2000年11月度MCTツーリングレポート

2000年11月22日 第1版公開
2003年01月14日 第2版公開

日時

11月19日(日)

目的地

神奈川県・藤野温泉【五感の里】薬師の湯

天候

晴れ!\(^o^)/

AM3:50、目覚まし時計が鳴り出す10分前に目が覚めた。やっぱりツーリングとなると目覚めが違う。まだ寝ている My Wife を起こし、トースト1枚の軽い朝食をとる。

今日の天気予報は「晴れ!」で、雨の確率は微々たるものだ。この週末、土日だけが天気が良くて前後の日はいずれも雨。きっと誰かさんの普段の行いがいいので?お天道様が晴れをプレゼントしてくれたのだろう。

今回は集合場所がいつもと違い、ツーリング途中地点で集合することになっている。最近いつも Motor Cycle Shop Kiyomiya 前が集合・出発地点だったので、「たまには変えてみようよ」とのクラブ員からの提案でJR武蔵五日市駅前に集合することになっていた。集合時間はAM7:30。家を出る時間は普段とさほど変わらない。

今回は久しぶりの参加のK村女史が私ら夫婦と一緒に行きたいとのことで、AM5:50には私らの家まで来る予定だ。なので私らもAM5:40にはバイクのカバーを外しにかかっていた。カバーやロック類を外してセルボタンを押す頃にはAM5:50になろうとしていた。

キュルルッ、ズボボォン!寒い中一発でかかった KATANA のエンジン。10月に替えたばっかりのバッテリーはちゃんとその仕事を勤めてくれた。よし、よし。

......と、ここで携帯が鳴った。

 私     「もしもし?」
 K村女史「おはようございます、K村ですぅ」
 私     「おはようございます。どうしましたか?」
 K村女史「スミマセン、まだ出ていなくって、今エンジンかけたところなんですぅ〜」
 私     「今エンジンかけたんですか」
 K村女史「暖機してから(私の家まで)10分くらいかかっちゃうでしょうから、先に行っていてください」
 私     「(ここまで来たら)何時くらいになりそうですか?」
 K村女史「AM6:10くらいになっちゃうと思います」
 私     「でもそれならまだ大丈夫ですから、待っていますよ」

私らもちょうど暖機しているところなのでまだ大丈夫だ。まぁ、10分くらい遅くなっても集合時間には余裕を持って間に合う計算だ。そのまま暖機しながらK村女史を待つこと20分、AM6:10になってもまだK村女史は来る気配がない。どうしたんだろ?ちょっと心配になってきたその時、再び携帯が。AM6:15だ。

 私     「もしもし?」
 K村女史「K村ですぅ〜、スミマセン、なんだかんだでまだ出れていなくって、今から出ます」
 私     「え?今からですか?」
 K村女史「スミマセン、なのでもう出ちゃってください。途中で合流しましょう」
 私     「そうしたら、(K村女史の家の前の)水道道路を直進して新青梅街道に出てください。そして......」
 K村女史「それよりも、(新青梅街道と府中街道との交差点の)野口橋交差点の方が行きやすいので、野口橋
       で待ってます」
 私     「わかりました。でも野口橋なら、たぶん私たちの方が早く着いちゃいますよ」
 K村女史「あ、そうですか?」
 私     「じゃ、野口橋で落ち合いましょう」

そうと決まったらすぐ出発だ。もう暖気だけで30分も経っている。ここで早くも「集合場所1番のり!」はもろくも崩れ去った....(__;) My Wife と共にAM6:20、家を後に。

  

住宅街から滝山団地を抜け、都道5号【新青梅街道】へ。ピューッと走っていくと〔野口橋〕交差点はすぐだ。10分とかからずに着いてしまう。当然K村女史はまだ来ていなかった。交差点を渡った左側の歩道に乗り上げて待つこと数分、【新青梅街道】をY田氏がやってきた。お互いに気づき手を振って挨拶を交わす。すると【府中街道】側からようやくK村女史がやってきた。

「おはようございます、すいませ〜ん!」バイクに跨ったまま挨拶を交わし、そそくさと出発することに。再び【新青梅街道】の流れの中にバイクを投じた。

さぁ急いで行くぞ。少しでも空いている車線を選んで走っていくが、久々のツーリングだったらしいK村女史には少々ペースが速かったらしい。けど予定より大幅に遅れているのでちょっとガマンしてネ....(^^;

前の方をY田氏が走っているのがずっと見えている。Y田氏は決して飛ばしてはいないのだが、後ろに2人いる私はなかなか追いつくことができない。追いつくかな〜、と思うと後続が信号で寸断されてしまうので、そのたびに止まって待っていなければならないためだ。それでもR16を越えたあたりでようやくY田氏に追いつくことができた。信号待ちの時に改めて朝の挨拶を交わす。ここからはY田氏を先頭に4台で集合場所を目指す。
途中、もしかして今回初参加の参加者かも......?と思われる CB1300SF と Address V100 の二人連れを追い抜いてきたが、会ったことがなかったのでわからずにそのままパスしてきた。あとで集合したらやっぱり参加者だったけれど....f^^;

街道はR16の手前からその名を【青梅街道】に変えていた。青梅市内で左折し都道31号【秋川街道】に入っていく。ここからは集合場所のJR武蔵五日市駅前までは一本道なので迷うことはない。この道は少しだけ“峠風”になっているので、ウォーミングアップも兼ねて右に左にローリングさせて走る。朝も早いのでまだオマワリさんは出ていない。しかしもうちょっと時間が経つと、この先の【奥多摩周遊道路】に向かう峠好きバイク達を捕らえるためにこの街道にもネズミが出没する。気をつけなくちゃ。

  

ウォーミングアップ?も無事終える頃、集合場所のJR武蔵五日市駅前が見えてきた。すでに半数近くの人が集まっていた。時計を見るとAM7:15だ。まだ15分余裕がある。私らが着いてしばらくすると他のメンバーも続々と集まってきた。

さっ、さむ〜い! 武蔵五日市駅前の様子 11月にしては台数が多い もうこの時期の朝は寒く、冬用装備でないととても走れたモンじゃない。オーバーパンツを履いていなかった人もいたが、とても寒そうだった。

いや〜、それにしてももう寒い季節になってしまったんだなぁ。参加者を見るとみんなモコモコに着ぶくれしている。見栄張って?Gパン姿の人もいたがとても寒そうだ。

参加メンバー紹介

バイク組
 

参加者

愛車(普段の愛車)

備考

清宮社長 LEAD 90
(GS400E)
バイクでは1999年3月以来の参加・今回の幹事1
O川氏 GEMMA QUESTO 90
RZ250・350改
Kiyomiyaスタッフ
A川氏 Address V100
(V-FOUR MAGNA)
 
Y田氏 Bandit1200S  
M野氏 ZZ-R250 今回の幹事2
U海氏 CBR1100XX  SB  
  M.I 原氏 TRANSALP400  
  M木氏 VULCAN400(旧型)  
  M尾氏 XJR1200改 いっぱい改造してある1200改
  K村女史 VULCAN400(現行) 1998年6月以来久々の参加
  T内氏 CB1300SF 今回初参加。15年ぶりに大きいバイクに乗ったとか......
  T内夫人 Address V100 ご主人と共に今回初参加。
ペーパーライダーだとか......
  H.I 藤氏 GSX-R1100 清宮社長の友人ショップである
Tオートの社員さん
  K村氏 CBR600F Tオートのお客さんで今回初参加
  O橋氏 GSX1100S KATANA
 Final Edition
Tオートのお客さんで今回初参加。まだ 500 km くらいしか走っていなくて慣らし中だとか......
S枝夫人 REBEL My Wife。ZEPHYR から買い換え後の初ツーリング。
今回の幹事3
S枝 GSX1100S KATANA
クルマ組
 

参加者

愛車(バイクの場合)

備考

K本氏 ZEPHYR1100 前日になって愛車のキャブがオーバーフローしたため急遽クルマに
  A.K本嬢   K本氏のお嬢さん

以上の19名だ(*印はMCTクラブ員)。
今回は原付2種(51cc〜125cc)も可の
ツーリングなのでメンバーも多めだ。
11月という、寒い時期のツーリングとしては今までにない
多人数が集まった。みんなバイク好きなのだ。

集まってみると、「原付2種も可ツーリング」だというのに大きいバイクが多い。でもここぞとばかりに喜んで原付2種で参加しているA川氏やO川氏。また「原付2種可」だから参加できた方もおり、たまにはこういうツーリングもいいモンだ。

AM7:30に近づいてもまだK本氏親子のクルマが来ない。社長が電話をかけてみると、どうやら【青梅街道】の渋滞にはまってしまっている様子だった。「先に行ってください」とのことだったので、ツーリングミーティングを行いAM7:35、武蔵五日市駅前を出発!この先右側にあるコンビニで朝食タイムとすることに。

  

都道33号【檜原街道】を進んでいくと、〔戸倉〕交差点の横にあるコンビニが目に入る。ここから奥多摩に向かう際の最後のコンビニなのでここで朝食休憩だ。AM7:50、セブンイレブン【あきる野戸倉店】に到着。

朝食処のセブンイレブンあきる野戸倉店 朝食処のセブンイレブン【あきる野戸倉店】。

都内にしては広めの駐車スペースがあり、全車が余裕を持って停められる。

どう?いい天気でしょ?

日差しが出てきていて、日なたにいる限りは暖かくなってきた。ここでみなゆっくりとした朝食をとり、出発したのはAM8:30になっていた。これだけ休んでも、今回の目的地は近いのでまだまだ余裕なのだ。

余裕ついでに、直接目的地に向かわないで【奥多摩周遊道路】を楽しもう!ということになった。途中までだが、少しは峠道走りたい人がいっぱいいるので....f^^; ここから【奥多摩周遊道路】の「都民の森」駐車場までフリー走行で行くことに。原付2種や自信のない人たちが先に出発していく。私らは2〜3分遅れて出発!

  

都道33号【檜原街道】をさらに進んでいくが、ここはまだ峠道ではないのですぐに遅いクルマに引っかかってしまう。しかし檜原村役場を越え〔本宿〕交差点を左折してからは檜原街道は徐々に峠道へとその姿を変えていく。
何台かのクルマをパスすると、先行する原付2種組に追いついた。暫くはその後ろを付いて走っていたが、原付2種組最後尾のO川氏が「(先に)行きな、行きな!」とゼスチャーして道を譲ってくれている。これは行かないわけにはいかないでしょう....(^^; 私の前を走っているY田氏がオーバーテイクしていくのを合図に、後続も次々と原付2種組をパスしていく。モチロン追い越すのに安全な場所で。私もY田氏に続いてズボボボォ〜!....f^^;

しばらく走ると「直進:都道206号【奥多摩周遊道路】、左折:都道33号・上野原方面」の分岐点に差し掛かる。目的地に行くには左折だが、ここは迷わず直進だ。標識が出ているので戻ってくるときも迷うことはないだろう。

程なくして、【奥多摩周遊道路】がかつて有料道路だった頃の名残の料金所の残骸を通過。さぁここからが“お楽しみ”のスタートだ。右に左にコーナリングしていくが、料金所跡から 1〜2 km の間は路面が濡れていて、かつ路肩部分には濡れた落ち葉が積もっていて車道にはみ出している。ひぇ〜、怖いよぉ〜!濡れ落ち葉に乗ろうモンなら即転倒だ。この区間は慎重に通過せざるを得なかった。

“濡れ落ち葉区間”を無事に通過し、日の当たるところに出た。ここなら思いっきり?楽しむことができるゾ。前を走るクルマ達を安全なところでかわし、さぁこれからかなーー、と思ったところで渋滞が始まっていた。しかも動く気配がない。なんでかなーーと思ってスリ抜けしていくと、まだ都民の森から先の区間のゲートが開いておらず、そのゲート開き待ちのクルマで渋滞していたのだ。

私らはとりあえず【都民の森】駐車場にバイクを滑り込ませる。バイクを止めて時計を見るとAM8:55。え?まだ9時になっていなかったんだ。ゲートが開くのはAM9:00からなので、それで詰まってしまっていたのだ。程なくして全員が都民の森駐車場に到着した。

都民の森の駐車場に到着! 都民の森の駐車場。二輪車専用の駐車スペースがあり結構な台数が止められる。

手前に見えている KATANA はO橋氏の Final Edition。

「どうします?待ちます?引き返します?」社長がみんなに聞いているが、あと5分待てばゲートが開いて走れるようになる。ここで二手に分かれることにする。原付2種組は引き返して目的地方面へ、それ以外のバイク達は好みでこの先の【月夜見駐車場】までフリー走行後目的地を目指すことに。私はモチロン?フリー走行へ。

気の早い大型バイク達は早々と【月夜見駐車場】目指して出発していく。さぁ私も......と思った時に携帯が鳴った。

 私   「もしもーし?」
 K本氏「K本です。今どのあたりですかぁ?」
 私   「今は都民の森の駐車場にいますが、.......」
 K本氏「え?どこ?」
 私   「都民の森の駐車場です」
 K本氏「え?あ、じゃあ追い越してきちゃったぁ」
 私   「今はそうなんですけど、今から二手に分かれて行くんです」
 K本氏「え?」
 私   「原付2種組は都民の森から来た道を戻って目的地に向かうんですが、他のはフリーでもう少し奥まで
      行ってからUターンして行くんです」
 K本氏「わかりましたぁ」

さて改めて出発だ。もうほとんどの人たちは出発してしまっていて、残るは私とM尾氏だけだ。駐車場を出ようとしたその時、私らと同時に出ようとしていた、いかにも「これから峠攻めます」てな感じの別グループの人が何をとっちらかったのか立ちゴケしてしまった。ツナギ着ていてコケてもハンドルから手を離さなかったのでレーサー志向の強い人かな?とも思ったが、綺麗にしていたであろうドカティがグシャッとなっていた。ご愁傷様.......
ま、ケガもなくお仲間さんが助け起こしていたので、私とM尾氏はそのまま出発させてもらった。

  

M尾氏に「先に行きなよ」と促すが、遠慮しているのか私の後を付いていくという。キミのバイク(XJR1200改)の方がパワーもトルクもあるし早く走れるのにいいの?と思いながらスタート。私はそんなに飛ばしていないつもりなのだが、コーナーのたびにミラーの中でM尾氏の姿が小さくなっていく。おいおい、そんなに遠慮して走らなくてもいいんだよ。

しばらくするとM.I 原氏が、続いて先に上っていった他の大型バイク達とすれ違う。う〜ん、私ら結構遅く出ちゃったんだなぁ。ちょっとペース上げるか...... さらにミラーの中で小さくなっていくM尾氏。

しばらくして【月夜見駐車場】に到着。私らしかいないか、と思ったら、まだM野氏とM木氏がいてくれた。バイクを降りて紅葉の様子を見ていた両氏だったが、「紅葉もう終わっちゃっているようだよ」とのこと。紅葉がないんじゃ長居は無用。早々に引き返すことにした。先行する人たちとは10分くらいの差がついているだろうなぁ。

引き返す途中、親切な?松本ナンバーのクルマが道を譲ってくれた。手でお礼を言いありがたくオーバーテイクさせてもらう。その後は他のクルマにつかまってしまいあまりペースを上げることができなかった。でもそのクルマ達は GT-R とかだったので、ファミリーカーほどのペースダウンをしなくて済んだのが幸いだ。この頃になると日差しも十分で、走っていても暖かさを実感できるくらいになっている。アンダー&オーバーウェア着ているとちょっとだけ中で汗をかいているのがわかる。でもウェアがないときっととても寒いことだろう、ね、M尾氏?

信号待ちの時にクルマ達をパスしひたすら突き進んでいく。プライベートなら寄って食事をとりたい【山小屋】という名の飯処を通過すれば、もうじき都道33号の【上野原方面】への分岐点だ。と、ここで携帯が鳴った。

 私   「もしもし?」
 U海氏「今どのあたりですかぁ?」
 私   「ちょっと聞こえづらいんですけど、誰ですかぁ?」
 U海氏「......みです」
 私   「え?誰?」
 U海氏「U海です」
 私   「あ、U海さんですか」
 U海氏「今どのあたりですか?」
 私   「え〜と、今はですね......」
 U海氏「あ、見えた」

ちょうど分岐点の手前で他の大型バイクたちが私らが来るのを待ってくれているのが目に入ってきた。一旦止まりふと後ろを見ると先ほど抜いてきた松本ナンバーのクルマが止まっている。あれ?と思ったらK本氏のクルマだった。長野県のナンバーだったので全く気にしていなかったのだが、どうやら昨年K本氏が長期出張していた際の同僚のクルマを譲ってもらったそうで、ナンバーを変えていなかったのだ。なので全然気づかなかった....f^^;

挨拶もそこそこにすぐに出発する。原付2種組はさらに先に行ってしまっているので、ノンビリもしていられない。

  

都道33号上野原方面へと右折(ここはもう檜原街道とは呼ばない)し、今少しタイトな道を進んでいく。私の2台前を KATANA の Final Edition に乗るO橋氏がいる。人の乗るカタナの姿をあまり観察したことがない私は後ろから眺めさせてもらった。あぁ、やっぱり KATANA のコーナリングはサマになるなぁ....(^^; O橋氏も大型二輪を取ったばかり(それも中型経験なしのいきなり大型!)にしてはそれなりに乗っていたなぁ。でも KATANA を今のバイクと同じように考えているとちょっと辛いかもね。

程なくして東京都と山梨県の境にある【甲武トンネル】に差し掛かる。トンネルの中で山梨県に突入だ。この中はほぼ直線で一息つけるが、トンネルを出るとまた少々ワインディングになっている。途中、O橋氏とT内氏が曲がり込んでいるコーナーを曲がりきれずに対向車線にはみ出しているのが見えた。一部、きつい左コーナーのさらに奥でもう一段曲がり込んでいるコーナーがあったのだ。よくよく観察していると、2台ともラインの取り方が甘くインに早くついてしまっている上に減速が不十分のようだ。幸い対向車がなかったから良かったが、対向車が来ていたら2台ともとっちらかっていたことだろう。

しばらく進んだところでGSを見つけた何台かが給油のためにストップ。ここで、幹事のM野氏が予定していたルートからは外れていることが判明した。しかし引き返すのも何だし、そのまま行っても問題なくR20に出れるので直進していくことにする。5分後、給油を終えた4台が戻ってきて再出発。

道も緩やかになってきたところで上野原の市街地に入ってきたのだとわかる。すると上野原町役場前のところで先行していた原付2種組が私らを待っていてくれた。ちょうど、私らがなかなか来ないので出発しようか、というときに私らが追いついたのだ。う〜ん、道を間違えて正解だったか?

  

再出発すると程なくしてR20へとぶつかる。ここまで来れば目的地はもうすぐだ。R20【甲州街道】を東京方面に戻る形で進んでいく。まもなく神奈川県に入り、町も藤野町になる。町役場前の交差点〔日連入口〕を右に折れて神奈川県道76号を下っていき、あと2〜3回右左折すれば到着だ!......のはずが、目前になって場所がわからない。普通、ある程度の施設なら国道のあたりから案内看板が出ていてもよさそうなものだが、それが全くなく、結果的には直進で良かったところでUターンをするハメに。Uターンはしたものの「やっぱり直進か?」とその場でもう一度Uターン。都合2度、Uターンしたことになる。

ここではUターンが超苦手な My Wife を心配するが、足の着くバイク(REBEL)に替えた安心感からか、2度とも一発で回っていた。まぁ、そのために隠れて特訓?していたので、できてもらわないと困るけど....(^^;

Uターン地点から 2〜300 m 進んだところでようやく案内看板が。う〜ん、ちょっとわかりにくいゾ!県道から右に逸れ、100 m 行ってさらに右に逸れる。逸れたところが駐車場への入口なのだが、これがまたえらい急勾配で下っている。さらに下りながら右に鋭角に曲がらなければならず、My Wife やK村女史などは「怖い〜!」と叫びながら下ってきたそうな。2人に限らず、みんなもちょっとビビっていた。まぁとにかくAM10:30、無事今回の目的地である藤野温泉【五感の里】に到着。

五感の里に到着! 五感の里のエントランス。この下に休憩所&レストランが、そのまた下に内風呂&露天風呂がある。
駐車場は平坦だがその入口が...... まだ早いのか、駐車場は余裕で停められた。
玉石積みの上が入口道路。

五感の里 薬師の湯   TEL 0426-89-3200

3時間券を購入し休憩所へ。休憩所もまだあまり人がいなく余裕で席が取れた。一服した後交代でお風呂へ。内風呂内で体を洗った後温泉を楽しむ。ちょっと熱めの内風呂の後露天風呂へ。この露天風呂が気持ちいい。熱すぎずぬるすぎず、長湯のできるお湯だ。おかげで小一時間ほど入ってしまっていた。

風呂からあがると喉が渇くもの。ここはおいしい黄色の炭酸入り飲み物でしょう、やっぱり....f^^;
先に風呂をあがった人は既に赤い顔をしている。レストランで生の大をセルフで購入し、
いっただっきま〜す!
んぐ
んぐんぐプハ〜ッ!んまい!
う〜ん、風呂あがりにはやっぱこれだな。

社長、おいしそうに飲むねぇ 今回の女性は4名 みんなできあがっているネ

お風呂あがりにはこの飲み物のおいしいこと!

ふと時計を見るとPM0:30になっていた。そろそろお昼御飯を食べないと昼寝の時間がなくなってしまう。全員が揃ったらレストランに行こうと待っていたのだが、K村氏だけがまだお風呂からあがってこない。仕方がないのでH.I 藤氏を残してレストランに移動しようとしたその時、ようやくK村氏が戻ってきた。ヨシ、これで全員だ。

めいめいお昼を食べた後、そそくさと休憩所へ。酔い覚ましも兼ねて昼寝をするためだ。私も例に漏れずしばし夢の中へ....zzZZ..... ウトウトと何か夢を見ていたが、起きたらもう忘れてしまっている....(^^;

フッと目が覚めるとPM1:25だ。20分ほどの昼寝だったがスッキリした。5分でも10分でも、眠るのと眠らないのとではこの後に大きく響いてくる。一服して荷物をまとめ、受付カウンターにて精算を済ます。

表に出て、ここで今回の集合写真をば。ここでちょっとしたトラブルが!1枚目の写真を撮ろうとアングルを探っているときに、三脚の足が1本折れてしまったのだ!幸い応急処置で撮影することはできたが、My Wife がもう10何年も連れ添ってきた?三脚が寿命に達してしまったようだ。

バイク達をバックに エントランスをバックに

今回は20世紀最後のツーリングということで?奮発して2枚写してみました。
........というのは冗談で、「名前が入ったバックがあった方がいいだろう」との
意見があったので2枚なのです。左に写っていて右に移っていない人が1人
いますが、さて誰でしょう......?
                            

集合写真を撮り終え、今回はここで一応の解散とすることにした。というのも、大きいバイクは高速でも帰れるが原付2種達はR20で帰らなければならなく、かつ Kiyomiya では清宮社長もO川氏もいずれも原付2種組なためで、帰り着くのが同時というわけにもいかずお店が開けられない可能性があったためだ。

ここではTオート関係のH.I 藤氏・K村氏・O橋氏の3人とM尾氏が各自帰路へ。上を使っていいと聞いたU海氏も一人スタートしていく。ここで別れて帰路に就くみなさん、どうぞお気をつけて。21世紀もヨロシクね!

T内夫妻はどうするのかな?と思っていたら、T内夫人は原付2種組で、T内氏は残ったメンバーと共に高速で帰るという。T内氏、いいの?奥さんと別々で帰っても......?

  

さて、私と共に高速で帰るのは My Wife、K村女史、Y田氏、T内氏となった。5台体制だ。原付2種組に遅れること5分後のPM2:05、五感の里を出発!なおクルマのK本氏親子は私らと同行することに。

........と、ここで早くもトラブルが!例の急坂の駐車場出口を登り切ったとき、My Wife が前触れもなく立ちゴケしてしまったのだ。足もしっかり着いていたのに、どうして立ちゴケしたのか本人もわかっていない。本人曰く、「何でコケたのかしら....?」ちょっとショックだったようだ。

またこんなことも言っていた。「コケるときに避けにくいバイクね。押しつぶされちゃいそうになっちゃった」
それはね、きっとアメリカンタイプなので足が前に出ていたからと、ハンドルが高く手前に来ているからだと思うよ。ま、バイクにも被害はなく本人も無傷なので不幸中の幸いだろう。ちょっと足を捻り気味だったようだが。
あまり慣れたくはないものだが、アメリカンでのコケ方も慣れておいた方がいいかも....(^^;

  

さ、気を取り直して出発!来た道を戻り、神奈川県道76号をR20に向かってバイクを走らせる。急な坂道発進&右折となる〔日連入口〕交差点を右折しR20【甲州街道】へ。東京方面に進めて少しすると、もう中央道への入口・相模湖 ICだ。ここは迷わず ICへと入っていく。R20から料金所までの区間の間で、反対車線を下ってくるU海氏の姿が目に入った。U海氏も私らに気づいてUターンし再び料金所方面へ。

料金所で通行券を受け取り一旦停車。U海氏曰く、「待ってても誰も来ないから寂しいのでR20で帰ろうと思った」とのこと。すいませんね、1人立ちゴケしていた人がいたもので....(^^;

ここからどう帰ろう?6人で話し合い、八王子 ICで下りても短すぎてつまらないので、とりあえず八王子の本線料金所を通過し、その先にある〔石川PA〕まで行くことにした。そこまではフリーで。

そうなると俄然元気になるのがU海氏。「フリー」と聞いた途端コォォォーーーンッ、と飛び出していく。Y田氏、T内氏、K村女史、My Wife とみんなを見送った後、私もおもむろに KATANA をスタートさせる。

 

中央自動車道はクルマも多かったが渋滞は全くなく、速いペースで流れていた。最初の 1 km で一緒に走っていた My Wife とK村女史をパスすると私もスロットルをワイドオープン!この後渋滞するであろう、渋滞のメッカ【小仏トンネル】もペースは落ちず、アッという間に通過してしまう。いつもこうだといいのにねぇ。

少しすると前方を控えめに走っているT内氏の姿が。今回が奥多摩以外初の遠出だというT内氏、まだ高速は慣れていないのか、控えめな速度で流していた。その脇をズボボボォーーー!と追い抜かせてもらい、あとはまた一人旅だ....f^^;

八王子料金所が近づくにつれ、クルマ達のペースも落ちてきた。料金所は近いな。サンデードライバーが多いのか、追い越し車線でも急に 60 km/h くらいまでスピードダウンするところもあった。あまり近づきすぎていると急ブレーキかけるハメになるので、少し車間をあけて走っていく。前方にはもう本線料金所が。その中にはY田氏の姿もあった。

料金所を越えて少しすると〔石川PA〕が姿を現す。よし、ここで休憩だ。追い抜いてきた人たちはどのくらい後に着くかな?などと考えながら左にウィンカーを出しPAに滑り込んでいく。

二輪の駐車スペースにU海氏とY田氏のバイクを見つけ、その隣に滑り込ませる。程なくしてT内氏も到着した。
PM2:35、中央自動車道〔石川PA〕に到着。え?五感の里を出てから30分しか経っていないの?私に遅れること5分、My Wife とK村女史が連れ立って到着した。クルマのK本氏も一緒に到着だ。

中央自動車道・石川PAにて 最後の休憩処、中央自動車道の石川PA。バイク用駐車場というわけではないが白線内は置き場に。
天気がいいのでPAも混雑 天気がいいのでバイクもいっぱい、クルマもいっぱいで賑わっている。

ここではまだ時間も早いので、ゆっくり休憩することに。すぐに出ても原付2種組が帰り着かないだろうから......

アメリカン2台はいずれも女性 停まっているバイクの脇で一休み。

K本氏は「オレもバイクで来たかったよ〜」と思っていただろうか?
それほど天気も良かったのだ。

でもおかげでA.K本嬢も参加できたので良かったのでは......?

ここで原付2種組がどのあたりにいるか気になった。ダメもとで社長の携帯を鳴らしてみる。5回鳴らして出なかったら走っているものと諦めよう。プルルルッ、プルルルッ、..........5回鳴った。ダメだ、出ない。諦めよう。すると5分後、携帯が鳴った。

 私     「もしもし?」清宮社長だった。停まって電話をかけてくれたのだ。
 清宮社長「清宮です。さっき携帯鳴らした?」
 私     「ええ、鳴らしました」
 清宮社長「走っていたんだよ。何かあった?」
 私     「あ、いえ、今どの辺にいるかと思いまして」
 清宮社長「今ねぇ、(JR)日野駅の 2〜300 m 手前のところだよ」
 私     「早いですねぇ。休んだんですか?」
 清宮社長「いや、ガソリン補給したくらいで休んでないよ」
 私     「この後はどこかで休むんですか?」
 清宮社長「いや、休まないで(お店まで)行っちゃうよ。そっちは今どこにいるの?」
 私     「私らは中央道の石川PAで休憩中です」
 清宮社長「そう」
 私     「じゃあ、ひょっとしたらお店に同時くらいに着くかもしれませんね」
 清宮社長「いや〜、どうだろうねぇ」

それにしても原付2種組は早い。休んでいないとはいえもう日野か!直線距離で 1 km くらいしか離れていないじゃないか!ウサギとカメじゃないけれど、ひょっとすると原付2種組の方が早く到着するんじゃないだろうか?

電話を終えた5分後のPM3:15、〔石川PA〕を出発。40分も休んでしまった....(^^; これだけ休んでもまだ本線は渋滞の気配もなく快適だ。再び高速の流れにバイクを投じる。目指すは国立府中 ICだ。その先の調布 ICまで行っても良かったが、あいにく国立府中 ICの数キロ先から渋滞の表示が出ていたのでこれで正解だ。

  

予定どおり国立府中 ICで高速を下りてR20【甲州街道】に復帰し、〔本宿二丁目〕交差点を左折して都道14号【東八道路】に入る。曲がってすぐの右側奥にM.I 原氏のアパートがあるのを知っていた私はアパートを覗きながらM.I 原氏が帰り着いているか見てみるが、どうやらまだだったようだ。信号待ちの時 My Wife に「あそこがM.I 原氏のアパートだよ。まだ帰っていないみたいだけど」と話していたら、その先の交差点からM.I 原氏が反対車線を走ってきた。お互いに気づきホーンと手振りで挨拶を交わす。M.I 原氏お疲れさま!

........待てよ、てことは、このすぐ先に原付2種組がいるってことじゃないか!長い直線の遙か先にそれらしき車列が見えたような気もしたが、スリ抜けし出したら原付2種組に敵うはずもなくアッという間に見えなくなっていた。たぶん5分と違わないで帰り着くことだろう。

信号待ちからスタートし【池の上通り】に左折しようとするバイクの前を、猛烈な勢いで右から車線変更してくるクルマが。よく見るとK本氏のアリストだった。おそらくはウィンカーをまだ出していなかったバイク隊(しかし発進してすぐ出したが)を見て、「こっちだよ」と案内してくれるつもりだったのだろう。【池の上通り】は信号から少し離れて左折する形なので、信号待ちの時には出していなかったのだ、ウィンカー。

【池の上通り】にある唯一の信号で後続が寸断されたので私は停まって待っていたが、K本氏のクルマはそのまま走り去っていった。まぁ、この先【新小金井街道】に合流するところか【新小金井街道】本線で渋滞しているだろうから、余裕で追いつくことができるだろう。後続の信号が青になり再スタート。案の定都道248号【新小金井街道】は少し混んでいた。私は青信号で左折合流できたが、My Wife 以下の後続がまたしても信号でストップ。私一人寂しく?後続が来るのを待つ。2分後、後続が左折してくるのに合わせて再々スタート。同時にスリ抜けを始めることとなる。

ここから先は【五日市街道】との交差点まで渋滞していることを知っている私は、〔貫井北町一丁目〕交差点の次の信号で右折し裏道を走るルートを取った。都営本町団地&小金井公務員住宅団地の間の道から住宅街の裏道を通って【上水桜通り】を経由し【鈴木中通り】へ。この道は「小金井カントリー倶楽部」の西側を通る道で、渋滞することなく確実に都道132号【鈴木街道】へと抜けられる。ただし道が細いので対向車があると注意を要する道でもある。

【鈴木街道】に出るが、ここでも信号で後続が寸断された。それを期に一旦バイクを止める。小平に住むT内氏にお別れの挨拶をするためだ。後続もやってきて、ここでT内氏と挨拶を交わす。聞くと、これから近くを通る花小金井駅近くに住んでいるらしい。じゃあ路上でお別れだな。

再スタートし都道15号【小金井街道】を横断し【花小金井南町通り】へ。さらに〔花小金井南町〕交差点で左折し【駅前通り】へとバイクを進める。本体は次の信号で右折していくが、T内氏はそのまま直進なので右折しながら左手で挨拶した。T内氏お疲れさま!来年のツーリングもぜひヨロシク!(^o^)/

このときに携帯が鳴った。K本氏だ。後ろから来ない私たちを心配して電話してくれたのだ。既に花小金井まで来ていることを告げるとK本氏も安心したようだ。「何かあったんじゃないか?」と心配してくれていたのだ。
単に信号で何回も寸断&後続待ちをしていたのと、裏道を使ってきたのでK本氏のクルマと出合うことがなかったのだ。K本氏、心配かけて申し訳ないm(_ _)m

本体はその後【花小通り】【田無境通り】を経由し「多摩六都科学館」脇を通り、都道5号【新青梅街道】を横断して裏道へ。もうゴールは目前だ。

 

PM4:05、無事 Motor Cycle Shop Kiyomiya に到着した。見ると原付2種組のバイクが止まっている。やっぱり早かったか、原付2種組。やはりウサギ(高速利用組)はカメ(原付2種組)に敗れ去ったのだ。ちゃんと物語りどおりではないか、ちゃんちゃん。

お店に入ると、O川氏が得意満面で?「どうしたんですか〜?遅いじゃないですかぁ〜!(予想通りの反応だ....(^^;)」ときたので、「でも5分と違わなかったでしょ?」と私。合わせたんだよ、帰り着く時間を。帰り着いても
お店が開いていないと寂しいしねぇ....f^^;

私らに遅れること5分足らずでK本氏のクルマも Kiyomiya に到着した。到着したと思ったら、挨拶だけで帰っていくK本氏。休んでいかないの?まぁ、疲れているA.K本嬢もいることだし早めに帰った方がいいだろう。

TVでは大相撲千秋楽が始まっていた。幕内前半戦が終わったところで区切りがついたのか、PM4:45解散となった。私とA川氏等、大相撲にとっても興味がある面々だけ結びの一番まで残ってはいたが....(^^;

PM6:00、大相撲中継も終わり、ようやくここで私らも腰を上げる。お疲れさま!私ら夫婦はこの後GSで給油後家路に。PM6:20、無事家に帰着した。

  

こうして2000年最後、加えて20世紀最後のツーリングは幕を閉じた。1日を通していい天気で、有終の美を飾れたいいツーリングだった。来年は2001年、そして21世紀の始まりだ。来年もいいツーリングがいっぱいできるといいなぁ。

なお、今回の走行は私のカタナで166.9km、燃費は15.20km/Lだった。あまり飛ばせる道ではなかったので燃費もそれなりに悪かった。いつも16km/Lをちょっと越えるくらいは走ってくれているのになぁ....(__;)
ちなみにMy WifeのREBELでは走行153.6km、燃費は25.18km/Lだ。
こちらは250としてもいい方の部類だろう。2気筒だし。250でも4気筒だとこうはいかないだろうなぁ。
ちなみに走行距離が違うのは、私は奥多摩周遊道路で先まで行ったためで、My Wife は行かなかったために生じた差だ。それにしても今回は距離的には短いツーリングだ。200 km いってないんだもの......

(終)