1999年4月度MCTツーリングレポート

1999年04月20日 第1版公開
2003年01月14日 第2版公開

日時

4月18日(日)

目的地

山梨県・鼓川温泉

天候

曇のち雨....(;_;) ← 3月に続いてまたいても......

AM4:00、My Wife に起こされて目が覚めた。目覚まし時計が鳴ったことにはちっとも気付かなかったなぁ....f^^;
眠い目をこすりながら一杯のコーヒーをすすり、そそくさと仕度を済ませる。AM5:10、カタナとセローのエンジンに火を入れた。今日の天気予報は曇のち雨。このまま天気がもつことを期待して家をあとにした。

Motor Cycle Shop Kiyomiya にはAM5:25着。すでに何台か来ているが、来ていない人もいる。今回私は春秋用のジャケットにアンダー類を重ね着していたが、参加者のほとんどは冬用ジャケットにオーバーパンツ。そんなに寒いかなぁ?

参加メンバー紹介

 

参加者

愛車

備考

O川氏 RZ250(350改) 初期型・Kiyomiya スタッフ
A川 VRX Roadstar  
M野氏 GB250 CLUBMAN  
K本氏 ZEPHYR1100  
  M徳氏 XJR1300  
  H詰氏 TRX850  
  Y村氏 RG250E  
  M.I 原氏 MOTO GUZZI V40
タルガ
前回参加時の bimota TESI 1D400 はお休み
  T中氏 XJR1300 10ヶ月ぶりの参加
  O原氏 Volty T中氏の友人で今回初参加
S枝夫人 SEROW 225 My Wife
S枝 GSX1100S KATANA

以上の12名だ(*印はMCTクラブ員)。なお今回清宮社長は私事都合のためお休みだ。

時計を見るとAM5:35。参加の意思を表明していたH山氏が集合時間を過ぎても来る気配がない。心配して電話をすると、何でも仕事の都合で急に来れなくなったそうで、今回は不参加になってしまった。ちょっと残念....(;_;)

  

今日1日の安全を祈りつつ、AM5:45、いざ出発!都道4号【所沢街道】を北上し所沢市内へ。〔金山町〕交差点を斜め左に折れてR463に入り、さらにR463の【所沢入間バイパス】へとバイクを乗り入れる。途中走りながらM徳氏と合流した。バイパスの終点直前で左折し埼玉県道347号へ。さらに飯能市内を右左折してR299へと進んでいく。

この道は昨年11月の『原付2種ツーリング』でも使った道で、秩父に行く定番ルートだ。さすがに原付2種と違ってバイクに余裕があるため、エンジンパワーを“絞り出して”走る必要がなく、みんなも余裕で信号のない道を突き進んでいった。前回の朝食処の【am-pm】を通過し、正丸トンネルを通過。今回は雨を避けて少しでも走りたいので正丸峠は諦めた。

......と、トンネルを抜けると結構寒いじゃないか!上はまだしも、下はジーパンの下にアンダーパンツをはいただけの私はここでチョッピリ後悔しかかった....(^^;

  

程なくしてAM7:00、今回の朝食処・横瀬の【セブンイレブン】に到着。さすがにこの頃にはみんなおなかが空いていたのでそそくさと店内へ.......この調子だと少なくとも行きは雨に降られなくて済みそうだ。

ここでO原氏の Volty に My Wife を跨らせてもらって足着きを検討していた。My Wife の身長だと SEROW225 はつま先が地面に触れるくらいでしかないのでバイクの買い換えを検討中なのだ。SEROW225 もアンコ抜きはしてあるのだが..........今度はしっかり足の着くバイクにしようと思っていて、Volty も検討候補に入っているのだ。

そういえば、前回 bimota TESI 1D400 で参加していたM.I 原氏は今回は MOTO GUZZI V40タルガ。M.I 原氏によると「雨の TESI 1D400 はツライ!」とのことで、今回は雨に降られても大丈夫な MOTO GUZZI にしたとのこと。bimota TESI 1D400 は雨だと調子悪くなることが多いそうで。

さ、お腹も満たしたことだし出発するか!AM7:30、セブンイレブンをあとにした。

  

R299をさらに北上し秩父市の〔上野町〕交差点を左折しR140へ。朝も早いので車もあまり走っていない。快調にバイクを走らせていける。

「大滝温泉まであと 5 km」の表示のあたりで携帯電話が鳴った。走りながら出ると清宮社長だった。

  私     「もしもし?」
  清宮社長「そっち雨どう?」
  私     「今は降っていませんよ」

ん?社長の行っている諏訪のあたりでは降っているのかな?こりゃ以外と早く降ってくるかも......

  清宮社長「ん?今走ってんの?」
  私     「ええ、今走行中です」
  清宮社長「今日は何人くらいの参加になった?」
  私     「え〜と、12人ですね」
  清宮社長「そう。気をつけてね」

清宮社長、ありがとうございます。こんな時まで気を使っていただいて。

  

そうこうしているうちに大滝温泉を通過し、いよいよ車も少なくなってきた。気温の表示板があったので見るとなんと 9 ℃!さ、寒い.......今まで考えないようにしていたので何とか保っていたが、数字を見た途端急に寒さが身に染みてくる。そう思うと先ほどの朝食でとった水分が急に膀胱に集まりだした。う〜、トイレ行きたいなぁ....(^^; でも我慢、ガマン。

大きな半径のループ橋やいくつかのトンネルを通過し、いよいよ雁坂トンネルに入る。トンネルの中は排気ガスで多少暖かくなっていたのでちょっとはしのぐことができた。が、そろそろ膀胱も満タンに近くなってきた。長い雁坂トンネルを抜けると料金所があるので、そこまでは我慢、ガマン......

案の定、料金所の脇にパーキングがあったので滑り込むと、みんなも同じだったのだろう、次々に滑り込んできた。みんな一様に「助かった〜!」を連発している。先頭のO川氏も「オシッコしたいな〜」と思いながら我慢の走行をしていたそうだ。冬用ジャケットにオーバーパンツはいていた人がそうなのだから春秋用装備の私がそうなるのは当然か?←いいわけモード....f^^;

H詰氏は膀胱は大丈夫だったようだが睡魔と戦って走っていたようでしきりに「ねみ〜!」を連発していた。AM8:30、トイレ休憩。

  

予定外ではあったが期せずしてバイクが並んだので記念写真を撮ろうとしたが、走行中の寒さにデジカメがネをあげてしまった。電源は入るし電池切れでもないのにボタン類が作動してくれない。当然シャッターも切れない。残念......今日第1のトラブルだった。ここでの写真撮影はY村氏の通常カメラに甘えることにした。

ふと時計を見るとAM8:45。さ、そろそろ出発しよう。目的地はもう目の前なのだ。

  

R140は雁坂トンネル内で県境を迎え、南側はもう山梨県だ。山梨側に入ると運転の荒いクルマが多いようだ。
70 km/h 程度で走っている12台の千鳥走行バイクの列を猛烈なスピードで追い越していくクルマ。この先にはコーナーもあるのに危ないなぁ。ま、そういうクルマはいつか大きい事故をやらかして身の程を知ることだろう。関わらない方が得策だ。

しばらく走って【笛吹の湯】を通過し、【牧の湯温泉】にさしかかる。今回の目的地ではないためその手前の〔窪平〕交差点を右折し山梨県道208号へ。もうあと10分もかからないで到着できるな。山梨県道208号線は上り坂だな。ということは帰りは下り。雨降らないといいな......

少し走ってAM9:30、【鼓川温泉】に到着。オープンは10時からで時間があったこともあり、午後は雨が予想されていたのでここで記念写真を撮ろうとするが、どうにもデジカメの調子が思わしくない。電源は入るし電池切れでもないのにシャッターをはじめとするボタン類が押せない。か、悲しい....(;_;)

仕方なく温泉のロビーでオープンを待っている間に何気なくデジカメにさわったら「カシャッ!ピピッ!」フラッシュも光って撮影できた!やっとデジカメ君が復活してくれたぁ〜!やっぱり温度による電池トラブルなのかなぁ?
「(記念撮影は)帰りでいいんじゃない?」と既にくつろいでいた面々を引っぱり出して無事記念撮影完了!

鼓川温泉の駐車場で
鼓川温泉の建物をバックに 全員で。

天気が曇なのが残念....(;_;) この直後雨がパラパラと......
このくらいのサイズの方が参加者とバイクたちがわかりますね....(^^;

↓↓

参加メンバーとバイク

撮影を終了して改めて温泉に入ろうとしたそのときだ。私のカタナのスクリーンに水滴を発見!ついに雨滴が落ちてきてしまった。でもまだ粒も小さいし、「天気よなんとか保ってくれよ!」と祈りつつ駐車場を後に。

温泉の休憩所に荷物を置いて、さあ楽しむぞ、温泉を!タオル一丁だけを持っていざ行かん、温泉へ!!内風呂のお湯をざっと浴び、さぁ露天風呂だ。

入った瞬間から肌になめるような感触で、それほど熱くないお湯とあいまって長湯のできる温泉だ。みんな集まってくる。私らが本日の一番客だったようで、露天風呂は私らのメンバーで占められてしまっていた。他のお客さん方、ゆっくり浸かれない雰囲気にしてしまってゴメンなさい<m(_ _)m>

風呂からあがり窓の外を見ると、結構な雨で路面も既に完全ウェット状態だった。帰りは雨中走行か......行きの峠で降られなかっただけ良しとするか。改めて、先に記念撮影しておいてよかったぁ〜!

休憩所は禁煙のため、ロビーにて一服。飲み物飲みながら一服できないのはチトつらいなぁ。私同様、タバコを手放せないH詰氏やT中氏、K本氏などが集まってきたが、今回参加の12名の内喫煙者は5名だけ。肩身が狭いですねぇ、喫煙者は。

休憩所に戻り、おいしい黄色の炭酸入り飲み物で乾杯!いやぁ、お風呂上がりのこの飲み物のおいしいこと、おいしいこと。メンバー内で1、2位を争うK本氏とO川氏は互いに生の大を追加していたな。しかしメンバー内で一番飲めそうな顔をしている?H詰氏は実は一番弱い人だったようで、一人ジュースをすすっていた。

  

時計を見るとまだAM11:00。食事のオープンは11時半からなので、それまでは持ち込んだつまみでお腹をごまかす。ツーリング談義に花が咲いていたが、中でもバイクの話となったら止まらないY村氏とM.I 原氏が一番嬉しそうだったなぁ。二人とも止まらないんだ、バイクの話になると。

そうこうしているうちに11時半を過ぎ、食堂がオープンしたので行くことにする。みんなお腹が空いていたのだろう、「焼肉定食¥800!」全員同じものでまとまった。

......と、食堂のおばさんから「予約席が1時まで空いているのでそっちにどうぞ」と座敷に案内された。親切だなぁ。やれやれ、畳の上で飯が食える、と思ったら、今度はフロントの人が..........「今日は一般の人が多いので、休憩所の荷物を移してもらえませんか?」おいおい、うちらは一般客じゃないンか?(笑)ま、予約席の人たちはPM1:00からなのでそれまで使わせてもらえることになった。

で、出てきた焼肉定食だが、これはうまい!ボリュームもあり、都内の定食屋で食べたら¥1,500くらいはしそうな内容でいて、それでいてうまい。とても¥800とは思えない、とはみんなの共通した感想だった。

PM0:50、出発まであと10分もないときにK本氏とO川氏がまた風呂に入りに行った。酔い覚ましのつもりらしいが、湯冷めしなきゃいいけど......

  

PM1:00、雨が降り続く中カッパを着込み、いざ帰らん Kiyomiya へ!山梨県道208号を下っていくが、雨の中のマンホールが結構コワい。しかもここは下り坂だ。慎重に、慎重に..........しかしどうしてマンホールってバイクのコーナリングライン上にあるんだろうなぁ。普段でも滑るのに雨だとホント怖い。

R140との交差点にあったGS(JA笛川が運営している、ノンメーカーGS)で給油。すぐ山梨県道38号に入り塩山市内へとバイクを進めた。

  

そういえば前日、今回参加できないもう一人の I 原氏(H.I 原氏)から電話をもらっていたんだっけ。何でも綺麗な桃の花があたり一面に咲いているところがあるからデジカメで撮ってきてほしい旨を頼まれてはいたが、この雨では無理だった。もう一人の I 原氏、ゴメンね。

  

塩山から勝沼へ、そしてR20【甲州街道】に出る。雨の滴が邪魔で前がとっても見づらい。メットシールドを閉めると息でシールド内側が曇ってしまうため少しだけ開け気味に。すると今度はシールド内側にも水滴が......この苦労、クルマにしか乗ったことのない人にはわからないんだろうね。

中央自動車道・大月 ICの手前で車列が止まった。予定の上野原 ICまで行くか、大月 ICで乗ってしまうかの相談のためだ。雨ということもあり予定を変更し、大月 ICから中央自動車道を利用することにした。この先上野原までは結構タイトなコーナーもあり、雨だとちょっと危ないので。中央自動車道の談合坂SAを集合場所にし、そこまで自由走行とした。

中央道はまだ渋滞していなかった。雨のためクルマのペースも遅く、慌てずに My Wife を伴って談合坂SAを目指す。途中K本氏はタイヤの溝があまりないため車線変更のたびにリアが滑っていて怖かったそうだ。ドライでも滑っていたそうだから、もう交換しなきゃね!

  

談合坂SAにはPM3:00着。この雨の中珍しいのだろう、バイクにみんな注目しているのがハッキリとわかった。「この雨の中よく走るな〜」てな目で見られている感じがしていた。ここで高井戸 ICまで行くO原氏・Y村氏と調布 ICまで行くH詰氏とはお別れ。家路までの無事を祈念してお別れとなった。PM3:15、談合坂SAを出発。

上野原 IC、相模湖 ICを通過し小仏トンネルへ。トンネルに入るとまたしてもシールドやミラーがたちまち曇って視界が妨げられる。慌ててシールドをあげ回復を待つが、今度は眼鏡が......あぁ、眼鏡はツライ。

そんなこんなでようやく八王子 IC到着。......と、ここでO川氏の RZ250 にトラブルが発生!談合坂SAからの道で、エンジンの不調が起きてしまったのだ。2気筒の内の1気筒が死んだような状態になったり、回転を上げるとスロットルを戻しても回転が落ちなくなったりしたようだ。

ここから Kiyomiya まで1時間じゃ着かないことを考え、O川氏は決断した。今回参加できなかったS川氏の家がここからすぐ近くなので、とりあえずそこまで行ってバイクを置かせてもらい、S川氏のバイクで帰ることを思いついたのだ。ということで、今回は一応ここで解散となった。O川氏がいないとお店でお茶もできないし......

そうと決まったら行動が早いのはA川氏とM野氏。残りのメンバーをおいて、みんなが気がついたときにはもう出発してしまっていた。困ったのは残されたK本氏、T中氏、私と My Wifeの4人。誰もここからの帰り道を知らない!とりあえず走り出しR16に出るものの、どっちに行っていいのかサッパリ....(^^; すると後ろからM徳氏が追いついてきた。やっぱり反対方向だったようだ。Uターンし一旦八王子バイパスに入り、すぐ都道169号、次いで同59号に出る。おぉ、多摩大橋だ。ここまで来れば後は大丈夫。

〔多摩大橋北〕交差点で直進のM徳氏とはお別れ。どうぞお気をつけて!私ら4人は交差点を右折し都道29号【新奥多摩街道】に入った。このまま直進すればR20【甲州街道】だ。立川市・国立市を抜け府中市内へ。府中駅前のR20の渋滞を避けて裏道を通り、【いちょう通り】【東八道路】【池の上通り】を経て都道248号【新小金井街道】へ。

途中裏道に入るときに電話が鳴った。

  私   「もしもし?」H詰氏だった。
  H詰氏「もうこっちは Kiyomiya に着いたよ。今どこ?」
  私   「府中のR20だよ。府中街道との交差点」
  H詰氏「じゃああと30分くらいだね。コーヒー飲んで待ってるよ」

おや?もう社長ら帰ってきているのかな?とりあえずお店まで行くことにした。

  

さらに小金井市本町の裏道を抜けて都道15号【小金井街道】に出る。その先の踏切で渋滞するためこれを避け、都道132号に入る。またさらに右左折を繰り返す裏道を進み、都道5号【新青梅街道】を横断待ちしているときに電話が鳴った。

  私     「もしもし?」今度は清宮社長だった。
  清宮社長「今どこらへん?」
  私     「ドライバースタンドのトコです。あと5分くらいで着きますよ」
  清宮社長「あ、そう......こっちは今談合坂SAなんだよ。すごい渋滞にはまっちゃってサ」

ふと時計を見るとPM5:25。

  清宮社長「じゃあもう着くんだね?」

清宮社長、自分のことよりツーリングメンバーに気を使っていただいてスミマセン。ありがとうございます。でもこの電話で Kiyomiya が開いていないことがわかったが、もう目の前まで来ていた。

  

PM5:30、K本氏・T中氏・私と My Wife の4名は Kiyomiya に到着した。シャッターの開くことのないお店の前でH詰氏が一人私たちの到着を待っていてくれた。H詰氏、ありがとう!

先に八王子 ICを出発したM野氏の携帯に電話すると、既に帰宅しお風呂に入っているところだった。は、早いなぁ......ここで5名で無事をたたえ合い、解散とした。今になって雨が止もうとしている。もうちょっと早く止んでくれればいいのに......

  

こうして今年の4月度MCTツーリングは幕を閉じた。余談だが、自宅に到着後S川氏宅に電話したら、トラブったO川氏がまだいた。なんでもS川氏のバイクもエンジンが掛からなくて途方に暮れていたとのこと。ちゃんと帰れたのかな、O川氏?

なお今回の走行は私のカタナで259.8km、燃費は16.45km/Lだった。雨天走行にしてはまずまずかな?ちなみに My Wife の SEROW225 では35.54km/Lだった。

(終)