専用線の辞典
  学生さんは、英語辞典を見て、一つでも多くの単語をモノにした方が、
立派な人になれると思います。ここは、そんな不毛なページです。



突放  機関車で貨車を推進運転して、走行中に機関車から貨車の
     連結器を解放すること。「突き放つ」から突放と言う。
     一般的に貨車入換で多用される用語だが、電車や電気機関車でも希に用いる。
     電車や機関車が走行していて、架線のない線路に進入した際、
     パンタグラフが急激に跳ね上がり、破損してしまうこと。これも突放と言うそうだ。

カマ   機関車のことを指す。

ヤワヤワ  連結まで後3メートルほどに差し掛かったとき、いつでも停止できる速度。徐行。
       「ゆっくり、ゆっくり」という意味。

引き離し  突放の逆。機関車で貨車を牽引中に貨車と切り離し、
       貨車に添乗する人が手ブレーキを扱い、停止させ、所定位置に留置する。
       有名な「瀬野八」の走行中の補機切り離しが、それと似ている。
       入換の貨車が多くなればなるほど、突放と引き離しは多用すれば
       能率的に処理できるが、走行する貨車に飛び乗り、飛び降りをする
       極めて危険な作業であるため、現場では敬遠される。引き離しについては、基本的には、やらないことになっている。
       「ひき逃げ」とも言う。

検重線  貨車の過積載を防止するために、相応の規模を有する専用線には
      備えられている設備。
      機関車でゆっくりと計量したい貨車を台かん(検重線)に置き、車両ごと重さを計る。
      貨車の自重を差し引いた数字が積み荷の重さ。

ダルマ  ポイントの転換装置。通過速度は時速25キロ。それ以上だと、
      車両がポイントの継ぎ目を通過するときの衝撃で転換テコが跳ね上がり、
      完全に通過していないのにポイントが転換して、脱線の危険がある。
      速度は厳守する。

切る  貨車の分割や、機関車から貨車を解放するとき。
     また、ブレーキホースを切り離すときなどに用いる。

進路  複雑にポイントが入り組んだ専用線では、
     ポイント一つが切り替わっていなかったために、衝突や脱線事故を引き起こす危険が
     大きい。貨車や機関車を所定の位置に持っていくことが出来るようになった状態。
     正しくポイントが変換されて、安全に走らせられるようになった状態。「進路開通」、
     「進路オーライ」などと指差呼称してから作業する。

開通  進路が正しく構成されたとき。「ルート」と言うときもある。現場によって言い方が違う。

一車(二車)  貨車の両数。一般では1両、2両と数えるが、
         現場では1車(しゃ)、2車と数える。

蹴る  ポイントが正しく切り替わっていないのに、車両が進入してポイントを破損した場合。
     「マ*ロ」と並んで、鉄道事故の俗称。

動車  機関車のこと。

上がり  勤務終了。「あと30分で上がりだ」



   まだまだ、この辞典は充実してゆく予定です。

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