1999年7月度MCTツーリングレポート

1999年07月20日 第1版公開
2003年01月14日 第2版公開

日時

7月18日(日)

目的地

富士山新五合&山中湖

天候

曇一時晴れ\(^o^)/ ← やっと雨から解放された!

AM3:40、 「ほら、起きなきゃ!」 My Wife に起こされて目が覚めた。目覚まし時計は3つも鳴ったらしいがちっとも気付かなかったなぁ....f^^; いつもなら目覚ましに一杯のコーヒーをすすっていくのだが、今日はウーロン茶でのどを潤す。ツーリングの準備は前日のうちにしておいたので、余裕で朝を過ごす。

AM4:20に携帯電話が鳴った。今日参加予定のH山氏だった。天気を心配して、念のため電話してきたのだ。予定通り決行する旨を伝え、参加を促した。

今日の天気予報は曇ベースで、にわか雨の可能性もあるらしい。このまま天気がもつことを期待して家をあとにした。AM4:30、カタナとセローのエンジンに火を入れた。

Motor Cycle Shop Kiyomiya にはAM4:45着。おぉ、もう何台か来ているぞ。早いなぁ。その中には先ほどの電話の主、H山氏もいた。今日はH山氏が一番乗りだ。

そうこうしているうちに参加者が続々と集合してきた。

参加メンバー紹介

 

参加者

愛車

備考

O川氏 RZ250(350改) 初期型・Kiyomiya スタッフ
A川 VRX Roadstar  
M野氏 GB250 CLUBMAN  
K本氏 ZEPHYR1100  
H.I 原氏 CB400SF  
S川氏 KLX250  
H野嬢 Nighthawk250 親子メンバーの二代目
  M徳氏 XJR1300  
  M.I 原氏 bimota TESI 1D400  
  H山氏 XJR1300  
  M川氏 GPZ1100 古い方のGPZ。Kiyomiya 創業当時からの顧客であるにもかかわらずなんと今回初参加!私S枝の幼なじみでもある 
  M川夫人 ZEPHYR(400) M川氏と同じく今回初参加。大型二輪を取得したため、400では最後のツーリングとなるか?
  T柳氏 GPZ1100 新しい方のGPZ(水冷)
  M木氏 CBR250RR  
S枝夫人 SEROW 225 My Wife
S枝 GSX1100S KATANA

以上の16名だ(*印はMCTクラブ員)。なお今回清宮社長は体調が思わしくないため残念ながらお休みだ。

今回は16台と台数が多いため、予め3つに班分けをしておく。こうしておくと、信号などで分断されても先のグループが止まって待っている必要がないためスムーズに走ることができるのだ。

第1班の先頭は幹事であるK本氏が、第2班の先頭は私が引き受け、第3班目は少々遅れても追いついてこれるメンバー(人は彼らを激走隊と呼ぶ?)4名とした。途中で合流するS川氏も第3班だ。

  

さ、清宮社長のお見送りを受けてAM5:10、いざ出発!......と思ったら、M.I 原氏の bimota TESI 1D400 の調子がちょっとおかしそうだ。大丈夫かな?それでも何とか走り出せたので出発することにする。第1班から約5分遅れての出発となった。

都道4号【所沢街道】を南下し同【青梅街道】へ。環8に進めていくのだが、その交差点〔四面道〕で先ほどの危惧が現実となってしまった。右折レーンで信号待ちをしていて、皆はそのまま右折してきたのだが、M川氏が「1台止まったよ!bimota TESI 1D400 の人」と教えてくれた。ありゃ、どうしよう......Uターンできないし、そこには止まっていられないので、その先の止まれる路肩にバイクを止めてM. I 原氏を待ってみることにした。

  

程なくして携帯が鳴った。第3班のO川氏だった。追いついてきてM. I 原氏の状況を見てくれたのだ。

 O川氏「M.I 原氏が止まっちゃったよ」
 私   「うん、それで今その先で止まって待っているんだ」
 O川氏「ちょっと復旧できそうにないようだよ。今日はこのまま帰るってさ。何とかして」
 私   「そう......残念だけど仕方ないね。じゃあ先に進むよ」

後でM.I 原氏に電話を入れてみよう。第2班の車列は再スタートし、環8をR246目指して走り出した。時計を見るとAM5:30。ちょっと遅れちゃったな。

  

環8をスムーズに通過しR246へ。朝のこの時間のR246はM川夫人の言葉を借りると「高速じゃないんだからさぁ......」てな具合で流れが速い。おかげで時間短縮できる“無料高速”みたいなモンだ。

後で誰かが言っていたが、朝にR246でネズミ取りしたら警察も“大漁”だろう。事実反対車線ではやっていたよ、ネズミ取り。みなさん、気をつけましょうね。

  

AM5:55、携帯が鳴った。途中合流のS川氏だった。

 私   「もしもし?」
 S川氏「おはようございま〜す!今どこですかぁ〜?」
 私   「今はねぇ、あ、たった今横浜市内に入ったよ。R246で」
 S川氏「え?それじゃあ結構かかりますね。私はもうセブンイレブンに着きましたよ」
 私   「え?もう着いたの?6時半頃じゃなかったの?」

S川氏は八王子なので、R246の愛甲石田にあるセブンイレブンで合流することにしていたのだが、合流予定時間はAM6:15〜30頃を予定していたのだ。ずいぶん早いなぁ。

とにかくR246を突き進んでいく。この時間なら渋滞もなく車もみんな 80〜100 km/h くらいで流れているので快適だ。長い直線の遙か先の方に第1班が走っているのが見えた。第1班は中型中心組なのでそんなにスピード出していなかったのだろう。厚木市の〔水引〕交差点で追いついた。

  

R246がR129と分かれると、今日の朝食処のセブンイレブンが姿を現す。待ちこがれたのだろう、S川氏が手を振ってみんなを迎えた。AM6:30、今回の朝食処・愛甲石田の【セブンイレブン】に到着。

朝食処のセブンイレブン 朝食処のセブンイレブン
【愛甲石田店】。
ここでS川氏と合流した。

R246を利用するときは
朝食処としてよく利用し
ている。

すると5分もしないうちに3班が到着した。第1班から15分遅れで出発したのに早いなぁ......

みんな朝は食べてこなかったのだろう、おなかが空いていたのでそそくさと店内へ.......この調子だと少なくとも行きは雨に降られなくて済みそうだ。予報では午後がちょっと危ないようなことを言っていたし。

食事しながらM.I 原氏の途中リタイアを皆に報告したが、皆も残念がっていた。ふと携帯を見ると「着信あり」になっていた。履歴を見るとM.I 原氏だった。携帯が鳴ったことに気づかなかった!すぐにM.I 原氏の携帯に電話するが、あいにく留守番電話サービス中。留守電に無事帰れますように、の旨のメッセージを残しておいた。

  

さ、お腹も満たしたことだし出発するか!AM7:00、セブンイレブンをあとにしようとしたまさにそのとき、どこかで見たバイクがセブンイレブンに滑り込んできた。あれ?M.I 原氏じゃないか!治ったのか?

あとから聞いた話では、M.I 原氏はエンジンが何とかかかったので一旦自宅に向けて走っていったそうだ。するとエンジンはもとの通りに元気を取り戻し、快調に走れていたのでどうしようか悩んだ末、自宅前を通り過ぎ急いで皆の後を追いかけて来てくれたらしい。それにしても再合流できてよかったね、M.I 原氏。

もう出発する時間なので、M.I 原氏には申し訳ないがそのまま出発させてもらった。休憩とれなかったM.I 原氏、大丈夫でした?

  

ここから先頭を交代することにする。第1班の先頭だったK本氏が第2班の先頭に、私が第1班&全体の先頭になった。もう一人の幹事が My Wife なのだが、My Wife が先頭を走れないので私が代役なのだ。全てのルートを知っているのは私だけだったこともあったのだが......

先頭って結構疲れるんだよね、周りや後ろも気にしながらの走行になるから気が疲れてしまうのだ。ましてや今日は16台と参加者も多い。気を引き締めて行こうっと。

  

R246は朝早くても遅い車は走っている。あわてて事故っても仕方ないし、16台全車が追い越しが安全にできるのは信号待ちの時なのでそれまではつらくてもちょっとの間ガマン。信号待ちの時に前に出れば、前はオールクリアだ。でも調子に乗っていると、先頭の1班グループは中型中心組なので「ペースが速いよ〜!」との注文が。いかん、いかん。自分一人じゃないんだ....f^^;

秦野市内や大井松田を越えるとR246はカーブの多い上り坂になる。大型ならあまり気にしなくてもトルクの大きさで難なく進んでいくが、中型だとその差がモロに出てしまい、なかなか私について来れない。私も自制しつつ走っているつもりなんだけど、その差は大きいんでだろうね。私もさらにペースを落とす。

ペースを落として走行しているうちに、朝食処を15分遅れで出発した第3班が合流してきた。あとで聞いた話では、超がつくほどの“激走り”をしてきたそうで、S川氏などは車と車の間やガードレールの間など 1 m くらいしかないところを猛然と追い越ししてきたそうだ。それもカーブで 100 km/h くらいで。私にはちょっとできない芸当だなぁ。

しばらく走ると上ってはいるものの直線な道になる。右折すべき交差点〔ぐみ沢丸太〕はもうすぐだ。程なくして標示板が「富士山スカイラインは右折!」と教えてくれた。すいているので16台が一度に右折でき、静岡県道23号へとバイクを進める。2週間前に My Wife と下見に来たときには、既にここから深い霧に包まれていたが、今日は天気がいいようだ。正面に富士山も見える。さすがに晴れてはいないので「絶景かな!」とはいかなかったものの、富士山の大きさは十分感じることができる眺めだ。

陸上自衛隊の滝ヶ原駐屯地横を通り、直線の桜並木が現れる。桜の季節はさぞ綺麗だろうね。でもその頃って、散った桜の花びらがスリップの要因になるのでバイクじゃあまり来たくないなぁ....(^^;

桜並木を通過すると程なくして峠道に変身する静岡県道23号。ここからは千鳥走行の隊列を崩して走らないと速く走れない。先頭の私が積極的に千鳥を崩したライン取りで走れば、後続もそれにならって走ってくれる。

いや〜、以外と怖いんだ、峠の千鳥走行って。特に右側を走っている人にとっては、対向車がはみ出してきたら避けようがないモンね。逆に左側の人にとってはゴミが路肩に浮いていたりガードレールが目に入るので膨らみがちになるし。こういうときは自分の判断で積極的に千鳥を解除して安全に走ろう!

しばらくすると静岡県道23号は静岡県道152号へと自然に変わる。152号になって程なくすると〔水の塚パーキング〕に到着した。時計を見るとAM8:30。うん、ほぼ予定通りの時間だ。ここでトイレ休憩しよう。

M.I 原氏にバイクの様子を聞くが、何とか大丈夫な様子。何にしてもよかった、ヨカッタ。このまま無事に帰り着けることを秘かにお祈りしていましたよ、 I 原(M.I.氏)サン!

  

せっかくなのでここで1枚写真をパチリ。富士山をバックにできたが、みんなの表情がちょっと硬いなぁ....(^^;

水の塚パーキングにて
みんなで撮った写真のうち今日一番の写真だと思います。このときは富士山が雄大に見えていたのですが......

ここから最初の目的地【富士山新五合】までは30分くらいなので、そろそろ出発しよう。AM8:45、〔水の塚パーキング〕をあとにし〔富士山スカイライン〕に向かう。

  

静岡県道152号をさらに進むと、「富士山新五合は右折だよ!」と標示板が出る。右折し、かつて有料道路であった名残の料金所の残骸?の脇でいったん止まる。ここから先新五合まではフリー走行とするためだ。やっぱりこういう楽しみもなくちゃ峠も面白くないモンね。....(^^;

真っ先に飛び出していったのは XJR1300 のH山氏。いい音させながら嬉しそうに走っていったなぁ。最初は恥ずかしいのかためらっていた人たちも続いて走り出していく。私は My Wife を伴ってゆっくり行くことにした。ここで体力使ってしまうと、先頭だし疲れそうなので温存したのだ。

ふと見るとH野嬢が止まっている。どうやらコンタクトにゴミが入ってしまったらしく、とっても痛そうだった。私はメガネなのでコンタクトの辛さはわからないんだな、これが。

〔富士山スカイライン〕はすいてさえいればいい道だ。でも調子にのって飛ばすと急に超タイトコーナーが現れるすごい道でもある。加えて高所なので空気が薄く、エンジンの調子も今ひとつ。中速以上の回転域が吹けにくくなってしまい、快適とは言い難いなぁ....(^^;

【富士山新五合】にはAM9:15着。朝も早いのにパーキングは結構な台数の車で溢れていた。それでも二輪車用に駐車スペースをとってくれてあり、スムーズに駐車することができた。

富士山新五合のパーキング 向かって右手が富士山頂

ここでしばらく眺望を楽しみながら休憩する。しかし新五合から見る富士山はただの山にしか見えなかった....f^^;
頂上に見える測候所もおもちゃの箱のようで、イマイチだったなぁ。やっぱり富士山はちょっと遠目から眺めるのが一番かな?

登山口から眼下の雲海を見る 富士山の頂上を見上げる

しばらく休むが、みなやっぱりバイク乗り達だ。じっとしていられないんだろう。予定は10時出発だったが、少し早めてAM9:45、新五合をあとにすることに。

  

もう一度〔水の塚パーキング〕に寄り、今度はバイクを一列に並べて写真を撮ることになった。〔水の塚パーキング〕までは再度フリー走行にし、みんなのストレスを溜めないように配慮、配慮....(^^;

今度は下り坂なのでウデの差がモロに出る。M川氏やT柳氏はまたしても喜び勇んで駆け下りていくが、私は激走りの彼らについていくウデを持ち合わせていないので自分のペースで行くことにする。それでもこのときだけは My Wife のことを忘れて....f^^;

でもカタナってつくづく腰で乗らないと曲がらないバイクだな。ちょっとでもサボるともうダメ。ハンドルの切れ込みに腕が負けちゃうのだ。腰から上体をひねるようにして乗ればキチンと曲がってくれるのだが、これはデビュー当時からのカタナ独特の乗り味なのだ。またこれが決まったときは快感でもある。でもおかげで腰の疲労は翌日まで続く......

  

AM10:15、再び〔水の塚パーキング〕に到着した。一列にバイクを並べて記念写真を撮るために寄ったのだが、今度は肝心の富士山に霧がかかってしまい、あたりも暗かったため満足のいく写真が撮れなかった....(__;)

一列に整列! 左の写真は富士山をバックにしたため人がわからなくなっちゃったな....f^^;

下のは人の部分だけアップにしたもの。

これでも写真の明るさとコントラストを調整して何とか鑑賞に堪えられるレベルまでにしたつもりなのだ。原データはもっと暗い....(__;)
一列に並んだ参加メンバー

霧の晴れかかった合間を逃さず撮影したのだが、それでも先ほどの方がずっと明るく人も確認できるレベルだ。あ〜ぁ、さっきにこのように撮っておくべきだったなぁ。ちょっと後悔。天気も雲が厚くなってきて、なんかイヤな感じだ。お天道様、どうかこのまま保ってくれ〜!

何とか撮影を終え、AM10:30、山中湖に向けて再びバイクを走らせることにする。

  

静岡県道152号が再び静岡県道23号となり、来た道を一旦引き返す形になる。しばらくして標識で「山中湖 左折」と出るが通り過ぎ、50 m 先のGSでほぼ全員が給油を済ませる。さすがにこの台数だと時間もかかるが、10分で完了し再々度出発。

滝ヶ原から水土野へ抜け、R138に出る。このR138、その先の〔東富士五湖道路〕ができるまでは途中の〔須走〕交差点でよく渋滞したものだが、これができたおかげで快適に走れるようになった。走り方としては一旦〔東富士五湖道路〕に乗りかかるのだが、すぐに出口があって一般道のR138に行けるようになっているのだ。これを知っていないとそのまま有料道路に行ってしまうので、通る方は要チェック!

R138を進むと程なくして山中湖〔旭日丘〕交差点に突き当たる。これを左折し、昼食処のそば屋さんを探しつつゆっくり目にバイクを進めていく。2〜3分程走って【そば処 好】を発見!AM11:30、バイクを滑り込ませた。

おぉ、予定通りの時間だ。今日はほとんど予定通りにコトが進んでいるな。ならこのまま天気も保っててくれないかな?

  

そば屋さんでは、まずはやっぱり乾杯でしょう!ここまでの無事と帰路の無事を祈って「乾〜杯!
んぐんぐんぐプハ〜ッ!んまい!
やっぱり走って汗かいたあとのおいしい黄色の炭酸入り飲み物はおいしいなぁ....(^^; メンバー内で1、2位を争うK本氏はさらに冷たい日本のアルコールを追加していた。よく飲むなぁ。M川夫人は「え?飲むの?」と驚いていたが、すいません、飲むんですMCTは。旦那さんのM川氏も生の大を追加していたよ、確か....(^^;

K本氏と1、2位を争うO川氏は追加していなかったようだが、K本氏が冷たい日本のアルコールを勧めると「待ってました!」とばかりに満願の笑みと共に飲み干していたっけ。二人とも好きだなぁ。

以外だったのがT柳氏。飲めそうな顔しているのに弱いそうで、男性陣で唯一飲んでなかった。

ほとんどの人がざるそばの大を注文していたようだが、いや、これもうまい!H.I 原氏はさらにざるそばの大を注文していた。いつも人の1.5〜2倍は食べているなぁ。いや、でもホントおいしいざるそばだった。また今度山中湖で食事するときはここにしようっと。

  

時計を見るとPM12:45。そろそろ昼寝場所を探しに行くとしよう。【そば処 好】をあとにし、湖畔で昼寝できそうな場所を探して走り出す。行きに見つけておいたところがどうやら立入禁止場所だったようで、諦めて別の場所を探して走っていると〔旭日丘〕交差点の先に公園のようなところが......よし!ここでお昼寝しよう。PM1:00。

PM1:30に出発することにし、それまでお昼寝タ〜イム!眠り姫のH野嬢を筆頭にほとんどの人が一時夢の中へ。おぉ、日も射して暑くなってきた。この調子なら雨の心配はなさそうだな。私も隊列を引っ張る先頭の疲れから5分ほど....zzZZ....

O川氏・H.I.氏 K本氏・M.I.氏
M川夫妻 M徳氏ほか

PM1:30、わらわらと寝ていた人たちが起き出してきた。さ、天気のいいうちに帰るとしよう。PM1:40、公園をあとにし、いざ帰らん Kiyomiya へ!

  

山中湖からR413〔道志みち〕に入ってふと見上げると、行く手の先に黒い雲が......あれ?やっぱり降られるのかなぁ?などと心配はしたものの、遅い車に引っかかりそれどこではなかった。いや、とにかく遅い!いくら制限速度があるからって、それにぴったり合わせられちゃストレスが溜まってしまう。しかも遅い車が5〜6台先なので抜かすに抜かせない。

そんな道中が続いていく中、ふと前の車達が止まった。道路工事で片側交互通行になっていたのだ。それっ!とばかりに先頭に躍り出て、あとは快調に進めていく。車の方々すいません、お先です!

R413〔道志みち〕は、すいてさえいれば快適な道だ。適度なワインディングがあり飽きさせない道だが、急に細くなったりするので気をつけないと「気づいたら対向車が目の前に!」なんてなりかねない。みんなも気をつけて走ろう!

でもいいかげん足を着きたくなってきたなぁ。先ほどの工事停車以来足を地面に着いていない。膝の曲がりがタイトなカタナに乗っていると余計にそう思ってしまう。こういうとき普通のネイキッドはいいなぁ。

〔青山〕交差点を右折し今度はR412を南下する。R413をそのまま進むと〔橋本〕のあたりで渋滞することがわかっているのでそれを避けるルート取りをしたのだ。少し走って神奈川県道54号に入る。ここは道があまり広くないのだが、上溝〜渕野辺へと抜けられる道で、覚えておくといいだろう。

〔田代〕交差点で信号待ちしたとき、ミラーでみんなの表情を観察するとそろそろ休みたそうな目をしているのに気づいた。次にコンビニを見つけたら入るとしよう。でもそういうときに限ってなかなか見つからないのがコンビニ。神奈川県道65号を横切り〔高田橋〕を渡ってもなかなか見つからない。う〜ん、困ったぞ。

〔上溝バイパス〕までもう少し、というところでセブンイレブンを発見!迷わずバイクを滑り込ませた。皆も休みたかったのだろう、ヘルメットを脱いで大きな「フゥ〜」を連発していた。PM3:10、相模原市田名のセブンイレブンに到着。

帰路の休憩その1 帰路の休憩処のセブンイレブン【相模原田名下四ッ谷店】。

ここでS川氏とM木氏とはお別れだ。

みんな喉が渇いた、と言っていたワリには喉の渇くソフトクリームを食べていたなぁ。ま、もう1回休憩するから飲み物はその時でいいや、と私もソフトクリームを。さすがにこの頃になると疲れが出始めてきている人が多くなってきた。M川夫人もその一人で、明らかに目が疲れていた。聞くと久々のツーリングらしかったので、それも無理ないか。

ここで、八王子市のS川氏とあきる野市のM木氏はお別れ。お二人ともR16で別れて帰るという。どうぞお気をつけて!

  

PM3:30、セブンイレブンをあとにし再び神奈川県道54号を進んでいく。上溝で神奈川県道57号に入りしばらくするとR16との交差点〔渕野辺〕にさしかかる。ここで本隊は直進のところS川氏とM木氏は左折してR16に入っていった。ミラー越しにお二人の無事を祈りつつ、なおも前に進んでいく。

都県境を越えるとそのまま都道57号になる。ここで一時M野氏に先導をお願いし、〔並木〕交差点から都道18号【鎌倉街道】まで案内してもらうことにした。仕事柄、このあたりの道にM野氏が詳しいのだ。

都道18号【鎌倉街道】は広く思わずスピードが出てしまう道なのだが、調子にのっていると不意にオービスが姿を現すので車も一時スピードダウンする。油断しているとそれらの車に突っ込みかねないので予め控えめな速度で(?)走ることにする。

それを越えると〔関戸橋〕を渡るのだが、ここは一番左の車線が橋の途中から左折レーンになる。今回はいなかったがその先の信号で通行帯区分違反の取り締まり(左折レーンからの直進)を行っていることがあるので注意が必要な場所でもある。またそのために左車線の車があわてて右に寄ってこようとして危ないケースが多いので、通行するときは周囲の状況に気を配らないと事故のもとになる場所でもある。

  

それらの道をかいくぐり、〔本宿トンネル〕手前にあるセブンイレブンにバイクを乗り入れる。このすぐ先に住むM.I 原氏とお別れのためだ。PM4:30、府中市分梅のセブンイレブンに到着。

帰路の休憩その2 M.I 原氏宅のそばのセブンイレブン【府中分梅店】にて。

ここでM.I 原氏とはお別れなのだ。

やっぱり先ほどの休憩で喉が渇いたのだろう、皆今度は飲み物を買っていた。M.I 原氏が Kiyomiya まで一緒に来るようなら休む予定に入っていないところだが、休めば休んだなりに皆一服できるようで、やっぱり休憩して正解だ。

ここですぐ近所に住むM.I 原氏とはお別れ。朝からトラブルに見舞われたM.I 原氏だったが、無事帰り着くことができてよかったね。

  

PM4:45、セブンイレブンを出発。あとは Kiyomiya に向けてバイクを走らせるだけだ。R20を横断し、つい先日〔東八道路〕につながった舗装したての新しい道を進む。この舗装したての道って盲点で、雨の日は滑るので注意が必要だ。舗装したての道は雨が降ると舗装の油分が表面に浮き出てくるので結構滑りやすいのだ。今日は雨でないのでそれほどでもないが、ちょっと気をつけて走らないと。

都道14号【東八道路】から【池の上通り】を経由し都道248号【新小金井街道】に出る。少々込んでいたがそこはバイクのいいところ。道も広いのでスリ抜けていけばあっという間に渋滞の先頭に出ることができる。

〔鈴木町一丁目〕交差点を右折し都道132号【鈴木街道】に入り、そのまま直進して都道15号【小金井街道】を横断してしまう。【小金井街道】は左折先の西武新宿線の踏切で渋滞していたので正解だ。

さらに右左折を繰り返す裏道を進み、H山氏の会社【H山工務店】横を通って都道5号【新青梅街道】を横断すれば Kiyomiya はもうすぐ目の前だ。

  

PM5:25、S川氏・M木氏・M.I 原氏を除く13名は Kiyomiya に到着した。おぉ、ここでも予定通りの到着だ。しかも予定より5分早い!ひそかに一人だけ鼻高々な私であった....f^^; 第3日曜日のためお店は休み(ツーリング日なので当然なのだが)だが、シャッターを開けて社長とおばさんが皆を迎えてくれた。

お店に入るとTVはちょうど大相撲千秋楽の曙 vs 武蔵丸戦が始まるところだった。武蔵丸関が曙関を破り優勝決定戦にもつれ込むとみんなツーリングの疲れも忘れてTVに見入っていた。優勝決定戦で出島関が曙関を破って優勝&大関当確を決めたらもう大変!ツーリングの土産話はどこへやら、相撲談義になってしまった....(^^;

ふと見ると、数年ぶりに会ったというM川氏とH山氏がお互いを懐かしがっていた。そういえば私もM川氏とはつい先日、20年ぶりに再会したのだった。中学卒業以来だから実に20年ぶりだったのだ。

共通の知人を通してお互いの近況は薄々知ってはいたのだが、会うことなく20年の月日が流れてしまっていたのだ。その再会を果たしたのもここ Kiyomiya だった。やっぱりバイクっていいですね。もとい、幼なじみっていいですね。会うとその頃の気分に戻れるような気になれるモンね。

  

そんなこんなのツーリング談義の後、PM6:10に解散となった。結局雨には降られず充実したツーリングで終えることができてホントによかった。

なお、今回の走行は私のカタナで296.9km、燃費は14.48km/Lだった。峠道だったので燃費も悪かった。ツーレポ史上過去最悪の燃費だ....(__;)

ちなみに My Wife のSEROW225では32.98km/Lだ。峠でも30km/L以上走るSEROW225はエラい!反対にカタナの燃費はいくら 1100 で回したといっても悪い....(__;)

(終)