あの時確実に殺しておけば良かった。
「もうすぐ来るね」 まさか、こんなに力をつけるとは。自分の予測の甘さに苛つくね。 「吽毘羅」 「何?」 | |
![]() 「お前と小太郎様だけは」 「…生き残れ」 自己嫌悪におちいってた思考の中に 不思議な言葉が響く。 | |
いつも寡黙な相方の言の葉。 「あらら~どうしたの?何?」 分かっている。この先の自分達の末路。 「な、何って」 「突然何を言い出すのかと思えば」 貴女も気づいてる。 私しか居ない場。でも、貴女にその様な 「こと」言って欲しくなかった、と ふっと笑ってしまう。 「し、しかし お前が死んだら小太郎様が…」 |
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