1998年7月度MCTツーリングレポート

1998年09月10日 第1版公開
2003年01月14日 第2版公開

日時

7月19日(日)

目的地

長野県・善光寺

天候

曇り

AM3:30、けたたましい目覚ましの音で目が覚めた。さ、今日のツーリングは走るぞ!目的地は、長野県の善光寺だ。距離があるな。

天気は曇り。おや?昨日の予報では確か“晴れ”だったはずだが........ま、いいや。走れさえすれば。そそくさと支度し、集合場所の Motor Cycle Shop Kiyomiya へ。

  

AM4:45、Motor Cycle Shop Kiyomiya 着。私らが到着してまもなくみんな揃った。おお、今日は集まりがいい。遅刻者ゼロだ。今日は別の用事があって行けない清宮社長も、起きてみんなのお見送りをしてくれた。

参加メンバー紹介

 

参加者

愛車

備考

O川氏 RZ250(350改) 初期型・Kiyomiya スタッフ
A川 VRX Roadstar  
M野氏 GB250 CLUBMAN  
K本氏 ZEPHYR1100  
H.I 原氏 CB400SF  
Y田氏 GR650  
S川氏 GS400E 今回は社長のバイクを借りた
  M徳氏 XJR1300  
  M木氏 CBR250RR  
  T田氏 XELVIS  
S枝夫人 SEROW 225 My Wife
S枝 GSX1100S KATANA

以上の12名だ(*印はMCTクラブ員)。なお、清宮社長は昔奉公?していた頃のツーリングクラブのOB会で伊豆に行かねばならず、今回は残念ながら欠席だ。

H.I 原氏を除く全員が揃ったところで、AM5:00、2班に分かれて出発!さすがに12台だと信号で途切れやすいのであらかじめ2グループに分けておいた。ちなみに私は1グループ目のケツ持ちとなった。

なお、H.I 原氏は仕事でAM2:00に帰宅したとのことで、1時間遅れでひとりみんなの後を追いかける形にするとのこと。

  

都道4号【所沢街道】から都道15号【小金井街道】へ、さらに【柳瀬川通り】を経由しR254【川越街道】に出る。R16と交わった直後、2グループ目が追いついてきた。どうやら2グループ目は所沢市内を抜けてきたようだ。突然後ろに現れた。

  

R16と分かれた後もR254を北上し、東松山市内でR407に入る。とにかく距離があるツーリングだ。走れるところはトバしにトバし、『法定速度ってナニ?』状態で....f^^; とにかくトバす。R407がまたそうさせる道なんだなコレが。オービスもあったが、これだけ大勢のバイクは捉えられないようで全然光りもしなかった....f^^;

荒川大橋を渡ったところでR17【中山道】へ。熊谷市と深谷市の市境にある篭原駅付近にさしかかったとき、携帯電話が鳴った。AM6:30のことだ。

  私     「もしもし?」 H.I 原氏だった。
  H.I 原氏「どうもです〜。今どこ〜?」
  私     「R17の篭原だよ。そっちは今どこ?」
  H.I 原氏「今から家出るとこ」
  私     「え?まだ家なの?」

6時には出発するんじゃなかったの?と思いつつ、

  私     「気を付けて追っかけてきてね」

ああ、なんてやさしい私....(^^;

   

どうでもいいけど、いつになったら休憩するんだろ?いいかげんおなかも空いてきたし、ニコチンも切れてきた。でももう深谷市も本庄市も越え、高崎市に入りつつある。信号待ちの時、たまらず幹事のS川氏に聞いてみた。

  S川氏「高崎を越えたら止まると思うよ」

とのこと。あぁ、おなか空いた........

  

高崎市からR18へとバイクを進める。安中市に入ったところでセブンイレブンに入った。あぁ、やっと休める........と時計を見ると、まだ7時だった。結構速いペースで走れるモンだな。

  

ほどなくしてH.I 原氏から電話が入る。

  私     「今どこ?」
  H.I 原氏「高坂SAだよ」

ナヌ?関越で来てるのか?ま、そうしなきゃ追いつけないか。

  私     「気を付けて追っかけてきてね」

ああ、またしてもなんてやさしい私....(^^;

  

電話を切ったら、また鳴った。誰だろ?名前が表示されない。

  私     「もしもし?」 なんと清宮社長だった。
  私     「どうもです〜。どうしたんですか?」
  清宮社長「そっち天気大丈夫?」
  私     「ええ、今んトコ大丈夫です。なんか黒い雲はありますが…」
  清宮社長「そう、良かった。こっちは土砂降りだよ」
  私     「え?東久留米がですか?」
  清宮社長「違うよ、御殿場だよ」

社長も伊豆でのOB会のためにもう出掛けていたのだ。

  清宮社長「じゃ、くれぐれも気を付けてね」

社長、ありがとうございます。こんな時まで気を使っていただいて。

そうこうしてるうちにおなかとニコチンの補給を終え、AM7:30、セブンイレブンを後にする。

  

R18を西へ西へと進み、R18が二手に分かれるところにやってきた。片や碓井峠を経由するルート、もう一方は入山峠を経由し碓井バイパス(自二¥50)を通過するルートだ。今回は少しでも時間を短縮したいため、碓井バイパスを利用することにした。

碓井バイパスは快適な道だ。よく整備されていて、とても走りやすい。でも、あまり無茶なことをして二輪通行禁止にならないよう、ライダーは自制心を持って走ろう。

入山峠に近づくに従い、霧が出てきた。幸い走りに影響が出るほどではなかったが、気温もぐんぐん低下して、
ハッキリ『寒い!』と実感するほどだ。1枚重ね着しておいてよかった、ヨカッタ。

峠を越えると次第に霧も晴れ、青空も見えだしてきた。碓井バイパスの料金所で、またH.I 原氏から電話が入った。よく聞き取れなかったが、どうやら上信越道の甘楽PAからのようだった(違ってたら<m(_ _)m>)。かなりのハイペースで追いかけているようだ。この調子で行けば小諸 ICあたりで合流できるかナ?

こちらはひたすらR18を突き進んでいた。暑かったが1枚脱ぐ時間を惜しんでひたすら走った。

  

小諸 ICにさしかかったが、H.I 原氏の姿はない。それでもかまわず前に進んだ。きっともっと先回りして、手を振って待ってるだろう........

上田市に入った。ここでもH.I 原氏の姿はなかった。あれ?どうしたのかな?幹事のS川氏も心配し始めた。すると、上田市を出るあたりで電話が鳴った。

  H.I 原氏「どうもです〜。今どこ〜?」
  私     「上田市で、…あ!今坂城町に入った!」
  H.I 原氏「どこだ、それ?」

どこと言われても他に答えようがない。電波も悪く、とても聞きづらい。一旦電話を切った。少ししてまた電話が。

  H.I 原氏「今どこ〜?」
  私     「どこといわれても........あ!今看板で、長野市まで 26 km 地点の表示があった!」
  H.I 原氏「え?それじゃあ(オレの方が) 9 km 後ろだ!」

なんと、てっきり高速で先回りしているものと思ってたH.I 原氏の方が逆に 9 km も後ろにいた!高速が渋滞していたので佐久 ICで下りたようだ。この調子じゃ合流は現地でだな。

そんなやり取りをしているうちに更埴 ICを越え、長野県道77号線に入った。ここまでくれば、長野市はもうすぐだ。青木島交差点を左折しR19へ。長野県庁を通過し目的地の善光寺に向かうが、天気がいいせいか駐車場に並ぶ車で渋滞していた。その脇を抜け、善光寺の裏手にバイクを止めた。

  

あ〜、やっと着いた。........と時計を見ると、まだ10時過ぎだった。ここまでの走行は 220 km だった。

  

まだH.I 原氏が来ない。電話が掛かってきた話しでは長野県庁は無事通過した模様だが、10分待っても20分待っても来ない。どうやら善光寺の廻りで迷子になっていたようだ。再度電話がかかってきたので、道を知っているS川氏に出てもらい、ようやくH.I 原氏到着。AM10:30だった。

  

なにはともあれ、これでやっと全員が揃った。とりあえず善光寺にお参りし、賽銭投げてお祈りした。家内安全、商売繁盛、交通安全、夫婦円満、etc........ちょっと図々しかったかな?20円じゃ....f^^;

  

ここで今回の記念写真をパチリ。さすがに善光寺の中じゃ、バイクと一緒の写真が撮れなかった…

善光寺の建物をバックに

それにしても、やっぱりすごい人、人、人........

  

さ、お昼にするか。やっぱりここじゃおそばでしょ。そうはいっても喉も渇いているし、My Wife 以外の11人は全員おいしい炭酸入りの黄色い飲み物で乾杯!ぐぐ〜っと入っていってしまう。

そばはとてもおいしく、私を含めおかわりする人も。H.I 原氏などは、もりそばの大盛りを2枚食べた後でさらにもりそばの大盛りを追加注文していた。よく食べるなぁ。

おなかいっぱいでお店を後にし、おみやげを買うと木陰でちょいと一眠り。気持ちいいんだなこれが。

さ、そろそろ出発しないと後が苦しい。全員が揃ったところで、PM1:00、善光寺を出発。

と、出発してまもなく、いきなり道を間違えてしまう。あれ?こっちかな?あっちかな?ってなかんじで、何回かUターンさせられた後、やっとR18に出られた。

  

R18からR406【大笹街道】に入り、菅平に向かう。遅い車に引っかかり、ちょっとイライラしたが、ここでは短気は損気。でも KATANA は3速 50 km/h くらいが一番不快な振動が出るんだよなーーー。でも我慢、ガマン。ぐっとこらえてKATANAの振動に耐えて走る。

菅平湖まで 10 km 少々というところで突然止まる。ここから菅平湖までは自由走行させてくれるというのだ。真っ先に飛び出していったのがH.I 原氏。こういうときはホントに元気だ。A川氏や My Wife などが遅れじと次々にスタートするが、直線で抜いたら私も元気!タイトすぎないコーナーで、KATANA もイキイキと走ってくれた。

菅平湖のダムのところで自由走行は終了したが、結局単独でトバしたのはH.I 原氏と私だけ。他はみんなダンゴ状態でやってきた。峠大好きのはずのO川氏もダンゴの一員?だった。

  

ダムのところにはな〜んにもなかったのでそそくさと後にし、R144に出てすぐのところのドライブイン(閉まっていた…)で缶ジュース休憩。

さ、改めて出発!と思ったら、M木氏が一人逆方向に走っていく。どうしたんだろ?ここでお別れなのかな?でも誰も何も言わないし、挨拶もしてないよ?ま、幹事が何も言ってないからいいのかな?

  

R144【上州街道】を上田市方面に進み、長野県道4号等を経由してR18に出た。R18を東に進み、再度碓井バイパスを通過する。今度の碓井バイパスはハンパじゃないだった。朝のそれとは比較にならないくらい濃い霧で、50 m 先も満足に見えないくらいだ。同時に気温もグッと下がり、電光掲示板で見たら18 ℃だった。私は平気だったが、みんなは『寒い!』と1枚重ね着した。バイパスを通過し峠を下れば、きっとまた暑くなると思うのだが........

  

碓井バイパスを通過して暫くしたら携帯電話が鳴った。清宮社長だった。心配して電話してくれたのだろう。

  清宮社長「今どこらへん?」
  私     「え〜っと、どこだろココ。R18には間違いないんですが…」
  清宮社長「碓井バイパスは越えたの?」
  私     「ええ、今さっき。あ!松井田町ですね」
  清宮社長「え?まだそんなとこなの?たいへんだな〜」

ふと時計を見ると、もうPM 4:00ではないか!たしかにこりゃ大変だ。

  清宮社長「ま、気を付けて帰ってね」

たびたび気を使っていただきありがとうございます。

  

時間も押しているので、今回はやむなく高速を使うことになった。松井田妙義 ICから上信越自動車道に入った。関越自動車道の三芳PAを集合場所に決め、各自自分のペースで走ることになった。

こうなるとまたしてもH.I 原氏が俄然元気に走り出す。前を行く車を右に左にかわしながらどんどん突き進んでいく。水を得た魚のように........それについていくのはやっぱりK本氏。1100 パワーをいかんなく発揮してピッタリついていく。

私も途中までついていったが、ふと My Wife が後ろにいることを思い出しペースダウン。80〜90 km/h くらいまで落として My Wife が追いつくのを待つ。

しばらくすると、My Wifeが追いついてきた........と、私を抜かし、さらにグングン引き離していく!
こりゃ危ない、とあわてて追いかけるが、KATANAで 130 km/h 出しても追いつかない。SEROW225 って、そんなにスピード出たっけ!?ありゃ 140 km/h くらいは出ていたな。

とにかく、“SEROW225としては”超高速で走っていたことは間違いない。あとで本人曰く、『みんなが早いので、遅れないように』と頑張っていたようで。My Wife の後をケツ持ちしてくれていたO川氏も、『だめだよ、(そんなにエンジン回したら)ブッ壊れちゃうよ』とビビっていた。まあ、何事もなくてよかった、よかった....(^^;

  

三芳PAでしばし休憩し、あとは所沢 ICで下りて Kiyomiya を目指すのみ。ここで、大泉に住むH.I 原氏と所沢に住むM徳氏とはお別れ。二人ともお気をつけて!

所沢 ICで高速を下り、名もない裏道を右へ左へと進んでいく。主要道路を使うより格段に早いMCT御用達の裏道だ。

こうして無事、1台のトラブルもなくPM7:30、Motor Cycle Shop Kiyomiya到着。社長夫妻が出かけているため、今回はこのまま解散となった。みなさん、お疲れさまでした。

今回の全走行距離は私の場合で456.9kmだった。家までの距離が片道約2.2kmなので、ツーリングとしての実走行距離は452.5kmだ。

燃費は、GSX1100S KATANA で16.43km/L、SEROW225で31.95km/L(!)だった。

(終)