT田氏が到着した。無事に到着してなによりだ。みんなに笑いながらのブーイングを浴びていたっけ....(^^;

それにしても先ほどの電話からとんとかかってこない。Y.S藤氏大丈夫なんだろうか?O川氏も心配して電話してくれていたが状況は変わらずだった。このまま待っていても仕方がないので、携帯をO川氏に預けてお風呂に入りに行くことにする。

温泉の泉質は見ていなかったが、なめるようなお湯で気持ちがいい。内風呂に打たせ湯があったのでしばらく打たれることにする。日頃の疲れからこっている肩に当てるととっても気持ちがいい!しばらく打たれていたかったが、ご老人が打たれたそうに近づいてきたので譲ることにする。そのまま今度は露天風呂へ。晴れた空がまた気持ちがいい。しかし湯温が高めで長湯できるほどではなく、長く入っているとのぼせそうだった。

休憩所に戻ると、早い人はもう昼食を取り始めていた。今のうちに食べておかないと食後すぐに走り出さなくてはならなくなるので注文することにする。

休憩所の様子 なんかいつもツーショットになるなぁ、M.I 原氏とM徳氏 M川夫妻、O川氏と
温泉でキレイになったかナ? ビールでゴキゲン?Y田氏 お風呂上がりの食事はおいし〜い!

休憩所はあまり広くなく、後から来た人は喫煙所で待っていたようだ

Y.S藤氏はまだ来ない。ひょっとして、迷って諦めて岩手に帰っちゃったのかなぁ?などと頭をよぎるが、まさか近くまで来ていてそれはないだろうと思っていた。それにしても未だ電話もつながらずかかっても来ない。う〜ん、どこか途中で事故ってなきゃいいけど......

楽しい時間は経つのが早いようで、時計をみると既にPM0:50。出発時間が迫っている。ここで集合写真を撮っておかなくちゃ。

エントランスの脇で
逆光のため建物エントランス部分は背にすることができなかったが、連続する建物部分が写っているので雰囲気は何とかわかるかナ?

集合写真を撮り終え、出発できたのはPM1:20だった。なお現地合流となったT田氏は、帰りは第1班に“編入”されることになった。

  

栃木県道179号を南下し同27号へ。さらにR461に出て大田原市街に向かう。地元道【ライスライン】を通ってR4へと戻っていくが、このあたりの道はみんな 80〜100 km/h くらいが当たり前なのか、飛ばせる道だらけだ。直線が多く、昼食後の身には睡魔との戦いが待っていた....f^^;

信号待ちの時、第2班の先頭のK本氏が私に「後ろ見ていないだろ?離れたら待っていてくれなくちゃわかんねーじゃねーかよ」と文句を言ってきた。おいおい、なんじゃそりゃ?と思ったが、信号が青になったので「すんません」と手を挙げてスタートした。K本サン、第2班の先頭で幹事なんでしょ?離れたらわかんないってどういうこと?と内心思った。「(第1班の先頭のY田氏と)打ち合わせできていないんだから」とも言っていてが、んなこと言われても私は第1班のケツ持ちのつもりだったので後ろは気にしていなかったのだ。

後でO川氏に聞いたら、帰りはどうも班分けの意味があまり無かったらしい。Y田氏が単身赴任時代によく通っていた道で、幹事といえどわかりづらい道を通ってきていたそうだ。なので先ほどの文句となったそうな。そんなこと私は幹事じゃないし、知らなかったんだもん、仕方ないじゃん!........とはいえすいませんでした、K本サン。でも私も前車において行かれたら道わからないんだよね....(^^;

  

R4から再びR4【新4号バイパス】に入る。途中少々の渋滞があったがすり抜けてひたすら南下する。PM2:55ふと携帯が鳴った。Y.S藤氏か?と期待して電話に出るが、今日は仕事で参加できなかったH.I 原氏だった。どうしてもはずせない仕事上の寄り合いのために、今石和温泉に向かっている途中だという。来月は参加できるといいね、H.I 原氏。

上三川町から南河内町を過ぎ、小山市に入ったあたりで休憩のため先頭がコンビニに滑り込んだ。時計を見るともうPM3:25だ。時間が経つのは早いなぁ。

帰りの休憩処の【am-pm】 新4号バイパス沿いの【am-pm】小山4号バイパス店にて休憩。

ここも広大な駐車場のおかげで止める場所には苦労しない。

う〜ん、この時間でまだ小山市内だ。この調子だと Kiyomiya に帰り着くのは6時を回りそうだなぁ。でもまぁ、日も長くなっているので明るいうちに帰り着くことはできるだろう。

帰りのルートを探索中! ここまででも十分疲れたぁ〜! いけない?ツーショット

行きと違って帰りの休憩はみな顔が疲れているなぁ....(^^;

ここでY中嬢がとっても疲れていたように見えた私は声をかける。見るからに「へっぴり腰乗り」で、聞くとやはり上体&腕&手首が疲れていて、下半身よりも上半身が疲れているそうだ。いかに下半身でマシンをホールドし上半身をリラックスさせられるかに重点を絞ってポジションをアドバイスしてみた。癖がとれるかな?

なおH詰氏が「なんか頭が痛い」と訴え、春日部の祖母の家に寄って休んでいくという。さらに市川のK松嬢もここで別れて帰るという。ふたりとも気をつけてね(^o^)/

  

ひとしきりの休憩とこの後のルートを確認し、PM3:55、【am-pm】をあとにした。この後はR125に入りR4旧道から再びR125に入り、加須 ICから東北自動車道に乗って帰るルートだそうだ。R125まではH詰氏&K松嬢も同行するので、路上でサヨナラだ。

出発してすぐのPM4:05、携帯が鳴った。

 私     「もしもーし?」
 Y.S藤氏「S藤で〜す!」おぉ、やっとY.S藤氏と電話がつながった。
 私     「今どこにいるの!?」
 Y.S藤氏「え?岩手ですけど.......」
 私     「はぁ!?」
 Y.S藤氏「何回も電話くれたみたいですけど、どうしたんですか〜?」
 私     「来るって言うのに一向に来ないから心配して電話したんだよ」
 Y.S藤氏「えぇ?今日は行けないってメールしたじゃないですか〜!」
 私     「え?..........も、もしかして..........」

そ〜なんだ、ここでやっと勘違いに気付いたのだ。朝方から電話してくれていた「??氏」はY.S藤氏ではなく、寝坊して後から追いかけてきているT田氏だったのだ!そういえば、T田氏が【五峰の湯】に到着した前後から全然電話無かったし。普通、迷ったなら電話の1本もかけるはずだよなぁ。でも「??氏」がT田氏なら全て説明がつく。いや〜、とんだ勘違いを。みんなになんて言おう......(;_;)

  

本隊は〔上大野東〕立体交差からR125に入るため側道にそれていく中、2番目を走ってたK松嬢はひたすら前を見つめて直進していく。さすがにまだ手を挙げたりホーンを鳴らしたりして挨拶する余裕はないようだ。その後ろからH詰氏も続く。ホーンを鳴らし合い二手に分かれていった。

R125は少々混んでいた。それでも東北新幹線のガードをくぐるくらいまでは普通に走れていたが、古河市に入った途端渋滞でピタッと止まった。ここではすり抜けするスペースがないためおとなしくクルマらの列に並んでいたが、なかなか前に進まない。どうやらここはR4旧道に出るところを先頭にした渋滞らしい。こうなると夏の暑さとエンジンの熱さがたまらなくなってきた。しかしここはひたすらガマンの走行だ。いや、走行というより歩行よりも進みが遅いのでたまらない。

しばらくしてR4旧道に出てようやく渋滞を抜ける。しかしこの時間だと交通量が多く、ちょうど KATANA の振動スポットにハマった速度(3速 50 km/h/約 2,600 rpm)でしか走れないため決して快適ではない。いや、むしろ苦痛だ。それでも利根川橋を渡る頃にはスムーズに流れるようになってきた。

〔栗橋〕交差点立体交差から再びR125へとバイクを進め、加須 ICへと向かって走る。もうあと数キロで ICに到着だ。スムーズに流れていることもありみな自然とスロットルが開いていく....(^^;

加須 IC入口すぐ手前の信号で、O川氏が右折レーンからUターンしようとしていた。あれ?どうしたんだろ?加須 IC料金所の脇で一旦止まったときにメンバーに聞くと、どうやらガソリンが足りなさそうなのでGSに向かったらしい。メンバーで唯一の2サイクルということもあり、ツーリング燃費が13 km/L(!)と悪いバイクで、お店までたどり着けなさそうだったため念のため補給しておくことにしたそうだ。いや〜、それにしてもツーリング燃費が13 km/L とは!250(実際には 350....(^^;)とはいえ 1100 の KATANA よりも悪いとは!KATANA の街乗り燃費(13 km/L)といっしょだね。

  

加須 ICで通行券を受け取り一旦止まる。ここから東京外環自動車道の〔新倉PA〕までフリー走行ということになった。そりゃそうだ、高速で隊列組んで走るのはなかなか難しいことだし。ここでY中嬢から「どうでした?ポジション?」と聞かれたがあまり変わっていなかったので、今度は実際に跨って見せてあげることにした。「いい例」「悪い例」的に見せてみたが、その明らかな違いを今度はわかってもらえた様子だった(←だったら最初からそう教えとけヨ!ってか....f^^;)。

フリー走行となると喜び勇んでカッ飛んでいく面々がいっぱいだ。どうせそれらの面々には追い越されていくのだが、どんなふうに追い越していくのか見たかったので、My Wife を伴って早めにスタートする。M川氏&M川夫人やK本氏などは真っ先に飛び出していく。私はさすがに My Wife を伴ってだと出して 120 km/h がせいぜいだ。その横をT柳氏やM尾氏&Y中嬢が追い抜いていく。1200 のM尾氏にくっついていく 400 のY中嬢、まだ少し「へっぴり腰乗り」だがそれまでよりは改善していたようだ。

M徳氏は 1300 なのだが、ジムカーナもするためにスプロケを低速向けに変えていることもあって5速 3,000 rpm で 80 km/h 出ないそうだ。そんなギヤ比で 140 km/h くらいで追い抜いていったが、いったい何千回転回っていたんだろう?

加須からだと 100〜110 km/h で走っても程なくして浦和本線料金所に到着する。ここではクルマの列が結構並んでいたが、本線が渋滞するほどでもなかった。しばらく待って料金を支払い、今度は〔川口JCT〕から東京外環自動車道に乗り入れる。再び料金を支払い外環の本線に合流する。この道が混むことはあまり無く、今回も速いクルマらは 140 km/h で右車線を疾走していく。中には、速度自動取締り機があるのに全然減速しないツワモノも。バイクならまだしも、前にナンバーがあるクルマの場合減速しなくても大丈夫なのかなーーーなどと他人事ながら思ってしまう。

  

〔美女木JCT〕を越えると和光北 ICの案内と共に〔新倉PA〕の案内も出てきた。あと 2 km ほどで休憩だ!
PM5:55、〔新倉PA〕到着。

新倉PA に到着! 走っている間は吸えないからネ 疲労の色を隠せないM尾氏

もう午後6時だというのにこんなに明るい。日が延びたなぁ......

ここで、先ほど判明した?勘違いを正直にみんなに話した。当のT田氏も何度も電話したと言っているので間違いはない。Y.S藤氏が来れなかったことを残念がる面々.......スミマセン!全て私の勘違いですm(_ _)m

今回はM川夫妻とT柳氏がここでお別れだ。次の和光 ICで下りてそのまま帰るという。ともかくお三方お疲れさま!この後もお気をつけて!ひとしきり休憩しPM6:10、最後の出発だ!

ここから本隊は大泉 ICからいつもの裏道を進んでいく。練馬区道から保谷市道の細い道を進み、渋滞箇所をことごとくかわし田無市に突入。もうゴールは近いゾ。

  

PM6:45、事故もなく無事 Motor Cycle Shop Kiyomiya に到着した。あいにく社長夫妻は出掛けていて留守だったが、みんなのためにお茶菓子を用意しておいてくれた。

無事お店前の駐車場に到着! はぁ〜、疲れたわねぇ 定休日の店内でツーリング談義

最後まで走りきった面々。お疲れさま!

ひとしきりのツーリング談義の後、PM7:10解散となった。みなさん、お疲れさまでした!みんなが次々に帰っていく中、Y中嬢がバイクに跨ったまま出る気配がない。聞くと「高速でギヤが変わらないことがあったんです」とO川氏に助けを求めていた。O川氏が見ている間に私ら夫婦は帰路に就いたが、後で聞いた話ではチェンジペダルとエンジンを結んでいるロッドがグラグラで、単にネジが緩んでいるだけだったようだ。大事でなくてよかったネ、Y中嬢。

私ら夫婦は帰路途中で給油を済ませ、家に着いたのはPM7:35。今回は天気予報は見事にいい方にハズレ、出発時から走行中は一度も降られることがなかった。もしこれで朝方の様子のみで中止していたら、きっとみんなから大ブーイングだったことだろう。

  

ちなみにその後 KATANA のバッテリーは暑さも手伝って何とか生きながらえているようだ。ツーリングの2日後にエンジンを掛けたら何事もなかったかのように掛かったので、15 km くらい走ってはおいた。しかし寿命がきていることはおそらく事実だろう。近日中にバッテリー交換しておかなくちゃ!

なお、今回の走行は私のカタナで370.5km、燃費は17.28km/L(!)だった。やっぱり早く走れるツーリングだとそれなりに燃費が上がってくれていた。いつも16km/Lをちょっと越えるくらいだもんなぁ....(^^;
ちなみにMy WifeのZEPHYRでは20.64km/Lだ。
こちらも初めて20km/Lの大台を越えることができた。
てことは、今回はみんな燃費よかったのかなぁ?

(終)