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「雪」

2002年冬コミに突発コピー本として発行した
「雪」佐助本です。
佐助イメージ。
本当にそれだけなのです。ストーリーはゲームのまま、イメージだけを
まとめてみた…と言う感じです。
恐ろしくもイベント1週間前に描くことを決意した(苦笑)鉛筆画の…
画がいつも以上に荒いのですが、それでも描きたい!と思ったきっかけは

本のトークより抜粋
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描きたいと思ったきっかけ。この頃ヒグマの生態について少し知ったこと。
まだ裏付けをきちんと取っていませんが、北海道のバスのガイドさんから聞いた話だと、ヒグマは通常2匹の子を同時期に育てるそうです。しかし時には三つ子も生まれ…そんな時どうするのか。死産ならば母の体にその体を還し、無事生まれても育たない事がほとんどらしいです。
三つ子を育てることは全員の子の命を高い確率の危険にさらさせるから。集中的に2匹を育てると…。
過酷な冬の大地で生き残ることがどれだけ厳しいか。この話を聞いた時なんとも言えない思いがうずまきました。
だから、自分の命をかけてまで仲間を思う事はすごいことだなと。あ、敵討ちを正しいとしている訳ではありませんし、弱肉強食万歳な強者の論理を振りかざす気もありません
(自分が負け組街道だからね・笑。前に進もうとする気持ちは大事ですけど。個体差があるのよー
皆それぞれ違うからおもしろいってドラえもんの映画主題歌でも言って…いなかった…かしら?)。
「仲間を思う」は、自然に少しでも抗う力を持った者が得た、大切な感情な気がします。そしてすごく仲間思いだった佐助と、ただし自分を傷つける道を選んでしまった佐助がちょっと描きたくなりました。
(きっと、「クロスファイア」と最近の「炎のミラージュ」の影響もあり…苦笑)
そんな思いだけが空回り〜ネタの絞り出しが不完全のままこんな話ができました。自分を傷つけ戦う佐助と、守るためだけに戦ったお猿の太助(←勝手に命名)の思いの差。
これは…また再挑戦…したいですわ(苦笑)
久しぶりに真面目にトーク(当社比)。しめの言葉としては、あー…だからはちゃめちゃだけど、
どこか優しい藤丸が好きなのかもー、と言うことで(笑)
ここまでお読み下さいまして有り難うございました。

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…そういうことで、いつかきちんと描き直したいと思いつつ
よろしければイメージのみですがご覧下さいませ。

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「雪」2002年12月「藤の祭待」発行