スタート当初から強く抱いていた印象
・やたらと人間不信に陥る、DQ7みたい
・でもまあ勝手な人間も、主人公の手助けにより、良いやつになるんだよね
誰も一人では生きてゆけない、というメッセージが強い
必ず誰かが見守っている...というのかな
・新しい戦闘システムは始めは戸惑った、が、狙いがあって戦闘する際にはメリット
どれだけ強くなっても追い掛けてくる連中は腹立つけど
・今回はレベルアップが早い
中ボスは強いが、戦闘フォーメーションのコツを利用すると意外とあっけなく片付いたりする
こうげきコンボはあなどれない
・エンカウント〜戦闘突入のタイムラグは気にならずに快適!
DS版4でだいぶこれでストレスたまってたので、今回は全然苦にならない
クエストは、さほど苦戦せずクリアできるラインに到着すれば、サクサク片付けられるのかもしれないと、進めるに連れて感じるようになった
[印象に残ったシーン]
・天使界に邪悪な光が直撃、天の箱舟墜落、破損
...ここまでがオープニングだったのね?と驚いた。ゲームスタートから1時間経過の段階で。
天使の主人公はこれにより翼と光輪を失い、「えっ?天使じゃなくなっちゃったの?」と軽いショック。が、天使の特性は残っていた。
...終盤でまさか不安が的中するとは...。
・ベクセリアのイベント
...はやり病を再び封印したにもかかわらず、エリザが死亡。さすがにルーフィンも、最も守るべき人を救えなかったことは堪えたらしい。死してもルーフィンのことを思い遣るエリザにも泣かされた。
・主人公、ルーラを習得
...神の為に頑張って善行を重ね、世界樹に祈りを捧げた主人公だが、翼と光輪は戻らなかった。だが、世界樹から聞こえる声の主は、主人公の運命、宿命を全うするために、ルーラの呪文を与えた。
「...どうしてLv10越えても主人公はルーラを覚えないのだろう?もしかして今回、ルーラの呪文ってないの??」と思っていたらこれですよ。納得して、感動した!
・サンディの一言
ツォの浜で、もうぬし様を呼びたくないというオリガに主人公が賛同したら、宿屋で責められた。
「そんなことしたら、オリガは村八分にあって集落にいられなくなる」たしかにそうかも。
サンディが大人に感じた
ビタリ山の頂上、石の町(エラフィタを模倣)で、クロエを想い、死ぬまで彫刻を彫り続けたラボオ。
石の彫刻を眺めながらサンディは言った「人間って、分からないね」深イイ〜!
・イザヤールの裏切り
地上に散らばった7つの女神の果実をすべて回収し、天使界に届けようと箱舟に乗ると、行方不明だったイザヤールと再会。その瞬間は嬉しかったが、「かわりに私が天使界に持って行くので渡せ」と言われて違和感を覚える。「いいえ」では進まないので仕方なく渡すと、背後にはガナン帝国のゲルニック将軍が...!イザヤールはガナン帝国に加担していたのだ!
阻止しようとするが、イザヤールに攻撃を受け瀕死の状態に。さらに暗黒竜バルボロスが箱舟を襲撃、サンディと共に地上に落ちる。
...今回、おそらく最も自分がショックを受けたシーン。このさきに更にショックなイベントがあるわけだが、それに遭遇してもインパクトの強さでは順位は変わらなかった。
なぜここまでこのイベントを引きずったのかを考えてみると、自分の主人公設定も一因だと思える。
主人公は師匠であるイザヤールを尊敬し、信頼していた。それが裏切られてただならぬショックを受けた、というのは基本背景で、主人公が男であっても共通だろう。
だが女主人公の場合、これはあくまでも自分設定だが、イザヤールに師匠以上の感情を持ち合わせていたのだと思う。(イザヤールのケンカ仲間?のラフェットのことを考えると、気持ちを抑えていたのかもしれないけど)自分も丁度、この二人(主人公とイザヤール)の話を考えていた時だったので、尚更ショックだった。
でも、本心じゃないかも、とも実は考えていた。だって、主人公殺してないし。
・カデスの牢獄にて
ガイドブックに載っている人物紹介を見て「...どなた?」とずーっと思っていた、アギロが初登場!
かねてよりサンディが探していた「テンチョー」だが、実態は天の箱舟の運転士。シブイです、カッコイイです、オジサマ!
・ガナン帝国城〜天使界
ここでショックなイベントが立て続けに起き、ちょっと心が挫けそうになった。
次に進むのに覚悟を要し、3日間位本気で悩んで考えた。
(1)イザヤールとの再会、そして...
ガナン城を先に進んで行くとガナサダイとイザヤールが対話。
女神の果実を要求するガナサダイ。だが、既に女神の果実は天使界に。(カデスの牢獄イベント後に天使界にてオムイから確認済)
イザヤールは、ガナンを操る中枢に近付き、その陰謀を止めるべく、天使界を裏切るふりをしてきたのだった。
やがてガナサダイとイザヤールとの対決になるが、ガナザダイが優勢。ここで、戦闘に突入。
戦闘に勝利し、イザヤールとの会話の中で、先の行動を詫びられ、また、主人公の成長を讃えるのだが、ここでガナサダイが最後の力を振り絞り、主人公を襲う。
イザヤールはそれを庇い、致命傷を負う。そして、天に還った。
その前の件で、イザヤールに関しては悲しい別れ方をする予感はあったので、サンディが言う程のショックは受けなかったが、やはり悲しいものは悲しい。それでも、例えば、最後まで対決しなくてはならないとか、本当に最悪の結末を予想もしていたので、そうでなかったことは救いだったと思う。
(2)黒幕の正体
イザヤールと悲しい別れをしてもなお、先に進み、捕らえられていた天使たちを救い出す。救い出された天使によると、さらにこの奥にも、捕らえられている天使がいるらしい。城の最深部に辿り着くと、拘束された天使が。彼こそがあの、エルギオス。
エルギオスを束縛から解放したが、ナザムで人間に裏切られたと思い込んでいる彼は、その恨みと憎しみを長年にわたって増幅させ、全てを破壊せんと神の国をのっとった。
今回本当に、ここまで黒幕の正体が予測できなかった。てっきりバルボロスがラスボスだと信じ込んでいた。
この事実を知らぬまま消えてしまったイザヤールだが、それでよかったのかもしれないと、主人公の立場では思う。
(3)主人公に求められること
救い出した天使たちを送るために天使界に戻ってきたが、堕天使になり、神の国をのっとったエルギオスに対抗する策を見出せずに絶望感に覆われる天使界。もはやエルギオスに逆らえる天使はここには存在しないのだ。
ここで、世界樹に呼ばれる主人公。
セレシア曰く、これまで主人公が手を貸したことで、感謝の気持ちを持つ人間がいる。今度は、その感謝の気持ちが主人公を助ける番だ。
人間たちの感謝の気持ちは、ひとつの女神の果実となって実を結んだ
この果実を食べれば、人間になる。
→人間であれば、天使間の上下関係がなくなり、エルギオスに対抗することが可能!
...ああどこまで、主人公はお人好しにならないといけないのだ!と嘆かずにいられなかった。
主人公は最終的に人間になる、というのは、なんとなく予想してはいたのだが、例えばエンディングで、主人公自らそれを望んで...とポジティブな展開でなら、と思っていたので、まさかこんなに早くこうなる、しかも自己犠牲の要素が高い展開で!?とショックだった。
本気で悩んだ。とりあえず一晩おいてみた。結局このままでは先に進めないので覚悟を決めた。
次第に天使でなくなるらしいという、アギロさんの話を聞いて一層つらくなった。
[そんなこんなで]
エルギオスとの最終戦を経て、エンディングに向かう訳だが、
まずは最終戦、1回目はその前に何度も中ボス戦があったので途中で全滅してしまったが、2回目は最終形態からなので思ったよりは大変ではなかったよね、というのが率直な感想。しかもエルギオスが意外とあっけなく、ラテーナの説得に応じてしまい拍子抜け。散々振り回されたウチらはどうすれば...。
エンディングも、これもあっけなく天使と天使界が「役目は終わった」と消されてしまい、主人公は「人間の守り人になれ」と放置され、オープニング同様今回のキャッチコピーが流れて突入。
で、挙げ句の果ては「The End」ではなかった!!
たしかに、この状態でジエンドと言われたら、納得できないのでまあ、間違ってはいないが...。
釈然としないのは否めない。
(これどーなってんの?リスト)
・神様(グランゼニス)はどうなったの?エルギオスが言う通り、消えちゃったの?
・天使界には本当にもう行けないの?「天の祈り」聴きたいよぉ
・サンディの秘密って!?「ネ」って??
・真のエンディング、あるよね?
つまり、エンディングを見たとはいえ、「まだ終わっていない」感の強い今作。
どこが終わりなのか、終わりがあるのか?
冒険はまだ続く...。