１９９９年５月有志ツーリングレポート

1999年05月24日　第１版公開
2003年01月14日　第２版公開

日時

目的地

天候

ＡＭ５：００、「ほら、起きなきゃ！」と My Wife に起こされて目が覚めた。今日は行かないのに先に起きて私を起こしてくれる My Wife 。感謝、感謝......

今日はＭＣＴツーリングクラブ員の有志だけの気軽なツーリングなのだ。目覚ましに一杯のコーヒーをすする。朝の時間はそれこそ「あっ！」という間に過ぎてしまうので、そそくさと仕度を済ませて出かけることにした。今日の天気予報は晴れ。降水確率は久々に０％だ。こりゃ暑くなりそうだ。Ｔシャツに春秋用ジャケットを着て、いざ行かん、ツーリングへ！

Motor Cycle Shop Kiyomiya にはＡＭ５：５０着。おぉ、今日は私が一番乗りだ。珍しいこともあるモンだ。......と、ヘルメットを脱いだら参加者が続々と集まりだした。今日は行かない清宮社長がお見送りに起きてきてくれた。

清宮社長のお見送りを受け、ＡＭ６：０５、いざ出発！都道４号【所沢街道】から同【青梅街道】へ。さらに環８に入り第三京浜を目指す。そう、このツーリングは有志のため、いつもと違って有料道路を最初から使ってしまう
ルート取りをしているのだ。ＭＣＴツーリングでは絶対にあり得ないな....(^^;

環８の流れはいい。順調だ。朝走るたびにいつも思うが、平日昼間もいつもこうならな、とどうしても思ってしまう。ま、まず無理な話なんだけれどもね。

東名の東京 ＩＣを過ぎ程なくして第三京浜へ。ここも順調だ。最初の有料道路なので初めは少々おとなし目に？ 100 km/h くらいで流していたが、そのうちスロットルが半自動的に（笑）開いていってしまうのはなぜだろう？

ＡＭ６：５５、保土ヶ谷ＰＡに到着。ここは朝も早よから相変わらず多くのバイクが集まっている。いい天気につられていてもたってもいられないで乗りに行くのだろう。バイク仲間達よ、今日１日元気に走ろうではないか！

トイレ休憩だけの予定だったが、この先めぼしい休憩所が思い浮かばなかったので、ここで朝食もとってしまうことにした。私やＡ川氏は朝からたくさんは食べれないのでおむすび１個＋ジュース程度にしたが、Ｋ本氏は朝も早よから早速おそばをたいらげていたナ。よく食べれるなぁ。

さ、お腹も満たしたことだし出発するか！ＡＭ７：３０、保土ヶ谷ＰＡをあとにした。

保土ヶ谷ＰＡを出てそのまま横浜新道へ。この横浜新道、ほんの数年前までは大渋滞が当たり前の道路だったのだが拡幅工事が終わりとっても走りやすい道に生まれ変わっている。そんなわけで朝から飛ばすクルマも多い道なのだ。結構荒い運転の人も多いので廻りをよく見て走ろう。

かつて私は丸１０年間横浜に住んでいたこともあり、横浜新道は走り慣れた道だ。どこらへんにワダチがある（もっとも改修されていて変わっているところもあるけれど....(^^;）とかどのへんで取り締まりしているとかはアタマに入っているので、危なそうな所では少々スピードダウン。あぁ、横浜に住んでいた頃が懐かしいなぁ、などと感傷に浸りつつもスロットルを開け横浜新道を通過。そのままＲ１へと進めていく。

Ｒ１は途中の〔原宿〕交差点が一番渋滞することで有名だ。ここを起点にした渋滞が連日交通情報でラジオを駆けめぐっているほどだが、さすがに日曜の早朝だとスムーズに通過できた。だがやはり交通量は多い。

藤沢に向かう県道との分岐を過ぎると、Ｒ１は一般道にもかかわらず 100 km/h 道路に“変身”する。一般道なので法定速度 60 km/h なのだが、そんな速度で走っている車は１台もいない。２車線ある内の左で 80〜90 km/h 、右だと 100 km/h オーバーはあたり前になっている。私らも例に漏れず（？）右車線走行だったが、調子に乗って飛ばしていると不意に前方に信号が現れる（←一般道なんだからあたり前）のでくれぐれも自制心を持って走ろう....(^^;

Ｒ１をそのまま進むと【新湘南バイパス】が現れる。今日はリッチな有料使いまくり（？）ツーリングなので迷わず乗る。この新湘南バイパスも 100 km/h オーバーはあたり前....f^^;

２〜３年前まで新湘南バイパスは〔茅ヶ崎西〕が終点でＲ１に下りなければならなかったが〔茅ヶ崎海岸〕までの延長工事が完了しＲ１３４に直接アクセスできるようになった。でも〔茅ヶ崎西〕から〔茅ヶ崎海岸〕までの一区間1.2 km が別料金だとは思わなかった！ちょっとセコくない？日本道路公団サマ？

Ｒ１３４に下りると左手に海が見えてとっても気持ちがいい。青空が絶妙な“背景”となりとても綺麗で、暑さも手伝い夏の息吹が感じられた光景だ。少し走ると【西湘バイパス】の手前で渋滞しているが、ここは路肩が広いのでスリ抜けはとっても楽だ。ストレスなくスリ抜けられる。

少しして【西湘バイパス】へ。海風が心地よい。ここでも自然とスロットルが開いていく。海を見ながら走れる有料道路ではあるが、そのとおり“海を眺めて”走っている極端に遅い車もいるので、飛ばすときは車の動きにもご注意を。

【西湘バイパス】も快適に通過し、箱根口出口で少々混んだもののスリ抜けで再びＲ１へ。Ｒ１も少し混んでいるのでそのままスリ抜けて箱根の新道・旧道の分岐に差し掛かった。「どっちにいこうかなぁ〜」と迷ったので左斜め後ろを走っているＡ川氏に目線をやり、指で「右？左？」と意見を求めるとＡ川氏は迷わず左を指さす。左は有料の【箱根新道】だが、旧道で混まれてもイヤなので意を決し【箱根新道】へ。料金所で通行料を支払いすぐ脇のパーキングにバイクをすべり込ませた。よし、ここで少し休憩しよう。ＡＭ８：３０、料金所脇のパーキングに着。え？まだ８時半か？ちょっと早すぎるなぁ......

あたりを見回すとバイクがいっぱい。保土ヶ谷ＰＡで見かけたバイクたちがいっぱいいる。みんな考えることは一緒なのね....(^^;

それにしても時間が早すぎる。このまま進むと【うなよし】には１時間もかからずに着いてしまう（開店はＡＭ１１：００）ので、ここで最低３０分は休憩しようと決めた。でもこうしてゆっくり休憩した方が安全運転のためにはいいことだ。普段のＭＣＴツーリングではちょっと考えられないな....(^^;

ここでＡ川氏のリアタイヤに異物が刺さっているのを発見したが刺さりが浅く、幸いパンクには至らなかった。ま、チューブタイヤで空気が抜けていなかったから心配はしていなかったが、余裕の休憩がもてたから発見できることもあるものだ。

３０分も休むとなんだかじっとしていられなくなるのはバイク乗りの持病なんだろうか？廻りのバイクたちが次々と出発し続々とやってくるバイクの集団が休憩もせずに走り去っていくのを眺めていて誰かが言った。「そろそろ行く？」さ、そろそろ出発するか......ゆっくりと走っていくことにしよう。ＡＭ９：００、料金所脇のパーキングをあとにした。

【箱根新道】は全線上りだ。ここではエンジンパワーの差がモロに出てしまう。VT250F のＫ．Ｉ 藤氏が軽量な車体を生かしてヒラヒラとコーナーをクリアしていくが、いかんせん一昔前のＶツイン250 だ。時々苦しそうにうめいているのがわかる。

Ｋ．Ｉ 藤氏についていった私は車体は重いがパワーとトルクの差で曲がりにくいバイクであるにもかかわらず余裕で後ろからＫ．Ｉ 藤氏を観察していた。でもみんな、コーナーがあるとついついスロットルが開いていってしまうんだな。全然ゆっくりではなかったから....f^^;

箱根峠からは再びＲ１だが今度は下りとなる。ゆっくり走るつもりでも状況がそうさせてくれない。途中、反対車線の車が上り左コーナーをスライドしながら立ち上がってくるのが見えた。タイヤのグリップ限界ぎりぎりだろうと容易に判断できるくらいの勢いで、もし限界を超えたら私らの車列の後ろの人たちに突っ込んでいただろう。センターラインよりでコーナリングしていたＫ本氏がちょっとビビっていた。

そんなこんなで結構あっという間に三島市内に入ってしまった。遅い車にも引っかかっていたのにね。Ｒ１３６の分岐を超えると目的地の【うなよし】はもう目の前なのだ。

ＡＭ９：３０、【うなよし】着。開店は１１時なので１時間半も時間が余ってしまった。どうしよう？Ａ川氏がお店の人に（時間をつぶす）いい所ないか聞き、近くの【三島大社】を教えてくれたのでそこで時間をつぶすことにした。市内の細い道をくねくね走り、ＡＭ９：５０【三島大社】に到着した。到着後Ｋ本氏は目ざとく缶ビール販売所を見つけて早々とまず一杯。

ここで今回の記念写真をパチリ。

今回は５人の気楽なツーリング。	三島大社の入口前の歩道。広いなぁ......

せっかく来たのでお参りし、願い事を心の中で唱えようとするが、ここでは二礼二拍一礼だとのこと。まるで地鎮祭みたいだなと思ったのは私だけかな？

その奥では今まさに神前式の結婚式が執り行われていた。「Ｋ．Ｉ 藤氏も（お嫁さんを）早くもらわなきゃ」とＡ川氏が言っていたが、当のＫ．Ｉ 藤氏の耳には入っていなかった。

ここで今日は別のグループのツーリングに参加しているＨ詰氏に電話を入れてみる。何でも昨日の夜１０時に出発して伊豆を１周し今日の朝１０時頃には Kiyomiya に到着する予定らしいのでもう着いているかと思ったのだが、さすがにまだだったらしく携帯も留守電になっていた。

しばらくして電話が鳴った。Ｈ詰氏だ。

　　私　 　「もしもし？」
　　Ｈ詰氏「やぁ、さっきは出れなくてゴメン！まだ走っていたモンで」
　　私　　 「だろうと思ったよ。今から来ない？」
　　Ｈ詰氏「ご、ご冗談を！」　←そりゃそうだわな....(^^;

夕方また Kiyomiya に来るそうで、元気なＨ詰氏であった。

鹿や骨董市をしばらく見学し、そろそろ【うなよし】に向かうとするか。ＡＭ１０：４０、三島大社をあとにした。あれ？来た道どこだっけ？ちょっとだけ道に迷いつつもＡＭ１０：５５、無事【うなよし】に到着。あぁお腹減った......

まだ開店前だというのに既に行列が始まっていたが、運良く３番手につけることができた。おいしいお店だと知れ渡っているので遠くからも食べに来る人も多いお店だ。１２時頃に来ると行列は当たり前？

とりあえず瓶ビールを注文（生がない）し、乾杯！うん、うまい！今日は暑いからなおのことうまい！これのために先ほどの【三島大社】ではガマンしていたのだ。ビールがなくなる前にもう注文したうな丼が出てきた。いや〜、おいしいですねぇ（←長嶋茂雄調で）....(^*^)v　今日はこれを食べるために朝早くからバイクを飛ばしてきたのだ。

外には行列をつくって待っている人もいるのだが、お店の人は「お茶いかがですか？」と何回もお茶を勧めてくれて食べ終わった人を追い出す気配がない。繁盛しているお店としては珍しいと思う。おかげで食後もゆっくりできた。ま、そうはいっても「早く出ろよ〜」の視線があるのでのんびりしすぎるのもかえって苦痛かな？

ＡＭ１１：５０、おいしいうなぎをたいらげ、【うなよし】をあとにする。そのパーキングで携帯電話が鳴った。今日は都合で行けないＨ．Ｉ 原氏だった。そもそもこの有志ツーリングに行こう！と言い出したのはＨ．Ｉ 原氏なんだよな......ま、今回はＨ．Ｉ 原氏にはどうにもならない都合で行けなくなってしまったので仕方ないんだけど。Ｈ．Ｉ 原氏の田舎である秩父からの電話のようだった。「行きたかったよ〜」とはＨ．Ｉ 原氏の弁。

お昼寝場所としてもくろんだ【柿田川公園】にはＰＭ０：１５着。芝生を探して歩くが一向に見あたらない。あれ？当てが外れたかな？少々ハイキングみたくなってきたゾ。

斜面の雑草地を見つけとりあえず腰を落ち着けることにし、ちょっと暑い日差しの中睡眠モードに。暑いんだけど食後とビールの影響でみな....zzZZ　気持ちいいんだなこれが。

ＰＭ１：００、睡眠モードを解除。さて、混みだす前に帰るとするか。が、みな暑さでのどが渇き水分補給が必要だ。相談し、ついでにバイクにもゴハンをあげつつ休もうということにし、ＰＭ１：１０柿田川公園をあとに。

Ｒ１に出て、帰りは全線一般道ルートを選択したのでＲ２４６に向かう。途中のＧＳで給油＆小休止しＰＭ１：３０ＧＳ出発。Ｒ２４６に入る。Ｒ２４６も比較的高速で流れるいい道だ。ここでも 80〜90 km/h はあたり前？いや〜、今回はハイペースツーリングだこと。Ａ川氏やＫ．Ｉ 藤氏は辛くなかったかナ？

順調に流れていたＲ２４６だが、大井松田を超えたあたりから徐々に混みだしてきた。毎度のことなので慣れてはいるが、やはりＲ２４６ではスリ抜けがつきもののようだ。抜けたと思うとまたすぐ次の渋滞が......てな調子で、伊勢原を抜けるまではずっとこの調子で進む。やっぱりバイクでも渋滞はイヤだな。厚木を抜ければ渋滞しても路肩が広いので楽々とスリ抜けできるし、Ｒ１６を超えれば渋滞もほぼ解消するのでそこまでは少々のガマン。

ＰＭ３：４５、Ｒ２４６沿いのセブンイレブン【長津田７丁目店】で本日最後の休憩をとる。沼津のＧＳを出てから２時間が過ぎていた。やっぱり渋滞で少し時間がかかったな。みな尻が疲れていたので停まれてホッとしていたようだ。１５分の休憩の後ＰＭ４：００、また車の波の中にバイクを投じた。

この先もＲ２４６は少し渋滞したが、先ほどの伊勢原ほどじゃない。とばせるトコはしっかり飛ばし、環８へとバイクを進める。環８はこの先渋滞しているかもしれない時間帯だったので〔環八船橋〕交差点を左折し裏道を進むことにした。ここからは裏道をよく知っているＫ本氏に先頭をバトンタッチ。

烏山の中の細い道を通り、Ｋ本氏と私の母校である國學院久我山高校の脇を抜けてさらに裏道で三鷹台へ。さらにさらに裏道で【井の頭通り】や【五日市街道】を渡り、渋滞予想箇所をことごとく回避して【青梅街道】を目指して走る。田無の手前で都道４号【青梅街道】に復帰。もう Kiyomiya は目の前だ。

ＰＭ５：１０、みな無事に Kiyomiya に到着した。今日は Kiyomiya は営業中なのでお客さんもいっぱいだ。清宮社長やＯ川氏が忙しそうに働いている中、５人が「疲れた......」とどっかと腰を下ろすとおばさんが冷たいお茶でもてなしてくれた。今日はやたらと水分が欲しいのでとってもありがたく頂いた。

ＰＭ６：００過ぎ、ＴＶのお相撲中継が終わって解散とした。来月のＭＣＴツーリングも今日くらい天気がいいといいな。

（終）